ページ

2019年10月24日木曜日

眼鏡屋が増えている背景

 上司から最近、こんな難題を問われました。

「なんでこんなジョジョってつまらなくなったん?」

 「才能が枯れたとしか……」と答えましたが、実際マジヤバいくらいつまらなく、先週最新刊を漫画喫茶で一応読みましたが、よくこんなつまらない話を延々と続けるなと驚くくらいのつまらなさでした。ダモさんが出てきた当たりは面白かったのに。

 話は本題ですが今回の帰国中に眼鏡を新調しました。別に中国でも眼鏡くらいはどうとでもなるし日本のJINSとかも進出していますが、日本国内で消費しようと思ったのと、やはり何かあった時のことを考えて日本で作ることにしました。なお行ったのは眼鏡市場です。
 滞在中に作れるのかなとやや心配してましたが、店員に聞いたら20分もあればできるということで実際そのとおりでした。ほんのちょっと前まで発注から受取まで一週間位かかってたり、4、5万円かかってたのと比べると、料金は2万円強(フレーム+レンズ)と安くなったのにスピードは格段に早くてマジビビります。

 この購入時、実は前から気になっていたので店員に、「なんでこんな眼鏡屋増えてんの?(´・ω・`)」と聞いてみました。日本でも郊外やショッピングモールを中心に眼鏡屋が増えていますが、中国でもなんか最近やたらと眼鏡屋を目にすることが多く、生活必需品だから一定数需要があることはわかりものの、それにしても増え過ぎではないかと前から疑問に思っていました。
 それで店員の答えですが、一つはマシニング加工機械、要するにレンズをフレームに合わせてせん断する機械の性能が高まり、安くなって各店舗におけるようになり、これによって当日すぐの引き渡しが可能となったそうです。次に、こちらが重要ですが、以前と比べると眼鏡をファッション感覚でつける人が増えており、コンタクトレンズよりも眼鏡を敢えてつけようとする人が増えているとのことでした。この際、はっきりと店員からは、「コンタクトを常用する人の割合は以前よりは確実に縮小している」とも言われました。

 両方とも理由としては非常に納得できるだけに、私としても十分に納得できました。ただ、中国に関しては元々コンタクト率が低かったのですが、二番目の理由のようにファッションとしての眼鏡が流行ってきたことで増えているのだと思います。
 なお今回の眼鏡新調は前回からちょうど6年ぶりとなります。前の眼鏡はスチール棒で叩かれた際にフレーム曲がったりしていたこともあってしょっちゅうずれ、眼鏡の位置合わせを常にやってましたが、新しい眼鏡だと全くずれなくて逆にビビります。っていうか前の会社、向こうの責任でスチール棒で叩かれることとなったんだから眼鏡代くらいよこせよなと未だに不満に感じてます。

SIMカード壊れた?

 例によって今朝まで日本に居て今日夕方に上海へ戻ってきました。滞在中は「翔んで埼玉」を見ましたが、これ自分のような千葉県出身者は楽しめるけど、関西地方の人とかは楽しめるのかなと気になりました。

 話は本題ですが、現在私はデュアルSIM、つまりSIMカードを2本させるスマホを使っています。中国、日本それぞれで携帯電話契約を結んでおり、2本のSIMをスマホに挿しており、国境を移動した際は設定を変えるだけですぐさま通信ができるようにしています。
 これ地味に自分のような国境を行き来する人にはありがたく、以前のように日本国内ではガラケー浸かっていた時代と比べると利便性の面で大幅に向上しました。

 それで今回も国境を移動して日本に入るやすぐLINEモバイルに、上海に戻ったら中国移動へと設定を切り替えたのですが、なぜか中国移動のSIMカードは反応がなく、データ通信はおろか電話通信すらできなくなりました。何が痛いかって、中国はスマホを介した電子決済が当たり前なだけに、現金は一応持っているけど買い物などの面で非常に不利となることです。
 SIMカードを取ったりつけたり、設定を弄ったりしましたが復元はせず、友人に相談したら、「おそらくSIMカードが壊れている。自分も前にあった」と教えてもらい、明日にでも中国移動の営業所に持っていくよう勧められました。なんでもすぐ交換してもらえるそうです。

 それにしても今回、データ通信できなくなって心細さがたまりませんでした。なにせ日本のLINEに当たるWeChatが使えないと情報連絡も取れず、また前述のように電子決済もできなくて生活上、本当に不利でした。明日すぐ直るといいけどな。

