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2021年7月24日土曜日

コーラ大好きなソ連元帥

 今週がある意味一つの山場で、既に1ヶ月近く残業の多い生活を続けながら今週やってきたやたら短納期の仕事をひたすら裁いた負担が来たというか、今めちゃ体がだるいです。昨夜上海は台風の豪雨で雨音でよく眠れなかったこともあり、今日お昼ご飯食べた後は真っすぐ歩けないくらい眠くなり、2時から昼寝したら起きたら6時でした。その後そーめんとかっぱえびせん食べたけどなんか疲労が抜けないと感じ、さっきコンビニ行ってコーラ買ってきたらこんな記事見かけました。

コカ・コーラ好きなソ連の元帥が、鉄のカーテンの向こうにコーラを運んだ方法(ビジネスインサイダー)

 この記事にあるソ連元帥とはゲオルギー・ジューコフで、あのノモンハン戦で日本を徹底的に叩き潰し、独ソ戦でもソ連に勝利をもたらした真面目に世界の軍事史においても大きな影響を与えた元帥です。記事によると、戦時中に米国からもらったコーラがお気に入りになったものの、戦後の冷戦でソ連にコーラが出回らなくなり、個人的伝手でアイゼンハワーとかを介して密輸してたそうです。
 その際、コーラだってわかんないようカラメルを抜いて透明な色にして送ったそうなのですが、透明コーラってこの時代からあったんだってのが面白かったです。

 そのコーラですが今自分も横で飲んでますが、自分に言わせると同じコーラでも日中で微妙に味付けが違うのではと思う節があります。感覚的に中国の方がやや砂糖っぽい甘みが強く、逆に日本は炭酸による酸味というか口の中への刺激が強いように感じます。感覚的なものなのでマジなのかわかりませんが。

 なお飲料全般について言えば、中国の清涼飲料水は全般的に甘ったるい味が強いです。砂糖味に対する嗜好が強いせいか緑茶どころかウーロン茶にも砂糖入れて売っており、果汁ジュースも日本と比べるとやたら甘ったるいのが多かったりします。背景は貧しかった頃に砂糖をなかなか手に入れられなかったことへの反動と言われていますが、飽食の時代を迎えてカロリーオフ意識も高まってきており、今後はこの辺の味覚も今後変わってくるのかもと睨んでします。


 上の画像は前にネットで拾ったけど、一定の年齢層にしかもはやわからない包装だと思う。

2021年7月23日金曜日

去年やっとけばよかったのに

 今週も死なずに無事週末に持ってこれました(ヽ''ω`)
 ちなみに昨日の中国人のスタッフからチャットで「あの件いつできる?」と聞かれ、「今やっているからもう少し待って。それより、お前に聞きたいことがある」といって、「你喜欢“电锯人”吗?」と聞いて、「是的,你看过“炎拳”吗?」という会話をしました。どんな内容を話したのか気になる方は自動翻訳サイトでも使ってみてみてください。

 話は本題ですがちょうど今東京五輪の開会式をやっている最中です。いろいろ言いたいこともありますが他の人もたくさん書いてて私がわざわざ言うまでもないと思ってブログでは取り上げていませんが、よくもまぁこんな狙ったかのような人選ができるものだとみていて呆れます。途中からはわざと乙きょう五輪を失敗させるためにこうしたやばい連中を集めてたんじゃないのかと、本気で疑いました。

 それはさておき、結論から書くと東京五輪は結果から言えば去年にやっておけば全然よかったでしょう。去年もコロナが流行していて、尚且つワクチンもありませんでしたが、今と違って感染力の強いデルタプラス型はなく、夏場の気温と湿気に弱い武漢型だけで、今と比べると昨年の同時期はGoToトラベルやるくらい感染者も少なく済んでいました。

 それ以上に延期が決まったことによって五輪の演出チームが野村萬斎氏率いるチームから電通の佐々木某に責任者が移り、今回の開会直前の様々な問題を抱えたメンバーが集まるきっかけとなりました。去年に予定通り開催しておけば少なくとも今よりましな人選で行われていたと思われ、この一点だけでも去年にやっておけば全然よかったと断言できます。
 そういう意味では、結果論ではあるもの延期を決断した安倍元首相こそがある意味戦犯であるように見えてきました。最も強引に開催していたらそれはそれで非難が集まったでしょうが、今の惨状見ると本当に去年やっておけば延期に伴うあらゆる混乱を回避できたと思うとなんてことしてくれたんだって気になります。ワクチンに関しても、日本国内じゃ接種率低いし、みんな忘れてるだろうけど7月中には一般接種やるって菅首相言ってたけどやっぱ無理だったし。

