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2019年1月31日木曜日

厚生労働省の解体案

 最近社内チャットで「オッケー☆⌒d(´∀`)ノ」って顔文字を多用しまくって、「これお気に入りなんだ!」と同僚に言ったら「知ってる」って即返されてなんかちょっと悪いことしたような気になりました。
 あと関係ないけど、微妙に中国のキーボードと日本のキーボードはキー配置が異なっており、多分その関係のミスタイプで今左手の神経やられてるんだと思います。

 話は本題ですが、既に報じられている通り厚生労働省がまたやらかしました。本来全研調査すべき賃金実態調査を報告もしないまま勝手にサンプル調査へと切り替え、またその全容調査もまさかの身内調査だけで済ませようとしてあっさりバレるなど、「日本最高の無能省庁」の名を欲しいがままにしています。
 特に調査に関しては上級役人も同席していたという呆れる内容で、ちょっと古いですけど松浪健四郎氏じゃなくても水ぶっかけたくなります。なお松浪氏はあの時ヤジにカチンときてやってしまったそうですが、同じカチンときた発言で今話題の明石市長だったら今回の調査不手際について、「一軒一軒火をつけて調査してこい!」と言ってくれそうな気がして、もし次の市長選落ちたらこっち方面の官僚の綱紀粛正やってくんないかな。

 話は戻りますが、厚生労働省の言い分ではサンプル調査でも問題ないとのことでしたが、現在行っている再集計によると賃金統計結果の変更は免れず、これまでプラスと出ていた成長率はマイナスにひっくり返るそうです。一部でも言われていますが、今年予定している消費税増税を延期するためにわざとこの統計不正を政府は明らかにしたのではないかという気もしないでもないです。
 なおこの問題について野党は政府を批判していますが、統計不正は2000年代前半から始められており、民主党政権時代ももちろん含まれています。野党は政府の指示だとか忖度だと言っていますが不正期間から考えるとむしろそうした可能性はないと言え、今の野党も政権時代に騙されていたのだから現在の政府をいちいち批判せず、この問題への対応と対策を一緒になって練るのが本来の姿だと私には思います。

 それでその対策についてですが、結論から言えばこの際、厚生労働省は解体した方がいいというのが私の意見です。
 そもそも、橋本内閣時代の行革によって現在の厚生労働省の枠組みが作られましたが、この厚生労働省に関しては誰もが「失敗だった」と口を揃えて言っています。というのも医療・健康と労働というあまり関連性も高くない、ともに大きな社会制度を管轄させてしまい、どちらの業務も中途半端となった上に職員の負担が異常に大きくなったと指摘されています。現実に内閣の厚生労働大臣の負担は明らかに高く、少しでも能力が足らない人が大臣に就任するやあれこれ問題が噴出して手に負えなくなるというのがお決まりのパターンです。

 それに輪をかけて、この厚生労働省の役人は文部科学省、農水省と並んで無能揃いです。今は解体されましたがあの社会保険庁も元々はこの厚生労働省の部署で、あの時も案だけ大騒ぎしたのにまた今回もこのような問題を引き起こすなど、ミドリ十字の薬害エイズ問題の頃から全く体質が変わっていないと今回見ていてつくづく感じました。

 ではどうすれば厚生労働省を是正できるのか。もはや自己改革を期待するには難しく、分解も兼ねて厚生労働省を敢えて「厚生庁」、「労働庁」に分け、他の省の傘下に組み込むことが一番効果的ではないかと思います。他省の傘下に置き、彼らよりましな他省の役人の指導や管理を浸透させることで改革を行うという手法です。
 具体的には総務省、内閣府辺りが上に置くにはいいと考えています。何なら厚生庁、労働庁を別々の省の下に置くのもありかもしれません。それだったら労働庁は

 中には「厚生労働省のような予算や利権の大きな巨大な組織を他の省に置くなんて無理だ」なんて意見が出るかもしれませんが、こうした発言を出す前に日本にはかつて「防衛庁」があったということを思い出せなければ二流もいいところでしょう。

 なおこの他省の傘下に置くという手法の何がいいかというと、今出てきた利権、具体的には天下り先を一気に潰したりするのにちょうどいいです。特に厚生労働量の利権は社会効率を大きく阻害させるもの少なくないだけに、吸収する省に他省甘い汁を吸わせても今のうちにこれやった方がいいと本気で思います。
 もっとも、報道を見る限りではこうした案を既に出している人間もいなければ、今後実行出来る人もいないでしょう。恐らく今回の統計不正も、責任のなすりつけあいだけして何も対策が取られないまま終わるだけでしょう。

2019年1月29日火曜日

明石市長の暴言騒動について

明石市長、職員に「火つけてこい」(時事通信)

 さて巷で話題になっている明石市長のこの暴言騒動ですが、結論から言うと「何が問題やねん」というのが私の意見です。

【空白の7年】明石市長、キレて当然だった(アルファルファモザイク)

 こちらのまとめ記事で書かれているように、「火ぃつけてこい!」という暴言が出た背景としては本来立ち退きを進めるべき持主への交渉をなんと7年もサボっていた職員に対して出てきた発言ということで、件の持主としてはちょっと冷汗覚えるかもしれませんが、これくらい物騒な発言出して怒るのも私としては十分理解できます。
 っていうか、「てめ、殺すぞこのボケ!」って言って灰皿投げないだけまだこの市長は優しいとすら思います、本気で。自分が言うのもなんだけど灰皿とかお皿って投げやすいし、適度に割れるし。

 一部の反応としてこの市長がNHK出身なのにヤクザみたいだという声が見られましたが、断言しますがこれは誤った認識で、元NHKだからこそこうした発言が出てきたのでしょう。というのもメディア業界では世間一般的にはパワハラセクハラとなる発言が日常挨拶のように飛び交う業界で、本気で冗談ではなくメディア業界における「ぶっ殺す!」というのは他の世界の「おはよう!」みたいな挨拶のような言葉で、私自身もほぼ毎日言われながら仕事してました。
 逆を言えば、そういうのに耐えられない奴はこの業界に来るべきではありません。「知らなかった」というのは自由ですが、その責任は自分で取るだけです。

 話は戻りますが私としてはこの市長の言い分は至極適切で、果たすべき仕事を数ヶ月とかならまだしも、7年も放置していたというのは怠慢というよりほかなく、公務員法とかで無理でしょうがクビにしたくなるのも当然でしょうし、実際そこまで無能ならクビにしたほうが業務効率の改善にもいいでしょう。またこの立ち退きは道路拡幅のための措置とのことで、その必要性、重要性から考えると確かに急ぎ対応すべき案件であるように感じます。

 ついでにと言っては何ですが、なんていうかこのところ、自分の世代を含め単純に肝の弱い日本人が増えすぎてて、これはこれで問題である気がしてなりません。「てめぇぶっ殺すぞ!」と数回言っただけで友人が物凄い自分を怖がるようになったので聞くと、「本気で殺そうとするように言うから怖い」と言ってました。本気なら黙って実行するというものを。
 必要以上に恫喝が氾濫するのは意味ないし、恫喝する方も正直言って、怒鳴ってて結構疲れるので無意味だと思いますが、やはり海外で働いていて、大金や会社の責任を左右するシビアなビジネスの場だときつい言葉が飛び交うのはよくあります。そうした環境においてビビらず、自分がどうして正当性を持つのかを主張できるだけの肝の強さは非常に肝心であるだけに、現代人、特に若い世代はもう少し怒鳴られ慣れた方がいいのではと密かに覚えます。

 もちろん、理不尽な怒鳴られ方をされるのであれば抵抗すべきで、むしろそういう場面で上に抵抗する人間は見所があります。
 本来慣れるべきは、この明石市長のような、理不尽ではなくはっきり落ち度のある場面での叱責です。っていうかこの音声流したチキン野郎はあんま反省してないから流したんだろうなぁ。

2019年1月27日日曜日

玉鷲優勝!!

 最近のMicrosoftの日本語入力システムであるIMEは明らかにおかしく、恐らく予測変換に重きを置いているせいか、尋常では考えられない変換をWindows10への移行から繰り返しています。さっきも「優勝→友松」とされて、画面叩きそうになりました。っていうか「友松」なんて単語どこで使うんだよクソが。

 それで本題ですが、本日大相撲初場所で玉鷲関が初優勝しました。今朝ハリーがテレビ番組で、「肩入れしては悪いが長く頑張っている玉鷲に優勝してもらいたい」と話していたようですが、意外とこの人も相撲見ているんだなと感心しました。
 報道によると玉鷲氏は今朝早くに第二子が生まれたとのことで、非常にめでたいというか最高の門出に初優勝を決めており、思わず自分もうるるとさららと来ました。現在の最年長優勝記録の旭鷲山の時もそうでしたが、長年にわたり出場してきた力士が優勝するというのはやはり感動させられるものがあります。

 それにしても今場所は稀勢の里の引退に始まり、やっぱり白鵬優勝(また「友松」と変換された)ペースできたのかと思ってたら御嶽海が再出場一日目にして白鵬を倒してそのまま三連敗、そして今回の玉鷲優勝(また「友松」と変換された)と非常に荒れた場所だったと思います。世代交代という単語を用いた報道もありますが、白鵬、日馬富士、鶴竜(+大関稀勢の里)の三横綱時代が長く、その日馬富士が引退したこともあってパワーバランスが崩れているのは間違いないでしょう。来年以降ニューヒーローが出るか楽しみです。

2019年1月26日土曜日

高知商野球部問題で処分すべきはどちらか

川淵三郎氏が高野連に激怒「頭の中身は明治時代」(日刊スポーツ)

 高知商野球部が同校ダンス部の入場料500円の大会に演出として参加したことについて、野球部の商業利用に当たるとして高野連が処分を検討している件について、私は上記リンク先記事にある川渕氏の発言には完全同意で、処分を検討したとされる高野連の委員には心底頭に来ます。川渕氏も見出しにもある通りに「頭の中身は明治時代」と述べていますが、はっきり言えば頭おかしいとしか言いようがなく、そんな頭のおかしい人間に運営なんてやらせるべきではないでしょう。見出しにもある通り、処分すべきは野球部ではなく、処分を発案、同意した委員ではないでしょうか。

アマ指導者に警鐘の筒香 甲子園を主催する新聞社も痛烈批判(日刊ゲンダイ)

 そこへ来て、横浜ベイスターズの筒香選手も甲子園について文字通り痛烈な批判を行っています。筒香選手については元々、バッターとしての実力はかねてから評価していましたが、最近の提言などを見ていると人格面でも非常にしっかりした人だと思え、今後実力面でも改革面でも日本野球界を背負って立つ選手になるとみえ非常に頼もしい限りです。

