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2018年9月30日日曜日

幕張の風

 今日ようやく西武が優勝を決めましたが、シーズン終盤とあって個人タイトル争いも激しくなっています。中でもセリーグのホームラン王の座は広島の丸選手と横浜の筒香選手のデッドヒートが激しく毎日楽しみにしながら眺めています。

 贔屓にチームについてですが、私自身は千葉県出身で尚且つ通っていた学校が千葉ロッテのホーム球場がある幕張市内にあったのですが、実のところあんまロッテは好きじゃなくパリーグならソフトバンクと、最近パワプロで使っていて好きになってきたオリックスを贔屓にしてます。ここだけの話、どうせ平日夜の試合なんてガラガラなんだから、ファン層拡大のために地元の中高生を無料で招待すりゃいいってのに。
 そんなロッテなためあんま試合とか選手についてもチェックしていないのですが、実は一人だけ注目している人がいます。

荻野貴司(ニコニコ大百科)

 このロッテの荻野選手をなんで注目しているのかというと、ルーキーイヤーの活躍が目に焼き付いたからです。とにもかくにも異常に足が速く、内野安打やセーフティバントはお手の物、塁に出れば高い確率で盗塁を決め、シーズンも序盤ながら物凄い盗塁数を記録してこりゃ盗塁王も間違いなしだと当時思っていました。
 ……思っていました。

 結論を言えば取れませんでした。何故かというとシーズン途中で怪我して試合に出なくなったからです。しかもこのパターン、一年目だけじゃなくその後も毎年で、春先に活躍したかと思えば夏になる前にはいなくなることからついたあだ名は「幕張の風」で、上記リンク先でも「千葉に球春を告げる妖精ではないかと言われている」とまで書かれています。あながち、間違っていない。

荻野貴選手の検査結果について(千葉ロッテマリーンズ)

 今年も例によって七月に戦線を離脱しています。
 ポテンシャルに関しては間違いなく一級品なのですがほぼ毎年例外なくどこかしら怪我して、しかも骨折など手術を伴うなどかなりの重症レベルの怪我を追い、満足にシーズンを出場し続けることがほとんどありません。2017年に限っては102試合出場しているのですが、その翌年の今年が上記の通りですし……。

 かつて横浜には「多村仁」という、写真撮影中にジャンプして捻挫、握手のし過ぎで炎症、ヒットで塁に出た後で謎の発熱によって交代など訳の分からないレベルで怪我が多くその虚弱体質ぶりから「スペランカー」と呼ばれた名選手がいましたが、この荻野選手も早くも「二代目スペランカー」という異名が付き始めています。
 逆を言えばそれだけ高いポテンシャルを秘めていると認められていることであり、私としてもぜひともシーズンを万全に全うして個人記録などを樹立してもらいたいと祈っています。

 ちょっと本題とずれるかもしれませんが、先日引退を発表するとともに1000試合出場を達成した中日の岩瀬選手ですが、ストッパーとして間違いなく一級レベルの実力者であることは間違いないものの、瞬間風速的なストッパーとしての凄みであれば私の中ではかつての大魔神佐々木や、阪神の藤川投手、西武時代の豊田元選手らの方が、ボールに全くバットが触れないという点で上あったと記憶します。
 しかし岩瀬選手の場合、怪我らしい怪我もせず長年にかけてたくさんの試合数に登板し、恐ろしい成績を上げていきました。ことストッパーという意味では間違いなく現時点で岩瀬選手が日本プロ野球史上ナンバーワンと言えますが、それはやはり怪我せず万全の状態で出場し続けたからこその勲章でしょう。はっきり言って中日は全球団の中で最も嫌いな球団ですが、岩瀬選手の功績については何も文句なく、素直に偉大だと感じる次第です。