 ついでに書いておくと安倍元首相の五輪反対派に対するレッテル貼り発言は呆れました。はっきり言うが森友事件以降、完全に判断力がおかしくなってるようにしか見えません。


 あとみんな忘れているけど五輪向け感染確認アプリとかこれちゃんと使ってんのかよと激しく疑問です。多分全然活用できてないけど保守費とかかなりぶんどってんじゃないのかな。

2021年7月21日水曜日

先行きが、見えるからこそ、不安になる

 よく表現の中で「先行きの見えない社会が不安」などという文句がありますが、これには内心疑問があります。結論から言うと、「先行きが見えてしまうから不安」なのが実態だと考えます。

 最近ちょくちょく書いている行動力関連記事で前回私は、かえって将来が予測できるようになると行動力は低下しやすいくなると指摘しました。なまじっか知恵つけて将来を予測できるようになるとそのようにして行動力が低下するので、入らぬ知恵は無理して就けなくてもいい、若しくは中途半端な予測などはさせない方がいいみたいな主張ですが、これに付随する考えとして、予測そのものが不安に直結するのではと思うに至りました。

 そもそも先の「先行きの見えない不安」ですが、大抵こうして語られる場合はむしろ将来がはっきり見える、具体的に言えば「この先好転しない未来がほぼ確定」状態な人とかに使われることの方が多い気がします。一発逆転の目がなく、このままズルズルとあらゆる水準が悪化していく、具体例としては所得、経済、所属企業、人間関係などがそのような悪化トレンドに入った状態で使われ、先行きが見えないどころかむしろはっきりしてきたからこそそのように不安を感じるのだと思います。

 逆にと言うか、現在どれだけ厳しい環境にあってもまだ逆転の目が残されているのであれば、やっぱり不安というのはいくらか減る気がします。これはわかりやすい例なら若者世代が当てはまり、ブラック企業に入ってしまったとしても、転職したら好転するかもという期待があればまだある程度行動力を保てるとともに、不安に対しても補償的に軽減させることができます。しかしこれが中年世代になるとそうはいかず、むしろどんどん将来が固定化されていくので、不安もストレスも増大していくわけです。
 一方で、同じ中年世代でも比較的安定した仕事について順風に生きてる人でも、多分将来が固定化されていくと同じように不安を感じるのではないかと思います。こう思うのも企業における出世競争の話などで競争から脱落した人を見ると、生活上は安定しているというの途端にやる気なくして行動力も減退するというパターンが多いような気がします。やはり「もしかしたら社長になれるかも?」という心情は、人間を大きく突き動かすのでしょう。

 逆の例として、行動力が低下しやすい例としてはやはり派遣社員が自分の中で上がってきます。これも「正社員になれるかも」がもっと現実的であれば違うでしょうが、実際にはそんな話は私自身もあまり耳にせず、逆に「派遣に落ちたらもう這い上がれない」という世論の方が強く、そうした「先行きの読める」背景が派遣社員の行動力を奪い、不安を増大化させているように見えます。
 マージン率データすら、派遣社員たちは作らないしなぁ。

 何が言いたいのか短くまとめると、未来は固定的であるより流動的である方が社会全体で活力を持ちやすいのではということです。単純にこの後何が起こるのかわからないというのはドラゴンボール的なワクワク感があり、やはりそうしたものが行動力を生むのだと思います。そういう意味で先行きの読める、見える社会というのはむしろ暗い社会であり、「次に何が起こるかわからない」といった一時期の和泉元彌氏みたいな社会の方がかえって楽しいんじゃないかと思うわけです。
 かくいう私も、やはり何が起こるかわからない行き当たりばったりな決断ばかりするから、現代日本人の中ではまだ行動力を保てているのではと思います。実際このところ思いますが、安定というのを求めれば求めるほど、自分の中から活力が失われていくのを感じ、突拍子もなく「そうだ、あれやってみよう」と思いつくたびに妙な行動力が自分の中で湧いてきます。

 その上で言えば、今の日本はレールから一回外れたら即死という概念が強く、だからこそ社会全体で極端に活力がなくなってきているのだと思います。一発逆転も可能と思わせる社会とまではいわなくても、何が起こるかわからない的なワクワク感くらいはもっと醸し出せよと密かに上から目線で思ってます。

