tag:blogger.com,1999:blog-59401463940169700612024-03-19T06:47:47.573+09:00陽月秘話ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.comBlogger4662125tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-87881308383308444342024-03-18T22:32:00.002+09:002024-03-18T22:32:12.774+09:00報道から見えない米国大統領選の実像 今日はいのまたむつみの訃報が出るなど、アニメや漫画界でこのところ訃報が多いですが今年の寒暖差の激しい気候も影響しているのではないかと勝手に考えち得ます。なおこの業界の訃報で一番ショックを受けたのは、キムタカことイラストレーターの木村貴宏の時でした。あの人の絵はオーソドックスそうに見えながらすごい個性を感じて子供のころから好きでした。<div><br /></div><div> 話は本題ですがすでに予備選もほぼ終わっている4年に1度の米国大統領選ですが、今年は共和党は前職のトランプ、民主党は現職のバイデンが争うのがほぼ確定的です。この現状、そして本選の行方についていろいろニュースを見ているものの、今の状況が全く読み取れません。ちょうど8年の選挙では「トランプとかいう賑やかしもいるけど、次はヒラリーで決まり!」という報道しかせず思いっきり外した手前、何となく日系メディアも口が重いというか反省もあるのかあまり情勢について今回報じようとしていない気がします。</div><div> 個人的に自分が今一番知りたいこととしては、どの年齢層、所得層、思想団体がどちらの候補を応援しており、重視している政策は何なのか、ウクライナ支援に対する感度、こうしたものをもう少し報じてほしい気がします。けどこの辺の情報が、ほぼ全く入ってきません。</div><div><br /></div><div> 上記のような状況、そして私自身が見る中国報道の現状を見るにつけ、米国在住の日系メディアの記者が余り仕事できないがゆえに、上記状況に陥っているのではないかという風に考えています。</div><div><br /></div><div> 中国報道に関しては実質その場にいたし今もガチプロだと自認していますが、中国に関する報道は多いものの、中国の実態をきちんと報じているメディアはほとんどありません。むしろミスリードするような報道が多く、最近もかねてから中国を批判していた連中が中国は不景気でやばいなどとたくさん報じていますが、はっきり言えばこれらは誤報もいいところです。</div><div> 実際はどうなのかといえば、<b>連中が報じている以上に中国の不景気は深刻です</b>。単純に取材がうまくないのか文章がうまくないかのどっちかだと思いますが、こちらのやばい状況を日系メディアは全く報じられてないし、テクニカルな裏付け分析もできておらず、もう少しまじめに仕事しろよと言いたいです。</div><div><br /></div><div> なお端的に述べると、中国の景気動向に関して1月単月のデータを出していた場合、間違いなくその記事書いた人間は素人と判断していいです。</div><div><br /></div><div> 話は戻しますが、意外とこのように国際報道に関しては結構いい加減なレベルの記者が現場で働き、彼らが適当な報道、それこそ表層的だったり一部的な事実しか報じないのが中国報道です。しかし今回の米国大統領選の報道を見る限りだと、どうも米国駐在の日系記者も同じレベルというか、少なくとも米国の実情をきちんと報じる実力がないのではないかと思います。</div><div> そう思うのも前述の8年前の報道で、当時トランプが当選すると予想したメディアはほぼなく、状況分析だけじゃなく有権者の反応もかなり見間違えた報道がひどかったです。唯一あの時参考になったのは、元アナウンサーで米国在住の女性が文芸春秋に寄稿した「ヒラリーは実はかなり嫌われている、それも特に女性に」という報道だけでした。</div><div><br /></div><div> そんな感じで米国大統領選の実像が見えないので、この際だから今度は中国メディアの報道でも追ってみようかなと最近思っています。そもそもなんで日系メディアは大統領選の実像に迫れないのかというと、多分記者が米国内で普段接する人間の層が狭く、彼らが中間層と思っている人間に限られているからじゃないかと推測しています。だからいわゆる下位層で支持が強いトランプ人気を読み取れなかったんだと思うし、上位層に食い込んでいないから彼らの分析も引用できないのではないかと思います。</div><div><br /></div><div> 紙幅が余ったので最後に最近メディアがやたらはやらそうとしている「もしトラ」こともしもトランプが当選したらの話で中国に触れると、トランプは「台湾なんて守ってられるか!」と言い出す可能性があり、そうなったら中国としては台湾の武力統一はやりやすくなるでしょう。ただその一方、中国に対して再び関税を引き上げたり、米国企業の中国市場撤退を強制したりする可能性もあり、そうなったらただでさえ不景気な中国にとってはかなり追い打ちになることもあるので、中国としても内心、まだ次どうするかが読みやすいバイデンを応援したいのが本音じゃないかと思います。</div><div> 日本に関しても、日本人がバイデンを応援するのは「次の行動が読みやすい」からの一点に尽きると思います。逆を言えばトランプが当選しても次の行動を読める、というか日本の意に添うように誘導できる自信があれば、メディアもここまでトランプを否定的に報じることはないでしょう。そういう意味ではもう少し、トランプの誘導策とかを議論してもらいたいものです。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-43247111047778694832024-03-16T22:32:00.004+09:002024-03-16T22:32:40.239+09:00島津四兄弟 再来年の大河ドラマが秀吉の弟の羽柴秀長が主役ということが先日発表されましたが、これに対するネットの反応を見ていると、秀長という題材は悪くないもののまた秀吉というか、信長、家康などといった主要人物周りのネタになるとして、新奇性が低いという意見がよく見られました。自分も全く持って同感で、いくら人気のある戦国時代であってもこうも似たような題材を何度も取り上げていては見ている方も飽きるのが道理でしょう。<div> そのうえで、ネット上ではどうせ大河ドラマにするならとこの前自分も提唱した北条氏とか、全く取り上げられない東北や九州の戦国武将を取り上げるべきだという意見も見られました。そしてその中に、鹿児島の大名である島津氏、特に戦国時代の島津四兄弟を使ってはどうかという意見もありました。</div><div><br /></div><div> この島津四兄弟とは、知ってる人には早いですが島津貴久の息子の義久、義弘、歳久、家久の四人を指します。貴久の代に基盤を築いた島津氏は長男の義久が家督を継ぐと、その優秀な弟たちを使って九州地方の攻略を一気に進めることとなります。</div><div> 特に次男の義弘はこの前も関ヶ原における「島津の退き口」を取り上げましたが、日本国内はおろか朝鮮出兵においても多大な活躍を残しており、島津家の筆頭軍指揮官として、島津家はおろか戦国時代全体で見ても屈指の軍略家と評価されています。</div><div><br /></div><div> この義弘と義久の関係ですが、一見すると大将の長男、軍事の次男という理想的な組み合わせに見られるものの、実は仲は険悪だったのではないかという説もあります。というのも秀吉の九州征伐に島津家が降伏した際、抵抗した責任を取る形で義久は当主の座から降り、義弘がその跡を継ぐと秀吉に伝えているのですが、実際にはその後も義久が渦中で実権を握り続け、当主としてあり続けたという説があります。</div><div> 九州征伐後の朝鮮出兵では島津代表として義弘が出陣し、関ヶ原においても同様なのですが、これは対外的(豊臣政権)には義弘が当主として振舞ったためで、島津家中では前述の通り義久が当主であったとも言われています。この点に関しては今後の研究を待たなければなりませんが、以上のような状況から当時の島津家は二重権力状態になっていたともする見方もあり、義久と義弘の関係もマリオとルイージのように決してうまくいってなかったのではないかとする人もいます。自分も何となく、そんな感じだったんじゃないかと推測しています。</div><div><br /></div><div> 話を四兄弟に戻すと、次男の義弘に負けず劣らずなのが四男の家久で、最年少ながらも島津家の九州攻略戦後期においてはほとんどの戦で大勝を収めており、秀吉の九州征伐における先発部隊も散々に破り、秀吉軍から非常に恐れられたと言われます。ただ九州征伐後間もなく病死しており、そのあまりのタイミングの良さから才能を恐れた秀吉に毒殺されたのではないかともいわれています。</div><div> なお彼の息子の豊久は、上記の関ヶ原の退き口で殿を務め、叔父である義弘の脱出を見事成功させた上で亡くなっています。</div><div><br /></div><div> で、最後に残った三男の歳久ですが、こいつはちょっとなんていうかいわゆるトラブルメーカー的な人物です。割と戦場では兄らと同様に活躍してはいるのですが、秀吉の九州征伐の前に四兄弟の中で唯一秀吉を高く評価し、降伏を主張したそうです。これだけ見るとよく時節をわきまえている様に見えなくもないのですが、その後の戦闘で島津軍が敗北を重ねそろそろ降伏しようかとみんなで話し始めると、「まだ降伏するような時間じゃない」とスラムダンクの仙道みたいなことを言いだし、ここにきて抵抗を見せます。</div><div> 挙句に、秀吉本人の暗殺を図ったりするなどして降伏工作を無茶苦茶にするような行動を取っています。どうも降伏後にも暗殺を謀っていたようで、朝鮮出兵にも病と称して応じなかったことから秀吉より追悼命令が出され、島津家本隊が差し向けられる中で内戦を避けるため切腹しています。</div><div><br /></div><div> 以上のようになんか言ってることとやってることがちぐはぐで空気が読めない節があるのですが、実際にそんないい加減な人柄を窺わせるエピソードがほかにもあります。なんでも四兄弟で生まれたばかりの馬を見に行った際、「馬ってのは母親に似るもんだね。きっと人間も同じだろうね(^ω^)」と言ったそうです。</div><div> これはどういう意味かというと、唯一母親の違う四男・家久を当てこすった発言だったと言われます。これに対し長男・義久はその言わんとしていることを察した上で、「母親に似ることもあれば父親に似ることもある。問題は、本にがどう努力するかだ」と言って家久のことをさりげなくフォローして挙げたそうです。もっとも当の家久はよっぽど悔しかったのか、それから物凄く勉強に力入れるようになったと言われます。</div><div><br /></div><div> 以上の母親発言といい、歳久に関して自分は評価してないというかきっと嫌な奴だったんだろうなという印象を覚えています。ただこれには下地があって、昔「信長の野望 天翔記」で島津家をプレイした際、一門集なので歳久に一つの軍団を任せたことがありました。</div><div> そしたらこいつ、何を思ったのか本家の軍団と一切連携せずに単独で大友家に対していきなり戦闘をしかけ、案の定というかやばいくらい大敗して逃げ帰ってきました。しかもこいつ戦闘前に有り金はたいて大量の鉄砲を買って、鉄砲隊率いるのに慣れていない武将に配っており、結果的に敗北したことでこれらの鉄砲も大友家にみすみす渡す羽目となりました。</div><div><br /></div><div> この大失態にマジ切れして一瞬リセットしようかと思いましたが自分の任命責任を認めるため、その後もプレイを続けました。ただ歳久に対してはどうしても許す気になれず、ゲーム上で一切のメリットがないものの、天翔記には「切腹」のコマンドがなかったため、彼を家中から追放することとしました。</div><div> 追放したものの、当主が一門集ということもあってかその後何度も歳久は自らを売り込んでは再雇用するよう訴えてきましたが、やっぱり許すことができず、ずっとはねのけ続けるのですが歳久の方もあきらめず、何度も売り込み続けてきました。この時のやり取りがまた非常に鬱陶しく、何なんだこいつと物凄い悪印象を抱くようになったのですが、その後に上記の空気を読まないエピソードを知るにつけ、変な感じでゲームでも史実っぽいキャラクターとなっていました。</div><div><br /></div><div> そういうわけでそんな、長男と次男の見えざる対立、優秀ながら早世した四男と叔父を助けたその息子、空気読まずに騒動ばかり引き起こすトラブルメーカーな三男とった内容を盛り込むことで、実際にドラマ作ったら結構面白くなるような気がします。タイトルも「バブルシマヅブラザーズ」とか、「ウエスト・シマヅ・ストーリー」とかでいいんじゃないかな。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-67418479549181963482024-03-15T21:50:00.004+09:002024-03-15T21:50:46.922+09:00血栓との決戦(;゚д゚)ゴクリ… またくだらないダジャレを見出しにしていますが、実際の内情は結構笑えないものがありました……。<div><br /></div><div> 事の発端は今週火曜の夜、パソコンを閉じてそろそろ眠ろうと立ち上がったその瞬間、右足の太ももに鋭い痛みが走りました。感覚的に血管の中で毒が広がるような感じで、血流に合わせて痛みが広がっていく感覚でした。先週に熱は出なかったものの喉がいがらっぽく、風邪でも引いてその影響で足が痛みだしたのだろうと思い、寝れば治ると思ってその日はそのまま就寝しました。</div><div> しかし翌朝目覚めたところ、依然として痛みが引かない、っていうか昨夜よりも痛いという状態となっていました。中国度には「酸痛」という言葉がありますがまさにこんな感じで、酸性の液体をかけられたかのようなヒリヒリした痛みが右足太ももにずっとして、歩くのも辛いくらい痛みが激しく会社を休もうかと思ったものの、若干仕事が溜まってたので痛いのを我慢して、足を引きずるような感じで会社に行きました。</div><div><br /></div><div> ひいこらしながら会社にはたどり着いたものの、椅子に座った状態ても痛みが続き、この日は勤務中はずっと痛くてあまり集中できませんでした。この間、原因は何かといろいろと考え、上記の熱による関節痛にしては風邪の症状がないだけに、なんかいろいろ疑いました。</div><div><br /></div><div> まず一つはヘルニアで、椅子とかに変な姿勢で座りっぱなしだったために腰の神経がはみ出て痛んでるのではないかと疑いました。片足だけ痛むケースでこのヘルニアが多く、最初は犯人間違いなしだと思っていたものの、腰を動かして姿勢を変えても痛みが変わることなくかったっため、若干自信が揺らいでいきました。</div><div> 次に疑ったのはビブリオ菌などの人食いバクテリアなどの影響です。これなんか感染した後に四肢から痛み出してほぼ確実に切断処置に至ると聞いているのでもしそうだったら嫌だなと、冷汗かきながら疑っていました。ただビブリオ菌に感染する経路、具体的には生ものの飲食はこのところ覚えがなく、そこまで変なものも食べていないことから、こっちも途中からないなと見送りました。</div><div><br /></div><div> そんな感じで過ごしつつも時間とともに痛みは薄れ、昨日の木曜日の午後になると軽くしびれる程度まで落ち着き、やっぱり風邪による炎症だったんだなと思うようになっていきました。一番ひどい時は服が皮膚に擦れるだけでも痛みがあっただけに、これで今夜はゆっくり眠れると安心しきっていました。</div><div> そんな安心が打ち砕かれたのは今日金曜の朝で、目が覚めて寝返りを打ち、右半身が下になる形となったとき、急に再び右足太ももがまた痛み出してきました。