 っていうか背番号が「13」だから「死神」っていうあだ名が妙にツボにはまってますが。

2018年9月28日金曜日

マスコミの「忖度」

 昨日もブログの更新サボりましたが何もずっとゲームしてたわけじゃなく、帰宅してからずっとメール打ち返したり、データ作成したりとあれこれプライベートでの作業を遂行していたからで、このところなんか忙しいです。以前はそうでもなかったですがJBpressで書くようになってからは普通のサラリーマンにしては働く量が明らかに多い方へと回り、意外と自分もワーカーホリックな気があるとこのところ感じます。
 まぁ企業居点のデータを作ったという事実だけでも、気違いレベルで作業に没頭するという証明としては十分ですが。このブログもなんだかんだ言いながらずっと書いてるし。

モス食中毒は静観!?マック異物混入は叩いたマスコミ「豹変」の理由(ダイヤモンド)

 さても本題ですが、一時期はその記事の悪さを散々批判していたダイヤモンドですが、このところは改善されつつあるというか目を見張る記事がよく見られるようになりました。やや古いですが上記の記事もその一つで、食中毒事件を起こしたモスバーガーについて、明らかにそれより問題のレベルとしては低かったマクドナルドの異物混入事件の方がマスコミによって執拗に叩かれたということを多角度的にわかりやすく解説しています。
 基本的にこの記事の見方に対し私も同感で、モスバーガーはその問題性や対応に対して何故かマスコミは静観し過ぎていると感じており、マクドナルドの時との温度差については正直少し怖さを感じるほどです。一体何故この温度差が生まれたのかというと、窪田氏が指摘している通りマクドナルドの時は「叩きやすいノリ」だったから、いわばそんな空気だったからというのでほぼ間違いないと思います。

 ちょうどタイミングがいいというか本日、三菱電機で過労死もとい過労自殺が起きていたが国のガサ入れが入るまで三菱電機側は黙って報告せず、対策も怠っていたことが報じられました。これも2年前に話題になった電通社員の過労自殺事件と比べるとマスコミの反応には差があり、この差は何かというとやはりノリ、あと報道する相手ってのもあると私は見ています。
 あの時はオリンピック承知の裏金問題、並びに働き方改革のムードを作ろうとしていた政府の意向もあってか、明らかに国が電通に対して通常とは異なるくらい厳しい態度を取っていました。そんな国のやる気をみてか、普段ならば電通の不祥事には目を瞑るマスコミもあの時ばかりは、普段いいようにやられている反発もあってか、国と一緒になって電通を叩くだけ叩く報道に出ました。

 一方、今回の三菱電機の件は電通同様に敵にするといろいろ面倒な三菱グループで、尚且つあの時のようなムードもなかったことからマスコミの報道もやや大人しめです。自分の口からはっきり言えば、大手企業だと叩ける時と叩けない時ってのがはっきりあり、叩ける時であれば不確かな事実であってもその企業に不利な報道を流してもなんとなく許されちゃったりします。具体的にはオリンパスやシャープの報道で、不祥事の有ったオリンパスについてはその体質について、業績低迷していたシャープについてはその理由について好き放題に書けて報じることが出来ました。
 もしその時になされた報道が両社ともに絶好調の時に報じられていた、会社側から下手すりゃ訴えられたり、そこまでいかなくても抗議や修正、訂正報道を出すよう要求されていた可能性があります。

 また企業不祥事と言っても大手企業とかだとやっぱり目を瞑られます、このところすっかり日本語として定着した「忖度」という言葉ですが、こうした企業報道におけるマスコミの態度ほど忖度が動く現場も実はそんなにはないと私自身考えています。
 なので自分が、実際にはあんまないけどこの手の報道をする際は、叩かれている会社についてはあんま必要以上に且つ感情的に叩かないよう注意し、逆に問題がありながらあまり叩かれていない企業については意識的に割ときつめな表現を使って批判するようにしています。人材派遣企業の時なんかが後者のパターンです。

 こうするからどうなるかってわけじゃないですが、報道を目にする人間を考慮するとこうした形での報じ方の方がバランス的にはマシだと考えるからです。無論、どちらのケースでも根拠のない報道に関しては絶対しないよう注意してます。