 この記事にもある通り、高校野球の商業利用を禁じている高野連ですが、実際にはその甲子園でめちゃくちゃな大金が動いているのは事実です。大会観戦料はもとより放映権、DVD、広報誌などビジネスとして非常に幅広く、主催している毎日新聞と朝日新聞にとっては記事中の言葉を使えば「ドル箱」以外の何物でもないでしょう。
 そんな新聞社からも委員が出ている高野連が、「商業利用」の名のもとに高知商野球部を処分しようだなんてちゃんちゃらおかしく、むしろ利益を貪ってきた過去の委員を含め遡って規約に則して処分されるべきは彼らでしょう。っていうか今回の高知商処分を言い出した奴は何が何でもクビにして、二度とこの世界に関わらせるべきではないと断言します。むしろ端的に言えば死んでほしいです。

 それにしても我ながら容赦のないことを言う人間だと自分でも思います。というのも一族の中でこの高野連でそこそこ大きい地位についていた親戚がかつていたのですが、そんなのお構いなしにこういうこと言うあたりは性分なのでしょう。

ニトリにて

 今日、特に用事もなく午前はゲームして過ごし、午後はオシャレな置時計ないかなと思ってニトリに行きました。生憎、ニトリにはオシャレな置時計はなく(なんていうか全体的にセンス悪い)、折角来たのだしシーズンも半ばを過ぎて安くなっているから、来年を見越して起毛の敷布団カバーでも買うことにしました。はっきり言って全体的にセンスが悪く、柄はどれもいいものがなかったものの、機能性を重視して99元と書かれてあったカバーを選んでレジへ行きました。

 ところが会計の際、「119元になります」と言われ「( ゚Д゚)ハァ?」となり、一旦支払いを済ませてから価格の書かれたタグを確認するとやはり99元と書いてあったので、レジに戻って値段が間違ってないか確認を求めました。その後、店員と一緒に売場へ戻って件のタグを見せたところ、「このタグは隣のカバーのタグで、こちらの商品はやはり119元です」と言われました。
 今回購入したカバーが置いてある売場というか什器には、柄の違う他のカバーが一面並べられているところでした。でもってどのカバーもシングルサイズが79元、ダブルサイズが99元とタグに書かれてあり、購入したカバーも什器の真ん中付近に置かれてありましたが、このカバーだけ値段が違うにもかかわらず価格タグの類は一切貼られていませんでした。

 「価格タグないじゃん。一番近くのタグには99元って書いてあるじゃん( ゚Д゚)」と店員に問い詰めましたが、女性店員は私が日本人と分かったのか「すいません」と日本語で言った上で、手元のPOSで商品バーコードを読み取って、改めて119元の商品であることを確認して見せました。その上で、「返品自体は可能ですがどうしますか?」と逆に問い掛けてきました。
 結果を話すと、返品はせずそのまま購入した商品を持ち帰りました。正直、あの価格タグの見せ方は孔明の罠的なものを感じますが、実際買った商品は他のと比べると「抗菌杭臭」という表示があり、触った質感も上だとも感じてたので、値段の違いが機能の違いであることに納得はできます。にしても隣のカバーも同じ鹿柄の色違い品で、そちらは99元のタグあって実際その価格だというのだから、客が値段を間違えない方がおかしいと思うが。あとなんで鹿柄なのか、奈良県民がデザインしてんのかよと少し思います。

 また今回のニトリはまだ店員が真摯に対応してくれたと思います。価格タグがなかったことは素直に認めた上で一言とはいえ謝り、返品についてもきちんと提案してくれており、孔明の罠はあったけどまだ納得できる対応の仕方でした。また値段も20元(約320円)の差ですし、目くじら立てるようなものでもありません。
 逆を言えば、前のCity Superのコシヒカリ事件に関してはやっぱ今でも納得がいきません。あっちなんかはっきり価格タグで表示していた値段を「これは前のセール時の価格だ」といってあっさり拒絶した上、一言も謝ることすらありませんでしたし、しかも5kgの米を買ってるのに「こっちなら安い」と2kgの袋を持ってきたのも今思うと意味不明すぎます。なおあれ以来、ガチでCity Superには一度も行っていません。

2019年1月25日金曜日

The bad news flood of SUBARU

 見出しは最初、「スバルはどうした?」とかにしようかと思いましたが、なんか週刊誌の見出しっぽい感じがしたので……今書いてたら部屋の壁にコオロギ張り付いていることに気が付いたので、塵取りで外に追い出しました。


 そんなわけでスバルですが、なんか堰を切ったかのようにバッドニュースが一斉に溢れ出ています。上記記事は朝日新聞が23日に報じた内容ですが、当日この記事を見て大いに唸らされ、「さすがはスクープの朝日か」と非常に感心させられました。
 何故かというと記事自体は23日に出ているものの、16日からスバルの群馬工場が停産しているという事実をどこよりも早く報じているからです。尚且つパワーステアリングの不具合という停産理由も突き止めており、恐らくは停産自体はもっと早くに掴んでいたものの、裏付けをきちんととった上で報じたのではないかと見ます。この朝日の報道を受けて他のメディアも一斉に後追いしましたが、新規に出てきた情報というのも私が見る限りでは問題となったパワステは日立製だという日系の報道ぐらいで、それくらいこの朝日の第一報の時点で報道が完成されていたということです。

 ちなみに余談を挟むと、自動車メーカーは基本、工場の停産情報は発表しませんし、取材で聞かれたとしても濁して認めようとはしません。私も2012年の反日デモの際にトヨタの中国工場が停産しているという情報を得てトヨタ広報部に確認しましたが、「常に需要に応じて工場の稼働率は流動的に変動するものであり、現在もそのような方針で運営している。個別の状況については流動的過ぎるので答えられない」という回答で、記事にできませんでした。
 さすがにこの返答をそのまま持ち帰ると編集長にどやされることはわかっていたので、なんとか同年度の目標販売台数の達成の見込みはどうなったかと絞り出して、「いや、さすがにこの状況では厳しいだろう」という一言をもぎ取って記事は仕立てることが出来ましたが。

 話は戻しますが、この停産ニュース自体、原因がパワステで尚且つ未だ原因がはっきりしないから停産という事実から見て実質的にリコール案件という大きなものです。これだけでも十分なのになんか相前後してスバルでは悪いニュースが立て続けに出ており、具体的には以下のニュースです。


 上司のパワハラで社員が自殺しており、事件化したことで当局が査察したら残業代未払いがばれるという芋づる式な内容となっています。また昨年を振り返ると、スバルは日産同様に検査不正事件も起こしています。
 この検査不正事件について自動車業界誌のベストカーはスバルを擁護する特集記事まで出して、「スバルは真面目過ぎるから完成車検査不正が起きたのだ」と結論付けていましたが、その後対策を終えたと発表したスバルは再び品質検査不正事件を起こしており、しかもその内容は長期的且つ組織だった不正で擁護のしようの無い内容でした。言っては何ですが、ベストカーのメンツを思い切り潰したというか、ベストカーが擁護し過ぎたというべきか。

 ただベストカーに限らず、自動車業界関係者に話を聞くとスバルの姿勢を誉める人は明らかに多いです。自分の知り合いも、「真面目な会社ですよあそこは」と話し、検査不正事件についても批判的に見てはいませんでした。

 私自身、割とスバル車は好きというか初代のGC型インプレッサは好きな車トップ5(1位ストーリア、2位FTO、3位R34型GTR)に確実に入ります。なおどうでもいいですが、この前会社が親子デーで、職場を見せるため子連れでやってくる社員が多かった中、私がデスクに置いてあるR34GTRのプラモに目を付けた男の子がこれを触りまくってめっちゃはらはらしました。意外と丈夫に作ってたのか、壊されることがなくホッとしましたが。
 もっかい繰り返しますがスバル車は割と好きですが、今回のニュース、特にパワハラと残業代に関しては正直、「やっぱり」という印象を覚えました。というのもスバル系列のサプライヤーには異常なブラック企業が明らかに多いからです。

 具体名は明かしませんがある1次サプライヤーに関しては、社員があまりのブラックっぷりに退職を申し出たところ、「お前の前に辞めたい奴が3人つっかえてるから今は無理だ」というわけのわからない返答が返ってきて、辞めさせてもらえなかったそうです。
 こんな具合に割と想像を超えるブラック企業がスバルの周辺にはおり、多くのブラック企業をサプライヤーに抱えている、つまり下請けのそうした違法な労働行為を実質黙認しているだけに、スバル自体もそうした風土があるのではないかと前から見ていました。今回のニュースで報じられた未払残業代は7.7億円ですが、これは直近2年間の金額に過ぎず、今後さらに遡って調査が進めば倍の金額にまでは確実に跳ね上がるだろうと私は見ています。

 このところスバルは米国市場などで絶好調でしたが、だからこそ規模の拡大に追いつけずこういう問題が頻出したとみることもできます。逆を言えば経営の対応が悪い、特に2回目の検査不正に関しては省みる大きなチャンスが1回目の発覚時にあったにもかかわらず起こしてしまっただけに、内部統制面が惰弱な経営としか言いようがありません。まぁそれを言ったら三菱はどうなのかって話ですが。

 私自身は先ほどにも述べた通り、スバルの労働環境はどうなっているのかが非常に気になっています。今のところ報道されている自殺者は一人ですが、本当にこの人だけなのか、もっといるのではないかという懸念が強くあるとともに、パワハラなどの問題行為も発覚してないだけではないかとも疑っています。それだけに、スバル本体のみならず先ほど挙げた問題あるサプライヤーを含め、今後労働管理をきちんと行えるかが割と見物な気がします。
 まぁこうは言うけど、こういうのって立て続けに悪いニュースがガンガン出てくるから、来月あたりにもまたなんか出るのではっていう気がしてならないのですが。

2019年1月24日木曜日

次期F-Xについての個人的見解

20年前(1999年)の今頃の奴に言っても信じない事www(アルファルファモザイク)

 上のまとめ記事の中で自分が最も反応した書き込みが「奈良ドリ無くなるよ」だったことに、なんか妙な気分にさせられました。俺は未だに、奈良の謎の引力に囚われているのだろうか。

 話は本題に入りますが、F-Xと聞いて為替を考えるか、戦闘機を考えるかでその人の歩んできた人生は分かれるでしょう。私はもちろん後者で(去年の今頃までホーネットとスーパーホーネットの違いもわからなかったが)、このF-Xこと日本航空自衛隊の次期主力戦闘機選定に関するニュースはいつも楽しく読んでいます。

 前回F-Xではすったもんだの挙句、米国のF-16を改造したF-2こと「バイパーゼロ」が採用され現在も絶賛運用中ですが、この選定過程と結果についてはこれしか選択肢がなかったとはいうものの、国内外からいろんな疑問や批判が集まりました。何気に中国側の報道でも、「元となったF-16より値段が高くなって意味ないじゃん」とか突っ込まれてましたし。
 F-2の何が問題だったかというと、航空機生産の国内技術向上のためにノックダウン方式による日本側で機体の組み立てることを条件としたことに加え、航続距離や搭載装備の要求から元となったF-16よりも機体サイズがどんどんと大型となり、「なんか最初のコンセプトと違くね?」みたいな感じとなった上、前述の通り1機当たりの費用もF-16より高額となってしまいました。