2021年7月20日火曜日

ワクチン記事の裏側


 はいというわけでまたヤンジャン的な自分の記事紹介ですが、今回の記事は企画段階から友人に「ワクチンネタではそこまで稼げないんじゃない?」と言われていました。その友人への返事には「Me too(´・ω・)」と答え、私自身もそんなに受けないだろうと内心思っていました。
 ならなんで書いたのかというと、定例の自動車統計記事を書くにはちょっと情報がまだ足らないし、今日も昼抜きでずっと椅子に座り続けて働くなど仕事が忙しいので、手早く簡単に書ける自己体験記事だとありがたかったからです。ただ普通に書いても仕方ないので、このブログでも取り上げた綿棒について書こうと初めから決めていました。

 そんなわけで出したところ、朝からずっとランキング1位で、まだ結果は出てないですが7/19の終日ランキングでも1位はほぼ確実でしょう。その前の元寇三連発もずっと1位を取っていたので、今回で4連続1位をゲットです。感覚的には4試合連続でホームラン打ってる大谷気分で、めちゃ気持ちいいです。これで仕事が忙しくなければ。
 なおへっぽこ残業時間だけど、土曜と日曜も2時間ずつ計4時間家で作業しています。おかげでメガテン3遊べてないし。

 記事に話を戻すと、編集部の方から「最後の友人のエピソードが面白いから見出しはこれで行く」と言われ、ハーフ芸能人みたいに「うんおっけー」と答えたのが聞いたのだと思います。ヤフコメ見るとほとんどそのエピソードばかり取り上げられてるのですが、なんかやたら「これは作り話だ」と陰謀論を唱える輩が多いので、反撃されないと思っているだろうからと思って一部に「ほんまやで」と返信してみました。
 真面目にこの手のやり取りは日常の冗談としてよく交わす程度のものだと思うのですが、なんか現実だと信じられないのか、やたらあり得ないと否定する人間が多いなと感じました。一人や二人はそんなのもいるだろうと思ってましたが、なんか全体的に多く、日本人同士の交流ってそんな味気ないものになってるのと逆にこっちが信じられない気持ちになりました。

 なお発言をした上海人の友人は、「どうせワクチン打つなら中国製より米国製がいいと言っていたとも書いてね(´・ω・`)」と妙な要求を出してきてました。この記述は文字数の関係から削除されましたが、本気で自分が問いただすまでは「君のことが心配だから早くワクチンを打ってください」などと何度も言っており、これだから調子のいい上海人はと思わせられました。

 と、さらっと読む限りだとこの記事はかなりおちゃらけた感じに見えますが、ただワクチン接種体験を書いてもつまらないと思ったので、実はかなり細工を施した記事構成になっています。はっきり言えば、近年稀に見るほど読み手を選別する記事内容となっており、どこまで内容を深読みできたかで読者の洞察力をかなり試す挑戦的な記事となっています。

 種明かしをすると、具体的には中国のワクチン接種の進捗の箇所です。ポイントは三つあり、一つはワクチン接種スケジュールで「ワクチンが足りない!」的な状況はほぼ存在していないという点です。
 接種スケジュールはむしろワクチン接種を行う労働力面から立てられており、やはりワクチンを自前で生産しているというアドバンテージがはっきり出ています。逆を言えば日本はこれがなく、接種における混乱の根本というか根源になっているように思え、オリンピックやる金あったら何が何でもお金をかけてワクチンを自国で生産するべきだったのではという風に見えます。

 二つ目は、ワクチンの優先接種対象、特に職種です。日本ではほぼ医療従事者のみが対象でしたが、中国では医療従事者のほか、港湾の運送関係者や公共交通機関の運転手など勤務者も対象に入っていました。
 前に私も書いていますが、日本の場合はモノ-ヒト感染を完全に度外視していますが、中国の例などを見るとやはり見過ごせない感染要因になっていると思います。また交通業従事者も自身の感染リスクもさることながら、感染した場合の伝染影響度も大きいだけに、中国のように優先接種対象に何故日本はしなかったのかで疑問を感じます。

 三つ目は、これが一番の肝ですが、中国は高齢者の方が接種が後回しにされています。記事1ページ目の図表を見ればわかりますが、18~59歳への接種が先で、約2週間の差とはいえ、60歳以上の接種の方が後回しになっています。
 このようにした背景としては、重症化のリスクは高齢者の方が高いものの、感染防止の観点では若年層の方が外出活動も多く(=感染を広げやすい)、またアプリを通した効率的な接種が展開しやすいということもあり、若年層の接種が先に開始されたと言われています。まぁその通りだねと私も同感です。