2018年9月27日木曜日

中国報道に関する偏見

いつの間にか空が青いんだけど本当にここは中国?(JBpress)

 最初でこそ恥ずかしいような誇らしいような自分の書いた記事へのリンク付けですが、今じゃ何とも思わなくなり他人事みたいな感じでリンクつけるようになりました。著作権としては自分にあるんだし、もっと偉そうにしてもいい気もするし。

 さて今回出した記事ですが、実は書き上げたのは一ヶ月以上前で、他の記事を優先して出していたことから掲載が先延ばしにされてました。なので今日掲載されることもすっかり忘れてて、MSN「中国の青空……」っていう見出しのリンク見てなんやろと思って開けたら自分の記事が開き、「あっ、今日掲載やったか」とそこで気が付きました。
 この記事はその前の自動車関連記事で精魂尽き果てていたこともあり、「なるべく楽で、手軽に、日本人の関心ある話題」ということでPM2.5で行くことにして、青空の写真さえあればそれだけで記事が成り立つだろうと、如何に手抜きするかという目的で書いたものです。実際、書き上げるのはすっごい楽でした。

 ただそのまま書いても芸がないと思ったので、記事中にも触れていますが北京市環境保護局のデータは作為、つまりデータを弄ってる可能性があると一応釘を刺すことにしました。何気にこの記事の裏テーマとしては、どのようなデータだと改竄の可能性があるのかという見分けどころで、具体的には、「グラフにしたら振幅が激しくなる」、「目標値ギリギリ越え」の二点です。今回のケースは小数点第一位の切り上げというわかりやすいことやってくれているのもあって、説得力もつくためわざわざ触れました。でもって文字数的にもちょうどいい塩梅となったし。

 そんなわけでそこまで思い入れがあるわけでもなく、「ああでたの……」って感じで他の記事と比べても高揚感とかも少なかったのですが、ヤフコメ見てるとこっちが意外に思うくらい、「確かにこのところ空気きれいになってる」という、中国に来たことある人たちのコメントが多く乗ってました。
 一方で使った写真について「合成だ」とか、「天気のいい日を狙ったに違いない」などという予想していたコメントも多く見え、例の如く私への人格批判もいつも通り見えました。

 ただ今回はやっぱいつもと違うのは、直接現場を見ているか否かというポイントがあり、中国に来たこともないのに記事内容を激しく否定するコメントには逆に辛辣なコメントが付けられてて、なんかいつもとちゃうなと感じました。特に面白かったのは下のコメントです。


fac*****

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たまたま空気が綺麗な日に撮っただけだと思う。
PM2.5の情報を見てれば子供でも騙されないはず。
実際、今年の7~8月頃にも空が異常にどんよりして夕焼けがぜんぜん赤くならないという、PM2.5特有の空の日が何度かあって、情報で確かめたらやっぱり日本まで来てる日だった。
最近あまりニュースにならなくなりましたが、皆さんちゃんと情報見ないといけませんよ。

 読めばわかる通りに実際に現場は一切見ておらず、妄想をベースに「情報で確かめたらやっぱり日本まで来てる日だった。」と言い切ってます。このコメントについてはたくさん返信が付けられており、

>旅行でいったけど、日本と変わらなかった。
>妄想で結論を言うやつで失笑
>先入観に囚われただけの人。自分の目で見てきて下さい
>もし仮に改善されていなかったとしても、今年は高気圧が異常に居座っていたから、日本にはあまり影響が無かったと思うのだが。九州人としての感想だけど。
>主さんの頭の中には、中国は5年前、いや10年前のイメージだった?