それと同時に、急に心臓の鼓動も激しくなりはじめ、血流があわただしくなったのを感じた瞬間、「そうかこれ血栓だ」と初めて気が付きました。</div><div><br /></div><div> 血栓とは言うまでもないですが、血流が悪くなることで血が血管の中であまり流動せず、そのまま固まって血流を阻害する症状を指します。代表的なのはエコノミークラス症候群で、座ったままなど同じ姿勢で足をずっと動かさない状態が続くと血栓ができやすく、その血栓が肺や心臓など重要な臓器の血流に回って流れを止めると死にも至ります。</div><div> あくまで自己診断ですが、こう判断したのは右足太ももだけずっと痛みがあったことと、右半身をベッドに押し付ける形になったときに再び痛み出した、そして心臓の鼓動も早くなったためです。実際、また寝返りを打って背中を下にしたところ痛みは治まり始め、また鼓動も小さくなっていきました。</div><div><br /></div><div> 結局今日も昼くらいまではまた右足が痛かったですが、屈伸やもんだりすることで徐々に痛みは薄れ、午後にはほぼ痛みなく尻のあたりを抑えればしびれを感じる程度となりました。またもんでる最中、恐らく血栓、とまではいかずとも血流を阻害する程度にドロドロとなった血液が回ってきたのか、短時間ながら右手首が急に痛み出すことがありました。ここに至り、やはり血栓が原因だったという確信が持てました。</div><div><br /></div><div> では何故血栓ができたのか。実は結構思い当たるというか、元々体質的にかなり痩せているにもかかわらず血中コレステロールの血が高く、血栓ができやすい体質でした。そこへきて仕事中も家でもずっと座りっぱなしでパソコンに向かっていることの多い生活をしており、むしろ今までよく血栓ができなかったなと思うライフスタイルを送っています。</div><div> そこへきて先週日曜はちょっとガチな経済記事を書くのに集中していて、マジで10時間くらい記事を執筆しており(うち5時間はゲーム)、熱中するあまり(ゲームに)トイレ休憩とかもほとんどとらず、自分でも引くくらい座りっぱなしでした。なお自分のパソコンデスクは現在座卓なため、座る姿勢は座布団の上での胡坐でした。</div><div><br /></div><div> さらに翌日月曜は会社で昼休み中、無駄に深く足組んで昼寝していました。恐らくこの足組み昼寝が留めとなって血栓ができて、火曜の夜に発現したのではないかと推測しています。今回痛風かと思うくらい本気で痛みが激しく、マジで切断に至るのではと一人で焦って車いすに乗る自分の姿とか想像するくらいでしたが、今こうして痛みが引いたので心底ほっとしています。でもって姿勢には気を付けて、明日からの週末は自転車こぐなどして足を動かそうと思います。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-31620653917192189742024-03-13T22:46:00.002+09:002024-03-13T22:46:49.972+09:00キーボードの叩き過ぎによる腱鞘炎対策<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjnns1yxHgE1de4ksBAjxt2SBqzU1sK2A3Rx-DTc4l6aSd8BwuT-FpXowFVCl_bjhmJXa4VO0E_aVWSTB_3SlRdNZwrPFWKzcnvQb-AAmSYNa2MGVf8ayNdR9K9VPcD-DYfdXXUffjUKwRshqbYYGb9xZWdrC68QJ9kiw7ug8001qUWchONYOKjYOnZZdE/s1200/Re-IMG_20240225_173815.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1200" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjnns1yxHgE1de4ksBAjxt2SBqzU1sK2A3Rx-DTc4l6aSd8BwuT-FpXowFVCl_bjhmJXa4VO0E_aVWSTB_3SlRdNZwrPFWKzcnvQb-AAmSYNa2MGVf8ayNdR9K9VPcD-DYfdXXUffjUKwRshqbYYGb9xZWdrC68QJ9kiw7ug8001qUWchONYOKjYOnZZdE/w640-h480/Re-IMG_20240225_173815.jpg" width="640" /></a></div><div><br /></div> 前に作ったバイキングという対潜水艦攻撃機です。戦闘機は作り飽きたので割とこういう攻撃機をよく作っています。個性があって(・∀・)イイ!!<div><br /></div><div> 話は本題ですが、昨年の秋ごろから仕事でもプライベートでもキーボードを叩き過ぎたせいか、左手の腱鞘炎がひどくなり、マジ日中ずっと痛みが治まらない日々が続いていました。もっとも真の原因はキーの叩き過ぎというより、「Ctrl+C」など、コピペのキーボード操作が一番ダメージを与えていたと推測しています。パソコンの作業、特に文書を扱うものだとこういったキーボードショートカットを使うことの方が多く、またCtrlキーを抑えながら手のひらを広げるため、こちらの方がダメージが明らかにでかいです。実際腱鞘炎の時も、この操作の時のがビリっと来てました。</div><div><br /></div><div> 冬に入ってから仕事のピークシーズンも終わったので腱鞘炎も徐々に安らいできましたが、ぶっちゃけ今の自分の仕事効率はこの手の状態に左右されることが多いように思え、心技体じゃないですが、体を良くすればもっと効率挙がると思って先月になって急に腱鞘炎対策に取り組み始めました。具体的には何したかというと、手のケアグッズを買っては色々試していました。</div><div> その際に購入したのは以下のグッズです。</div><div><br /></div><div>・ハンディマッサージャー</div><div>・電熱手袋</div><div>・指ぬき手袋</div><div><br /></div><div> 一番上のハンディマッサージャーは5000円くらいでネット通販で中国メーカー製を購入しました。使ってみた感じとしては、まず温め機能がついてはいたもののオンにしてもそんな温まらず、全く使い物になりませんでした。一方、マッサージ機能については細かいシリコン製の突起が膨らんで、機械に突っ込んた手をぐいぐい押すような感じのマッサージ器なのですが、そこまで使ってて気持ちいいとは感じませんでした。ただ使ってからは腱鞘炎らしき痛みは完全に消え今も感じることはなく、快感度は低いものの効果はあるんじゃないかと思います。</div><div><br /></div><div> 次に、先のハンディマッサージャーの温め機能が全く温まらないため、ポカポカしたいと思って電熱器で中を温めてくれる電熱手袋を購入しました。こちらは2000円くらいでした。</div><div> この電熱手袋ですが、ホットカーペットの手袋版と思ってくれればいいです。コンセントにつないでオンにすると温めだすので、寒い日なんかは突っ込んでるだけでそこそこ気持ちよかったです。ただ高温設定でずっと突っ込んでると皮膚が少しやけどしており、あまり使いすぎると乾燥肌になる可能性があるように思えます。</div><div><br /></div><div> ハンディマッサージャーと電熱手袋はほぼ並行して使っていましたが、前述の通りこれらを使ってからは腱鞘炎を感じることは完全になくなりました。どちらかが効いたのか、どちらも効いたのかわかりませんが、使ってて両方とも手の筋肉のケアとしては悪くない商品だと思え、Youtubeとか見ながら使うにはなかなかいい気がします。</div><div> 個人的には電熱手袋のが快感度も高くていい気がしましたが、今後夏に入ったら多分使わなくなると思え、そしたらハンディマッサージャーがまた復権してくるかもしれません。</div><div><br /></div><div> 最後に書いた指ぬき手袋ですが、これは例の、中二病の中学生とかがつけてそうな指の部分だけ切り取られ手の平だけ覆う手袋です。値段は1200円くらいでした。なんでこんなの買ったのかというと前述の電熱手袋がずっと使っていると肌が乾燥しそうだと思ったのと、指ぬき手袋ならゲームとか記事書くといった作業中でもつけづけられるし、単純に手を温めることで血行良くなってケアになるかなと思ったからです。</div><div> で使ってみたところ、最初こそ微妙になれずキーボードも打ちづらかったですが、慣れるといい感じに指と指の感覚をうまく離してキーボードを叩けるようになり、今もこの手袋付けながらこの記事書いています。でもって寒い日なんかはマジこれで手を冷やさずにパソコンを使い続けられるので、若干指先は冷えるものの、いい感じに手を温めながら自宅でパソコンで遊んでられます。まさかこの年になって、こんな中二病グッズを買うことになるとは思いませんでしたが。</div><div><br /></div><div> そのうえで、やはり腱鞘炎は手の冷えが誘発するように思えます。私は夏場に仕事が忙しく手も酷使しますが夏の間は手の痛みが気になることはなく、空気が冷え込んだ秋とか冬の方が痛みを感じることが多いです。</div><div> こうした寒い時期に手を温める、なおかつ温めて血行を良くすることで回復を促せているように思えるので、手が痛いって人は室内でも敢えて手袋をつけ続ける、日常動作に影響するなら自分みたく指ぬき手袋をつけるのがベターなのではないかという気がします。それでも痛いなら、私が買ったようにハンディマッサージャーや電熱手袋を買うのもお勧めです。</div><div><br /></div><div> それにしても最近消費が激しくなっているというか、なんか敦煌の文様入りの茶碗とかも買ってたりします。中国は今絶賛不景気ですが、だからこそお金に余裕ある状態なら積極的に消費した方がいいのかなと思うのと、ほかの人が消費を控える中だからこそ思いきり消費すると逆に楽しいという思いから、積極的にこのところ物買うようになっています。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-32552552459930784142024-03-10T22:31:00.000+09:002024-03-10T22:31:01.290+09:00神との対面<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNTo_26KIJKizGOVLX8mvDMdWe5Y0kK3rP2UTHKGdM8eZLQY7vilXUGbB6keVG0TlgZINm8_gJlLwBYzBE2Z-jtOgiYNp1kBQYuce9-UmKd0ofnYbnBsKmg4ecGKO0gn6NvrqhL7i6_PCTno7OUII1ghi4dKsbHNMHq-cghzzGz9q1MDmZs6xzKu53Ug8/s1360/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202024-03-10%20013706.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="597" data-original-width="1360" height="280" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiNTo_26KIJKizGOVLX8mvDMdWe5Y0kK3rP2UTHKGdM8eZLQY7vilXUGbB6keVG0TlgZINm8_gJlLwBYzBE2Z-jtOgiYNp1kBQYuce9-UmKd0ofnYbnBsKmg4ecGKO0gn6NvrqhL7i6_PCTno7OUII1ghi4dKsbHNMHq-cghzzGz9q1MDmZs6xzKu53Ug8/w640-h280/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202024-03-10%20013706.png" width="640" /></a></div><br /><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgwfb8W4JcFH59FGxfqk7gcXWkxUN73fNRwC0AnGSA-w5U38dmoy3bK7814bM4RfjjV_GIisJ5MlsfCAgWI0Ua1spnVHLxlKr9ISrRZh-5kDVS-MAohonF5lssgdluwAUpyRgGSeUakN_Ge8QLqKuWDMLJuNp71dGx1CKuSGX9EwfrMzD5j6vLRO_sCeOg/s765/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202024-03-10%20094629.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="765" data-original-width="708" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgwfb8W4JcFH59FGxfqk7gcXWkxUN73fNRwC0AnGSA-w5U38dmoy3bK7814bM4RfjjV_GIisJ5MlsfCAgWI0Ua1spnVHLxlKr9ISrRZh-5kDVS-MAohonF5lssgdluwAUpyRgGSeUakN_Ge8QLqKuWDMLJuNp71dGx1CKuSGX9EwfrMzD5j6vLRO_sCeOg/w370-h400/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202024-03-10%20094629.png" width="370" /></a></div><br /><div> なんか<a href="https://jbpress.ismedia.jp/">JBpress</a>の方で自分が3年前に書いた元寇の連載記事がリバイバル無料公開されており、昨日からずっと1位から3位までの表彰台を独占し続けています。二次配信は許諾しているので別に問題ないのですが、こんなにアクセス稼いでるなら自分にもおこづかい分けてほしい(´;ω;`)ウッ…</div><div> ちなみにこの記事は書く前の段階からガチで3打席連続ホームランを狙っており、1本目はやや力んでのシングルホームラン、2本目は完全に待ち構えての満塁ホームラン、3本目はやや変化球に泳がされながらも調子の良さで合わせての2ランホームランっていう印象でした。</div><div><br /></div><div> 話は本題ですが最近特にほしい本はないけど漫画が読みたいってときに、藤子・A・不二雄の「まんが道」を少しずつ買っています。非常に巻数が多いのでまとめ買いし辛いためこのような形式としていますが、第2巻では藤子不二雄両名が手塚治虫の家をたずねに行くエピソードが載せられてあります。</div><div> この回ですが、<b>ぶっちゃけ宗教画のようでした</b>。登場してきた手塚治虫は後光が差すかのようにやたら神聖視して書かれてあり、作中でも初めてブッダかキリストにあったかのように終始感激、圧倒される様がそのまま描かれてあります。ただこれは恐らく誇張しているわけではなく、実際こんな感じだったんだろうなというのも見て取れます。</div><div><br /></div><div> というのも当時二人は高校生で、生前から漫画界の神様と呼ばれていた手塚治虫との対面とくれば、文字通り神様を見るような出来事だったのでしょう。そういう意味では宗教画のようなタッチであの場面を書くのはあながち間違いじゃなさそうです。</div><div><br /></div><div> そんな神こと手塚治虫ですが、彼がいなければ日本の今のマンガ、アニメ産業は間違いなくなかったと言えます。