 加えて、採用したF-16自体が設計時期が古く、採用時点で旧型と否めない状態となっていました。もちろん日本側もこの点を把握しており、当時最新鋭のF-22も選定候補に入れていましたが、これは米国が虎の子の航空兵器であるだけに出し惜しみして、この時に採用されることはありませんでした。他にもユーロファイター・タイフーンも候補に入ってて結構熱の入った売り込みかけられてましたが、まぁ当時の状況を考えるとF-2しかなかったんだろうなというのも私は納得します。

 そんなF-2も運用開始から大分経過しており(なお東日本大震災の際に津波に浸かって数十機潰れてます)、次期F-3の選考がだいぶ前から始まっていますが現在のところ未だに結論が出ていません。候補としては欧州が割と熱心に売り込んでくれるタイフーン、米国が今度は出し惜しみしないよと言われているF-22、既に自衛隊に納入が開始されているF-35のアップグレード版などが主に挙げられています。
 ちなみに現代の戦闘機はハイ・ローミックスといって、一般任務用の安価・多数の戦闘機と、必殺用の高価・少数の戦闘機を組み合わせて運用するのが一般的です。現在の日本の場合、F-35がローで、F-2がハイに当たり、F-2の後釜の選定がF-Xになります。

 前置きが長くなりましたが、結論をここで述べると次期F-Xには何気に、この前間宮海峡に墜落したロシアの戦闘機Su-34の姉妹機であるSu-35、若しくはその後継機であるSu-57という、フランカー姉妹のどれかが一番望ましいと考えています。

 一体何故かというと、Su-27、通称「フランカー」に始まるこのシリーズの機体は、前にも書いたように「動けるジャイアン」ともいうべきあり得ないくらい敏捷な機動性と、巨大な機体サイズを持ちます。敏捷性に関してはロシア自慢の推力変更ノズルによって、機体ノーズが真上を向きながら地面と平行に飛んでのけたりするなど、間違いなく世界最高の機動力を持っていると言っても過言じゃありません。またその機体サイズの巨大さによって、搭載できる兵装の量や種類もはっきり言ってめちゃくちゃ多いです。

 それ以上に次期F-Xとして自分が一番評価しているのは、そのあり得ないくらい広い航続距離です。Su-35もSu-57も追加タンクなしでの航続距離が4000㎞近くあり、現代の戦闘機としては破格の作戦範囲を有しています。
 南北に細長く海洋面積も広い日本の場合、必然的に1機当たりの担当任務範囲が広くなりがちです。また仮に防衛戦が発生した場合、撃墜以外で敵機撃退する上では、レーダー面で地上管制と連携を取りつつともかく飛び続けて、相手の燃料切れを待つという戦術も求められると思います。海洋に囲まれている日本の場合ですと、敵軍はその襲来までに一定の燃料を使用しなければならず、この戦術をとるならば航続距離の長いフランカー姉妹は有利でしょう。

 最後に購入面については、確実に米軍機を買うよりは安くで買えます。特にF-22に関しては米国も吹っ掛ける気満々のようで、「より優れた性能にアップデートしてやる」とは言っていますが、要するにF-22の改造研究費を日本に負担させる気満々の発言にしか見えません。
 またロシアの場合、昔から兵器輸出はロシアの主幹産業であってこれまでも割と気前よく他国へ販売し続けており、日本が購入したいと言えば軍事接触の可能性がありながらも、ロシアは売ってくれるのではないかと個人的には考えています。ちょうど今、平和条約交渉の真っ最中でもありますし、条約締結の条件に購入計画を入れたら向こうも多分喜ぶでしょう。

 もっとも、そんなロシアから中国はSu-27を調達後、契約でロシアから今後も絶対に購入すると決められていた重要部品を、「我々が独自改造した」と言ってコピー生産し始めてからは買わなくなりました。その前にはロシアの倉庫から当該部品を盗み出そうとしたところを捕まってるし。
 この話の何が凄いかっていうと、その後中国はロシアに対し、「新しいSu-35も買ってやるよ、いくらだ?」と平気で言ってのけた点です。さすがにこの時ばかりはロシアも、「またパクられるだけだから中国には売るべきではない」と委員会とかで多くの反対意見が出たそうです。

 話は戻りますが、以上の理由、実質的に航続距離の1点突破で私はフランカーシリーズの機体をロシアから調達するのが、次期F-Xとしては望ましいと考えるのですが、現実にこの案は不可能であることも承知しています。

 理由はいくつかあり、一つは米国がいい顔しないこと。二つ目に、交換部品の調達面で相手があのロシアであることからいろいろと問題が起こりそうだというリスク。そして三つ目として、整備面での規格の違いです。
 本当かどうかさすがに確かめられませんが、日本の航空自衛隊内での航空機整備においては寸法・重量規格がメートル・グラム法ではなく、ヤード・ポンド法が採用されていると聞きます。何故かと言えばすごく簡単で、これまで米国の戦闘機しか買ってこなかったからです。

 仮にフランカーを運用するとなると、整備においてメートル・グラム法とヤード・ポンド法が混在することとなり、整備効率が著しく低下することはおろか、墜落につながるような深刻なトラブルも発生する可能性すらあります。戦闘機の運用においてはその性能以上に整備体制が重要だと言われますが、この規格の違いが仮に事実だとしたら、既に日本は米国製戦闘機しか選択肢がないといっても間違いではないでしょう。
 仮にあるとすれば日本が自作するというのもありますがこれは技術面で現実性がなく、となるとやはり、F-22かF-35かしか選択肢がないわけです。こう考えると結構夢のない選定です。

 もっとも、仮に何でも選んでいいってんなら私ならMig-29の後継であり最新鋭のMig-35を選びます。理由はちっちゃくてかわいいからです。でもこのMig-35、設計が40年くらい前のSu-27と今戦っても多分勝てないとか言われてるのが悲しいです(´;ω;`)ウッ…

2019年1月22日火曜日

小室圭氏のリリース文の違和感

 昨夜スカイプチャットを切る間際に友人へ、「それじゃ寝るね」の代わりに「ねるねるねるね」と伝えたところ、あまり芳しい反応が得られませんでした(´;ω;`)

「ご説明したい」小室圭さん見解全文(毎日新聞)

 本題ですが何かとお騒がせの小室圭氏が本日、巷間で伝えられている金銭トラブル問題について自身の見解を報道各社へ発表しました。このリリース文を一読して、正直に言って強い違和感を私自身は覚えました。その違和感のポイントは以下の三つです。

・問題となっている金額が表示されていない
・借金した理由とその用途が明記されていない
・解決済みという主張を裏付ける証拠がない

 まず一番上の金額ですが、やはりトラブルとなっている金額が10万円か1000万円か、その金額の多寡によって問題内容は変わってきます。伝えられている限りというかトラブル相手とされている男性によると400万円余りだそうですが、何故この金額を冒頭で示さなかったのか。あまり出したくないという心理はわかるものの、これだけ大ごとになっていることを考えるときちんと示した方が信頼を得やすかったのではと思います。

 次に借金理由とその用途が同じように書かれていないのも疑問でした。一体何故借金することとなったのかは、やはりこの点は他人から信頼を得るためには示すべき情報だったと思います。こちらも相手の男性によると小室氏本人の学費支援として用いられたとのことですが、それなら決して恥ずかしい借金の仕方だとは思えず、何故言わなかったのかが逆に気になります。
 もっとも、借り入れた金額が400万円だというのであれば、いい大人なんだし若年時の支援に報いるために自分できちんと返済するべきだとは思いますが。なんとなくこのリリース文を読んでいると、借りたのは母親であって自分は無関係だと何度も繰り返し述べているような印象がするだけに、あまりいい心根の持ち主ではないという印象を覚えます。

 そして最後の点ですが。これが一番問題だと思います。今回のリリース文ではトラブルは既に解決済みだと主張していますが、相手の男性は本日の各メディアの取材に対してそんなことはないと言下に否定しています。
 自分が疑問に思ったのは、双方が債権債務はなく金銭関連のトラブルはないという念書なりをどうして用意せずにこのような発表をしたのかという点です。小室氏は法曹関係者と聞きますが、そのような職に就く人間がそうした念書なりの文書を用意せずにこのような放言を出すなんて、正気なのか専門性がないのか、この点が非常に疑問でした。

 以上の違和感から、人の色恋にあれこれ口出すのは良くないとは思うものの、こんなリリース文を平気で出してしまうあたりは一個人としてはあまり信用のおけない人間だなという印象を覚えます。まぁ自分は第三者ではありますが、皇族と関わるのであれば国民としてはやはり何らかの心情を持つのは悪いとは思わないのでこうしてまとめてみました。

2019年1月21日月曜日

枕に関する単語への疑問

 今まで明らかにしませんでしたが、一人暮らしなのに枕が家に六つくらいあります。なんでこんなにあるのかというと小金が貯まってた上、枕なんてそんなに高い価格じゃないからいろいろ試してみようと形状とか諸々異なる種類をあれこれ試すうちにどうしてこうなったという事態に陥りました。最終的な結論は、高い枕も使っていくうちにへこんだりしていくため、比較的安価の枕を使い潰すつもりで買い換えていくのがベストだと考えてます。

 このほかポイントを挙げると、寝る場所がベッドか床(畳)かにも大きく左右されます。ベッドだと体全体がやや沈み込むため柔らかい枕だとそのままぐぐっと沈み込んでしまうため固い方が良く、逆に床だと体は敷布団レベルでしか沈まないため、硬い枕を使うと逆に首だけ浮くため柔らかめの方がベターです。

 そんで本題ですが、枕販売業者の連盟なり連合とかってやっぱり「枕連合」とかいうのか、でもって略称は「マクラーレン」なのかというが実はずっと前から気になっています。同じく枕が付く用語でいえば最も有名なのは「枕営業」ですが、実際に枕を販売している寝具店とか枕専門のネットショップの人は「枕営業」しているとは言わないのか。っていうかそもそも「枕営業」という言葉自体がかつての「トルコ風呂」同様に寝具業者への差別用語ではないかという気がしてきました。
 そうなるとやっぱりトルコ風呂みたく名称を変えた方がいいのではないかと思うのですが、変えるとしたらどうなるのか、「ふとん営業」とか「シーツ営業」、「枕カバー営業」となるのかと思った時点で全部寝具じゃんと思い直しました。かといってほかの枕営業を連想させる言葉ときたらなんとか接待とか露骨な表現となってしまうため、麻雀のことを「漢字の勉強」というなどやはり婉曲的な表現が望ましいです。

 なお寒さに強いことを自負する私ですが、どうも年始のちょうきっつい仕事で神経がやられたせいか、12月は平気だったのに最近室温が13度くらいでも寒いと感じ、実際に頭や肘、手首などに神経痛を感じるようになってきたので、掛け布団を二つにしてこのところ寝ています。っていうか実際に寒さのせいか夜中にがばっと起きることあったし。
 それにしても仕事がきついとはいえ簡単に神経を痛めるなんて自分もやわになったものです。仕事のせいにしていますが、ゲームのやりすぎだとは敢えて思わないことにしています。なおいま「ソウルサクリファイスデルタ」ってゲームやっていますが、主人公が度々、「うっ、静まれ、この右手が……」と呪われた右手の殺人衝動に苦しめられたり、「お前なんか仲間じゃない」と言っていたヒロインが背中をさすってもらっただけで、「お前はできれば殺したくない……」とあっさり言ってのけるくらいのチョロインだったりして、非常に細かい作品世界観にしてストーリーの中二病っぽさがなんか胸に来ます。

