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2019年12月2日月曜日

記事ネタの収集について

 今日あまりにも汚いからキーボードのキーを外して洗ったところ、何本かのキーでツメが折れて、使用は問題ないもののやや違和感をおぼえるようになったらまた今度新品を買ってこようかと思っています。今まで何度か洗ったことあるけど、こんな感じでツメ折ったのは初めてです。まぁ語年も使ってるんだから仕方ないけど。

 話は本題ですが、友人に最近の自分の記事について意見を求めたところ、「記事内容より記事ネタ探しに苦しんでいる姿を見ることが増えた」と言われましたが、実際にそのとおりだったりします。
 これまでJBpressで配信する記事に関しては割と早めにネタを決めて、他の記事を書きながら細かい情報とかをかき集めたりしていました。しかし最近はギリギリまで決めず、直前に閃いたものを急いで調べて書くということを繰り返しています。今回もそれでしたが、それでも昨日1日だけでネタ集めて、訳して、図表作って記事書き上げるのは我ながら大したものです。

 何故記事ネタで困るようになったのかというと、単純にストックが切れてきたということが大きいです。これまではJBpressで書き始める以前にこのブログなどで取り上げてきたネタを使うことができましたが、最近はその手のネタも使い切って弾無しアパーム状態になってたりします。また現段階で今年のこのブログへの投稿本数は年間で過去最低になることがほぼ確定しており、単純にブログに書くネタ自体が少なくなってて流用もままならなくなっています。

 何気にこのブログの方でも、最近は記事書く前に何を書こうかってずっと悩むことが増えてます。これは恐らく本とかあんま読まなくなって知的刺激を受けず、ネタを思いつくことが少なくなっているためです。あと政治ニュースがくだらないのが増えて、取り上げるネタもなくなっていることも大きいでしょう。
 それでも一応は三日は開けなようにして記事を書いていますが、以前と比べるとそこまでブログに頑張らなくてもいいかもとか思うようにもなってきました。特に先々週はガチでやばいくらい忙しかったので、ブログについて考えるのがリアルに苦痛でした。

 ただこうした傾向は控えめに見ても、あまり良くない状況だと思います。やはり何にでも興味を持って調べて、記事にしようっていう心構えは万能に強く、そうした姿勢をちゃんと維持することが自分の成長においては重要間違いないでしょう。ちゃんと継続する価値は自分でも認めています。
 さしあたっては、JBpressでため記事として一番使える歴史ネタをもっとこのブログで取り上げていかないとと検討しています。歴史ネタは一切腐ることなく、またこのブログで書いた内容でもほぼそのまま使えるので応用がききやすいです。

 それ以前にというか、冷静に考えて二週間に一回のペースであれ程のクオリティの記事をJBpressに毎回出している事自体が地味にとんでもないペースだと思います。昨日あった人もこのペースに少し驚いてたけど、本当にネタ無いときなんかは予め伝えて休載することも今後は考えていく必要もあるかもしれません。

2019年11月30日土曜日

3年以内に退職することは忍耐力がないと言えるのか?

・イーロン・マスク『Cybertruck』発表会の“窓ガラス破壊”に言及「鉄球を投げてから、ドアをハンマーで叩くべきだった」(Real Sound)

 本題と関係ないけど上のニュースを見て、イーロン・マスクは実は黄金長方形の回転を用いる鉄球使いだったのではという疑念が私の中で持ち上がっています。さらにどうでもいいけどちょうど今からちょうど9年前の11月くらい、家の近くの喫茶店で「スティール・ボール・ラン」の単行本を梅ジュースかなんか飲みながら読み進めていたなと思い出します。あの頃は髀肉の嘆状態だったけどとにかく楽だった。

新入社員「ヒェ…ブラックやんけ転職したろ!」企業「3年以内でやめる奴はクズだから採用しないぞ」(暇人速報)

 話は本題ですが、上の記事を見て直感的に感じたこととしては、「日本ではまだ3年とか言っているんだな」という感想でした。私が「スティール・ボール・ラン」を読んでて退職に動き出した当時も「岩の上にも三年」とせめて3年間は勤めた方がいいのではと説得されましたが、これだけイノベーションが激しくなっている世の中で3年もアクションを起こさないというのはどうかなと、当時ですら思っていました。