というのも手塚治虫がいなければ上記の藤子不二雄をはじめ多くのフォロワーは多まれず、そして彼らフォロワーが作った名作も存在しえないからです。</div><div> 主だったフォロワーとしては、恐らく一番心酔し切って信仰していたのは藤子不二雄でしょうが、このほかにも劇画で異なる分野に進んだとはいえ、さいとうたかをも手塚漫画を見て漫画家を目指したと言われます。また松本零士や大友克洋氏らも完全な手塚フォロワーであり、アニメ界においても虫プロからガンダムの富野監督などが出ており、その影響度は総理大臣よりデカい気がします。</div><div><br /></div><div> 手塚治虫が神様と呼ばれるのは、その優れた作品群もさることながら、多くの後進作家に影響を与え、育てていったことも大きいでしょう。このフォロワーの多さこそ漫画界への影響力の大きさともいえますが、手塚治虫に次ぐフォロワー数で言えば、やはり先日亡くなった鳥山明が上がってくるのではないかと思います。</div><div> 画風や作風に関しては、手塚治虫と違って鳥山明は継承したとみられる作家はあまり見られないものの、ドラゴンボールを見て漫画家を目指そうと思った人間の数は相当なものだと思われます。すでに一部の現役作家がそのようなことを話していますが、自分がブログを見ている絵師も、休み時間に書いたドラゴンボールの絵が誉められたことがすべての始まりだったと書かれてあり、改めて鳥山明の影響力の大きさを感じました。</div><div><br /></div><div> 私を含め、自分くらいの世代なら恐らく手塚治虫よりも鳥山明の方がその存在感がでかいと思います。でもってもし自分が子供の頃に鳥山明に対面することがあったとしたら、恐らく本当に神と対面したような印象を覚えたであろうとも思います。こうした身近な神の存在というのは、やはり世の中にとって非常に重要なのだなと再確認した次第です。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-5659292741085730002024-03-09T23:14:00.002+09:002024-03-09T23:14:53.946+09:00うなぎ発電 現在、世界中でクリーンエネルギーによる従来型エネルギーの代替が検討、進められていますが、日本では欧米諸国に比べあまり進んでいません。背景としてはこの手のクリーンエネルギーの代表格である風力発電で、安定的に風が得られる場所が少なく、立地的に弱いという弱点があるためです。<div> まぁ何気に、風力発電機に使うベアリングで日系ベアリングメーカーは強いっていう皮肉はあるのですが。</div><div><br /></div><div> なら日本の立地的に何が強いかというと地熱発電を挙げる人がいますが、実際にこれをやろうとなると高い投資が必要で、なおかつ実際に安定的且つ大容量のエネルギーが得られるかというと確証はありません。またその開発過程、具体的には地中を掘る過程で地下水をはじめ環境にダメージを与える可能性もあり、今後の研究次第とはいえ短期的にはあまり期待するべきものではないと私は見ています。</div><div><br /></div><div> ならこのほかに日本は画期的なクリーンエネルギーはないのか。潮汐発電とかどんな感じなどといろいろ思案を5秒ほど巡らしたところ不意に、「そうだ、日本にはうなぎがあるじゃないか!」と閃きました。</div><div><br /></div><div>・<a href="https://tokusengai.com/_ct/17570575">【電気ウナギで発電】家の電気をまかなうには何匹のデンキウナギが必要?|エネルギーのしくみ</a>(特選街Web)</div><div><br /></div><div> うなぎ、といっても一部の種類だけですが電気うなぎは自らの体内器官を使って発電することができます。このうなぎに発電させることで電力を賄えばめっちゃエコやんと思い調べてみたところ、上の記事にて一般財団法人エネルギー総合工学研究所がすでに検証していることがわかりました。</div><div> それによると、うなぎの発電は電圧は最高800Vと非常に高いものの、発電時間は1000分の1秒と短いそうです。1軒の家庭での電力を賄う場合、仮に発電し続けられるのならば16匹のうなぎが1時間発電し続けられば賄えるですが、発電時間が1000分の1秒の場合だと、<b>5760万匹のうなぎが必要になる</b>そうです。なので、さすがにうなぎでまともに発電することは不可能という結論となっています。</div><div><br /></div><div> ただ仮にうなぎを大量に養殖できるのなら、<b>エネルギー問題と食糧問題を同時に解決できる</b>可能性もあるってことです。そう考えるなら、日本はもっとうなぎに力を注ぐべきなのではないかと週末にもかかわらず妙な妄想を広げていました。っていうか、5760万匹のうなぎが一堂に会す場面とか見てみたい(´・ω・)</div><div> あと<a href="https://j-town.net/2021/07/26324808.html?p=all">「うなぎ注意」の看板のお店</a>にも行ってみたい(´・ω・)</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-68467988226413278502024-03-08T22:11:00.007+09:002024-03-08T23:00:05.749+09:00鳥山明の逝去と平成の終わり 記事リンクを引用するまでもなく、本日「ドラゴンボール」の作者である鳥山明が亡くなっていたことが報じられました。彼の功績は言うに及びませんが、結末の見えない連載中にあのドラゴンボールをリアルタイムで視聴できた自分は本当に幸福だと思えるだけに、今回の逝去はどうしても早すぎると思えてしまいます。さすがに水木しげるの時ほどのショックは覚えませんでしたが、それでも近年の著名人の逝去報道の中でも特に強い衝撃を感じた報道でした。<div><div><div><br /></div><div> 恐らく漫画界への影響度で言えば、鳥山明はオリジネーターともいうべき手塚治虫に匹敵する立場ではないかと思います。ほかに伍す人となれば藤子不二雄くらいですが、鳥山明の場合は欧米でも非常に高い人気を得ているだけに、世界全体への影響力で見た場合は間違いなく歴代トップになってくるでしょう。それだけに中国でも今回の逝去は大きく報じられ、その死を惜しむ声は絶えず、まさか政府広報官の毛寧まで言及するとは思いませんでした。</div></div></div><div><br /></div><div> 漫画ばかりではなく、ゲーム業界への影響度も言うに及びません。ドラクエのキャラデザでおなじみですが、明らかにドラクエの前後でゲームキャラクターの造形は変化しています。それまでの魔物とくればおどろおどろしいのしかなかったのに対し、ドラクエ以降はかわいらしさやユーモアを持ったキャラクターが生まれ、後進への影響度なら鳥山明と、ストリートファイターの安田朗からなる「ダブルアキラ」が最も強いように見えます。</div><div><br /></div><div> このほかには鳥山明については他の方も書いているようなことしか書けないので特に言及しませんが、今回の逝去で一番感じたこととして、自分の中で初めて平成が終わった気がしました。</div><div><br /></div><div> 平成は上皇もまだご存命とあり、元号が令和となった現在においても何となく地続きというか時代の区切り感を覚えてきませんでした。一応、令和となってすぐにコロナが流行しましたが、これは「令和の始まり」であって平成の終わりを感じるイベントではありませんでした。</div><div> それが今回の鳥山明の逝去で、あの平成期、特に自分が小学生時代において最も熱狂したコンテンツはドラクエ、ドラゴンボール、ガンダムの3つであり、このうち二つを担っていた鳥山明が亡くなったことで、平成という時代はもう帰ってこないということを強く意識させられ、あの時代が終わったとなんか踏ん切りがついた気がします。時代の終わりを象徴する上でも、やはりドラゴンボールは偉大だったと感じさせられます。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-23896332560158572072024-03-07T22:26:00.005+09:002024-03-07T22:26:42.908+09:00中学生による美人局事件報道について・<a href="https://www.fct.co.jp/news/area_news_fcab24add07e1747569a7a77e749698f08">東日本大震災の危機に駆けつけた巨大ポンプ車「大キリン」は中国企業の無償提供…処理水海洋放出に当時の担当者は「お互いに大切な国家」</a>(福島中央テレビ)<div><br /></div><div> 上の記事はかつて自分もJBpressで記事にしたことのある、福島原発事故において巨大ポンプ車を無償で提供された三一重工のエピソードを報じたものです。当時の記事にも書いていますがこのエピソードは日本人なら誰もが覚えておくべきだし、あの緊急事態にこれだけの機材を無償で提供してくれたことに対して感謝を絶やしてはならないと思えるだけに、こうして折に触れ当時を振り返る記事が出てくるのは本当に大事だと思います。</div><div> ただヤフコメで「こんなことがあったなんて知らなかった」というコメントを見るたびに、「その感動は前に俺が書いた記事を読んで覚えてほしかった(´;ω;`)ウッ…」などという邪な気持ちを覚えざるを得ません。</div><div><br /></div><div>・<a href="http://gahalog.2chblog.jp/archives/52561656.html">中学生が「美人局」目的で大学生を呼び出して脅迫 逃げようとした大学生がビルから転落死 強盗致死容疑で中学生2人を逮捕</a>(ガハログ)</div><div><br /></div><div> それで話は本題ですが、結論から言うと上のニュースに関しては正直驚いたというか非常に呆れた気持ちを覚えました。</div><div> ニュース内容は上のまとめ記事にもありますが、なんでも中学生三人組が大学生に美人局を行い、動転したのかその大学生はその場から逃げる際にビルから転落して亡くなったことで警察が動き、この三人がそのまま検挙されたとのことです。逮捕されたうちの一人は美人局を組織的に行っていたことや、大学生が飛び降りに至った経緯について話しているとされ、事件状況と、嘘をつくにしても美人局って単語はまず出てこないだろうということから、この供述が事件内容と一致するのではないかとみています。</div><div><br /></div><div> 何に驚いたかって言うまでもないですが中学生が美人局という、やや複雑な詐欺行為を行っていたという事実です。先日の小学生の90万円搾取という最近の小中学生は進んでるななどと皮肉めいたことを覚えるどころか、一体何故こういう犯罪行動をこんな小さなうちから行えるんだという点が理解できません。</div><div> 自分が中学生だった頃なんて、プレイステーションの「逆襲のシャア」を買ってきて、同じシステムの前作「Ζガンダム」に比べて面白くなくてなんやねんとか言ってたのに……。っていうかあのゲーム、1年戦争の機体と第2次アクシズ戦争の機体を一緒に並べるってのは無理があるだろう。</div><div><br /></div><div> 話を戻すと、犯罪の低年齢化とか少年犯罪の増加などというトピックについてはこの事件ではあまり感じない、というか大人ですらカッとなって人殺したりするのだから子供でも傷害致死とか十分起こりうるだろうし、窃盗に関しても欲望に抗えないのは大人も子供も一緒と思っているので、近年になって子供が急に悪くなったとかは思いません。</div><div> ただ今回の事件で言うと、比較的複雑な犯罪手口を常習的に行っている中学生がいたという点で、色々感じるところはあります。それこそヤクザの黒幕がいて彼らが中学生にやらせていたとかならまだ救いは感じますが、もしも今回の中学生らが自ら主導していたとしたらいったいどこからそんな知識を得たのか、またそこまでして金が欲しいのかなどといった点を本気で聞いてみたいです。</div><div><br /></div><div> 前述の通り、子供がカッとなって他人を傷つけたりするのは日常茶飯事だと思いますが、他人をだます行為をこの年齢で呵責なく行えるという点には、すごい違和感というか不気味さを感じます。この点に関してもサイコパスがどうとかこうとか語るつもりはないものの、この年齢にしてこれほどの行為に対し抵抗感を覚えず、何人も騙すというのにはいったいどういう思考だという疑念を感じます。</div><div><br /></div><div> 率直に言って、こんな子供が大人になったらどうなるのかという点で不安を感じます。極論を言えば今のうちに殺した方がいいのではないかという考えもなくはなく、そう思う大人もいるのだということをこの事件の犯人らはしっかり自覚した上で、まともな大人になってくれという気持ちを持っています。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-28058732680593209282024-03-06T22:07:00.003+09:002024-03-06T22:07:16.026+09:00また毎日がクソ記事出した<div> 例の<a href="http://gahalog.2chblog.jp/archives/52561568.html">小学生の90万円搾取事件</a>の報道を見ていて、これに出てくる名古屋港水族館のメダルが欲しくなってきました。価値上がりそうだし。</div><div><br /></div>・<a href="https://mainichi.jp/articles/20240304/k00/00m/020/257000c">東証4万円超え 「好景気の実感ない」「投資に興味」「一切しない」</a>(毎日新聞)<div><br /></div><div> 最近あまり目につくこともめっきり減っていましたが、久々に書いた人間、通した人間の正気を疑う毎日のクソ記事を見つけたのでここに紹介します。記事内容を一読した上でこの後をお読みください。</div><div><br /></div><div> この記事の何がクソなのかというと、市井の景況感を問う記事でありながら、<b>インタビュー対象がどれも景気を実感する立場にない</b>ということです。具体的には、</div><div><br /></div><div>・23歳チラシ配りの人</div><div>・20歳女子学生</div><div>・20歳男子学生</div><div>・77歳投資詐欺被害女性</div><div><div><br /></div><div> 敢えて緩めに見れば一番上の23歳の方はぎりぎり入れてもいいかなとは思いますが、ほかのどの人物もフルタイムで就業しているわけではなく、景気はどうかと聞かれてもわかるわけがない立場です。むしろ何故現役世代である30代や40代に話を聞かなかったのか、また学生に対してはせめてアルバイト代などに変化があったのかどうか位は聞かなかったのかと、一見して疑問に感じる記事内容でした。</div><div> 敢えて穿った見方で言えば、実際は30代や40代にも話を聞いたり、アルバイト代に関しても聞いていたのではないかと思う節があります。ただその際の回答が「実感できない」というバイアスに応えたものではなかったので、敢えて載せなかったのではないかと疑っています。</div><div><br /></div><div> どちらにしろこの内容で記事を通して出稿する辺り、毎日にはまともな編集者がいないってことだけはよくわかります。景況感ではなく株価上昇に絡めた投資話にするにしても、実際に投資をやっている人や証券関連の人物に話を聞かなければ全く意味をなさないでしょう。記事書いた人間も書いた人間ですが、掲載を決めた編集の人間は一体何をしているのか。自分がこの記事を出されたら、「てめぇふざけてんのか?」は必ず言うし、物投げる可能性もあるでしょう。