2019年1月19日土曜日

日本にいないからやりたいのにやれないゲーム

 さきほどネットの掲示板でロマンシングサガのスマホゲームが出ていることを知りました。一部のスマホゲーは中国でもプレイ可能ですが、大半のゲーム、特にブラウザゲーとかは通信環境の制限から難しく、またパズドラでの経験から多大に時間が取られるため初めから手を付けようとしません。
 もっともこの前とあるブラウザゲーを始めようとしたところ、案の定通信環境のせいでプレイできず、北斗の拳のサウザーみたく「このような思いをするなら、愛などいらぬっ!」などとのたまいました。

 私は2010年から中国に拠点を移して、2013年に一年間日本に戻ってきたのを除くとほぼずっと中国です。2010年段階でプレステ3は持っていたものの、当時は「ブレイドストーム100年戦争」ばかり遊んでて(無敵状態にして敵軍のど真ん中で地雷埋める自爆戦術がめちゃ楽しかった)、「メタルギアソリッド4」などのほかのPS3のビッグタイトルはあまり遊びませんでした。むしろ当時は「パチンコパラダイス」ばかり遊んでたな。
 その後、2013年に日本に帰ってきた際はComlocationの準備などであまり時間がどれず、っていうか片道2時間半の工場に勤務させられたために時間が取れず、折角「グランツーリスモ6」買ったのにこちらもあまり遊ぶことが出来ませんでした。っていうか「バイオハザード」の5と6も遊びたかった。

 そうこうしているうちに2014年にまた中国へ行くこととなり、これ以降に出たビッグタイトルはPSVita版が出ているのを除くとほとんど遊べず、気になるのに遊べないタイトルが多くて苦しいです。具体的に遊びたいのは「ニーアオートマタ」で、このゲームに出てくる「2B」はゲーム業界の美少女の定義を作り変えたと個人的に考えています。

 先日、ガチでゲーム業界に詳しい中国人の友人を訪ねた際にこの内容を相談したところ、やはりというかPC上でゲームがダウンロードして遊べる「Steam」を提案されました。Steamは中国でもサービスがやっているとのことですが、実は今まで触ったことがなく、現在手持ちのノートPCで満足に遊べるかとかでやや不安があります。メモリは16GBあるからグラフィックボードさえ何とかなれば大抵のゲームは対応できると思いますが。
 なおこの際に中国人の友人から、

「ただ、日本語版に関してはいわゆる『おま国』の問題が付きまとうかもしれません」

 と、「なんでそんなやたら専門的でマニアックな日本語をすらっと出せるの?」と聞き返さざるをえない言葉を友人が使ってきたことに衝撃を受けました。まぁゲーム会社勤務だから知ってただけかもしれませんが。
 あと彼によると、中国(人民元)で買った方が日本版(日本円)で買うより一般的に安いそうです。

2019年1月18日金曜日

ロシア軍機墜落事件について

ロシア軍戦闘機2機、日本海上空で衝突 爆弾は搭載せず(AFP=時事)

 今日夕方に飛び込んできたこのニュースですが、率直に言って不謹慎ですが少し興奮しました。というのも墜落したのが「Su-34 フルバック(NATOコード名)」だったからです。


 このフルバックは「Su-27 フランカー」の対地攻撃能力追加バージョンな姉妹機、ぶっちゃけ「F-15 イーグル」の対地攻撃能力追加版である「ストライクイーグル」の構想をパクった機体で、「ストライクフランカー」という別称もあります。そんなフルバックですが、以前にプラモで作ったのが上の写真です。
 直接この手で作ったこともある機体だっただけに、今回のニュースを見て「ああ、フルバックか」と、去年山ほど戦闘機プラモを作ったおかげで素早く反応できるようになりました。

 なお名古屋に左遷されたうちの親父も自分に触発されてか、全く同じフルバックのプラモをこっそり作っていました。


 上の写真はフルバックと、先日作ったばかりのホーネットを並べたものです。このホーネットはアップデートされた現行の「スーパーホーネット」と比べると一回り小さいのですが、戦闘機として決して小さい方ではないものの、フルバックと比べるとやっぱり頼りないくらい小さく見えてしまいます。


 こちらは小型戦闘機の代表ともいうべきF-16との比較。ますますちっさく見える。


 三機を並べたものですが、コックピット付近を見比べるだけで如何にフルバックがでかいかがよくわかります。


 最後に中国のJ-20と並べた写真です。いろんな戦闘機作ってきましたが、今現在になってみてみるとやっぱこのJ-20が作ってて楽しく、尚且つ置いていても一番見栄えがいいです。そういう意味でこのJ-20のプラモはマジおすすめです。

2019年1月17日木曜日

中国だったら……

 もし仮に今の日韓レーザー照射、徴用工問題の当事者が日本でなく中国だったら、

・予告なく重要物資の輸出禁止、韓国製品の関税大幅引き上げ
・韓国人に対するビザ免除撤回
・韓国近海に軍艦を派遣
・韓国政府サイトにサイバー攻撃
・鉄砲玉を送って竹島上陸
・国内で捕まえている韓国人囚人に死刑執行
・スパイ容疑で韓国人逮捕
・韓国軍艦目掛けて急降下爆撃訓練実施

 くらいはするんじゃないかなぁと思います、マジで。

 もちろん日本は中国の真似をする必要はなく、っていうか一部はさすがにやっちゃまずいと私も思いますが、真面目に経済制裁くらいはもうそろそろ必要かと思います。レーザー照射問題だけならともかく徴用工問題に関してははっきり言えば韓国側からの断交宣言といってもよく、この手の交渉に金と時間をかけるくらいなら、経済制裁をかけた上で韓国進出日系企業の補償にお金を使った方がよっぽど有益な気がしてなりません。

 現在の日韓問題はムンジェイン大統領による影響が強いことには間違いなく、彼がいる間は関係回復はほぼ望めないとみてもいいでしょうが、かといって彼が青瓦台を去った後に回復するのかと言えば、朴槿恵前大統領の例もあるだけにこれもまた疑問です。
 なお個人的に韓国の件で自分が一番頭に来たのは、李明博元大統領の「天皇が土下座してくるなら会ってやる」発言です。この時も当日は自由に報道しろと言っておきながら翌日にはそんなこと言った覚えはないと発言をひっくり返していましたが、どうも向こうの大統領は毎度毎度言葉が軽い気がします。まぁ日本の総理もここまでではないですが軽いですが。

 っていうか自分も過去の韓国政府の日本に対する問題発言、行動をまとめた上でJBpressで書いてみようかな。さっきの天皇土下座発言をはじめ、結構忘れている人も多いような気がするし。

2019年1月16日水曜日

やる気の高い人ほどよく辞める


 今日は会社を休んで上のホーネットを作っていました。こう書くと語弊があるように聞こえますが、ホーネットを作るために会社を休んだわけではありません。
 なおニッパーが壊れたので買い換えたらやけに高い(3000円くらい)もの選んじゃいましたが、これがよく切れるニッパーだったので割と満足です。一方、こちらのホーネットはタミヤブランドですが作っているのはイタレリというOEM品で、パーツが各所で合わず作ってる間結構ストレス溜まりました。また今使っている接着剤はオレンジの香りするという奴ですが、これがまたなかなか接着せずにストレス溜まり、Amazonのレビュー見て「おお同士よ……」と納得してました。次回はまた普通の接着剤を買いなおすことにします。

「潰れない海外駐在員」の意外な特徴とは(JBpress)

 そんなわけで自分の記事解説ですが、まずヤフコメみて、「案外読めない人多いんだな」と率直に思いました。一方、NewsPicksを見ると、一発目で正解叩き出す人がいて、やっぱりこっちの方が読者レベル高いなとつくづく感じます。
 正解とか一体何のことかというと、今回の記事は露骨に裏テーマを用意して書いた記事です。表テーマとしては「海外駐在勤務で潰れないタイプ」の紹介ですが、真のテーマは「やる気の高い人間、特に新卒採用時には要注意」という内容でした。

 今回のこの記事では海外駐在に強いというか向いているタイプとして、一に体力で語学は二の次、でもって宗教やってる人は圧倒的に強いというわかりやすい内容を提示しておりますが、本当のポイントは真ん中あたりにある、「駐在勤務に高いやる気と意欲を持ってやってきた人ほど早く潰れる」というポイントです。
 この傾向は私自身がこれまで駐在員を実際に見てきて感じたものでありますが、それ以上に記事中でも少し触れている理論は私自身が自己流で分析したものです。そしてこの分析は、駐在員というよりも新卒採用社員を見て弾き出したものです。

 一体どういう分析かというとまず結論としては「やる気の高い人ほど早く辞める(駐在勤務で潰れる)」で、そしてその原因はというと、「理想が高すぎてプラス面しか見ていない人は、そのままマイナス面を把握しないまま現実に直面すると高いストレスを受けるため」であると主張しています。

 海外駐在の場合ですと、この赴任をキャリアアップのチャンスだとか世界を股にかけるサラリーマンなどばかりに着目するやる気の高い人は、実際の海外勤務での苦労や課題、問題点を見落とす、または過小評価して赴任してしまい、実際に着任後にこれら現実とぶつかると想定外のダメージを食らうこととなります。
 逆にというか、会社に無理くり海外赴任させられたやる気のない人は初めからその赴任に対して期待とかそういうものは抱いておらず、やる気のある人とは逆に海外駐在のマイナス面ばかりに目を向けがちです。そのため現地で問題にぶつかっていてもある程度覚悟が出来ている、うまい人なんかはあらかじめ対策を立てており、いわば想定内の課題として受け止めるため想定外だった人と比べると受けるストレスは必然的に低くなります。そして逆にプラス面(中国だと大体女絡みですが)にぶつかると、「こんないい面もあったんだ!」とばかりに想定外のボーナスもらうような感じで、通常よりポジティブに、はっきり言えばやる気のあった人よりもずっとプラスに捉えます。

 探せばありそうですが上記のような心理反応について統計こそ持ってないものの、経験則として、また実感としてもこうした現象は頻繁にどこでも見られると確信しています。海外駐在の場合だとより顕著にみられるのですが、それ以上に顕著に見られるのは、冒頭でも述べたように新卒採用です。
 実際にというか、入社前にやる気の高かった人間ほどすぐ離職するのをこれまで私は何度も見てきました。逆にというかやる気のない奴ほど苦しい現場でもやけに忍耐強く耐え、数年経ってしまえば「こんな会社に来るつもりなかったのに……」と言ってた奴ほどエースと化している光景が、割といろんな会社で見られます。