 という具合に、他のコメントと比してもなんかやたらフルボッコに叩かれてました。まぁ叩かれても仕方ない内容だと私も思いますが。これに限らなくてもなんか私の記事内容を否定するためにあれこれ理由つけたりする人が多いですが、ケチを付けようとするあまり文意、下手すりゃ単語レベルで読み間違えを犯したり、記事内容とは関係ない内容を引っ張り出したり、とにかく私の人格を批判したりなど、こうしたコメントにはなんかひたすらに必死な様子が見られ、最近は滑稽に見えるようになりました。
 真面目に否定しなければ息できないくらいの必死さで、ちょっと言い過ぎかもしれませんがなんかそんな劣等感抱えながら生きてて楽しいのという風にすら見えてきます。

 まぁそうした必死なコメントはどうでもいいのですが、実は今回のヤフコメの中で一目で心が大きく動いたものがありました。そのコメントは以下のものです。


素振りをする素振り

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中国関連の記事は親中の筆者の印象操作か反中の筆者の印象操作かどちらかに見られちゃうからね
そう見られちゃうと記事として意味をなさなくなる

この記事も

主観的な事実
データ提示
データの信憑性への懐疑
立場表明

という注意深い段階を踏んで読後にバイアス無しに「中国もまあまあ改善してるんだな」という感想が残るように計算されてる
改善されてるのは実態に近いと思うけどね

 誇張ではなく、我が意を得たりと思うコメントでした。
 実際にこのコメントの通りに私は今回の記事で自分の主観。指標データ、データの信頼性、改めての結論、という四段階で記事を構成しており、主観を交えつつも客観的に状況を見た上で、読者に読後の判断や感想を委ねる内容を目指して書いていました。しかしこれだけ慎重な構成をしながらも上記コメントのように変な妄想する人も見られ、その点についてこのコメント主さんの書かれている通り、中国関連記事はどうしても親中、反中の印象操作と受け取られてしまう傾向があります。

 はっきり書くと、どれだけ客観的なデータで事実を示したとしてもデータの捏造や改竄を疑われ、主観が入り過ぎないように中立的な姿勢を強調したら中国を侮蔑していると言われ、どうあがいても中国報道は二律背反的に双方から批判を受けやすいです
 無論、こうした見方をするのは少数派で、厳しい言い方をすれば事実や現実よりも空想の方を信じる輩です。何故こう断言できるのかというと、こうした輩は反証データを出さない、データを出すにしても割とお門違いなものを出してくるからです。今回の記事だって、しっかりデータを追えば反証することは可能なのに、誰一人そのデータに到達できていません。これだと折角脇を空けてあげた私の立場がないってもんでしょう。

 話は戻りますが、普段こうして中国関連の報道に立つ私からして上記のコメントは自分が常日頃感じていることを実に的確に言い表しており、また今回の記事構成と狙いについても完璧に言い当てており、これほどまで理解してくれて素直に感動を受けました。真面目にこのコメント主さんにはラーメン一杯くらいおごってあげたいと思うくらい感謝しています。
 最初にも書いた通りに今回の記事はそれほど思い入れのない記事でした、上記コメントを得られただけでも書いた甲斐がありました。

2018年9月25日火曜日

90年代の秋葉原電器小売各店のCM

 今日何気なく読んだ記事で、「最近の若い子には『素敵なサムシング』は通用しない」という文言が引っかかりました。



 「素敵なサムシング」とは何のことかというと、かつて秋葉原に存在した電器店「サトームセン」のCMで使われたフレーズです。長期にわたり同じCM映像が使われたことに加え、割と耳に残る音楽と歌詞から、私と近い年齢で関東圏で育った人間なら誰もが、上記のCMをはっきり覚えていることでしょう。
 もっともこのCMは関東圏でしか放映されなかったことから、何も最近の若い子に限らずとも、関東圏以外に住み続けている人であれば大人も子供もおねーさんもこのCMを知らないのが現実です。

 何気に私は大学進学で関西へ渡った際、「そうだ、京都へ行こう」のキャッチコピーをみんな知らなかったという事実にマジビビりました。っていうかJR東海は、「せや、東京いったろ」ってキャッチコピーも流行らせるべきだったでしょう。まぁ「よっしゃ、東京で暴れたろ」でもいいけどさ。