それくらいふざけ切った記事にしか私には見えません。</div><div><br /></div><div> ちなみにこの手の景気がいいのに「実際はそんなに景気良くない!」的に無駄な主張する記事でよく多いのは、「倒産件数が増えている」というトピックです。ただこれ知ってる人には早いですが、企業の倒産件数は世界的にも実は<b>好景気の時期の方が不景気の時より多い</b>ということが多くのデータから傾向として得られています。</div><div> よく考えれば当たり前ですが、好景気の中であろうと陳腐化した技術やビジネスは淘汰されていくし、また好景気に乗っかろうと起業する人も増えるため、好景気シーズンの方が倒産は基本多くなります。少なくとも、好景気に入る直前よりは確実に積み増されるでしょう。</div><div><br /></div><div> まぁ今回の毎日の記事は、こんなクソみたいな内容でしか不景気感を煽れないあたり、日本は相当好景気なんだなっていうことはまだわかります。もっとも好景気といってもさっきも触れたように業界によっては斜陽となっているところもあるので、万人が好景気の恩恵にあずかれるというわけではなく、どの業界が波に乗ってて、どの業界が波に飲まれているのかをきちんと分析した記事ほど経済記事としては価値を持つでしょう。</div></div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-11002865774406262622024-03-05T23:35:00.002+09:002024-03-05T23:35:25.729+09:00中国経済を救う一発逆転の秘策?・<a href="https://imogayu.blogspot.com/2015/07/blog-post_15.html">平成史考察~名古屋中学生5000万円恐喝事件(2000年)</a><div><br /></div><div> なんか上の昔の記事のPV数が上がってきているのですが、例の小学生の90万円搾取事件の影響かなと推測しています。にしてもこのころの自分の記事は妙に馴れ馴れしく感じる(;´・ω・)</div><div><br /></div><div> 話は本題ですが本日より中国では日本の国会に当たる全人代こと全国人民代表大会が開かれています。景気縮小が懸念される中とあってこれまでにないほど今年は注目されているのですが、毎年恒例の大会後の首相記者会見は今年はやらないということがすでに発表されており、なんか中国はどんどん閉ざされていくなという印象を覚えます。</div><div> なお首相が記者会見に応じるには毎年この時だけで、2011年の時は当時の温家宝氏が自ら「ここに日系メディアはいるか?」と語りかけ、起きたばかりの東日本大震災についてお悔やみを述べたことを今でもよく覚えています。政治パフォーマンスだということには間違いないものの、こうした一言が国と国との関係で非常に重要だと日々思います。</div><div><br /></div><div> 話し戻すと、今年の全人代の最大のトピックはやはり景気対策で、すでに一部報道ではかつての家電買替政策のような消費刺激策を用意しているとされます。もちろんこうした消費刺激策も否定するわけじゃないのですが、現在の中国で何が一番求められているかと言ったら言うまでもなく不良債権処理であり、仮に不良債権対策が今回何も打ち出されなかった場合、中国の景気はこのまま長く落ち込み続けると断言します。</div><div> 不良債権処理をせずに消費刺激策を採るということは、かつての日本と同じく、傷口が開いたままの患者に輸血し続けるようなもので、言うまでもなく傷口をふさぐのがファーストアプローチとして求められます。</div><div><br /></div><div> しかしこれは言うは易し行うは難しで、仮に不良債権処理を実行しようものなら多くの企業の倒産と大量の失業者を招くことは確実で、わかってはいてもなかなか踏み出せないという気持ちもわからなくはありません。しかし不良債権対策を行わなければ現在の不況が日本みたく10年くらい続くこととなるのに対し、真面目に不良債権処理を行うならば、私の予測では2~3年のダウントレンドで切り抜けられるのではないかと思います。要するに、これから中国経済を正常化させるためには最低でも2~3年を捨てる覚悟がなければならず、その覚悟があるかないかが求められているのだと考えています。</div><div><br /></div><div> ただあくまで私個人の勝手な妄想に過ぎませんが、誰も苦しまずに今の中国経済を一発で救う秘策がないわけではありません。勿体ぶらずにそれを明かすと、<b>土地の私有を認める</b>ことでこの苦境を一気に打開できる可能性があるのではないかとみています。</div><div><br /></div><div> 中国は土地に関して、地主は悪い奴だという地主悪説に基づいてできた国だけあってすべて国のものとなっています。そのため個人や企業が土地取引で売買しているのは期限付きの土地使用権、日本的には借地権に過ぎず、土地自体の所有権は依然として中国という国家が保有し続けています。</div><div> この中国における土地の帰属システムですが、現実的には日本などのほかの一般諸国とほぼ変わらない状態となっており、使用期限が到来しても更新料を支払えばそのまま使用し続けることができ、また契約期間中に開発などで立ち退きを迫られる場合は問答無用に取り上げられるのではなく、きちんと立退代も支払われ、交渉を経て双方が合意する前提で地上げが行われています。</div><div><br /></div><div> なお政府により地上げ時の補償金額は通常の売買金額より高いため、地上げ対象になると普通の中国人は喜びます。ただ欲を突っ張って立退き代を要求し続けた場合、政府が逆切れして「じゃあてめーからは買い取らねぇよ!」とばかりに、その土地だけ収容しないというケースも中国あるあるです。</div><div><br /></div><div> 話を戻しますが、現実的には日本などと同じように普通に土地取引も行われていますが、それでも土地所有権だけは中国政府が持ち続けているのが今の状況です。そのため中国で資産、特に住宅や商業物件などを保有したとしても、「いつか土地所有権を盾に政府に無理やり奪われるのでは……」という懸念を持つ富裕層は多く、だからこそ土地の私有を認めてくれる日本や米国で資産として土地を持とうとする中国人が多いというわけです。いうなれば、土地公有制により土地の所有や取引に一定の懸念が持たれているということです。</div><div><br /></div><div> そこで今回の自分の秘策ですが、この土地公有制を私有制に切り替える、つまり一般中国国民が土地所有権も購入できるようにして私有を認めるということが、今の経済状況を打破する有効な手段となりうると考えています。</div><div> 私有を認めることでこれまで中国国内での財産形成に不安を抱いていた富裕層の購入意欲を刺激し、間違いなく中国の土地やその上物となる住宅価格は上昇するでしょう。またすでにその土地の使用権の購入者に対しては、割増料金を支払うことで借地権のみならず所有権が追加で得られるような制度にすることで、中国政府、特に地方政府は<b>すでに売却した土地をもう一度売ることができます</b>。未売却の土地に関しても、少なくとも現在の市場価格より高い価格で売却できることは確実です。</div><div><br /></div><div> 何度も言うように、現実としてすでに中国は資本主義国と同じように土地が「使用権」という名目で一般的に売買されています。これをただ、「所有権」という言葉に変え、使用期限ごとの更新料聴衆をあきらめることによって、今の中国の不況、特に不動産市場の価格下落を一気に挽回するどころか押し上げ、すでに使用権を売却した土地をもう一度売ることで政府歳入も潤うという、奇跡の逆転を生む政策となりうるのではないかというわけです。</div><div> もっとも言うまでもなく、この私有を認めるという政策は1度きりしか使えない切札的政策です。ただ</div><div>今この時をおいて使わないのかと思うくらい自分にとってはおあつらえ向きな時期に見えるのと、今後何百年も土地公有制を中国は続けるつもりなのかと暗に問いたいです。ただ名目を言い換えるだけで誰も損せず経済も救えるのなら、大胆な政策転換があっていいじゃないかと私は思うのですが、果たして賛同者は出るのかというと今の中国からは恐らく出ないでしょう。あと10年くらい不況が続いたら、「もう認めるしかない……」的な状況になるかもしれませんが。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-91044238902400256282024-03-03T22:25:00.005+09:002024-03-03T22:30:10.751+09:00日本の勇者 先日、「ナポレオン-覇道進撃」の最新刊にあたる26巻が販売されて発売即日に電子書籍で購入してすぐ読みました。前の巻ですでにナポレオンが指揮を執った最後の戦いであるワーテルローが終わっていたこともありこの巻が最終巻になるかと思っていたところ、セントヘレナ島に流されるところで終わっており、最終派は次の巻に持ち越されていました。<div> 実際、当初の予定ではここで最終回を迎える予定だったらしいですが、編集側よりもう半年連載を伸ばそうとの提案があったことから終わりが延びたと作者も語っています。その延びた関係で、ワーテルローの後に処刑されたナポレオン旗下の元帥であるミュラとネイの処刑にはそれぞれ1話ずつ使われるようになり、特に後者のネイの処刑はこの26巻におけるハイライトでもありました。</div><div><br /></div><div>・<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%82%A4">ミシェル・ネイ</a>(Wikipedia)</div><div><br /></div><div> 知ってる人には早いですがこのネイはナポレオンの元帥の中でも最も早く戦死したランヌと並んで屈指の人気を誇り、現代においてもパリ市内の彼の銅像を見に訪れる人は絶えないと言います。具体的にどんな人物だったかというと勇猛さで言えば並み居る元帥の中でもずぬけており、猪突猛進ともいうべき突破力と豪胆ぶりは大軍団での指揮には向いていなかったものの、中規模の舞台を率いた際の戦闘力はすさまじいものがありました。</div><div><br /></div><div> そんな彼の最大の見せ場はロシア遠征で、撤退の最中に殿を務めた際に本体との連絡がロシア軍に遮断され、孤立無援の状況に陥っています。この際にネイは、進軍先に待ち構えているロシア軍を避け、来た道を戻って大きく迂回し、氷河を乗り越えて本体への合流を図ります。言うは簡単ですが洗浄はマイナス何十度というロシアという土地で、また部隊も戦傷者が多くまともに戦える兵士や装備にすら事欠く有様でしたが、ネイは自らが小銃を取りながら何日間も不眠不休で指揮を執り、時には自分一人で大砲を打って敵軍を足止めしていたとさえ言われます。</div><div><br /></div><div> この超人的なネイの活躍に兵士も打たれ、絶望的な状況ながら最後まで統率を守り、結果的に率いていた部隊は8割がた戦死したものの、ナポレオンのいる本体への合流に成功しました。そしてこの時に生き残った兵らはその後も、「ネイのおかげで生きて帰ってこれた」と、彼の死後もそのロシア遠征における伝説を語り続けたと言われます。</div><div> そんなネイですが前述の通り大軍団の指揮はひどく、ワーテルローの戦いでは前線総指揮官を任されたものの判断ミスを連発し、フランス軍の大きな敗因の一つとなっています。この敗戦後、復権した王党派によって捕らえられましたが、その際に身内の多い軍事法廷ではなく、逆に不利な貴族院での裁判を自ら望み、堂々と自らの正当性を語りましたが敵多く死刑判決が下されます。死刑の際もネイは目隠しを進められるも「俺が銃弾や砲弾を前に何年戦ってきたと思っているのだ」と拒否し、堂々と銃殺刑を受けたそうです。</div><div><br /></div><div> 話を少し戻すと、ロシア遠征時にネイが生還した際にナポレオンは彼を「勇者の中の勇者だ!」と褒め称えたと言われます。この勇者という言葉ですが、日本だと基本的にドラクエをイメージする言葉となっているものの、仮にこのネイのような豪胆であり超人的な判断だと行動を起こせるような人物として当てはめるなら、日本にそのような勇者はいるのかとふと気になりました。色々考えあぐねた挙句、唯一ネイに近いと言えるのは、あの島津義弘しかいないという結論に至りました。</div><div><br /></div><div> 島津義弘といえば「島津の退き口」でおなじみの戦国武将です。これは関ヶ原の合戦時、西軍の敗北がはっきりして東軍が残党を潰すための追撃態勢に入る中、それまで戦闘を行ってこなかった島津軍が味方が逃げている西側にではなく、敵軍の真ん前を通過して東側へと突っ込み、退却したというエピソードです。</div><div> 一見すると無茶苦茶ですが結果から言えばこれは非常に合理的な判断だったと言われます。というのも、すでに大阪方面へと向かう西口は撤退している他の味方軍で込み合い、これから逃げようにも後ろから東軍の追撃を受けることは必死でした。逆に東側は突破にさえ成功すれば伊勢街道に出て、東軍の追撃を振り切りやすい方角でありました。</div><div><br /></div><div> とはいえ、実際にこれをやるとなったら敵中突破をしなくてはなりません。またいくら合理的に正しいといっても、数百の兵隊で数万の敵軍が居並ぶ陣を突破しようなんて普通は決断できないところですが、島津義弘はこの道を決断し、見事突破に成功して脱出しています。もっとも犠牲は大きく、甥っ子をはじめ多くの島津兵が味方を逃がすために文字通りの死守にて敵軍を阻むための犠牲となっています。</div><div><br /></div><div> この島津義弘のエピソードなら、ネイに負けず劣らずの豪胆ぶり、そして勇猛ぶりが十分評価される、というよりこれ以外にネイに匹敵するようなエピソードは日本国内では見当たらず、そういう意味で「日本の勇者」と呼べるのは島津義弘かなという気がします。何も伝説の剣を扱えるだけが勇者ではなく、多くの敵兵にひるまず豪胆な決断をやってのける人物だって勇者って呼んでもいいじゃないかというのが、今日の話のオチです。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-87616598198463822972024-03-02T21:59:00.001+09:002024-03-02T21:59:15.319+09:00中国における外国人決済問題について 六甲山で遭難して20日以上も飲まず食わずだったにもかかわらず、奇跡的に冬眠状態となって生還した人の動画には全く反応示さなかった癖に、松戸の伊勢丹跡地にできたキテミテ松戸にサイゼリヤが入居することとなったニュースには友人が秒で反応してきました。でもってわらそう跡地にできるマンションの分譲も残り1戸のラストワン賞になっているという情報も繰り出してくるなど、松戸の話に目がないです。<div><br /></div><div>・<a href="https://news.yahoo.co.jp/articles/cf03fb5cd4acb21adf3b09e0f7ac522c4930b7a4">中国、外国人の支払い困難改善へ キャッシュレス化が障壁に</a>(共同通信)</div><div><br /></div><div> 話は本題ですが、上の記事にあるニュースは前々から自分も問題視していました。日本以上に、っていうか多分世界最先端レベルで中国はキャッシュレス化が進んでおり、実際自分も人民元の現金に触ることはほぼ全くありません。これは中国に住んでいる人間だったら特に問題ないのですが、観光客やビジネス客など一時滞在でやってくる外国人からしたらかなり厄介なもので、一応現金での取引に商店は必ず応じるよう言われてはいますが、実際には現金を持っていない店は珍しくなく、決済しようにも現金では取引できないというケースは少なくありません。