 では何故新卒採用ほど上記現象がよく見られるのかというと、原因は大きく分けて二つあり、一つは企業側の情報公開における不作為にあります。具体的に言えば、従業員募集時に自社のプラス面やメリットばかり強調して、マイナス面をひた隠しにするという点です。「うちはダーティな職場です。弱者は容赦なく去ってもらいます」なんて言いながら募集をかける会社はないでしょうが、現実にはこんな会社はたくさんあります。でも絶対に言いませんし教えません。
 ここまで激しいものでなくても、昇給が悪いとか問題のあるオーナーがいるとか、仕事に残業が多いとかいう事実はわざわざ応募者に説明はしないでしょう。しかしそうした事実は知らされずに、「アットホームでやる気次第でお金が増える職場だよ!」としか聞かされずに入ってきた新入社員はまさに「やる気のある人」となって入ってくるわけで、入社後に自分の知らなかった現実に直面することとなるわけです。

 二番目の理由として、これは結構ガチな日本式採用の問題点ですが、総合職採用が多く取られている点も間違いなく原因でしょう。総合職というと聞こえはいいですが、実際には「何をやらせるか決めてないけどとりあえず頭数を揃えるための採用」というのが実態です。これによって何が起こるのかというと、本人がその会社で希望する仕事があったとしても入社後に別の仕事が割り振られることが十分起こりうるわけで、普通に考えてそうなったら十中八九やる気落ちるでしょう。ましてや、入社前にその希望職への情熱が高ければ高いほど。
 また総合職採用の場合、理想だけじゃなく現実を見ようとしてもそれが空振りになる可能性もあるわけで、入職前のリサーチがほぼ役に立ちません。例えば営業の仕事の具体的内容や課題を把握して置いたら経理にされたり、入社後になってその後やる仕事が決められるのでリサーチのしようがないでしょう。この点で言っても、「仕事は何でもいいから、とりあえず安定した会社に入れればいいや」的なやる気のなさそうな人の方が長持ちしそうな感じがしないでしょうか。

 以上二つの理由から、やる気の高い人ほど実は離職リスクが高いと私は見ています。しかしながら日系企業の採用、特に新卒採用ではコミュニケーション能力などという審査する連中が持っているのか妖しい能力とともに、本人のやる気の高さは高い評価ポイントとなりがちです。仮にやる気の高い応募者が具体的な仕事内容やマイナス面をきちんと把握しているのであればそれは確かに有力な採用候補と見ていいものの、理想ばかり見ていて現実が見えてなさそうな人であればむしその採用リスクは高いと私は思います。
 それであれば、「他に行く宛てないから……」、「とりあえず何でもやります」という感じのやる気のなさそうな人の方がかえって安全でしょう。

 以上を踏まえた上で新人採用に関して私からの提言を述べると、まずはやはり包み隠さず会社や仕事の情報をいい面も悪い面も公開すべきです。特に仕事における苦労や課題、問題点ははっきりと述べ、きつい仕事であればきつい、ムカつく上司がいるならいるとはっきりと教えておくべきです。これによって採用を辞退する人間が出る可能性もあるものの、騙して入れて離職されては元も子もなく、そもそも「離職リスク」というリスクを低減する努力をしっかり果たすべきでしょう。
 次に、とりあえず頭数を揃えるという総合職採用は基本的に行わず、きちんと業種別採用をするべきです。またその際には業務内容を細かく細分化し、営業なら営業品目、新規開拓かルート営業か、護身術は必要か不要かなどと細かに明示することが大事でしょう。まぁこの点は経験者の中途採用なら、応募者が事前に仕事内容を把握しているためあまり問題にはなりませんが。

 以上が、「「潰れない海外駐在員」の意外な特徴とは」の記事で本当に言おうとしていた内容です。駐在員をテーマにしているものの、むしろ真打はやる気のある新卒採用時のリスクで、NewsPicksでコメント書いている人のように、「これって新卒も当てはまるのでは?」と読んでて気づいてもらうのが本当の狙いでした。そのまま書いてしまうとつまんないし。
 その上で、採用時の情報公開、総合職採用の弊害まで考えてもらえれば100点、それ以上何かを導き出せてたら100点オーバーという感じで出稿しました。

 最後に改めて強調しておきたい点として、なさ過ぎたらそれはそれで問題ですが、やる気のない人間も必ずしもマイナスとは限らないということを訴えたい気持ちもあります。私自身、海外勤務や生活がしたいなんて昔、っていうか今でも内心そう思っていますが、だからこそこうやって潰れずにやってけてると思います。またその発展系としてもう一つ述べると、理想しか見ていない人に比べ、やる気がなさそうでも現実を直視している人の方が圧倒的に強いと常々考えており、「この世には夢も希望もなく、ただ辛い現実しかない」などという言葉を時折吹聴し、それを聞いた時の相手の顔や反応をたまに確かめています。
 実際やってはいないけど、大学時代のある友人にこれ言ったら、「そんなの当り前じゃん」と即言い返されるだろうと思います。

2019年1月15日火曜日

昨日に決めるべきだった

進退「本人と師匠次第」 稀勢3連敗に相撲協会広報部長(朝日新聞)

 横綱の稀勢の里関が初場所三連敗し、横綱として過去最多の八連敗を記録することとなりました。そもそも連敗以前に去年、一昨年と休場ばかりでほとんど場所に出ていなかった時点で横綱としては問題があり、厳しいことを言えば昨日の時点で決断するべきだったのではないかと思います。
 大関であれば番付が落ちますが横綱は「負けたら後がない」と言われるように、勝てなくなったらその時点で引退するのが筋となっています。そう考えると今場所次第と言っていた横綱審議委員会の意見についてはやはり疑問で、今場所も何も去年の時点で本来行うべき勧告をやらなかったからこそこんなみっともない事態を作ってしまったのではないかと思え、彼らも何らかの責任を取るべきではないかとすら思います。

 それにしても場所前の「初場所は復活が期待できる」、「猛烈な攻め」などとやたら誉めそやした報道は何だったのでしょうか。正直この時点で怪しいなと内心思っていましたが、場所が始まってみるとあっさりメッキが剥がれてやっぱりやれやれって感じです。こういっちゃなんだが、ああいった報道をしたメディアはちゃんと取材したのかすら疑問です。かつて毎日新聞は既に伐採されてた桜の木の去年の写真を使って、「今年も満開!」とすごい報道したことがありますが。

 あと個人的に残念なのは、稀勢の里の報道ばかりで他の力士の報道が少ないという点です。どうしてもこっちに比重が偏ってしまうのはわかりますが、私自身はかねてより稀勢の里の取り組みは押し一辺倒好きじゃないだけに、もっとちゃんと他の力士のことも取材して報じてほしいものです。
 何も相撲に限るわけじゃないですが、年明け間もないからかもしれませんがなんかこのところの日系メディアの報道をみているとみょうにふわふわしていて、地に足がついてないように見えます。平成が今年終わるせいかもしれませんが、なんとなく足元が見えておらず問題や事実の根幹が疎かになっているように思え、特に今年度の景気予測に関しては呆れるくらいまともな報道が見当たりません。

 なにも稀勢の里だけじゃなく日系メディアに対しても「激励」をかけたいところです。

2019年1月13日日曜日

国際政治のスケジュール

 今日また11時間ほど寝て大分体調が戻ってきました。っていうか一昨日まで風邪をひきながらやけにきつい作業ばかりやってたのだと、体調戻ってきてつくづく感じます。視界もかなりぼやけて視力が落ちたのかと思ってましたが昨日今日はやけにはっきり見えたことから一時的な悪化だったようで、逆を言えばそこまで結構深刻な体調だったんだ再認識します。

 さて話は本題ですが、なんかたまには自分にしか書けないような、次の水曜に出すJBpressのような記事を書こうかと思った際に浮かんできたのは、最近めっきり書かなくなった国際政治関連の話題です。
 国際政治と書くと難しそうなイメージがありますが、基本的にこの分野は重要トピックを重要度順に並べれば割と未来が見えるというか予想がしやすい学問です。では今何が重要トピックなのかと言えば、現在世界で最も大きな問題は北朝鮮問題でもなく、ブレクジットでもなく、米中貿易摩擦であることに間違いないでしょう。この問題によって米中間だけでなく世界中の経済が影響を受けており、今後どれだけこの問題が継続するかが予想ダービーの的でしょう。

 ではいつこの問題が集結するかですが、不確実な要素が多すぎてはっきりと予想すること自体は馬鹿々々しく間違っているでしょう。それでも敢えて私見として述べるならば、折々の一時的な雪解けを挟みつつもやはり長期化する可能性の方が高いのではという気がします。何故かというとそれは政策意思決定者が米中ともに強硬なタイプで、どちらもちょっとやそっとで折れることを良しとしないタイプだからです。特に米国のトランプ大統領は壁問題で政府施設予算が通らず閉鎖が続く中でも全く妥協を見せない態度を示しており、貿易摩擦に関してもあの中国に一切譲歩を見せません。むしろ中国の方がこの問題に関しては譲歩している気すらします。

 先に書いておくと、自由貿易主義者として私はこの問題に関しては中国の肩を持ちます。いきなり関税を引き上げるなどさすがに今回の米国の行動は世界貿易の均衡から考えると横暴に見え、中国もたまに似たようなことをやりますが、あくまで国際ルールの平穏な安定を望む立場からすると中国に分があるという立場をとります。

 話は戻りますが、現在この米中貿易摩擦で米国、というかトランプ大統領の目が中国に向かっていることもあって日本側への米国の要求は弱まってきているのは事実でしょう。とはいえ、米中間の貿易が減少することは日本を含めた世界経済に大きな打撃を与えることから、「ざまあみろ中国」なんて言ってる場合かという気はします。
 恐らく今年に中国は米中貿易摩擦影響のバッファ政策として消費者活性策、具体的には補助金政策を大量に並べてくると予想しています。向け先は車……はこのところ多くやってきたから、もしかしたらエレキ、特に5G設備の急拡大を兼ねて通信機器方面にばらまくかもしれません。あと即効的な効果をもたらす不動産業界にも何かあるかもしれません。

 一方で米国ですが、そろそろ意識すべきは次回大統領選挙の時期です。次の大統領選は2020年こと来年ですが、この大統領選にトランプ大統領が再選するか否か、これによって日本を含めた今後の方針は大きく変わってくるでしょう。米国政治にはあまり詳しくないのですが、かつてと比べると大物政治家が減ってきているように思え、果たしてトランプ大統領の対抗馬となる人間が出てくるかに大きくかかってきますが、仮に強力なライバルが早期に出た場合、再選狙いでトランプ大統領が政策を変えてくる可能性も残っています。
 もっともこの場合、再選したらすぐまた元の強硬政策に戻す可能性もあるわけですが。

 日本は恐らく、最大のピンチだったモリカケ問題を脱した安倍首相が今年も来年もずっと政権を維持して、オリンピックを見届けた後で、できることなら憲法改正も果たして満を持して退任へと至るスケジュールになるかと思います。政治的には間違いなく安定はしますが、はっきり言って経済政策に関して安倍政権には期待するべくもなく、早ければ今年前半にも大きな景気悪化が見られることになるでしょう。そして来年のオリンピック終了前後にもう一段深い闇の底が開くわけです。