2019年10月21日月曜日

変わる中国と変わらない日本

 すでに十年近くも中国でウロウロしていますが、十年以上前と比べると同じ国とは思えないくらい変化したと思います。一方で、日本は帰国する度に風景が何も変わらず、電車の中で、「ここらの家全部壊して抜本的に街づくりをやり直したほうがいい」と言ったら友人に止められたことがありました。
 なお中国では実際に、「そだねー」って感じで一気に街を区画ごと破壊し、新たな商業施設や高層ビル、あと住宅エリアとかを作ってくることがあります。上海市内のある公園なんか、曹操じゃないけど周近平が「広いね」つったら、忖度した周りの役人によって一気に壊され作り直されてます。

 よくこのブログでも書きましたが、以前はともかく現代日本人の本質は保守そのもの、社会の一切の変化を嫌って現状の風景や姿を維持することを強い目的に動いている節があります。こうなった背景としては目呼んだ分析で、上位数%の世帯がこれまでの生活を維持するために不定期雇用増やしたりなんやりしたという指摘をしており、その論に則ってみると上位の世帯のみがこれまでどおりの生活を維持するという方針で日本の世の中は回さされるということとなり、前述の私の主張とも一致すると感じました。

 そもそも論として、日本の若い世代を中心に「変化=マイナス」のように、変化すること自体が全てにとってマイナスの事態しか引き起こさないと考えているようにすら私には見えます。少なくとも、変化がプラスに転じるとして社会や価値観の変化を求めるような人物像は日本ではレアであり、実際にそうした思想で持って行動する人はなかなか見つけられないでしょう。
 そういったタイプにとっては現状を維持すること自体が最大の幸福であり、「これ以上幸福にはならないけど頑張れば今の幸福は維持できる、または微減で済む」的な価値観なのかもしれません。中国人も以前と比べれば保守的価値観が強まってきてはいますが、それでも「一発当ててみたい、そのために行動する」という人はまだまだ多くいます。でもってこの手の人達は、失敗した結果についてはいい意味であまり考えません。

 さっきから偉そうなことを言っている私ですが、少なくとも一般日本人に比べればたくさん冒険はしてきたつもりです。昔友人にも「年収を半減させてでも中国に行こうとする勇気は自分にはない」と言われましたが、私自身としてはそもそも中国に行くこと自体は普通に希望しての行動であり、勇気を持つ必要などあるのかと、当時内心で困惑しました。
 そういったいくらかの冒険を経た後、そこそこ見るものは見たし余生はのんびり過ごそうと30歳位の頃に安定した職を求めたところ、日本ではなんか知らないけどどこも仕事くれなくて、安定を求めたら何故か不安定になるという困惑した事態に追い込まれました。その後、「このまま日本にいたら腐るだけだ。何が何でも中国に戻らないとマズい」という価値観からまた中国にあの手この手使って戻ってきて、紆余曲折を経たら、これまでかつてないくらい安定した生活を現在得ています。

 周囲からは、自分の実力は認めているからもっと責任ある立場を目指したほうがいいと言われてますが、自分としてはすでに余生を過ごしている状態だから、自分にやってほしい業務があればなるべく協力するものの、そんな昇進とかは望まないとガチで言っています。なにげにメインタスクの業務能力ではなく、事務処理能力の速さと高さで評価されているのがやや皮肉ですが。

 途中から自分語りになりましたが何がいいたいのかというと、少なくとも自分に関しては安定を求めたら逆に不安定になり、何も考えずリスクだけ追ったら逆に安定した立場を得ることとなりました。これまたすごい皮肉なプロセスではありますが、案外世の中というのはこういうものなのかもしれないと最近思います。

2019年10月18日金曜日

不倫問題の本質

「最悪のタイミング」 巨人・鈴木尚広コーチ退団にG党困惑(J-CASTニュース)

 またなんか不倫関連ニュースが出ていますが、個人的にこの手の不倫行為というのは止められても、刑事罰つけたとしてもやる人はやるだろうし、どうしても伴侶に不倫してほしくないという人ならそういう人を地道に見つけるしかないんじゃないかなと、個人間の付き合い面に関しては内心考えています。一方、社会面で見ると不倫による弊害の方に目が向くというか、具体的には相続と子弟の教育で、どっちかというと問題の本質はこっちじゃないのかなとも考えています。