</div><div><br /></div><div> なら中国で決済できるよう、あらかじめ決済用のアリペイやWeChatを入れておけばいいのかといえばそうでもないです。仮に中国現地で住んでいる友人や同僚がいれば、アプリを入れておけば彼らから人民元預金を振り込んでもらうことで使用することはできるものの、もしそういう振り込んでくれる人がいなければ現金をチャージすることができません。基本的にこれらの決済アプリは銀行口座に紐づけないと現金をチャージできないため、孤立無援の場合は事実上、決済アプリを旅行客は使用できないということとなります。</div><div><br /></div><div> 自分の周りだとこれは、赴任(←「不妊」と何度も変換された。そんなに使用頻度高くないと思う単語なのに)直後の日本人駐在員がよく面倒な事態になっています。日本でもオレオレ詐欺の影響で口座を作るのが手間となっていますが、中国の場合だともっと面倒で、外国人が口座を作る際は勤務先などの証明も必要となり、うまくいけば即日でできますが、手続きでミスると何日もかかったりします。</div><div> その間、赴任直後の駐在員は電子決済ができず、かといって現金もどの店も受け付けてくれないので、現地生活をスタートしようにも家具とかも買い揃えられないという困った状態になります。まぁ大体は同僚から人民元を借りて用立てますが。</div><div><br /></div><div> 以上のような感じで、中国は人民元の持ち出しに敏感ですが、海外から来た人が人民元を使用するのも非常に難解な状態を作ってて、人知れず海外旅行客を自ら減らすような事態を招いています。この状況の単純な解決方法としては、これだけ世界中でAmazonのギフトカードみたくコードを入力させることで直接現金を振り込めるアリペイやWechat向けカードをコンビニで売るなどすれば大分解消されるとは思うのですが、何故か中国はこれをやりません。</div><div> まぁ詐欺などが横行するであろうのも予想できますが。あと旅行客の場合、スマホはSIMカードをレンタルしない場合はWiFIじゃないとつながらないというのもあるので、この辺でも何らかの対策が必要となってきます。</div><div><br /></div><div> ただこの問題、見方を変えると今後電子決済が広がった場合には日本でも同じような事態が起こりうるという可能性があります。もしかしたらこの辺でクレジットカード会社が世界中どこでも使えるアプリとか、すでに一部で始まっている既存の電子決済アプリとの連動を今後広げていって解消するかもしれませんが、日本にとってもコロナ明け以降は観光客の影響はデカいので、こうした決済方法に対する対応などをいろいろ事前に対策しておくべきでしょう。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-13274515751750988642024-02-29T22:35:00.003+09:002024-02-29T22:35:39.751+09:00ビッグサプライズな大谷さん 今日行われた政治倫理審査会こと政倫審では、現役の首相としては恐らく初となる岸田総理自身が出席し、かねてから取りざたされている自民党派閥の裏金問題について質問に回答しました。色々意見はあるでしょうが、政倫審を公開するか否か、また出席を拒んでいた安倍派議員らに対し岸田総理が自ら出席し、公開すると表明したことにより、会議形態はもとより出席を拒んでいた議員らも出ざるを得なくなり、スムーズに事が運ぶようになった点は評価できると私は思っています。<div><br /></div><div> といった政治トピックもあった今日でしたが、そんなことよりメジャーリーグの大谷選手です。すでに報じられていますが、結婚していたことを明らかにしました。</div><div><br /></div><div> 正直言って岸田総理の政倫審出席なんてどうでもよくなるようなビッグニュースで、全然そういう噂も出ていなかっただけに驚くとともに、変な女に騙されたりしないかいろいろ心配していたのもあって非常にうれしいニュースです。率直に言えば、皇室関係者の結婚のニュースなんかよりずっとうれしく思うし、これほど多くの日本人に祝福される結婚というのは近年ないでしょう。同じサプライズだった羽生弓弦氏のケースはその後もああなったというのもありますが、なんか「絶対に触れるな」的な感じがしてここまで盛り上がらなかったし。</div><div><br /></div><div> 真面目に今の日本にとって大谷選手は国民統合の象徴のような存在であるだけに、変なスキャンダルとか出てほしくないし、また岩手県民にはサイヤ人の遺伝子でも混ざってんのかと思うくらいの恵まれた運動能力を後世に伝える意味でも大谷選手の結婚は意義深く感じます。今シーズンは打者専念ということもあってさらなる記録の達成も期待されるだけに、公私ともに恵まれた1年となるよう陰ながら祈っています。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-65403248152221237992024-02-27T22:48:00.002+09:002024-02-27T22:48:23.695+09:00中国でnoteのアクセスが禁止に・<a href="https://roboteer-tokyo.com/archives/20548">前評判では絶賛の嵐、でも市場で売れなかったトヨタ・iQ(前編)</a>、<a href="https://roboteer-tokyo.com/archives/20604">(後編)</a>(ロボティア)<div><br /></div><div> というわけでまた自分の書いたプロジェクトE(nd)の記事です。書いたの1月で内容をかなり忘れたころにアップされたのでそんな思い入れはないですが、なんか午前だけでPV数は7000行ったと連絡ありました。個人的にはiQのイメージを持たせるためにNボックスなどの全長を細かく書いたのが良かったかなと考えています。</div><div><br /></div><div> さて話は本題ですが、直近の日本のブログサービスとしては最も勢いがあると思うnoteが春節の前後から、中国でアクセスできなくなりました。ほかのブログサービスの多くもアクセス禁止となっているので今更感はあるのですが、FC2とかなんかは最近アクセスできるようになってたりしていただけに、何故ここでnoteを禁止するのかがいまいちよくわからない処理に感じます。</div><div> 何気に知り合いもこのnoteに、っていうか自分が進めてnoteで記事を書き始めていただけに、自分のせいじゃないけど若干申し訳なさを感じています。</div><div><br /></div><div> この手の中国のインターネット規制を自分は自宅でVPNを使うようになってからはあまり意識しなくなり、Yahooのトップページは開くけど検索はできないというのもMSNを駆使することで会社ではどうにかなってしまっているので、この2、3年くらいは本当に気にならなくなっていました。それが今回はnoteで、普通に仕事中とかでもたまに検索にヒットして開くこともあるブログサービスなだけに、否が応でも気になってしまいます。</div><div><br /></div><div> なおVPNに関しては年々速度が上がってきており、かつてはどう頑張っても200kbpsが限度だったのに、最近は時間帯によりますが2Mbpsもたたき出すので、ネットに関する快適性は地味に上がっています。ただネット認証を使うサービスなんかはVPNでもどうにもならないケースが多くこの点では不便を感じますが、早く中国も先進国並みにオールフリーなインターネット社会を実現できればいいねと上から目線で思ったりします。</div><div> 端的に言って、こうしていろいろ情報を規制して批判を押さえつけるというのはそれだけ政府が自己の政権基盤に自信を持っていない現れでしょう。台湾が議会制民主主義を確立しているのと比較するにつけ、この点で大陸の中国はいったい何年遅れているんだという風に思えます。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-36251793019607818742024-02-26T22:14:00.004+09:002024-02-26T22:14:43.631+09:00商品陳列で疑問を覚えるヨドバシカメラ、見直してきたビックカメラ<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhfmnWy6_eaV2BhzxeGj1kn-XrQXFBIdbYCOkV9DejB7spRZtPg85ZVetbmrYf_IAZ3JMZ4K-LJNB9oz3-ubeiQCDBfNvJtrxBFpGHL3ZJv_NDwBcSDAbkIzeWrX2TBTZD8CbR7NpbwqI_Bs1vI7C0RXKREDcSAJTX4CZB8V4Wgp6rdDJbDmNJmoQHOkjU/s1200/Re-IMG_20240224_142954.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1200" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhfmnWy6_eaV2BhzxeGj1kn-XrQXFBIdbYCOkV9DejB7spRZtPg85ZVetbmrYf_IAZ3JMZ4K-LJNB9oz3-ubeiQCDBfNvJtrxBFpGHL3ZJv_NDwBcSDAbkIzeWrX2TBTZD8CbR7NpbwqI_Bs1vI7C0RXKREDcSAJTX4CZB8V4Wgp6rdDJbDmNJmoQHOkjU/w640-h480/Re-IMG_20240224_142954.jpg" width="640" /></a></div><br /><div> 最近よく手が痛くなるのでハンディマッサージャーを購入。上の写真は左手に使ってる時の写真ですが、何となくロックマンになった気分がします。</div><div><br /></div><div>・<a href="http://himasoku.com/archives/52245937.html#more">【悲報】ヨドバシカメラさん、ヤバすぎる商品を販売してしまうwwwwwwwwww (画像あり)</a>(暇人速報)</div><div><br /></div><div> それで最近本題ですが、上のまとめ記事ではヨドバシカメラがなんか妙な商品を売っていることが取り上げられていますが、ちょっと自分も最近のヨドバシカメラについては思うことが多いです。具体的には、明らかに品質的におかしな商品を何食わぬ顔で陳列棚に置いているという点です。</div><div><br /></div><div> 私がこのようにヨドバシカメラに疑問を持ったのは数年前でした。その時に購入したのはバッファローの無線マウスと革張りのマウスパッドでしたが、前者は<a href="https://imogayu.blogspot.com/2019/03/blog-post_18.html">過去の記事</a>でも触れていますが、無操作が続くとスリープに入り、そこから再び操作するとスリープは切れるものの、何故かマウス操作に対する反応速度が勝手にデフォルトに戻り、カーソルスピードが物凄い変わってしまうという特段の不具合を抱えていました。明らかに普段使いに支障をきたす謎な仕様であり、これ以降はバッファロー製品の品質を疑うようになって何一つ買っていません。</div><div> もう一つの皮張りのマウスパッドはマウスを載せて動かしたところ、<b>マウスパッドごとそのまま動き出すというマウスパッドの機能を何一つ果たさないマウスパッド</b>でした。完全な欠陥商品であり、いったいどうしてこんなものを売ろうと思ったのか、そしてそれを仕入れる業者がいるのかと疑問に感じました。</div><div><br /></div><div> どちらもヨドバシカメラで購入したものですが、ヨドバシ側は商品を仕入れる際にこれほどの欠陥商品を認識していたのか。仮に認識していないとしたら、陳列する商品に対して何も確認していないのかとこちらでもまた疑問に感じ、それから徐々に疑うようになりました。</div><div><br /></div><div> とはいえ商品陳列数は多いし自転車もプラモも見られることから日本に行った際には立ち寄るのですが、前回立ち寄った際にいろいろ商品を探していて、再び疑問に思う点が出てきました。商品陳列数は多いのですがどれもこれもこれはと思う商品が見当たらず、なんか「何でもあるが欲しいものだけがない」と言われたかつてのダイエーを少し思い出しました。</div><div> また商品陳列数は多いものの似たような商品ばかりで、商品性能で見た場合の幅が異常に狭く、探すのが手間なのに探してもいい具合の商品が見つからないという感覚も覚えました。またその陳列の仕方も、なんか探しづらいというかごちゃごちゃな感じしたし。</div><div><br /></div><div> などといろいろ不満を感じつつも夕方に品川で会う予定だった友人らとの約束時間までまだあったことから、その足でビックカメラにもよったところ、こちらは店舗規模の差もあるとはいえ商品陳列数は少なく、小ざっぱりした感じがしました。でもって少ない商品ながら機能や用途ごとにきちんと分かれた商品がおかれてあり、探しやすいし比較もしやすく、何となくこれまでビックカメラのCMソングが好きじゃなくてあんまり寄ってこなかったけど、悪くないじゃんと見直すに至りました。</div><div> 特にタブレットPCの新調を考えていたので、タブレットPCコーナーでいろいろサイズなどの種類がしっかり分けられてあるのは非常に助かりました。もっとも散々検討した結果、結局買ったのは不織布貼りのマウスパッドだったけど。お金がかからなくて集めてるだけで楽しいからマウスパッドはついつい買ってしまう(´・ω・)</div><div><br /></div><div> 言いたいことを端的に述べると、最近のヨドバシカメラは小売店として地味に重要な、<b>いい商品を選別した上で陳列する</b>という機能が欠けてきているような気がします。はっきり言って無駄なくらいに陳列する商品種類を増やしており、中にはクレームを出されても仕方のないような明らかな欠陥商品すらも紛れ込ませており、店側も消費者側も得しない事態を自ら招いているように見えます。</div><div> 逆にその点でビックカメラはよく販売する商品を精選しているように見え、今後秋葉原行ってみ淀橋にはいかず、ビックカメラで購入していくつもりです。まぁノートパソコンに関しては、近くのエディオンがやたら高性能なのをえらい安値で売ってくれるのであそこで買うのですが。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-10409529934614367772024-02-25T22:38:00.006+09:002024-02-25T22:38:52.746+09:00外国人投資家比率が高いという懸念について このところ絶好調で史上最高値も更新した日本の株価ですが、関連ニュースの反応を見ると外国人の持分比率が30%を超えるなど上昇していることについて、懸念を示す人が多いです。で以ってその手の人たちは政権批判もあるのでしょうが、<div><br /></div><div>「ちょっと株価が落ち込み始めたら外人はすぐ手を引く」</div><div>「裏切るような連中に持ち上げられただけの株価」</div><div>「最高値といっても全然価値がない」</div><div><br /></div><div> などと、外国人投資家比率の上昇が乱高下を引き起こす懸念要因として否定的に語る内容をこのところよく見ます。ただこの手の主張に関して敢えて言わせてもらうと、非常に差別的な主張であり見解であるように見えます。一体何が差別的なのかというと、まるで日本人投資家が市場を読めないかのような前提で語っているという点です。</div><div><br /></div><div> 結論から言うと、市場が落ち込んだり不安要素が出てきた場合、<b>外国人投資家に限らず日本人投資家だって株を手放す</b>に決まっています。