 話は戻りますがこのサトームセンは時代の流れに抗えず、2000年代に事実上破綻して、今やこの名を冠する店舗は存在しません。何もサトームセンの経営が悪かったというわけではなく、これは完全に時代の流れによるもので、このほかにも秋葉原にあった電器小売店は悉く消滅しています。



 こっちは石丸電気のです。こちらも「いしまるまるまる~」というフレーズが耳に残るCMで私にとっては非常に懐かしさを覚えます。先ほどのサトームセンはヤマダ電機に、石丸電気はエディオンに吸収されていたようです。



 他のライバルが悉く消えていった中、未だに現役で秋葉原で営業を続けているのがこのオノデンです。このCMも長期にわたり放映され続けたのですが、肝心のオノデンはそれほど店舗を拡大展開せず秋葉原で地道に営業していたので、「CMはよく見るけど一度も入ったことがないお店」というのがちっちゃい頃の私の印象です。
 逆を言えば余計な拡大戦略を取らなかったことから生き残ったとも言えるでしょう。なお2011年、いろいろ中国で苦しい時期にあった私は夏に一時帰国して、このオノデンで割とコスパのいいNECのLavieシリーズのノーパソを購入しました。この時に私はこのCMを思い出して、「ついにオノデンで買い物したぞ」と内心思ってました。





 こちらの二つは勝ち組というか、今も絶賛営業を続けているヨドバシカメラとビックカメラです。どっちもやっぱり記憶に残りやすい音楽とCM構成ですが、どちらかと言えばやはり「まあるい緑の山手線♪」で始まるヨドバシカメラの方に軍配が挙がるでしょう。覚えやすい歌詞に交通アクセスを上手く乗せて歌い上げるこのCMソングは日本の歴代CMの中でも特別優れたものだと個人的には考えています。
 それにしてもこうして改めて並べてみると、90年代の秋葉原電器小売店はみんな記憶に残るいいCMをよく作ってたんだなぁと思います。子供の頃の思い出補正も入ってるかもしれませんが、やはりどれも一目で記憶に残る内容で、またそれとなく時代背景を反映していていい映像だと感じます。

 なお本当はもう一つ、現在も中国資本下で営業を続けているラオックスのCMも入れるつもりだったのですが、時期的には94か95年の頃の、真っ白な背景のまま何も映像も音も出さず、終わり間際に「らーおーーっくすー!」って叫ぶ子供ながら非常に不快なCMの動画が見当たらなかったので見送りました。確かに名前は覚えたけど、ラオックスが電器小売店ということすらわからない内容で見ていて、っていうか音が突然途切れるから見ていなくてもテレビに目が向くこのCMはずっとムカついてました。

  おまけ
 何故か学生の頃、サトームセンのCMの冒頭で聞こえる「アォ!」って声を再現したくなり、一時期下宿の中とか外で自転車こいでいる最中によく「アォ!」って声出して練習していました。けど周りはみんな関西の学生で何の音の物真似か通じるわけもなく、なんとなく限界を悟っていつしかやらなくなりました。そもそもやろうと思った時点で何かおかしい気がしますが。

2018年9月24日月曜日

車のプラモ作って、記事書いて



 今日は日本同様に中国も中秋節のためこの週末は三連休でした。ただ金曜に世話をしている中国人の友人が上海にきたので泊めてあげて、翌日は恐らく気候が安定してきたこともあってかなんか急に疲れがどっと出て一日中夢うつつとなり、仕事しようと思っても全く進まずパワプロでオリックス優勝させていました(三連覇)。
 明けて昨日日曜日は、本当は原稿書かなきゃいけないのに現実逃避から前もって買っておいたR34のプラモを組み立て始め、2000年代に作られたプラモなだけあって組みやすく約3時間で組み終わりました。組み終わった時刻は13時でしたが、それからようやく昼ご飯食べに行く始末でした。