 このほかいくつかの他の国際問題について触れておくと、幸か不幸かシリア問題は米国が疎み始めたこともあって、シリア国内はまだ内戦が続いているものの国際問題としては程度が下がった気がします。一方、先ほど触れたブレクジットこと英国のEU離脱は予断を許さない状況で、こちらは物流はともかく事によっては金融方面に大きな影響を与えるかもしれません。
 また首脳絡みで言えばやはりドイツのメルケル首相の人気に限りが見え得ている点も見逃せません。退任時期自体は2021年とまだ先ですが、彼女の影響力低下に伴って欧州の移民問題がさらに活発化する恐れがあります。総じていえば、米国大統領選の後に欧州に嵐の兆しアリと言ったところかもしれません。

 一応メモ代わりに書くと、予備準備一切なしで今日の記事は書きました。っていうか書く直前は「へうげもの」読んでたし。

2019年1月12日土曜日

初めての石の上にも三年

 ふと気が付いたら最近自宅でコーヒーを飲む回数が極端に減っていることに気が付きました。原因としては飲むとトイレに行く回数が増えて面倒なのと、コーヒー以外の嗜好飲料がやたらと増えたせいだと思います。
 スーパーや市場で気になったことから紅茶、ジャスミン茶、中国緑茶(日本のと比べると苦みが薄くさっぱり)の茶葉を割と大量に買い揃え、あともう少しで切れますがきつめの日本緑茶も残っており、さらにこの前友人から砂糖入りのタイ茶パックもまとめて贈られたため、コーヒーが入り込む余地がありません。それにしても日本茶が意外にも上海高島屋とかアピタでも売ってないことに気が付き、こちらも次の一時帰国時にまとめて買っておく必要がありそうです。っていうか買うもの多過ぎ。

 さて話は本題ですが、最近自宅の食器用洗剤が切れかかってきました。何気にこれは自分にとって驚きで、というのもこれまで半分以上残ったままいつも捨てていたからです。なにも半分以上使ってはいけないという妙な戒律とかあるわけではなく、使用頻度が低いこともさることながら、引っ越す回数が多くてわざわざ転居先にも持って行けず泣く泣く捨てることが多かったからです。
 その引っ越しペースは2011年以降は大体二年に一度のペースで行っており、誇張ではなく2011年以降は三年以上同じ部屋に住んだことがありませんでした。ですが今回、っていうかあと一ヶ月で今の部屋に住んでちょうど満三年を達成する見込みとなり、切れかけの食器用洗剤を見るにつけ、なんか掟破りなくらい随分長く今の部屋に住んでいることを再認識しました。また前にも少し書いていますが、今の会社も先日に在籍満三年を迎え、自分にとって初めて同じ会社で満三年を達成しました。

 仕事の方も引っ越しペース同様、これまで基本二年ごとに転職し続けてきました。最短だと三ヶ月ですが、そもそも約束した給与すらきちんと支払わなかったので世の中舐めた会社でした。
 なもんだから現在の会社も、っていうか現在いる会社は今までいたどの会社よりも内規に厳しい業種なため友人後輩からは入社前、「君のことだからもって三ヶ月だろう」という余命宣告ならぬ転職宣告をリアルに言われていましたし、実際自分も「頑張って半年は残ろう」っていう目標立ててました。

 それが意外や意外に、自分にとって過去最長の在籍日数を数え、今のところ離れる理由や状況もないなど、随分と長持ちしています。もっとも先週、先々週は死ぬほど忙しい上に風邪ひいててすごく辛かったですが。
 何故残り続けられるのかと言えば、福利厚生がいいことはもちろんですがそれ以上に社員、経営者、職場環境ががまだまともだからということに尽きるでしょう。給与に関しては、そもそも現地採用だしそこまで極端に高いわけじゃありませんが、少なくとも業務プロセスで妙な横やりとか責任問題は発生しないし、また周りの人間が優秀だからそういうトラブル自体が未然に回避されて自分の仕事に集中できます。

 逆を言えば、これはうちの名古屋に左遷された親父からも言われましたが、今までいた会社の多くが正直まともじゃなく、おかしな会社が多かったと前以上に思うようになってきました。
 少なくともかつて在籍した新聞社に関しては給料も安く仕事も厳しかったですがそれは入社前にきちんと説明されていたので不満はなく、仕事内容自体は面白かったしよく指導もしてもらえたので恨みはなく感謝の念が強いですが、それ以外の会社に関しては、自分がというより会社側に明らかに問題があり、自分かわいさもあるかもしれませんが自分が去らざるを得ない面の方が大きかったように思います。はっきり言うがあの低い給与で自分のような人材を使えるなんて普通はあり得ないというのに。

 そうした経験を踏まえて言うと、自分のようにはっきりと行動を起こす人間は少ないと思うものの、日系企業の大半はまともに業務を運営できなくる問題リスクを、中国企業以上にたくさん抱えているように見えてなりません。誰が悪いかと言えば経営者が一番ですが、そんな駄目な経営者をのさばらせてしまう縁の下の力持ちことそうした職場で持ちこたえてしまう職員もある意味共犯でしょう。離職率の高い会社と低い会社では前者の方が悪く見られがちですが、だからと言って後者の会社も問題がないというわけではないのではないかという気が日系企業にはします。

 正直、自分が今の会社にいるのは運が良かったというのが何よりも大きいですが、それ以上に日本では明らかに過小評価され続けてそのパフォーマンスを発揮することが出来なかった、というより機会すら与えてもらえなかったと今考えています。その結果が転職に次ぐ転職であり、ある意味、自分のスペック以上の会社だからこそ転職もせず今の会社にしがみついているのかもなという風にも思えます。

ビビットきた不動明王


 結論から言うと、今めちゃくちゃ上の写真の不動明王像が欲しいです。

 そもそもこの写真は何かというと、上海高島屋にある日本製品コーナーの一角なのですが、この前そこに訪れたところ割とちっちゃくお手頃サイズな不動明王像が売られていたわけです。しかも色付き。
 感覚的には全信金色は百式、橙っぽい色はゲルググ、青は戦慄のブルーって感じがしたのですが、この中でも特に青の不動明王が独特なオーラを放っているようで、そんな仏心はないにもかかわらず無性にほしくなりました。

 値段は青だと2700元(ほかは2600元)で、日本円に換算すると43000円となります。結構値段はるけど、一生で何度も買うもんじゃないしPS4を買うようなものだと思って、頑張ってる自分へのご褒美甘味的に買ってしまおうかと非常に悩みました。そこでふと、「日本で買ったらもっと安いんじゃね?」という考えがよぎりました。

仏像 青不動明王 15.5cm (彩色仕上げ)(Amazon)

 そしたら案の定安かったです。日本で買うと約13000円という計算になり、上海高島屋には悪いですがもし買うとしたら多分こっちになるでしょう。そのかわり今度何か漆器でも買ってあげよう。

 それにしてもこれだけ物欲が刺激されたのは久方ぶりです。そんなに仏具関連の収集癖はないのですがこちらの不動明王像は色付きで尚且つ場所を取らないサイズがなんか妙にはまり、家のどんな所に置くと見栄えがいいのかなどといろいろ想像がめぐらされます。
 また、観音像とかではなく不動明王像というのも一興で、以前にもこのブログで書いたようにその日本での圧倒的な知名度や信仰に対し、同じ仏教圏の中国ではほとんど見られないというか存在自体ほとんど知られていないという独特の位置づけが前から気になっています。さらに言えば、「和を以て貴しとなす」日本人にしては珍しいというか、柔和性やフレンドリーさが少なく頑健といかつさに溢れた姿であるにもかかわらず、どうしてこれほど日本人に親しまれるのかという点も見逃せません。

 そういうわけで次回の帰国時に買うかどうか、買ったらまたこのブログでアップすると思います。

2019年1月10日木曜日

ゴーン氏の拘留が続くことに対する疑問

 また今日も夜から雨が降ってますが、一番厳しい山を越えたのと、昨晩から妙に体調がよくなり出したので少し元気です。来週は絶対に休暇取ろう。

 それで本題ですが、結論から書けば日産元会長のカルロス・ゴーン氏の拘留が続くことに疑問を感じます。公正な司法という観点に立つならば、仮にどれだけ彼に黒い疑惑があるとしても、直ちに釈放させるべきだと思います。

 ゴーン氏の疑惑について敢えて本稿では書きません。まぁがめつい性格の人物であることは間違いなく、脱税という観点で言えば叩かれたら埃は出る人物だろうとは思いますが。
 しかし仮に今出ている容疑の大半が実際に不正であったとしても、これほどまで拘留し続ける理由にはならないかと思います。というのもすでに日産は彼の解任を決議して関係を断っており、不正操作における証拠の確保において隠滅される恐れはほぼなくなっているからです。というか逮捕からこれほど日が経っているにもかかわらず未だに確保できていなければ、それは捜査側の怠慢としか言いようがありませんが。

 その上で他の類似事件、はっきり言えば東芝の粉飾会計事件と比較した場合、東芝では会社ぐるみで業績開示上で日産以上に悪質な事件だったにもかかわらず誰も逮捕者が出ていないことを考えると、いくらなんでも公平性に差がある気がしてなりません。古いものを挙げたら日興コーディアルの事件時もそうでしたが。
 ゴーン氏が外国人ゆえに国外逃亡する恐れがあるという見方もできますが、何らかの保全処置、具体的には脱税疑惑のある資産を一時差し押さえるという条件などを付けるのであれば釈放をしても問題ないような気がします。私自身、当初この事件は脱税事件とみていたのですが、なんか途中からコーポレートガバナンス、不正会計みたいな感じに話の方向性が変わっていったように思え、さすがになんかおかしいような気がしてきました。まぁ本当の背景は政治事件でしょうが。

 欧米メディアも既にこの長期拘留に注目しているそうですが、単純に交流し続けることは被疑者の心身に多大な負担をかけるということを考慮すると、また外国人ゆえに日本の外国人差別だと受け取られかねない(東芝と比較するならその通りとしか言えないが)内容なだけに、やはり一定の条件を付けた上で早くに釈放すべきだという立場を私は取ります。

 最後に今後の日産についてですが、正直先行きに対して疑問視しています。ゴーン氏に代わって経営の舵取りができる人物がいるのかと言えば、むしろ報道されているようにゴーン氏に好き放題されるくらいなのだからそんな人材は残ってないでしょう。また技術力に関しても、去年は日本ではノート、中国ではシルフィが馬鹿売れしましたが、実はかなりなガチな知り合いなどから「日産の技術力はかなりやばいところまで落ちている」という風に聞いていました。
 なんとなくですが、日産の販売車種を見ているとそうと感じる傾向が実はあります。わかる人にはわかるでしょうが、ラインナップを見ればトヨタやホンダにないある特徴が見えてくるでしょう。まぁそれは三菱も同じですが。そういう観点から、今年なんか面白いこと起こるんじゃないかと少し期待しています。

2019年1月9日水曜日

雨多過ぎ(´Д`)