下げ相場で株価を買い支えようとする日本人投資家がいるかと言ったらいるわけなんてありません。もしそんな輩がいるとしたら愛国心とかどうこう以前に、投資家として明らかに終わってるでしょう。</div><div> またファンドなどの機関投資家に至っては顧客から預かった資金で運用しなければならず、クライアントファーストで利益を出すことが何より大事です。にもかかわらず変な愛国心とやらで日本株が下がった際に<b>顧客の金で</b>買い支えようものなら、いろんな面で問題が大きいでしょう。むしろ顧客の資産を保持しなくちゃいけないんだから、速攻で売り抜けるファンドの方が倫理的に正しい気がします。</div><div><br /></div><div> そうした観点から、落ちるときには日本人だって売り逃げるんだし、外国人投資家が今の日本株式市場で増えているということについて、特に問題視していません。意図的に日本の株価を貶めようとする輩もいるかもしれないという人もいるでしょうが、その場合起こるのは自爆営業もいいところで、そんな市場主義に反したおかしな行動取る奴なんてどうあがいたって多数派になるわけないんだし、ほっといてあげなよと言ってあげたいです。</div><div> むしろ重要なのは、日本人であろうと外国人であろうと投資家に対し、今後も価格が上昇するという期待を抱かせるような政策と環境を用意し続けるということ、あと予測が困難になるような不安要素を作らないということが、株式市場において求められます。また外国人比率が増えているということは、それだけ外国人の目から見ても日本市場が魅力的と思われているのだから、それ自体はなんも悪いことなんてあるわけありません。</div><div><br /></div><div> そういう意味では、外国人比率の上昇に懸念を示す人はその時点でパーな人だと私は思っています。根拠なく勝手に不安を覚えてそれを周りにも煽ろうとする辺り、普段から周りによくない事吹き込んでる人なんだろうと勝手に想像しては無視しています。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-10331683849328525512024-02-25T22:23:00.002+09:002024-02-25T22:23:09.047+09:00墓場に現れる男 セミの鳴き声が喧しい夏の夜、その日私は友人に誘われて、近くの墓場へと肝試しに行きました。誘ってきたくせに怖がる友人を引っ張りながら墓場の奥へと進むと、ある場所から、一種独特な空気のようなものを感じるようになってきました。<div><br /></div><div> このままいくと何かが起こる。そのような直感を感じた私は一瞬帰ろうとしたものの、そばにいる友人に弱気を見せまいと、かえって強気なふりをして一歩前に進みました。その瞬間、私の近くにあった墓石の後ろから突然、小太りの男がぬっと現れてきたのです。</div><div> その男はぼろぼろな上着を着ており、私たちを見つけるとにたにた笑いながら近寄ってきて、こう口にしました。</div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div><br /></div><div>「ワイルドだろぉ」</div><div><br /></div><div><br /></div><div> また仕事中、何故か以上の無駄なショートストーリーを思いついたので備忘録代わりに書くことにしました。いったい何故こんなショートストーリーを思いついたのか、真面目に仕事してんのかといろいろ疑いたくなりますが、少なくともいえることとしては私の中で杉ちゃんのマイブームはまだ続いているということでしょう。</div><div> ちなみに興が乗って調べて、「我很狂野」というのが「ワイルドだろぉ」の中国語訳になるということがわかりました。非常に応用が利くというか、仕事でミスったときとかおなか壊したときとかでもこれ言えば何となく場が持ちそうないい言葉だと思え、今度中国人相手にも「我很狂野」と使ってみようかと画策中です。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-60087269424231218442024-02-22T22:46:00.002+09:002024-02-22T22:46:14.956+09:00日経平均が過去最高値を更新 日本経済にとって超久しぶりに明るいニュースというか、本日日経平均の終値がバブル以来、っていうか史上最高値をついに更新しました。かねてより日本の株価は上昇傾向を示しており、また好材料もそろってて下がる要素もなかったので時間の問題だとは見られていましたが、何となく「楽しみをすぐに取りやがって(´∀`*)モウ」みたいな感じに思ってた以上に早かったという印象があります。<div><br /></div><div> 先日書いた記事、というより去年からずっと私は日本は今景気が絶好調だと書き続けていますが、いまだに「好景気が実感できない」と言っている日本人が多いことに内心呆れています。今日の最高値更新のヤフコメの記事でも「スタグフレーションになってる」などとしたり顔して書いてる人間もいましたが、物価上がって給料下がったというのなら、社会じゃなく自分自身のせいだということに早く気付くべきでしょう。</div><div> その給与に関しても大手企業は軒並みベアアップに応じる姿勢を示しており、中小企業ではなかなか難しいかもしれませんが、周りが上がっていけば上げざるを得ないだろうし、また転職が盛んになるというか人材市場が今後活発化していくと思われ、そうなった場合は時間経過で確実に上昇が見込めるだけに割とこの辺も私は楽観視しています。</div><div><br /></div><div> もっとも、生活保護世帯や年金世帯に関しては金額の変動がほぼないだろうから、物価が上がった分は文字通りダメージになってくるでしょう。この点に関しては行政と相談するか、せっかくリモートワークも広がったのだから、自宅などで可能な範囲で対応できる仕事を見つけていくしかないでしょう。</div><div><br /></div><div> 話を戻すと、いまだ好景気を実感できない日本人ははっきり言えば自分の給与しか見れない近視眼的な人間であるか、そもそも景況感がわからない不感症的な人間じゃないかと私は思います。日本に住んでない分際で言うのもアレだということは百も承知ですが、一昨年秋の段階で私は日本の景気は今後非常に拡大するだろうし、街中の人々の顔も非常に明るくなっていて好景気だと指摘していました。タイムラグを置いて日本に来たからかえってわかったのかもしれませんが、ずっと日本で生活していたらむしろわかるだろうというのが私の正直な気持ちであり、それがわからずただ自分の環境だけで日本は景気が悪いままと考えるのは、さすがにどうかという気持ちを覚えます。</div><div><br /></div><div> そのうえで、やはりデフレの時代を経験してきた身からすると相対的にインフレというのはいい環境だと思います。この辺は日本なんかよりずっとインフレの激しかった中国で暮らしてきてもそう感じましたし、何よりインフレだと社会の変化に対応できない旧態依然とした企業が淘汰されやすく、恐らく今後ブラック企業も、転職市場の活発化によって以前に比べ減っていくという期待感も持っています。</div><div><br /></div><div> 敢えて今後の日本経済の不安点を述べるとしたら、万博の混乱と地方議員の暴走で政権能力のなさを露呈してきている維新の会などの変な野党が政権を取るくらいじゃないかと思います。自民党も派閥裏金問題をはじめ問題が多いですが、野党に比べればずっとマシです。</div><div> その裏金問題も、一応完全無視というわけじゃなく、安倍派を一掃したいのが本音でしょうが岸田総理も森友・加計学園問題に比べればきちんと対応しようという姿勢は感じます。</div><div><br /></div><div> そのうえで、改めて考えると安倍元総理は本当にやりたい放題だった上、経済政策も頓珍漢もいいところだったと思います。こう言っては何ですが、いいタイミングで死んだと思いますが、わざわざ政党綱領まで変えて三期目なんかやらず二期目でしっかり引いていればもっと勝ち逃げできたのにとも思います。プーチンとかもそうだけど権力者というのは引き際が本当に肝心で、吉田茂とか岸信介なんかはその辺が非常にうまかったなと感じます。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-22271493572300878462024-02-21T22:32:00.000+09:002024-02-21T22:32:02.271+09:00中国側から見た倭寇 この前デザインをリニューアルしたヤン坊とマー坊は「ヤクザのヤン坊、マッポのマー坊」で、二人はおいつ終われる関係にあると脳内設定しています。<div><br /></div><div>・<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%AD%E5%AF%87">倭寇</a>(Wikipedia)</div><div><br /></div><div> それはさておき今日のお題ですが、この前ふと気になったことから中国語媒体で倭寇について調べてみました。なんで調べようと思ったのかというと、日本側の倭寇に対する見方や解釈で中国側と相違がないかという風に思ったのと、自分の経験からもしかしたら、中国側の方がこの手の解説が充実しているからじゃないかと思ったかからです。結果から言えば、自分の想定通りでした。</div><div><br /></div><div> まず日本側の見解、特に前期倭寇は日本人が主体であったのに対し後期倭寇は中国人(当時は明)が主体であったとする学説に関しては、中国側もほぼ全く同じ見解を持っているようです。後期倭寇に関して中国でも具体的な中国人指導者名を挙げ、日本人もいただろうが末端の構成員に過ぎないという風に解説していました。</div><div><br /></div><div> 次に中国側の解説を見てなるほどと思った点を挙げると、日本人が主体であった前期倭寇に関して、その正体は海賊というよりも南朝方の残党だったのではという説明がありました。</div><div> 倭寇が活動した室町時代初期、日本は南北朝の動乱時代にあり、九州は特に南朝の勢力が強い地域でした。その南北朝時代は三代将軍の足利義満によって終止符が打たれますが、敗北して土地を取られたり、中央地域から逃れてきた残党らが海賊となり倭寇となった説を挙げていました。</div><div><br /></div><div> この説の真実味がある点として、足利義満が日明貿易を開始するにあたり、明側からの倭寇取り締まりの要請に応じた点が挙げられていました。義満にとってすれば明との貿易で得られる利益は非常に大きいうえに、倭寇を取り締まることは南朝の残党勢力掃討にもつながるだけに、一石二鳥だったからこそ明側の要請に快く応えのではという風に説明されていて、私としては非常に納得感のある説明に思えます。</div><div><br /></div><div> 一方、この前期倭寇の段階でも中国人主体の倭寇団体が存在していたという風に中国側では説明しています。その勢力というのは明、正確にはその開祖の朱元璋と中国統一前に天下を争った<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E5%A3%AB%E8%AA%A0">張士誠</a>の残党たちで、彼らも日本人らと組んで海賊行為を行っていたとしています。</div><div><br /></div><div> そんな前期倭寇ですが日明貿易の開始とともに幕府の取り締まり、恐らく名将と名高い今川貞世の九州統治が働くようになって一時消失したそうですが、義満が死んで四代目の義持の時代になると日明貿易が打ち切られ、それに伴い倭寇取り締まりもなくなって再び活動するようになったそうです。その後倭寇は後期倭寇へと変わっていくのですが、最終的には豊臣秀吉の九州平定が成ったことで治安が回復され、倭寇の拠点であった九州の島々でも取り締まりが行われて完全に消失したとされています。</div><div> なお中国の歴史書では豊臣秀頼の朝鮮出兵も「倭寇」と表現していたそうですが、単純に当時の日本蔑視からくる言葉で、海賊としての倭寇を表しているわけではないと中国側でも解説されています。</div><div><br /></div><div> それでこの倭寇ですが、まぁ単純に食うに困って海賊行為をしていたのはわかるのですが、その実入りはどんなものなのかというのがちょっと前から気になっていました。この点について中国側の解説(百度百科)によると、中国と比べて当時の日本ではまだ工業が発達しておらず、衣類などの軽工業製品が異常に高値で売買されていたそうです。具体的には、恐らく銀本位での価値でしょうが、中国での売値に比べ日本での売値は十倍くらいも差があったそうで、だからこそ中国沿岸で強奪してでも日本に物を売りに行こうという海賊が現れたということになります。</div><div><br /></div><div> またこれは倭寇について、<b>日本国内ではあまりその被害について触れられないという理由の裏付けにもなる</b>と思います。中国側での倭寇の被害は相当なもので、単純な経済的損失だけじゃなく鎮圧に向かった軍隊が逆襲にあって指揮官が何人も死んでたりするそうです。そうした被害の話は日本国内ではあまり聞かれないだけに、「倭寇を止めて」という明側が室町幕府に要請した話も私は子供の頃、いまいちピンときませんでした。</div><div> 倭寇からすると日本は強奪した品物の販売先にあたるため、盗難品を横流しすることはあっても襲うことはなかったのでしょう。むしろ襲うことに何のメリットもなく、また日本側からしたら正規の貿易で仕入れるよりも盗難品を安く手に入れられたであろうことから、倭寇取り締まりに対し抵抗する商人や勢力もいた可能性があります。</div><div><br /></div><div> このように考えると倭寇というのは、当時の経済貿易を見るうえでも非常に重要な指標足りうる気がします。また倭寇自体、私は日本人とか朝鮮人、中国人のどれであったかという議論はそもそも大きなトピックだとは思えず、現代のように国家意識がはっきりなかった時代なのだし、もっと単純に環東シナ海系住民として捉え、当時のこの地域における人や物の流動を調べる対象として研究すべきじゃないかと思います。</div><div><br /></div><div> しかし日本側において、ほぼ確実に倭寇の根拠地であったと推察される対馬や壱峻島はあまりこうした倭寇関連の研究に熱心ではない、というより博物館などを見る限りだとむしろ隠そうとする傾向すらあります。やはり海賊行為だから後ろめたさがあるのではないかと思いますが、当時のあの一帯がどうであったのかを調べるためにも、ありったけの夢をかき集めて研究を盛り上げてもらいたいです。</div><div> もっともこれは対馬と壱峻島に限るわけじゃありません。色々な解説を読む限りだと、沖縄などの島々も倭寇がいたとされ、恐らく九州の沿岸地域においても倭寇の拠点があったと思われます。こうした地域でも探し物探しに行くように、地域の海賊史を調べてほしいです。</div><div><br /></div><div> 以上のような後ろめたさからやや乗り気でない日本と比べると、被害記録も残している中国の方が倭寇に関して詳しく調べられる気がします。私自身も結構関心を持っているテーマなだけに、今後も何か中国語媒体で発見があったらどんどんここで書いていくつもりです。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-71121717554337209722024-02-19T22:08:00.001+09:002024-02-19T22:08:23.175+09:00今の日本の株価は高過ぎか? 最近興味が薄れたこともあって日本経済に関する記事を一切書いていませんでしたが、ぶっちゃけ空前の株価上昇が続いており、トレーダーやファンドからすれば毎日パーティしても物足りないくらいの盛り上がりようじゃないかと思います。