 これも知ってる人には有名ですが、不倫をして離婚した場合、不倫行為を行った当事者は子供の親権を取られた場合に元伴侶へ子供が成人するまで養育費を支払わなければなりません。しかし現実問題としてこの養育費の支払いが無視というか放置されるケースのほうが多く、一部自治体でもシングル世帯の養育費回収について、強制的措置も検討していると最近報じられてきました。

 私個人としてはやはり社会でこういった教育予算面でハンデのある子どもがいるという状況こそが一番問題であるように思え、前述の自治体のように強制的にも回収すべきではないかと考えています。また相続についても、相続する財産がなければそれまでですが、もし離婚時にそれなりの財産があるとしたら、所有権の分割、若しくは迅速な現金化によって即座に別れて暮らす子供に対して相続させる措置を取ったほうが、とりっぱぐれなくていいのではと思ってます。

 日本もそうですが中国も近年は離婚が増えているといい、住宅価格の高騰と相まって今後相続権絡みで色々問題が出てきそうです。もっとも一人っ子政策もあるから、再婚後にまた子供を作らない限りはそんな問題にならないかもしれませんが。

2019年10月16日水曜日

愛憎の矛先

 知ってる人には有名ですが、羊羹の老舗のとらやは現在東京に本店がありますが、元々は京都にありました。江戸時代から天皇家御用達の羊羹屋として栄えていたのですが、明治の代に天皇家が東京へ移った際、「あそこおいしいからつれてきて」と言われ、そのまま京都から東京へ天皇とともに電撃移籍を果たしました。
 一応現在、京都市内にもとらやのお店はありますが、上記の背景もあって京都市内の他の和菓子屋からは特別扱いされたことをやたら恨まれているそうです。詳しくは知らないけど、京都の和菓子組合とか入ってるのかな。

 このエピソードで個人的に面白いと思うのは、東京へ移った天皇家ではなく、天皇家に引っ張られたとらやに対し憎悪の矛先が向かっている点です。似たようなものだと、好きな男の子が付き合ってる女の子に憎悪を向ける女子みたいな状況が浮かびますが、このように本来、憎悪を催す行為を起こした実行者ではなく、その周辺というか対象に憎悪が向かうということはままあります。
 何故起こるのかというと簡単で、憎悪対象自体には強い愛情や親近感があり、憎むに憎みきれないためです。無論、憎悪の矛先が向かってしまう周辺対象にとっては迷惑もいいところでしょうが。

 この他にも坊主憎けりゃハゲまで憎いなどという言葉もあるように、憎悪というのはしばしば、直線的ではなくややずれたベクトルに向かうことは珍しくありません。逆を言えば、本来の対象のみを憎み続けるというのは逆に難しいのかもと思うこともあります。
 それこそ例えば、昔いじめた相手に対し強い恨みがあり、ふとしたことからその相手の親戚に対し強く出られる立場に立ってしまったら……などという感じで、憎悪対象本人自体よりもその周辺に復讐をかますことのほうが実態としては多い気がします。中東地域に至っては何代も前の親戚の仇とか言って、仇の対象の実質無関係な親族すらも襲うというし。

2019年10月14日月曜日

意外な反応

一躍ブームの蘭州ラーメン、本場の味はどう違うのか(JBpress)

 今日配信されたのが上の記事ですが、正直言って蘭州ラーメンはまだニッチだし、内容も平和的で悪くはないけどインパクトに欠けるからそんなに受けないだろう、蘭州旅行してきたついでに書いた記事だからいっかとか思ってたら、そこそこ読まれました。ヤフコメも100件超えたし、アクセスランキングも午前の段階ではトップに入ってて、「え、こんなのが受けるの?」と正直戸惑うくらいでした。

 内容については言わずもがな、最近日本でも増えてきた蘭州ラーメンについてです。ヤフコメを見ているとやはりというか駐在経験者と思しき人達が、「懐かしい」、「また食べたい」という具合で強い反応を示し、味や食べ方について議論を深めています。個人的には、「酒飲んだ後の〆にいい」という意見には至極納得し、薄味だからハーフサイズくらいで提供してくれたら確かに最後に食べる料理としていいかもしれないと思いました。