 特に、現在の私のように「企業外国人傭兵」こと現地採用者のこの手の見切りに関する時間感覚は極端に短いです。以前スカウトを受けた企業の担当者からは、「半年もいれば今いる会社には義理を果たしたと言えるのでは」と言われましたが、実際に現地採用者の感覚では半年間いれば最低限の義理は果たしたと言え遠慮なく退職する人も珍しくありません。またこのエピソードを現地採用者を取り扱う人材会社の人にも言ったら、「まぁ半年もいれば十分だよね」と同感され、人事系の人間ですらも半年で去られることは珍しくないと考えているようでした。

 話は日本の事情に戻しますが、そもそも何故3年という区切りがこれほどまで熱く語られているのかというと、転職時に忍耐力がないとみなされる基準となっていることが最大の原因でしょう。上記リンク先のまとめ記事もその点がテーマとなっていますが、私としてはやはりこうした価値観は早くに捨てるべきだと思います。
 何故そう考えるのかというと、ブラック企業の存在があるからです。言うまでもなくブラック企業に勤めていると体や精神を壊す可能性がある上、そこにとどまっていても一切何も前進はありません。そうした問題ある組織からはすかさず離れるのが最善策なのですが、それを阻むのがこの「3年ルール」で、3年以内に退職したら次の転職先を探す上で障害となることを懸念して退職に踏み切れないという人が、特に新卒就職者を中心に多いと聞きます。これは見方を変えると、3年ルールそのものがブラック企業の存続を助長していると私には見えます。

 その上で、3年以内に辞めるということが忍耐力を見る指標となるのかというと、私には正直疑問です。「飽きっぽい性格」の持ち主である可能性は否定しませんが、会社をすぐ「辞める=忍耐力がない」(こうした括弧書き表現に最近はまってます)という図式はやはり早計だと言え、はっきり言えばこの概念を持っている人に対して私は強い疑念を覚えます。
 何故かというと、自分はこれまでほぼ2年ごとに転職を繰り返して今の会社に居ますが、奇跡の4年目に入り最長勤続日数を更新し続けている今の会社では「我慢強くて、ほっとくと休まなくなるから無理やり休ませる必要がある」と言われており、現にほぼ毎日、

「休め」
「いや、仕事が俺を待っている」

 というやり取りをよく上司らと繰り返しています。

 もう一つ例を挙げると、先日うちの部署に新人が来ましたが、その新人は20代ながらこれまで既に4~5社を経験するなど転職を繰り返していました。しかしその履歴書を見るや私は、「絶対に取るべき人材だ」と上に強く推して、採用に持ってこさせました。実際にそうした自分の期待通りにその新人は、嫌がらずにこっちの指示した仕事をこなしてくれるし、忙しいときには残業なども厭わずやってくれて周りの評判も悪くありません。
 この新人を一体何故私がプッシュしたのかというと、4ヶ月で辞めているものの、私も経験したブラックな業界にある企業で前職を経験しており、「あの業界を経験しているやつなら根性があるし、うちの会社の環境ならいるだけでありがたく感じるはずだ」と読んだからです。変な話ですが、ブラック企業を経験しているからこそ根性ありと判断して推しました。

 上記の私と新人の例は極端かもしれませんが、短期で退職するからと言って忍耐力がないわけではなく、単純に今まで当たってきた短期退職を余儀なくされるほど企業がおかしいだけという例も、世の中には多いと思います。むしろ逆にまともな環境であれば、以前にブラック企業を経験した人ほどそのありがたみを感じるだろうし、企業側が期待する「忍耐力」を発揮してくれると私には思います。まともな環境なら。

 ただその上でやや曖昧な感覚で述べると、3年ルールをめぐる転職で取り沙汰される「忍耐力」という概念は本当は「責任感」という概念なのではないかと密かに見ています。本当は「責任感」なのに、それを求職者、募集企業側ともに「忍耐力」という言葉を使いながら変に勘違いしたまま使用し、なおかつその「責任感」を図る指標に対して何故か「忍耐力」の指標を使おうとするから、お互いややこしいことになっているのではないかとこの前思いました。まともな人材がほしいというのなら、やはりそこというか「忍耐力」ではなく「責任感」のある人間を募集しないとダメだと思います。