あのバブル期に記録した史上最高値にも迫っているのですが、その一方で現在の株価は高過ぎでは、実体経済を反映していないのではないかと警戒する声も見られます。<div> 結論から言えば、私は今の株価は適正、というよりはもっと上がっても別におかしくはないのではないかと楽観視しています。このように考える理由は主に以下の通りです。</div><div><br /></div><div>・日本経済に不安要素がほとんどない</div><div>・半導体をはじめこれまでなかった外国から日本への投資が増えつつある</div><div>・デフレからの脱却が明確ともいえるインフレ傾向が続いている</div><div>・それでも諸外国と比べ物価が低く、上昇余地がある</div><div>・物価上昇余地があるので、日銀も量的緩和を維持し続けられる</div><div>・円安傾向が続いており、疎外する動きはない</div><div>・円安が過剰な領域に行きそうになっても、日銀としてはそれを抑える手段がたくさんある</div><div>・隣の中国からマジで日本へ投資が移ってきている</div><div><br /></div><div> ざっと言えばこんな感じです。敢えて言えば日系企業が海外で稼ぐ能力は確かに20年前と比べると弱まっているでしょうが、その一方でエレキを筆頭とする弱体化した産業はこの10年間の間にほとんど淘汰され、ある意味で失うものがもうほとんどない状態になっているように見えます。そうした見方から一番上の「日本経済に不安要素がない」という判断に至ったのですが、中国での売り上げが大きい日系企業からすれば中国の不景気を受けて打撃を受ける可能性はあるとも見ています。</div><div><br /></div><div> で、肝心となるのは最後の中国から投資が日本に移ってきている話ですが、これは周りでも実際よく聞きます。最近の日本の株価上昇を見て、早く日本株買っとけばよかったとか、中国株でやばいくらい損しているという話を周りからよく聞きます。日本とは逆に中国市場は好材料がなく、反対にこれから悪くなっていくという予想も高いだけに、日本に限らず今後中国の投資家はどんどんと海外の株や金融商品を買いに出ていくと思われます。まぁそしたらそしたで、中国政府は海外株購入に制限を書けるんだろうな。</div><div><br /></div><div> ちなみに中国では最近、年金に対する不安がこの1年で急激に拡大したように思えます。そもそも少子化もあって子供からの扶養に期待できないというのもありますが、先行きが懸念される経済を受け、急に政府の年金制度に対する信頼が揺らいできています。自分の周りでも、個人年金を購入しようと検討し、自分に相談してくる人がなんか増えてきました。</div><div> ただ中国の場合年金に関してはまだ対応策はあるというか、定年年齢の引き上げ余地があります。現在男性は60歳で、女性は55歳または50歳となっており、日本並みに65歳に引き上げ、年金支給年齢を先延ばしにすることがまだ可能だから、こっちはそこまで心配しなくてもいいかなと勝手に考えています。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-22955590933904856612024-02-17T19:52:00.002+09:002024-02-17T19:52:24.663+09:00女性が恋愛物でカップリングにこだわる理由の仮説 過ぎ去りし日はもう戻らないけど今日は春節最後の休日です。まぁ人とほとんど会わずにのんびり過ごしたから気力満点というか、いい感じに暇を覚えて仕事したいなという気分なので悪くはないですが。<div><br /></div><div> それで話は本題ですが、かねてから女性が恋愛物のドラマや漫画などで、恋人同士となる伽rかうたーの組み合わせ、いわゆるカップリングに異常なこだわりを見せるのが気になっていました。正直、この感覚は男の自分からしたら全く理解できず、一体何が楽しいのか、かねてからずっと不思議でした。</div><div> 唯一近いなと感じるものとして、ガンダムなどのロボット物の作品でどのパイロットにどんな機体を宛がうのか、この手の組み合わせをあれこれ考えるのは確かに楽しいです。スパロボとかギレンの野望なんかはまさにこの楽しみを反映するゲームといえるのですが、スパロボに関してはあれこれ悩んだ挙句、結局原作通りの機体を宛がうことが自分には多いです。カミーユの乗っていないゼータガンダムなんてゼータじゃないし(´・ω・)</div><div><br /></div><div> 話は戻しますがこのかねてからの疑問に対し、BL大好きな中国人女性の同僚に思い切って聞いてみました。その同僚によると、カップリングについては自分が考えている通りに確かに大好きだそうで、以前には「前読んだBLでは戦闘機のメインとサブパイロットという組み合わせだった(´・ω・)」という話を聞いてもないのに説明してきました。</div><div> このカップリングを女性が何故好むのかについて単刀直入に聞いてみたところ、「女性は恋愛劇をちょっと距離を置いたところから、観劇するように客観的にみているからでは?」という、ちょっと想定外の答えが返ってきました。でもって、この答えを聞いて自分の中でこれまでのいろんな要素が一気に直列つなぎにつながりました。</div><div><br /></div><div> 結論から述べると、こと恋愛劇に対して男性は主観的にみるのに対し、女性は客観的にみる傾向が強いのではないかと思います。この違いによって、カップリングで盛り上がるか盛り上がらないかが湧かれるのではないかという仮説を立てました。</div><div><br /></div><div> この仮説のヒントとなったのは上記の同僚の証言と、セクシー恋愛漫画の「ToLoveる」の作者の矢吹氏が以前行ったコメントでした。その矢吹氏のコメントは何かというと、「漫画の中で主人公(リト)以外の男性キャラには女性からモテたり、ラッキースケベ的なシーンは作らない。何故なら主人公以外にそのような場面があると、読者は興ざめするから」といったコメントを、確か初代シリーズ単行本のコメントに書いていました。</div><div> この矢吹氏の考えに沿うと、男性は恋愛漫画や小説において男性の主人公や主要キャラクターに自身を投影しているというか、自分がそのキャラクターの目線や立場に立って、<b>それらキャラクターを自らの分身に見立てながら作品を消化している</b>と解釈できます。だからこそ主人公以外の別の男性キャラクターが主要ヒロインとかと仲良くなり始める展開、具体的にはNTRな展開に対して強い拒否感を持つ男性もいるのではないかと思います。</div><div> まぁ、NTRが好きな人も結構多いらしいけど……。</div><div><br /></div><div> それに対し女性は、<b>作中のどのキャラクターにも自信を投影していない、没入感を持たずに内容を消化している</b>のではないかと思います。男性キャラクターはおろか女性キャラクターに対しても自身と同一化せず、さながらオペラを見ているような感じで男性、女性キャラクターの双方が紡ぐ関係性に対し視点を当てているのではないかと思います。前述の通り男性は恋愛劇を自分が作中の男性キャラになった気分でヒロインの女性キャラに恋心を持ちながら主観的に見るのに対し、女性はあくまで客観的に、男性キャラと女性キャラのイチャコラぶり、言い換えると両者の組み合わせや関係性に着目して恋愛を見て楽しんでいるのではないかというのが自分の見立てです。</div><div> もっとも女性の場合、男性×男性の組み合わせの方が盛り上がってそうだけど。</div><div><br /></div><div> こうした考えを持つ理由は他にもあり、心理学において男性に比べ女性は共感性が強いということは割と多方面で指摘されています。男は物事を主観的に見るのに対し、女性は相手の立場や視点に立ってみることが多く、だから相手の痛みを考えないシリアルキラーは男性より女性の方が少ないとされています(漫画の「サタノファニ」によると)。</div><div><br /></div><div> また男性に関しても、恋愛漫画でも主人公が読者の立場に近いほど男性読者に贔屓にされる傾向があるような気がします。超金持ちな男性主人公と平凡な男性主人公では、やはり後者の方が作品として男性から支持されやすいように思え、かつての「電車男」を例にとると、いわゆるオタクな主人公だと自己同一化しやすいためオタク層により支持されたのではないかとも思えます。</div><div> 逆に女性だと、女性が指示する恋愛物で読者の立場に近い女性主人公(ヒロイン)はなんか少ない気がします。代表的なのはお姫様キャラで、そのほかもバリキャリなオフィスウーマンとか、偏見かもしれませんがなんか現実味の少ない女性キャラが多いような気がします。</div><div><br /></div><div> 以上を踏まえて言うと、恋愛物に求める要素は男性と女性で真逆に近いほど異なっている可能性があります。男性は主観的に見るので、ヒロインはともかくとして男性キャラは身近であればあるほどよいのに対し、女性は客観的に見る、っていうかファンタジーを求めている可能性もあるので、ありえない組み合わせな男性キャラと女性キャラの方が支持されるのではないかと思います。いわゆる王子様と庶民、またはその逆とか。</div><div> そのうえで、男性はキャラに自己を投影するので一つの作品にあまり多くのカップルを成立させると逆に嫌悪感や不信感を持たれる可能性がありますが、女性は逆にウェルカムで、どいつとどいつの組み合わせがベストなのかを意識させるうえで、男性キャラと女性キャラをどちらも複数登場させた方が受けがいいかもしれません。男性向けの場合は主要男性キャラ一人に対しヒロイン多数のハーレム的展開が王道だろうけど。</div><div><br /></div><div> 以上勝手な仮説を展開しましたが、物事を主観的に見やすい男性と、客観的に見やすい女性という概念でカップリングの謎を自分なりに納得できるところまで解釈することができたと思っています。もちろんこれは大まかな傾向に過ぎず、客観的な男性もいれば主観的な女性もいるだろうし、恋愛物についても個人によって好みは変わるでしょうが、こと女性がカップリングでああも論争する背景理由についてはようやく理解できるようになりました。BLを好む理由についてはまだあまり理解できてませんが。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-63331971412551086132024-02-16T21:44:00.001+09:002024-02-16T21:44:05.716+09:00そのグルガン族の男は静かに語った…… いきなりわけわかんない見出しですが、これはファイナルファンタジー3の冒頭でいきなり出てくるモノローグの出だし言葉です。モノローグの内容も背景説明もなく急に「これから何か起こる」的な内容で意味不明ですが、それ以前にこのグルガン族が何なのかについて、一切説明なく急に語りだすもんだから、久々にこれ見て「何が言いたいねんお前」と思いました。<div> なおそのググガン族はゲーム中、盲目だが未来が見えるという種族として登場しますが、モノローグで存在感満点で出てきたくせにメインストーリーにはほとんどからまず、変な谷の中にいて、「あの塔に行け」としか言ってきません。なんかとってつけたようなキャラクターでした。<br /><div><br /></div><div> というわけで昨日、Steamで購入したFF3のピクセルリマスター版をクリアしました。FF3自体はファミコン時代に一度遊んでいますがクリアできず、20年ぶりにやり直した今回のピクセルリマスター版で無事クリアとなりました。色々仕様が変わっていましたが一番印象的だったのは終盤のボスの「まおうザンデ」が、ファミコン版では瞬殺されるザコ的なボスだったのに対し、ピクセルリマスター版では少し強くなっていくらか抵抗を見せるようになっていました。それでもそのあとのボスに比べたらくそ弱いけど。</div><div><br /></div><div> あとBGMはファミコン版のオリジナルとアレンジされたバージョンを切り替えることができましたが、アレンジ版は正直聞くに堪えないという印象を持ちました。絶望的にテンポが悪く、音源は良くなってるはずなのになんでと思うくらい残念な出来で、結局オリジナル版でずっとプレイしていました。</div><div><br /></div><div> 春節の休暇も明日がジ・エンド・オブザデイですが、休み中は買いためていたゲームを消化するのに費やしていた気がします。割と暖かい日が続いていたから何度か自転車で遠出、といっても往復50㎞くらいを走っていましたが、なんかあまり追い立てられることがなく、ぼーっとして過ごしていた気がします。まぁこれから夏にかけてずっと忙しくなり、次余裕ある日常を過ごせるのは秋になってからだから、これでいいんだと思うけど。</div></div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-13182895336574468842024-02-15T21:14:00.004+09:002024-02-15T21:14:26.339+09:00精神病はもはや社会問題では? <a href="https://imogayu.blogspot.com/2024/02/blog-post_14.html">昨日の記事</a>に引き続いて精神病関連の話題ですが、昨日書いた通り初診もなかなか受けられないほど今の日本は精神病患者があふれているそうです。私自身も確実に増えていると前々から実感しており、特にコロナ前の2019年ごろが顕著でしたが、朝方の駅中を歩いていると明らかに支店の定まっていない人間が大量に歩いており、言い方悪いですがゾンビが当たり前のようにうろついているように感じ、潜在的に鬱病となっている人は想像以上に日本は多いのではないかとそれ以来考えています。<div> もっともそれ以上におかしいのは、明らかに患者数などが増えており、また鬱病予備軍的な人が街中に大量にいるにもかかわらず、メディアを中心に日本社会はその点について目を向けない、認知していないという点です。今回改めて現場の人間に確認を取ったうえで言えば、やはり精神病の患者は増えており、なおかつその潜在実数は計り知れない規模に達している恐れがあるだけに、もはや社会問題としてはっきり認識した方がいいのではないかと考えています。</div><div><br /></div><div> 仮に潜在的精神病発症率を3%と仮定した場合、100万人の労働者の中には3万人の潜在的精神病発症者がいるということになります。これだけでも結構馬鹿にならない数で、3万人もいたら関ヶ原の合戦ですらひっくりかえせるような人数なだけにその社会的損失は無視できません。逆を言えば、この精神病問題を解決することができれば3万人の労働者をフルパワーで活用することができるだけに、労働力不足が叫ばれる世の中なだけに、大量の資金をかけてでも精神病対策を施す価値があるように思えます。</div><div><br /></div><div> 具体的な精神病予防というか対策に関しては、昨日の記事にも書いたように単純に日光浴がノーコスト且つ手軽、なおかつ外出機会を増やして消費拡大を促す効果もあると思うので、「幸せなら外歩こ♪」みたいな感じで外出、日光浴を普段から推奨するのがいいように思えます。ぶっちゃけ日光浴をプッシュしても誰も困る人いないんだし。</div><div> なお最近よく「幸せならケツ叩こう♪」という妙な替え歌を上海で口ずさんでいます。</div><div><br /></div><div> 上記の日光浴のほか精神科医など専門従事者が推奨する案があればどんどんとプッシュしつつ、診療体制、特に相談しやすい体制を作って日本社会全体でもっとこの問題に目を向けるべきでしょう。たばこやアルコールの身体的健康管理も重要でしょうが、この手の精神的健康管理も国家として労働力を確保する上で、今後ますます重要になってくると思います。