 最後の憂いというか言い訳が解消されたこともあって2時ごろから仕方なくパソコンに向かい、それから夕食の時間を抜いて夜10時くらいまで延々と原稿執筆、もとい資料整理に取り組んでいました。こちらの原稿は次々回のJBpressに使うもので、内容はまた自動車業界に関する内容です。せっかくR34を作ったんだから如何にしてこの車が現在日本で最もプレミア化が進んでいるかについても書きたかったのですが、テーマが異なることから今回は見送りました。
 っていうか一回くらいはそういうネタの記事書いてもいいかもしれません。前にも書いた、二系メーカー同士のパクリカーを紹介するなど。

 この原稿は本日午前の仕上げ作業を持ってようやく完成しましたが、資料自体はあらかじめ探して置いたものの、記事構成の関係から大半が使えなくなった一方で新たに必要となる資料が出てきたためそこそこ手間取りました。

 これはJBpressの編集長にもかつて話した内容ですが、極端な話、経済記事はグラフさえあればテキストはいらないと考えています。グラフからどんな内容を読み取るかは読者次第であり、テキストによる解説があった方が親切ではあるものの、グラフだけで必要な内容がすべて伝わるような記事が理想的です。
 そういう意味では経済記事はデータこと数字があってなんぼであり、数字のない経済記事なんて何の価値もないと内心考えています。経営者が今後の方針を語るインタビュー記事などありますが、言ったことをきちんとやるのか、やっているのかなんて保証がない分(現実にはほとんどやってないと思うし)、聞くだけ無駄だと内心思います。やはりそうした経営方針についても具体的な数字、目標売上高とか具体的な商品名、販売数、従来データなどを聞き出して書くべきでしょう。

 然るに、日本の経済記事はこの手のインタビュー系がやはり多いように感じます。もちろん全否定するつもりはなく中には数字がなくとも消費者の嗜好動向など参考になるのも少なくありませんが、もっと数字を使ったグラフを活用すべきだと日々感じます。そうした反発もあって私が書く記事に関してはやたらグラフを多用する傾向があり、今回も使わなかったグラフを含めると6個くらいExcelで書きましたが、どうして日本のメディアはこうしたデータを使わないのかあきれる以前にもはや不思議です。今回私が使ったデータもそんな珍しいものではないのですが、データ内容で検索すると変なシンクタンクが有料でしか公開しておらず、なんやねんこの情報不足な領域はと、つい中国と比較して思ってしまいます。

2018年9月20日木曜日

中国には存在しないもの

 最近、やっぱり中国ネタはJBpressで展開することが多くブログで書いていないので今日はこっちで書くことにします。なおJBpressは自分の歴史記事を読んで自分にアプローチをかけたそうですが、その際に「中国ネタと歴史ネタどっちで行く?」と私から尋ねたところ中国ネタを要望されたので中国ネタを中心にコラム書いてます。
 ただ中国ネタしか書けないと思われるのが嫌なので今年は歴史ネタを強化したのですが、もう十分自分の実力は証明したと思うので、また別のジャンル挑戦しようかなと画策中です。漫画・ゲームネタはさすがにやるわけにもいかないし、比較的現代の政治事件批評とかかな。

 話は本題に入りますが、日本ではごく一般的なのに何故か中国には影も形も全く存在しないものがあります。もったいぶらずに語るとそれはなんとガムテープで、マジで不思議でしょうがないのですが中国にはありません。
 そのため荷物を梱包するダンボールにはビニールテープ、敢えて言えばガムテープ幅のセロハンテープを使うのですが、これがまた切りにくいし、切った後も切断箇所が見えづらくて再使用する際にはいっつも手間取ります。また剥がす際も変に粘着力が強い上に破り辛く、引き剥がした後も変に強靭な素材ゆえかゴミとしてもガムテープと比べると鬱陶しいです。

 なおダンボールに関しては基本と日本と差はなく、このところのネット通販の発達もあって段ボールメーカーはどこも景気がよさそうです。何気に前に住んでた昆山には日系の段ボールメーカーも多くて遠目にも羽振りよさそうでした。