 少しややこしい言い回しをしましたが結論を述べると、「勤続3年という時間の区切りは何の指標にも参考にもならない」というのが一番言いたいことです。まぁ日系企業がこうした見方に共感するまでには、後20年はかかると私は予測しますが。


  おまけ
 以前に面接担当をしたことある友人は、その業界は兎にも角にも体力が要求される業界であることから、「中学・高校で運動部に入っていなかったという時点で切っていた」という過去を教えてくれました。実際にその業界は体力が何よりも必要で、体力なかったら速攻でリアルに死ぬこととなるほどの業界であることから、この友人の判断はむしろ優しい配慮だと私には思えました。ただ、

「ただ例外として、文化系でも吹奏楽部出身者だけは通してた。あそこは文化系の皮を被った運動部だ」

 と話しており、つくづくよく見ている人だと変に感心しました。

2019年11月29日金曜日

中曽根元首相の逝去について

 既に各所で報じられているので説明不要でしょうが、中曽根康弘元首相が逝去されたそうです。101歳の大往生ということでてっきり首相経験者としては最長寿命かと思いましたが、先程みたまとめ記事では東久邇宮元首相が102歳だったということで、上には上がいました。

 中曽根元首相については首相在任時は流石にまだ生まれていないのでわかりませんが、私が生きていた時代で言えば、なんとなく後から評価が高まっていった人のように見えます。私の感覚で述べると、90年代は在任日数がともかく長かった人、あと例の「風見鶏」というあだ名くらいしか紹介されてませんでしたが、2000年代に入って小泉政権で構造改革が始まると、国鉄解体時代の首相ということでだんだん比較されるようになり、それから世間の評価が上がっていった用に見えました。

 その小泉政権ですが、地味にその成立にも中曽根元首相が関与しています。というのも森元首相が色々やったこともあって次の総裁を誰にするかとなった際、世間の支持獲得のために自民党党員を含めた選挙方式でやるというのを後押ししたそうです。もっとも小泉元首相を応援する気だったかは微妙で、やっぱ橋本派だった気がしますが。
 そうしてできた小泉政権にて、自民党内の議員定年制で当時、中曽根元首相と宮沢元首相が既に定年年齢を突破してたにも関わらず、元首相っていう理由から誰も議員引退を進言する人が居なかったのですが、小泉首相がわざわざこの二人に引退するよう直接伝えていました。これに対して宮沢元首相は露骨に嫌そうな態度で渋々引退を受け入れましたが、中曽根元首相は腹の中ではどう思ってたかはわからないものの、表向きは「筋が立っている」と言って素直に引退を受け入れていたのが、当時の私にはなかなか好感が持てました。

 そのほか紹介しておくべき話としては、地味に先の東京五輪以降、プライマリーバランス、つまり国家財政の黒字化を果たしたのは中曽根政権だけだったりします。いつの年だったかは忘れましたが中曽根政権中にだけ日本の国債発行金額が前年比でマイナスを記録していて、もしかしたら今後も唯一の歴史的記録として残るかもしれません。
 なお赤字国債はそもそも憲法で発行が禁止されていますが、東京五輪の準備期間中に「今回だけ特別」として特例国債が発行され、その後毎年「特例」として発行されています。もし憲法会せうするならこの無意味な「特例」ってのはやめられるよう、発行禁止の条項は取っ払ったほうがいいでしょう。

2019年11月28日木曜日

気になるニューフィット

 あんま書くことないので最近感じた所感を述べると、本当は今冬に発売予定だったけど来年にずれ込んだホンダの新しい「フィット」がなかなかいいなとか思っています。先日、同僚が日本に一時帰国した際にベストカーの東京モーターショー特別号を買ってきてくれてそれにも特集されていましたが、その圧倒的な内容積を残しつつ、デザイン面などが改良されててコンパクトカー好きの自分からしても心打つ出来栄えです。
 なおホンダのデザインに関しては2000年代後半からすごい迷走していて、ダサいことで有名なトヨタを遥かに上回る酷いデザインの車ばかり連発していた気がします。ようやくここ数年、看板車種のアコードを筆頭に大分マシになってきた気がしますが、興味ある人はちょっと前のカタログとかで見比べるといいでしょう。