 記事執筆の背景は上でも書いている通り、蘭州にせっかく旅行に行ったのだから記事ネタにしようと思ったくらいで、そこまで激しく伝えたい何かがあったわけではありません。ただ記事執筆中、日清が蘭州ラーメン味のカップラーメンを出していたことを知り、日本でも知名度が広がっているのだなとしみじみ感じていました。
 改めて考えてみると本当の中華式ラーメンと言ったら、日本だと担々麺くらいしかあまり普及しておらず、日本の独自発展したラーメンはこれだけ増えたのに、本場中華ラーメンはバリエーションも多いのに日本だとまだ少ないなという気がします。先程も友人と、西安のビャンビャン麺とかあるのにねーなどと話してました。

 執筆中の思い出としては、読む側からしたらあまり想像しづらいと思いますが、味の表現というのは実は非常に難しく、そういう意味でこういったグルメレポート記事を出す際、以前は非常に苦労していました。
 具体的に言うと、味覚というのは個人によって変わるため、辛いとかしょっぱいと思って紹介しても、他の人からしたらそういう風には感じられなかったりします。また味覚に関してはまだはっきりしたものもありますが、おいしいかおいしくないかに至っては完全に個人の嗜好が影響するため、「マジうまい最高!」という風に書いても、「それは違う!」と思う人もいるだけで、公平忠実に味の内容を説明、表現したりするのは実は文章表現上ではかなり難しい作業に入ります。

 この辺の味覚表現については2016年に書いたラーメンミュージアムの記事で非常に苦しみ、このときに試行錯誤した結果、前と比べると段違いに表現できるようになってきた気はします。今回もそのときに培ったテクニックを利用し、「多くの人が同感するであろう際立った味の特徴」、「使われている食材の役割」、「このような味に感じたのはあくまで筆者自身と明記する」というポイントを抑えて書きました。
 今回の記事に関しては非常に議論になりやすいラーメンスープよりも、麺の方で際立った特徴が出たので、そういう意味ではまだ書きやすい方でした。またラー油に関しても見た目的にもわかりやすく、個人的には意外と簡単そうでありながら、他の人ならなかなかできない表現でうまく説明できたのではないかと考えています。

 それにしても金のなかった頃は、本当に週3回以上は蘭州ラーメン食べてお金貯めてました。最もそういう思い出があるからこそ、たまに食べたくなるのでしょうが。

2019年10月13日日曜日

意外なアダルト商品

 昨夜夜ふかししてゲームしてたせいか、今日3時から6時まで記憶失うくらい昼寝してました。まだ眠い。


 話は本題ですが先日なにげなくランエボのプラモをAmazonで商品検索してたところ、上の画像の商品情報がヒットしました。ちなみにプラモとしてランエボはライバルのインプレッサに比べると若干種類が少なく、特に第三世代CT系に至ってはあまり出ていないことに気が付きました。人気だった時代からか、第二世代のほうがキット化率が高いです。

 上記画像を見てもらえば分かる通り、「ハセガワ 1/24 三菱 ランサーエボリューションIV 1997 サファリラリー プラモデル 20395」がアダルト商品として警告表示が出ています。最初見た時、「え、なんで?」とか思ったのですが、よくよく考えてみると確かにアダルトな商品には間違いないかとは思いつつ、一体どうなっているのか興味がつきませんでした。
 そこで試しに商品リンクをクリックしたところたどり着くのがこのアドレスで、「18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれる商品を取り扱っています」という警告文とともに18際以上であるかを尋ねる質問がされます。若干ドキドキしつつ「はい」をクリックしたところ、エボⅣのキットのパッケージイラストが表示されました。

 憶測ですが多分、「対象年齢18歳以上」みたいに商品を設定したからこうなったんじゃないかと思います。ただ先程にも述べたようにアダルトな商品には間違いなく、非表示にするまでは必要ないと思いつつも、今どきエボⅣのプラモ買う18歳未満がいるのかと言ったら激しく疑問です。

 なお私は以前に頭文字DとのコラボキットであるエボⅤは作った事があるので、第二世代エボはもういいかなと思ってます。エボで一番好きなのは「ハイパワーターボプラス4WD、この条件にあらずば車にあらず」でおなじみのエボⅢと、エボⅦよりトルク抑えて作ったらレースでエボⅦに全然勝てなくなり、慌てて作った結果結構とんでもない仕様になったエボⅧMRだったりします。「MR」は最初「ミッドシップ」の略かと思ってたら普通に、「ミツビシ・レーシング」でした。恐らく今後、この略称が使われることはないでしょう。