 ダンボールは日本と変わらないのに、何故ガムテープはないのか。何気に一時期メーカーでくっそ思い鉄鋼部品の梱包とかやらされてたのでわかりますが、いざガムテープがないとほんと梱包って大変です。やはりガムテープの長所としては切りやすい、剥がしやすい且つ粘着力が必要十分ってところで、セロハンテープと比べると雲泥の差があります。また梱包に限らぐ家庭でも大活躍するというのに、どうしてこんな便利なものを中国は使わないのかいろいろと納得のいかない点が多すぎて困ります。

 ちなみにガムテープが存在しないことを改めて認識しなおしたところ、「これじゃガムテープデスマッチはできないじゃん(;゚Д゚)」って思いました。

 ガムテープデスマッチとは読んで字の如く、片手と車のハンドルをガムテープで固定してダウンヒルで早さを競い合うモータースポーツのことです。片手の位置が固定されることからハンドルの回転量も制限され、必然的にカーブでは思い切ったドリフト走行が求められる上、一歩間違えたら姿勢の修正が効かないこともありクラッシュで決着がつくことも珍しくありません。
 カーブでドリフト走行が要求されることから、駆動方式としては圧倒的にFFが有利(アクセル操作で姿勢制御が可能)で、逆に挙動が不安定となりやすいFRやMRだと死にに行くようなもんです。なおアニメ「頭文字D」の15話におけるこのガムテープデスマッチ決着時における挿入歌が入るタイミングは神がかっており、自分はこのシーンを見たことでこの作品に一挙にハマりました。

2018年9月19日水曜日

世界一高い料金で世界最低のサービスな日本の携帯電話

携帯料金、東京が「世界最高」…パリの4・2倍(読売新聞)

 一読してさもありなんと正直思います。
 この件に関しては過去にJBpressでも中国の携帯電話料金を比較してかなり大きな物議をかもしており、どうもそれ以来「花園祐 反日or左翼」ってワードを見るようになりましたが、見出しにも掲げた通り日本のユーザーは世界一高い料金を支払って世界最低のサービスを通信キャリアから受けている気がします。

 かくいう私も一応ウィルコム(現Yモバイル)のPHSを現在も契約し続けて日本帰国時に使っています。料金は大体月1500円なので、帰国してすぐ電話が使えるという利便性から年間通話時間が10分にも満たないにもかかわらず契約を維持してきましたが、近々サービスが打ち切られることとなり、代替策を検討しなくてはならなくなりました。
 実際に前回5月の帰国時、知人から勧められたプリペイド携帯を検討してYモバイルに聞きに行きました。知人が過去に契約したプリペイド携帯は年に一回料金をチャージすれば使い切らない限り使えたとのことでこれならと思っていたのですが、どうもこうした契約はなくなっており、代わりにあったのは確か3ヶ月ごとに料金チャージしないと問答無用で使えなくなり、またチャージした料金は3ヶ月後にはゼロにされて期間を継続して使えないという、実質3ヶ月毎に料金を支払わなければならないという誰得なプランになっていました。しかもその料金支払いも携帯ショップ行かないとできず、「中国ならネット決済一択なのにそれすらもできないのか(´・ω・`)」という点で呆れました。

 しょうがないので次回帰国時にはどっかのMVNOでSimカードだけもらおうかと考えています。これなら月々の基本使用料を千円台に抑えられるし、また余っている、且つ日本のやつより優秀なスマホがたくさんあるし、何なら今中国で使っているデュアルSimのスマホも流用出来ます。
 このように考えると未だに端末を紐づけて売る日本の携帯電話市場は、端末それ自体はガラパゴス携帯という単語が死語になるなど絶滅したにもかかわらず、市場は未だガラパゴスなままというかつて以上に歪になってしまっていると思えてきます。

 っていうか今度辺り新しいスマホ買おう。真面目に中国のスマホはブランドにこだわらなければ安くていいのが買えます。