 話は戻りますがそのフィットですが、確かN-BOXにも搭載している自動ブレーキシステムの不良原因が突き止められないためとかで発売が延期されたと聞きます。他の会社はともかくとしてホンダの場合、一度リコールに絡む不具合が起きると他のメーカーと比べて明らかに改善対応にかかる期間が長いです。それこそ現行三代目フィットなんてハイブリッドシステムのソフトウェアがなかなかうまくいかず発売した直後は何度もリコールを繰り返しては再びリコールを発表するという、泥縄的な動きを見せていました。
 また中国でもSUVのCR-Vでリコール(確かエンジンコントロール)を出した際、中国当局と改善措置内容で非常に揉めて、何ヶ月にも渡って販売を中断する羽目となっていました。これは何も中国だからというわけじゃなく、その他の前例から見ても明らかにホンダだからでしょう。

 そのため今回のフィットも、来年の発売を予定していますが果たして本当にそうなるのか少し不安なところがあります。もっともすぐ発売したからと言って私が日本に戻るわけでもないので購入することはまずないでしょうが、「ホンダはリコール対応が長い」というのは地味に一つの特徴として認知してもいい気がします。

2019年11月25日月曜日

アニメーター記事の裏側

革命的戦車T-34の名を聞くとロシア人の顔が輝く理由(JBpress)

 今日JBpressで配信されていた記事ですが、読んでてめっちゃ面白かったです。「ロシア人にとってT-34は日本人にとってのゼロ戦みたいなもの」という表現とか超イカス。あと冒頭ページに貼られている映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のポスターの「全露No.1メガヒット」という煽り文句も「全米」じゃなくてじわじわくる。

中国人アニメーター、日本でスキル高めて続々と帰国(JBpress)

 でこっちが今日配信された自分の記事です。結論から言うと個人的には大満足な記事でした。

 アクセス順位は今3位、少し前は2位でしたが、朝見た段階では8位で、昼過ぎ辺りからグイグイ順位上げていったのが印象的でした。これまでこんな変動するのは見たことがなく、ネットを見るといくつかのニュースサイトなどが取り上げており、それによって順位が上がっていったんだと思われます。

 今回の記事の背景を簡単に説明すると、まず冒頭でも書かれているように中国メディアが最近、日本人アニメーターを中国の会社が引き抜き始めたと報じて、それを日本語に翻訳したニュースを私が見て、「こんな報道あったよ」とJBpressに紹介したら「ぜひ中国にいるアニメーターに取材して記事書いて」と言われたから書きました。もっとも、中国にいるアニメーターといって誰に聞けばいいのか最初全くわかんないしで、とりあえず友達に「誰かいる?」と聞いたら、一発で日中間で仕事しているアニメ業界関係者を紹介してくれて、無事取材ができました。
 その取材相手ですが非常に中国アニメ業界に対し造形の深い人物で、なおかつこちらの取材意図などもすぐ理解して色々アドバイスくれて、取材するこちら側としては非常にありがたい人でした。記事中に使っている図表等のデータも全部この人がくれたもので、単なるインタビュー記事に終わらない深みを添えてくれました。

 昨日は金髪ツインテールについてなんか語っていましたが、私自身は実はそんなにアニメとかは見たりせず、ましてや業界事情なんて全くわからないくらい疎かっただけに、上記の取材相手が非常に協力的だったのは幸運で、取材していて今のアニメ業界はこうなっているのかと、色々と勉強になりました。こういう業界当事者でないとわからない事情というのは、私自身がマスコミ業界にいて外と中では全然見方が変わるというか、外に出る情報は中を全然反映しないというのを経験していただけに、最低限の裏取り(中国人アニメーターの給与水準など)は行ってはいるものの、なるべく取材相手から得た情報は変な脚色などはせず、そのまま反映するように努めました。
 もっとも、そういう構成なもんだから記事文章は基本、「~とのことです。」という伝聞調に語らざるを得ず、そのせいで中盤当たりでは文章、話題の接続で書いてて非常に苦労しました。真ん中あたりの段落だけで、5時間位かけて書いたような気がします。それでも十分というか、もっとスムースなつなげ方があったような気がする。