 日本は何でも関東地方で空気の乾燥が激しく問題となっているそうですが、こちら上海はそんなのどこ吹く風か、このところ室内の湿度が常に70%前後というほど潤いに溢れた空気、っていうか異常なくらい雨ばっか降っています。

 何気に上海で冬越すのも多分7回を数えますが、これほど雨の多い冬は日本にいた頃を含めても初めてです。体感で言って去年の梅雨シーズンよりも雨の頻度が多いように思え、実際に昨日は曇っただけで降らなかったものの、昨日以外は今日を含めてほぼ毎日降りっぱなしで移動に鬱陶しいです。
 私自身はピーカンな晴れよりも曇ったり、雨降ったりしている方が風情的に好きなのですが、今冬に限ってはあまりにも雨降る回数が多すぎるせいかマジいい加減にしろよと無駄にイライラするくらいになっています。

2019年至今上海不少地区无有效日照 历史同期极为罕见(中国天气网上海站)

 上の中国語の記事によるとやはり上海エリアはこのところ異常なくらいに雨が多く、「2019年になって一度もまともな日差しが出ていない」と書かれてあり、言われてみると確かに今年まだ一度も太陽を見ていないような気がします。少なくとも熱い日差しは絶対に浴びていません。
 今の状況は歴史的にもレアな状況だそうですが、今後も曇天が主になるという観測が書かれてあります。

雨天史上最多,日照史上第二少 这个冬天缘何阴雨绵绵?(金華日報)

 また上の記事によると、上海に接する浙江省でも基本同じような状況らしく、先月12月の日照時間は史上ワースト2位の43.6時間(過去の平均は135.7時間)とのことです。なおワースト1位は1994年の39.2時間だそうです。
 雨量も平年と比べ80%ほど多いものの、この雨自体は南方の暖気が今冬はやけに活発であることによるものから、気温はむしろ平年よりやや高い水準だそうで、上海にいる自分の体感とも一致します。上記の統計などからも、今冬はやけに雨が多いという自分の実感は間違っていない模様です。

 それにしてもなんでこんなに雨が多いのやら。上海の冬は東京と比べるといつも湿気が高くリップクリームとかもほとんど不要ですが、今年に限っては高すぎるとしか言いようがなく、ドライな空気カモンと声を大にして言いたいです。

2019年1月8日火曜日

日韓レーダー照射問題に対する中国の反応

 マジで今やっている仕事が一段落したら何が何でも休暇を取ってやるくらいに打ち込まれている自分ですが、それでもブログは書きます。

 さて毎度お騒がせの日韓レーダー照射問題についてですが、前から興味があって中国での報道などを追っていました。結論から言うと非常に淡泊なもので、日本が映像を公開したら日本側の主張とともに報じ、韓国が映像を公開したら韓国の主張とともに報じるだけで、「果たしてレーダーの照射事実はあったのか?」というような事態検証に関する言及や報道は基本ありません。感覚としては、「日韓がなんか揉めてるみたいだよ」くらいなものです。

 ただ第三国としての反応としては、実際こんなものかもしれません。仮にベトナムとフィリピンでレーダー照射問題が起きたとしても、日本の報道がその内容や主張を逐一報じるとは思えず、ましてや嘘を言っているのはどちらなのかという検証なんてよほどの軍事マニア以外はいちいちしないでしょう。そういう風に思うにつけ、中国としてはこの問題はあくまでよその国の話題であり、いくら隣国の騒動とはいえ関心を持たないというのは当然のことかもしれません。
 実際に周囲の中国人の知り合いに少し話を振っても、よほど日本のニュースを毎日チェックしているようなのを除けば、こうした騒動が起きていること自体知りませんでした。

 このように第三国ではそもそも関心が持たれていないとすると、この問題はあくまで日韓の二国間問題であり、他の国を意識すること自体がある意味間違いなのかもしれず、現在日韓で公開している証拠映像を多言語対応することに意味はあるのかという疑問ももたげます。
 上記の通り第三国としてはどうでもいい話であり、関心を持つ人の方がむしろおかしいレベルです。それこそフランス人向けにフランス語で字幕つけたりしたとしても、その行為に意味があるのかということで、英語だけならまだしも、マルチ言語にすること自体着眼点が間違っているかもしれません。

 具体的に何が言うと、日本側は公開する映像には日本語と韓国語の字幕を、韓国側は韓国語と日本語の字幕をつけ、如何に相手国の国民に自分らの主張を見せつけるかの方が大事だったのではないかと思います。最終的に日韓ともにそうしていますが、どうせやるなら最初からそうした方が良かったでしょう。
 さらに言えば、第三国に向けて自分たちの正当性をアピールすること自体がやはり間違いであり、そうした余計なことをするくらいなら相手当局者、または政策によって直接対応した方がマシです。

 つい先ほど徴用工問題で日系企業の資産差し押さえを韓国司法が認めたとのことです。菅官房長官は対抗措置を考えていると匂わせる発言をしていますが、今回のケースに限っては明確な国際条約違反、はっきり言えば日韓基本条約そのものをひっくり返すような行為であることを考えると、中国のように予告なしで戦略物資の輸出停止措置をはっきりとるべきだと思います。
 具体的には半導体原材料や装置辺りがいいと思え、これらを取り扱う日系企業もダメージを受けることとなりますが、事ここに至っては正直その手の痛みを覚悟した対抗策を取らなければならない事態にまで既に発展していると思います。っていうかそういう意味だと、中国は貿易戦争で選べる手段が多くていいなぁ。

 それにしても改めて思いますが、これだけ矛盾に満ちた説明を韓国軍は繰り返しているにもかかわらず、未だに大本営発表をそのまま垂れ流して日本を批判する韓国メディアは中国メディア以上に腑抜けだと思えてきます。メディアがこれほど力を持っていないということで、逆に安心できる材料ではありますが。

2019年1月7日月曜日

一日を変え、一生を変えるカクテルを!

 わかる人にはわかる見出しですが、これは「VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)」というバーテンダーになってカクテルを作るアドベンチャーゲームに出てくるセリフです。わざわざ引用するくらいだから今遊んでいます。

 ゲームのことをブログで書くのもどうかなぁと思うときもありますが、なんか年末年始から現在にかけてやけに負担の大きい案件ばかりやってきて仕事がガチで忙しく、しかもそんななのに風邪ひいて昨日一昨日は家からあまり動けず、なのに次のJBpressの締め切りも迫ってきたので結局原稿を書くし(4時間でさらさらっと)でもういろいろあるので、ストレス解消がてらに書くことにします。漫画家の山本さほ氏も、好きなことを書くといって8bitゲームについて書いてんだし。

 話は戻りますがこのヴァルハラというゲームですが、立った今出た8bitゲーム、ゲーム機で言えば初代ファミコンのスペックですが、あながちこの時代のゲームと言っても過言ではありません。制作されリリースされたのは2016年とごく最近ですが、かつてのPC98時代のドット絵のゲームをオマージュする形で作ったと豪語するだけあって、ファミコンっぽい画面で独特な雰囲気を出しています。
 なお作ったゲーム会社は「スケバンゲームス」という会社で、「日本のヤンチャな女の子っぽいイメージにしたかった」そうです、ベネズエラ人が。

 ただ、非常に当時というかPC98時代の雰囲気をよくもここまで再現したものだと感心させられれます。ベネズエラ人なのに……私の中ではラミレス監督のイメージしかないですが、マジでスケバンゲームスはベネズエラの会社です。
 私自身はファミコンは末期、PC98はほぼ全く触れたことのない世代ですが、Windows95時代にPC98時代で出ていた古いアドベンチャーゲームの復刻版は遊んだことがギリギリある世代で、あのドット絵の画面、下ネタをフランクに交える大人な会話、微妙な探りを入れるかのようなセリフなどはまさにあの当時限定のコンテンツだったと思います。っていうかはっきり言えば、プレステ時代に入ったあたりからゲームのシナリオや脚本は明らかにレベルが落ちていった気がします。

 このゲームでやること自体は客のオーダーを聞いてその通りにカクテルを作るだけなのですが、この作るという操作がなければ単純なサウンドノベルと化してしまい、逆に作る操作が複雑だったらシナリオにそこまで入り込めず集中できないだろうと思え、そう考えるとゲームの操作としては本当に単純ですが、うまい設計の仕方だと思います。

 あとこれも知っている人には早いのですが、このゲームは非常に下ネタが激しいというか、LGBTのキャラが当たり前のように出てきます。主人公のバーテンダーからして百合というかレズビアンで女上司にぞっこんというキャラをしており、その主人公に付きまとう幼女(見かけは)も出てきます。
 ただ、それが悪い意味で目立ってないというか、サイバーパンクな世界観でそういう嗜好の人間がいるのはこの世界では当たり前的に上手く見せています。これも90年代のシナリオだとよくあったなという気がします。

 それにしてもマジで今の仕事早くどうにかならないかと不安が大きいです。っていうか昨日はずっと曇ってたし天気予報は問題ないと出ていたから洗濯物干しっぱなしにしたら今日昼から雨降るし、風邪ひいて食欲ないから昨日も今夜も夕食はラーメンだけでもう軽くくじけちゃいそうな気分です。会社の仕事の詳細は明かせませんが、ちょうど同僚の一人が休暇を取っている最中に怒涛の如く依頼がやってくるのは何か試されている気がします。

2019年1月6日日曜日

買い替え時?

 先日、通勤途中に漫画読もうとタブレットPCを取り出したところ、右端部分に一本の筋、っていうかヒビ割れていました。購入からかれこれ2年近く経っており、お世辞にも丁寧に保管してきたわけでもないことからそれほどショック感はなく、しょうがないなという納得感の方が大きかったですが、これ以上ヒビが広がるようなケースを考えるならば買い替える必要があります。
 それにしても寒かったからヒビ入ったのだろうか。ちょうどこの前日が今冬で一番寒かった日でした。

 タブレットPCだけでなく、私自慢のPSVitaもそろそろガタが来ています。こちらは2014年に購入しており、同時購入したケースが謎の異臭を放つなどありましたが長年にわたり中国生活を支えてくれていますが、気が付けばもう五年の付き合いです。画面のひび割れがあるわけでもないですが、多用する左スティックに最近ほこりが入るのか、時折意図しない動作を見せるようになってきました。その度に埃を取れば解決はするのですが、今年三月にもソニーはVitaの生産を打ち切ることを発表しているだけに、将来を考えもう新調しようかと前から考えていました。

 ただこれで問題となるのは言うまでもなくお値段。Vita本体が2万円だとしてタブレットPCは如何ほどかとざっと見たところ、性能に全く不満がなかったことから今度も華為のMedia Padにしようかと考えているものの、値段は以前に比べて安くはなっているものの3万円強はする模様です。合計で購入すると5万円で、ちょいと悩むお値段ですがこのまま何もなければ次の一時帰国時にも予算可決させるつもりです。