</div><div><br /></div><div> そのうえで敢えて一つクエスチョンを入れると、<b>そもそも何故日本で精神病患者の数が増えているのか</b>、根本的原因を追う上でこの問いは避けられないし、この点をはっきりさせることで予防対策もしっかりしてくることになります。</div><div> 単純にかつてはほとんど認知されてこなかった精神病が社会に認知され、潜在的患者が治療を受けるようになって統計上、患者数が増加したという点は間違いないでしょう。ただこの手の顕現化効果を考慮しても、近年の日本の増加ペースを見る限りもっと別の要因があると思います。</div><div><br /></div><div> 敢えて素人としての意見を述べると、最近ドラマでも話題になっていますが、かつてはパワハラセクハラにならなかった行為が現代ではその手の行為だと指摘されるなど、社会全体でタブーというか規制、条件が増加していて、前ほどその手の社会的制限を気にせずにはいられなくなったことも大きいように思います。交通事故一つとっても自分が子供だった頃は飲酒運転なんて、「捕まったら運が悪かっただけ」みたいな感覚で周りの大人でも当たり前のようにしていました。</div><div> なおあだ名がビンラディンだったうちの親父は昔から酒が飲めず、宴会の後の運転手役は決まって親父だったそうです。</div><div><br /></div><div> 話を戻すとそうした社会的制限がかつてと比べて増えたことに加えもう一つ、単純にストレスに対して現代人が弱くなっているようにも思います。これは根性がなくなかったとかそういうのではなく、学校教育、社会教育などで上記の飲酒運転をはじめとする公衆ルールを破ることの責任の重さを強く教える一方、直面するストレスに対して緩和、回避する方法を一切教えないというのが地味に効いているのではないかという気がします。</div><div> こうした視点を持つのも自分が中国にいることが大きく、さすがに問題を放置するのはあれですが、「解決できない問題なんていつまでも悩んでるだけ損じゃん(´・ω・)」という感じで、どうしようもない問題を中国人はよく視点から外します。逆に日本人は、自分じゃどうしようもない問題をいつまでも記憶し、視点に入れ続け、自らストレスの種をずっと維持し続けているように思え、この点で言えば中国人みたく早く忘れた方がずっとプラスだと思います。</div><div><br /></div><div> また一つの問題を重大に取りすぎることも単純にストレスを高めているように思え、年齢を気にするなど、どうでもいいことをストレスにし続けて自滅している人も中には見ます。この手の抱える必要のないストレスを緩和、回避する方法を日本の教育では一切教えず、むしろそれどころか「もっと相手の気持ちになってみろ」などとばかりに必要以上にストレスを感じさせやすくしており、こうしたものが日本で精神病患者を増やしているのではないかと密かにみています。</div><div> っていうか他人の気持ちを理解しろって、表現者たる私に言わせれば甘ちゃんの発想です。理解してほしければもっと自分から発信しろってのに。日本人は概して、かまってちゃんな癖に発進せず、それとなく気付いてほしいという都合のいい発想をする人が多いです。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-91427179745385862712024-02-14T19:45:00.005+09:002024-02-14T23:50:34.167+09:00精神病対策としての日光浴 今日の上海は昼間に気温が20度を超えるなど春を超えて初夏のような日となり、連休をゲームばかりして過ごす自分も妖気に誘われて昼食がてら家の周りを数キロ散歩していました。WeChatの歩数表を見たら友人も歩数が増えてたので聞いてみたら、やっぱり同じような理由で散歩していました。<div> なお今日は天津も15度に達するなど、中国各地で異常に気温が高かったようです。ところが明日から上海は雨で、気温もまた冬の一般的な水準に戻るとの予報が出ています。</div><div><br /></div><div> で話は本題ですが、今日散歩に出かけたのは家でゲームばかり(FF3)し過ぎている懸念もさることながら、友人から聞いた話がちょっと頭に残っており、わざと日に当たるようにして外へ出かけました。その友人とは先月に日本へ行っている最中にあった高校の同級生で、紆余曲折あって今精神科医をしている友人です。</div><div> なお敢えて二つ名をつけるとしたら、「最も精神年齢が幼い精神科医」と呼ぶのがその友人には一番合っている気がします。こう言うと冗談っぽく聞こえるかもしれませんがシャレじゃなくマジで精神年齢が異常に幼いのに精神科医やってる変わった奴で、患者たちもどういう風に接しているのか密かに気になっています。</div><div><br /></div><div> 話を戻しますがその友人に、いい機会だからと前から気になっていたことを一気に尋ねてみました。まず一つ目としては、現在精神科は患者で溢れており、「私、精神病かも?」と思った人が診断を受けようと尋ねても、初診を予約するまで最低1ヶ月くらいかかるくらいの大渋滞になっているという話を聞いたのでその真偽を尋ねたところ、「よく知ってるね(´・ω・)」という回答でした。</div><div> 友人曰く、精神科の数も精神科医の数も年々増えてはいるそうなのですが、それ以上に患者の増加ペースのが早く、診断済みの患者への対応だけでもほぼ手一杯になっているそうです。そのため初診までに時間がかかり、実際診断を受けるころには症状を悪化させてしまっているというケースも見られるそうです。</div><div><br /></div><div> 次に聞いたこととして、鬱や精神病を発症するまでの過程は諸条件が複雑に絡み合っているとは思うけれども、一番トリガーとなる最大の条件というか最後の決め手になるような要素は何かと尋ねたところ、てっきり少しくらい逡巡するのかなと思っていたら「ストレスだね(´・ω・)」と、一瞬で即答してきました。</div><div> 基本的にストレスがなければ精神病にはならないとのことで、精神病を発症する人はそのほかの発症条件もそろった上で、高いストレスを抱えた状態に至ると発症しやすくなるとのことでした。いわれてみれば当たり前のように感じますが、単純にストレスが最大の懸念要因だと言われて自分としては得心した思いがしました。</div><div><br /></div><div> 続いて、「じゃあ精神病を予防するためにストレスを減らすとして、ストレス軽減には何が一番効果的なんだ(。´・ω・)?」と尋ねたら、こちらもまた一瞬で「日光浴だね(´・ω・)」と即答してきました。</div><div><br /></div><div> 日光浴に関してはかねてからストレス解消とかメラトニンの生成などは聞いていましたが、本職の精神科医から最大のストレス解消方法として挙がってくるとは思ってこず、意外でした。ただ言われてみるとすごく納得できるというか、自分は学生時代によく自殺の統計などを調べていましたが、基本的に冬は雪に閉ざされる北方の雪国ほど自殺率が明確に高く、逆に太陽カンカンな南国ほど低いという傾向が日本国内はおろか、世界単位でも明確に表れていました。</div><div> この背景理由をを「南国育ち」だからで片づけない場合、やはり日照時間こと太陽に浴びた時間の長さは人の精神に大きく影響するのではないかと前から考えていました。そこへきて上の友人の回答で、自分としても至極納得したというか、精神病を予防するための対策として日光浴というのが単純で重要なのではないかと自分も深く納得したわけです。</div><div><br /></div><div> そうしたやり取りもあったため、自分のストレス管理として空が晴れていたら敢えて日光を浴びるよう自分も意識するようになりました。元から鬱気味だったというわけではないのですが実際問題として日焼けを気にせず日光を浴びるのは重要だと思えるだけに、今日のように冬にして珍しいくらい暖かい晴天とあってわざわざ袖まくってまでして日光を浴びるよう心掛けました。</div><div><br /></div><div> そのうえで実際に入ったことがあるわけじゃないですが、何となく精神病棟、特に重度の精神病患者が入る病院というのは窓がなく、閉ざされた印象があります。実際はどうだかわかりませんが仮にもしそうだとしたら上記の友人の言葉とは真逆の環境で、日光を一切浴びるどころか見ることすら叶わず、なんか余計に精神病を悪化させてしまうような環境に見えます。</div><div> そういう意味ではその手の精神病棟ほど、鉄格子は必要となるかもしれませんが、日の光を入れる窓が非常に重要になってくるかもしれません。なんかYKK APの宣伝文句みたいですが。</div><div><br /></div><div> だったらいっそのこと、<b>360度全面ガラス張りで太陽の光から一切逃れることのできない部屋</b>に入れた方が、精神病患者の症状の改善するかもしれません。ただ実際にそんな部屋を創造したところ、夏場に至ってはむしろ一種の拷問部屋のように見えてきたので、やはりほどほどに窓の大きな部屋にするのが無難かもしれません。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5940146394016970061.post-32199548843590028162024-02-13T22:01:00.003+09:002024-02-13T22:01:39.040+09:00原作改変に寛容だった漫画家 未だに「セクシー田中さん」作者の自殺事件が尾を引いていますが、この問題でドラマの脚本化は原作維持という指示を聞いていなかったといい、小学館の編集者側は原作を改変しないようテレビ局側に伝えていたいう声明を出しています。脚本家に関しては自分を守るために聞いていなかったと主張している可能性もなくもないのですが、どちらにしろ作者の支持を確実に聞いていて、本来グリップを利かせるべき番組プロデューサーこそがこの問題で最も責任が大きいと言って間違いないでしょう。聞いていなかったは通用しないし、それでいてここまで問題を大きくさせたのだから何か言えばいいのに、いまだに何も言ってこないのはやはりその問題を自覚しているからじゃないかと思います。<div><br /></div><div> そんな原作改変について、今回は変えてほしくないという要望があらかじめ作者側から出されていましたが、過去には映像化にあたって原作から離れたストーリー展開をすることに寛容だった漫画家もいました。とりあえず思いつくあたりで何人かここでピックアップしようかと思います。</div><div><br /></div><div><b>・横山光輝</b></div><div> 日本における「三国志」普及の第一人者である横山光輝ですが、「伊賀の影丸」をはじめ実写映像化された作品も非常に数多くあります。中には「六神合体マーズ」の原作の「マーズ」など、原作から大きく離れた作品もあるのですが、横山光輝は原作を改変することにあまり口を出さなかったと言われ、それがためプロデューサーらもこぞって横山作品の映像化に取り組んだと言われます。</div><div> もっとも横山本人も一部作品の改変ぶりには閉口していたと以前に親類が語っていたのを聞いたことがあります。とはいえ大きく口を出さずに現場に任せ、その結果多くの作品が映像化されたことは事実であり、その点で言ってもやはりこの人は大御所であると感じます。</div><div><br /></div><div><b>・永井豪<br /></b><div> そもそも原作なんてあったのかと思うくらい、アニメ版と漫画版で全く展開の違うストーリーが展開されることは永井豪氏の作品において最早お馴染みです。彼の場合、マジンガーZをはじめマンガの連載開始前からアニメ化も同時並行で動き出すというメディアミックスをよく仕掛けており、そのため大まかなキャラクターや舞台背景などは共通するも、それぞれのメディアで各担当者が自由に作品を作り、売れる要素があったらあとから別のメディアも追随するというかなり激しいパラレルぶりを見せています。</div><div> その結果、漫画版では衝撃的な結末で半ば伝説化した「デビルマン」も、アニメ版では勧善懲悪な無難なストーリーでまとまっています。っていうか、漫画版の内容をアニメでやっていたらとんでもないことになっていたでしょう……。</div><div> 以前に永井氏の半自伝的漫画の「激マン」を読んだことがありますが、この中でアニメ版の脚本を担当したスタッフらに対する強い信頼感が描かれており、こうした関係があったからこそああしたパラレルな展開ができたのだと思います。中でも<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E7%9C%9F%E5%85%88">辻真先</a>氏は、<b>デビルマンの打ち合わせをしながら別作品の脚本を同時に書いていた</b>というエピソードはかなり強烈だったというか、こんな凄いスタッフがいたのならそりゃ任せられるなと納得させられました。</div><div><br /></div></div><div><b>・諫山創</b></div><div> ご存じ「進撃の巨人」の作者ですが、原作改変に寛容だったというより<b>原作を改変するよう脚本家に要求していた</b>というぶっ飛んだエピソードがよく語られています。「進撃の巨人」の実写映画化にあたってはかねてからファンであった映画評論家の町山智浩氏を自ら指名し、できた映画の評価は非常に低かったものの作者自身は大満足だったという、まさに作者自身が喜ぶために映画が作られたような展開でした。</div><div> 中でも本当かどうかわからないけど脚本を書くことを町山氏が当初断ったところ、</div><div><br /></div><div><b>「うれしいです。これでまた町山さんを説得するために会いに来れるのだから……」</b></div><div><br /></div><div> という、若干質の悪いストーカーじみた発言を諌山氏はしていたという話を聞きます。まぁそれだけ慕っていた人間に自分が原作の映画作ってもらったんだったらうれしいに決まってるだろうなぁ。</div><div><br /></div><div> 最後に、今回の原作改変についていろいろ議論が続いていますが、やはり業界内でガイドラインかなんかは作るべきだと思います。その際に自分から提言したいこととして、原作者が死去した後の原作改変についてどのように扱うべきなのかも決めておいた方がいいでしょう。</div><div> 生前に原作者が大きな改変を望まないとはっきり言明していた作品に関しては映像化を控えるなど、こうした制限がないと最近ホラー映画とか作られている熊のプーさんのように、作品の尊厳を踏みにじろうとする輩が後年に出てくると思います。そうした改変の幅などに関して、著作権法と絡めつつ議論するなら今であるような気がします。</div><div><br /></div><div> なおこの手の議論で一番最初に思い当たったのが、水木しげるの不朽の名作こと「ゲゲゲの鬼太郎」です。この鬼太郎の、作者の死後に制作された第六期アニメでは猫娘がこれまでのデザインから大きく一新され、頭身の高い美少女キャラクターとして描かれたのですが、このデザインについて放映前にいくらか議論となっていました。</div><div> 「いくら何でも改変し過ぎ」、「こんなの猫娘じゃない」、「かわいいからこれでいい」といったいろんな意見が飛び交う中、</div><div><br /></div><div><b>「いや、水木先生なら『売れりゃそれでいいんです』と言うはずだ」</b></div><div><br /></div><div> というコメントがあり、このコメントを見て私も「我が意を得たり!」という気持ちがしました。どこの誰かは知らないけど、水木しげるの気持ちをかなり理解している人のコメントだと心底思ったし、こうした作者の気持ちというか方針にぶれない改変だったらやっぱアリだなと当時思いました。</div>花園祐http://www.blogger.com/profile/00180596888959354113noreply@blogger.com0