 記事に対する自己評価としては上記の通り文章の拙さを感じるものの、その分取材した情報を可能な限り減らさず落とし込めたとは思え、取材記事としては今年出した中ではナンバーワンの出来だとみています。内容自体も日中間のアニメーター事情、並びに中国のアニメ産業動向を俯瞰できる内容になっており、外に出して恥ずかしくないと言っていいでしょう。
 惜しむらくは来週に出す記事内容が全く決まってないってことです。っていうか先週忙しくて記事準備とか全く何もできていません。最悪、緊急脱出用のネタは一応持ってはいるけど、先週がつらすぎ多分何も考えずに来週末もボーッと過ごしたいです。

2019年11月24日日曜日

ツインテールとツンデレの関係

 昨日の記事にも書いた通り先週は異常なくらい忙しくて、今日も午前中は寝たきり雀でした。こうした猛烈な作業環境の中、時間が刻々と迫ってくる中で私は同僚に、

「ツインテールってなんでツンデレが多いんだろ?」
「わかるー」

 という会話を振りました。
 なんでこんな話になったのかと言うと、その前に「賭ケグルイ」の話題になって、自分は漫画を序盤しか読んでないけどメインヒロインより、あのツインテールの子のが好きだったと話しました。その後しばらくしてから、そのツインテールが日本産フッ化水素なみに純度の高いツンデレだったと気づき、またこの前やった「シークレットゲーム」に出てくるツインテールも30年ものワイン並なツンデレだったことを思い出し、「ツインテール=ツンデレ」という図式が成り立つのではないかと思い立ちました。

 この私の新たな学説に対し同僚は、「それに金髪が加わるとタカビー属性も加わって、よりツンデレ純度が増す」とすかさず補足してくれました。実際その通りというか、前段落で挙げた二人がまさに金髪ツインテールで、その他にも思いつくキャラはいくらでもいます。
 では一体何故金髪ツインテールはツンデレなのかですが、これは金髪ツインテールがツンデレと言うよりかは、ツンデレキャラには金髪ツインテールのデザインが加えられやすいからでしょう。いう慣れば「ツンデレ」のアイコンとして「金髪ツインテール」があり、知らず知らずのうちに我々は、「金髪ツインテールを見たらツンデレだと思え」と言わんばかりの暗示をメディア業界から受けていたのかもしれません。

 少し真面目な話をすると、多かれ少なかれファッション、特に女性の髪型は何らかの性格や役割付を持たしたアイコンとなることが多く、同じようにおかっぱ頭も「幼い」や「大人しい」といった性格のアイコンとなっている節があります。男性の髪型に関しては辮髪やお下げが中国系キャラになるというくらいですが、女性に関して漫画やアニメでは予め、その性格に合わせてアイコンとして髪型が、知らず知らずのうちに設定されているところがあります。

 なおこの会話の後に同僚から、「同じようなアイコンだと、昔は胸の大きな女性キャラは包容力のある年上女性が多かったが、最近はむしろ高圧的、タカビーなキャラとなることが多い」と指摘し、それに対し私も、「そだねー」と返しました。このように同じアイコンでも、時代によって込められる意味が変わって来ることもあるようです。

 こんな会話をしているけど、本当に先週は忙しかったです。

2019年11月23日土曜日

GSOMIA延長について

 今週は記事の更新が少なかったですが、これは仕事が忙しかったせいです。今の会社に入社以来、というより瞬間風速的には自分のサラリーマン人生で最も激しい一週間で、休日出勤底ないというか既にやりまくってるせいで上司に止められていますが、今日はお昼にスーパー銭湯行ったのを除くと、朝から昼まではリアルにベッドの上で寝たきりでした。

 話は本題ですが例の韓国とのGSOMIA延長についてです。メディアは非常に意外だったというような反応ばかりですが、私個人に関しては土壇場での韓国の態度逆転もありうるだろうと考えていたこともあり、そんな驚きというものはありませんでした。
 むしろメディアの報道では当初、「条件付きで延期」や「条件付きの期限延長」、「条件付き撤回通告」などと、今回の韓国の決定について報じたことのほうが印象に残りました。はっきり言えばこれは翻訳が悪いせいだと思え、一見して韓国側がどういう態度なのか、何を決めたのかよくわからない表現のように思えます。単純に、「撤回保留」という表現で十分だと私は思うのですが。というのも、条件が条件になってないからです。