 ただ今回偶然知ったというか、改めてタブレットPCのラインナップを見たところ、もはやほとんどのメーカーが事実上撤退していることがわかりました。華為も2年前と比べ新製品はスペック面で大きな差のないマイナーチェンジに留まっており、ソニーに至ってはもはややる気は見せておらず、NECに至っては端っこの方に商品一つ見つけられるくらいです。強いて言えばアップルはアイパッドをまだリリースしていますが、統計でも出ている通りにタブレットPC市場は期待に反して既に落ち込み始めているとされ、多分今後Android版を出すのは華為とASES、Lenovoだけになるのではないかという気すらします。もしくは、単純にスマホの大画面版としてカテゴリが急襲されるかもしれません。

 現実にというか、私自身も電子書籍を読むのにばかり使っており、それ以外の用途はあまり見いだせていません。一応、日本の一時帰国時はタブレットPCのおかげで重いノートPCを持たずともメールのチェックと最低限のブログ管理ができるようにはなりましたが、携帯できるメリットがもう少し欲しいところです。
 何より、ストレージの少なさはもっと本気で対策するべきだったでしょう。それこそ外部ストレージともっと気軽に接続ができたのであれば、用途は広げられたような気がします。

2019年1月4日金曜日

何故誤った報道が信じ続けられるのか

 先日広州を旅行した際に現地であった友人に、「日本人は中国で電子決済が普及している背景は、中国は偽札が多いからっていう理由を信じてるよ」と伝えたところ、「単純に便利だからなのにね」と鼻で笑われながら返事されました。
 断言してもいいですが、「偽札が多いから」という理由で電子決済を使っている、若しくは使い始めたという中国人は業者側はともかく消費者側にはほぼいません。少なくとも私の身の回りでそのような理由を口にする人間はおらず、しかも日本での報道内容を伝えると決まって上記のように「なにそれ?(^ω^)」って感じな反応されるのがオチです。そうした前提でいうならば、先ほどの日本の報道はほとんどデマと言っても差し支えないレベルだと私は考えています。

 しかし、未だに電子決済関連の報道や掲示板を眺めると、未だに先ほどの偽札関連の理由が取り沙汰されています。明らかに事実と異なった内容にもかかわらず未だにこうした見方が浸透している背景としては、以前このブログでも指摘した通りに、「そうであってほしい」という日本側の願望があるからだと思いますがそれとともに、この内容が間違いだというカウンターメディア的な報道が少ないせいだと思われます。

 今言及したカウンターメディア、誤報に対して誤報を指摘するメディアというものは海外報道において、国内報道と比べるとやはり不足しがちです。このほかにも例を挙げると前回大統領選における「ヒラリー圧勝」も、現地の米国人の草の根の声を完全に無視した誤報でありましたが、このおかしさをきちんと指摘したのは私が見た限り元アナウンサーのコラムニストだけでした(ヒラリーは米国人女性からめちゃ嫌われてるという内容)。
 私が言うまでもなく、海外報道というのはそのニュースを受ける読者とは程遠い世界で、自らその報道内容が正しいかどうかを確認する術はありません。またメディアの中でも、実際に現地で情報を発信する人間は限られ、また国民感情もあって煽り系の内容の方が受けやすいということもあってか、報道内容の誤りを指摘するどころか誤った内容に乗っかろうとする、それどころかより大げさにしようとするメディアすら見受けられます。

 こうした海外報道の現状については新聞記者時代から私と当時の上司は苦々しく思っており、例えば中国のGDP成長率も高ければ、「バブルで危険だ」と言われ、下がると「成長鈍化で危険だ」と言われ、どう転んでも批判的にしか書かれずバイアスのかかった報道しかされません。おまけに前向きな統計指標が出ると「統計が操作されている」と否定され、後ろ向きな統計指標が出ると「それみたことか崩壊が始まった」と鵜呑みに信じられ、実際に私が報じた内容についてもそういうこと書いてる人がいて、「じゃあ何見せれば納得すんのあんたさ?」とはっきり言ったこともあります。
 っていうかこういう人に限ってデータの発行元を見ていなかったりするので、少し前の記事で敢えて民間不動産会社の取引価格データを引用したら、「中国は統計が操作されている」という声が案の定出てきました。民間も操作できるのかっていう点と、外資系企業のデータならどうすんのかっていう風に落とし穴とかたまに用意したりしていますが、否定するならするなりで操作されている根拠とか出せよと(同類指標との差異など)この頃ガチで言いたくなってきました。

 話は戻りますが、そうした現状をよく見ているだけにJBpressでの話が来たときは「そりゃ俺のような人間が求められるだろう」と素直に思いました。海外報道を現地で書くのと東京で書くのとでは全く意味が異なるだけに、多少負担がでかくても自分がこういう仕事をしなければ日本の海外報道は落ちるだけ落ちるとみており、現実に今実際に私がこの分野で支える立場にあるという自覚があります。

 もっとも自分がカウンターメディアを気取って他社の誤報を、ブログでならともかく、いちいち指摘して批判しても意味がないとは思って控えています。理由としてはそんなことしても大半の日本人は私の主張よりバイアスのかかった報道の方を信じやすいし、またいちいちそういう批判に構ってられないという事情があります。
 それであればまだ自分が直接見たり聞いたり調べた内容をきちんと報じて、それでアクセスを稼ぐことによって、自分なりに根拠のある報道で力を見せつけることがこの方面の質の向上につながるという風に考えて活動しています。この辺は友人が良く評価してくれているのか、日本の報道に「それは違うよ」的な記事を出す際は、「特定の団体や個人を批判してないのがいい」と毎回言います。ケンカしてもいいけど、ケンカに費やすエネルギーがもったいないというのも本音ですが。

 無論、自分も誤った報道をしていないのかという懸念は常にあります。それだけに自分も気を付けなくてはいけないのですが、これだけネットが発達した時代でも冒頭のような誤った認識が広がるというのは、なかなか難しい時代だなと感じます。

2019年1月2日水曜日

ゴミ記事リターンズ

 室温がまだ13度あったころは幸せだったなぁと、10度を切るか切らないかの瀬戸際にあってつくづく思います。なお昨日から鼻水に血が混じるようになっていますが、それでも暖房は絶対につけません。
 さて2019年一発目の記事は何にするべきかと考えていたら昨年末に書いた自分の記事がアップされたのでこちらの紹介をしようと思います。

本当にできるの? 中国で始まったゴミの分別(JBpress)

 こちらの記事は見てわかる通りに、先月にこのブログで書いた上海市内でのごみの分別事情について加筆修正を行ったものです。最初にブログで書いた時点でも友人からは反応が良かったのですが、そのあと上海を訪問してきたJBpress編集長からも、「あのブログの記事を出してはどうか?」と直接打診されました。

 内容的には申し分なく、中国のローカル事情を紹介する上で他に先行報道もなかったことから確かにうってつけだと思って記事化を決めたのですが、内容をもっと仕上げるために追加取材が必要、具体的には中国のごみ排出量は具体的にどれくらいなのか、あとゴミ捨て場の写真などもそろえる必要があり、この辺の作業に着手しました。
 これらの取材作業中、日本のごみ事情について書かれた記事に日本のごみ処理場に関する内容が少し触れられてあり、ここに気付いたおかげで割とこの記事はいい感じにまとまりました。元々、香港時代の取材で日本のごみ処理プラントビジネスがアジアでも展開されており、営業にもかなり力が入っているということをIHIの担当者から聞いていたこともあり、すぐに反応できたのだと思います。

 ごみ処理プラント関連の事情については記事にもある通り、このところ日系メーカー、特に川崎重工が大量に受注するなど好調という事実も得られたので、これを一気に記事に組み込みました。結果として、自分のJBpressのコラムとしては過去最高級に完成度の高いコラムになったのではないかと自負しています。

 一体この記事の何が優れているのかというと、身近な問題から大きな問題へのつなげ方がいいという点に尽きます。人にもよると思いますが、私はコラムという記事は基本、身近で誰もが共感できる話題から政治や経済といった大きな問題をつなげ、これらを考えるきっかけとする記事種類だと考えています。この流れが抜群に上手いのがJBpressでも書いているアン・ヨンヒ氏で、いつもアン氏の記事を見ながら「俺もこういうのを書きてぇなぁ」と内心思っていましたが、今回のゴミ記事はそうした公正にやや近づけられたのではないかと思います。
 具体的には

・誰もが身近なごみ分別の中国事情
・日本と中国のごみ排出量比較
・日系プラントメーカーの受注増

 という三段階構成となっており、しかも多分抵抗なくすっと次の構成に移れるくらい自然に話題を繋げられています。なお文字数に関しても、特に文字数修正などをすることもなく書き上げた時点で規定の3000字にほぼピッタリという出来栄えでした。
 ドラフトを最初に見せた友人も大絶賛してくれ、特にプラント関連の事実については全く知らなかったようで新鮮に感じたそうです。まぁこんだけ受注していることは私も知りませんでしたが。

 ただ、NewsPicksのコメントを見ていると、ごみ処理プラントに関しては中国系メーカーも躍進していて競争が激しく、必ずしも日系に優位があるわけではないという指摘がありました。この辺はさすがに専門分野というわけではないので実態はどうなのか自信がなく、この人の言う通りなのかなとは思いつつも、受注数は増加傾向にあるのは事実なのでどうにか許してもらいたいところです。
 ついでに書くと、記事中にも書いてある通りに私は日本の環境技術は金をかけるか否か程度のもので評価していませんが、ごみ処理プラントに関しては前から高く評価していました。ガスコージェネ発電を筆頭に、ごみ処理しながら発電するというエネルギーリユース技術もさることながら、ダイオキシン対策で培った高火力で有害物質を残さず燃やせる高い焼却力を持つなど、こうしたプラントの建設運営実績はもっと世界に誇ってもいいものだと考えています。あくまで、素人目線ですが。

 なおNewsPicksのコメントはやはり目の肥えた読者が多いせいか、分別の効果やごみ焼却ビジネス、政策実行能力などについてのコメントが多くて楽しめます。逆にヤフコメの方は、個人的に凄い残念だったのですがごみ焼却ビジネスに関して言及する人がほとんどおらず、「どうせ中国人にはできない」という相も変わらずな意見ばかりでした。まぁいつもと比べると、「中国の行動は世界の環境改善につながるのだから応援しよう」的なコメントも多かったですが。
 ただ、そんなヤフコメの中でも、このコメントには目を引かされました。

nato_

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性根はなかなか変わらないが、中国式(良くも悪くも一党独裁による強権)で押さえつける方法なら、世代交代くらいの期間で変わるかもしれない
ただ、性根や素行が悪いままに移住した世代は、空白の世代として同胞からもうとまれるかな(最近の横浜 中華街、世代間格差が明確)

荒れた時代には、
ケンシロウよりラオウの方が統制できる


うかうかしてると、
ITどころか素行まで追い抜かれるかもね

 私が目を引いたのは太字箇所で、日本と中国の政策の差をこれだけわかりやすく説明する例えは今まで見たことがありません。確かに、中国(修羅の国)ではケンシロウが愛を説くよりも、ラオウが力で支配する方がなんとなく全体としてうまくいきそうな気がしてなりません。丸ごと引用しましたが、このコメントをしてくれた方にはいい視点を提供いただき、この場ながら感謝申し上げます。