 今回の決定について韓国側は日本が韓国向け輸出条件について協議することを条件に撤回通告を延期(=撤回通告期間の延長)すると主張していますが、別に通称に関しては窓口自体は閉じていないし、また韓国側には既に輸出品目の使用用途をきちんと明確にする、第三国輸出への摘発強化しさえすれば最恵国待遇に戻すと伝えているので、別に日本側としてはなにか特別にすることは今後もないでしょう。
 そのような実態を考えると、韓国側の主張に合わせてそもそも「条件付き」という言葉をつけること自体が何か間違っている気がします。第一、GSOMIAを終了すると言っているのは韓国側で、それを日本側としてはさして止める立場でもありません。

 その上で気になるのは、日本側が前回輸出条件を引き上げたフッ化系材料について、韓国の「国産化成功」、「代替調達」などという日本語報道が最近あまり見なくなったことです。一部製品については条件引き上げ後、サムスン電子などには輸出が認められて実施されていると聞いていますが、LG電子は国産材料を試用したラインで大量に歩留まり、もとい不良品が発生したという報道を以前見たことがあり、LGには輸出許可が降りたという報道も見ないだけに、実はこの点が気になっています。
 はっきり言ってしまえば何故LGには許可が降りないのか。これまで日本から輸入してきた材料の用途でなにか問題があったからできなくて、変な材料とか使い始めているのではと怪しんでいます。そうした点を考えると、やはりサムスンはグローバル企業でしっかりしているんだなという印象を今回覚えました。

 その上で今後の予測を述べると、恐らく今後も平行線で、「議論は着々と進んで成果を得ている」と韓国側というか文政権は主張し続けると思います。それでいいと思うならそれでいいと私は思いますが。

 最後にもう一つ気になる点を挙げると、米中の日本駐留費こと思いやり予算について時事通信が先日、米国は4.5倍の増額を要求したと報じましたが、この報道について訝しんでいます。何故かというとこの報道に追従したのは今回は朝日新聞だけで、他の大手メディアは記者会見での菅官房長官の否定発言こそ取り上げたものの、自分が確認する限り初動では後追い報道をしていなかったからです。
 更に言うとこの報道は実は今回が初めてではなく、7月にも全く同じ報道があったからです。しかも報道元はまた時事通信で(この時は5倍だった)、この時は他のメディアからは後追い報道がほぼ全くありませんでした。

 報道元が限られているのと、米国側から正式な関連発表は出ていないということもさることながら、実際に日本にこんな金額を請求できるわけがないという点で強い疑問を感じています。何故かと言うと米軍駐留国では日本が最も費用を分担していると言われ、仮に日本が費用負担を引き上げた場合、他の韓国やドイツと言った駐留国の負担割合も相応に引き上げなければおかしいと日本側は主張できる根拠を得ることとなります。
 その上で、「日本はこれまでも多大な負担割合だったのだから、他のこれまで少ない金額した負担してこなかったところから日本が負担してきた分まで応分に請求すべきでは」と主張して、他の国を色々巻き込むという対応もできるのではないかと思います。

 敢えて例えるなら、アパートの家賃を日本だけがこれまで他の国の家賃の数倍を払ってきており、今回日本が5倍に引き上げるなら、他の国は下手したら10倍とかにならなきゃ不公平だというわけで、他の国が上げるなら相応に家賃引き上げに応じる、という論理です。もしくは、これまで安く支払ってきたところが、最低限日本と同じ家賃を払ってもらうところから始めるべきだと主張するとか。

 無論、こうした考えに反発するのは日本国民以上に他の駐留国で、米国に対するヘイトもかなり増すことになります。そうした相場を考えた場合、トランプ大統領自身は別として、果たして米国が日本に5倍引き上げ要求を出せるかと言ったら、他の駐留国の反発を抑えられるかと言ったら私は疑問です。むしろ私自身は、本気で米国がこういう引き上げ要求を公的に出してくれたら、日本としては交渉の幅が広がってかなり有利に立てると前向きに見ています。