 特にアプリを通した効率的な接種手続きに関しては、やはり若者の方が分があるでしょう。そうした手間暇が少なく接種を広げるという意味では若者から始め、そうしたアプリに不得手な高齢者は後から記事にも書いたような街頭接種会で逐一拾うという効率性を中国は重視したように見えます。はっきり言えばこちらの方が理に適っていますが、日本だと高齢者をさておいてなどと批判が起きて、できなかったでしょう。もっとも、本気で感染を抑えたいならどんな批判にも負けずにこうすべきだったでしょうが。

 この三点について本当に図表と短いテキストでさらっと流していますが、一読してこの点に気付けるかで、情報に対する感度が試されると思います。ヤフコメを見る限りだとコメントした人の中でこの点を突いている人は皆無でしたが、言わなくてもわかっていればそれでいいでしょう。
 中にはそんな重要だと思うのならちゃんと文字数かけて説明しろと思う人もいるでしょうが、私個人としては一から十まで書いてしまう記事はそれはそれで下だと思っています。如何に短いテキストの中に深遠な内容を盛り込むか、またそれをきちんとキャッチできる読者を育てるかもまた、書き手の役割だと考えています。

2021年7月18日日曜日

中国におけるファーストフードの値上げ

 多分今頃日本はめちゃ暑な状態かと思いますが、上海は月曜と火曜がそれでした。現在はやや気温が収まり風も心地よくなってきているので、多分日本も来週からは少しは涼しくなるのではないかと思います。

 さて最近めったに中国ネタ書かなくなったので何か身近なネタないかと考えたところ、今年4月くらいから週2回は食べているファースト―フードが揃って値上げしてきました。具体的には、マクドナルドはビッグマックもMサイズセットが前は確か28元(約450円)だったのが33元(約550円)になりました。他の料金も大概値上げされており、ダブルチーズバーガーのMサイズセットも25.5元だったのがこちらは確か30元くらいになってたと思います。
 こうした値上げはマクドナルドに限らず、バーガーキングでも同様です。大体どれも3~5元(51円~85円)くらいの値上げで、感覚的にほんと日本と物価の差がなくなってきたなと実感する料金になってきました。ケンタッキーとかも頻繁に値上げをしていますが、中国人消費者からすれば「仕方ないよね」的に受け入れられています。

 やはり全体物価、人件費ともに中国は常に上昇しているので、こうした日本では「不動」とされる物価も引き上げられることが多いです。大分前にも書きましたが、10年くらい前の上海で日本料理の定食メニューは40~60元しましたが、当時蘭州ラーメンとかなら7元くらいで食べられ、中華系の店なら20元も払えば十分食べられました。しかし現在、日本料理は元から値段が高く設定されていたためあまり価格は変動しない一方、中華系の飲食店は価格が引き上げられていて、上記のファーストフード同様にもはや日本料理と価格でほとんど差がなくなってきています。
 そうした背景もあり、かつては値段が高いと感じていてあまり日本料理屋に通えませんでしたが、今じゃあんま値段に大差ないことだしと割り切って、毎週末は決まった日本料理屋に通い、店員に顔を覚えられるに至っています。

 その上で言うと、恐らく中国の方が普通であって、値段がほとんど変動しない日本の方が異常なのではないかと思うに至っています。この感覚自体は10年前の時点で得ていましたが、日本はこの10年間、下手すりゃ20年間くらい本と飲料を除けばほとんど価格が全く上下せずに続いていると思います。まぁデフレも相まって所得が下がっているからその分企業が取得する価値は上がっているかもしれませんが。

 もう少し中国のファーストフードについて語ると、やはり外資系が圧倒的に強く、一時はローカル系ファーストフードも頑張っていましたが、なんか一時期と比べると勢力を落としているように見えます。また日系に関してはこのところ吉野家が割と力を入れており、かねてからケータリングに対応していたこともあり、コロナの中で出前需要をそこそこ掴んでいるように感じます。恐らくすき家も同様でしょう。牛丼は包装して運びやすいという特徴が意外にでかい気がします。
 なお中国のマクドとケンタッキーでは早朝メニューに、おかゆがあったりします。自分はいつも油条という揚げパンのセットを買うこと多いですが、日本のマクドもお茶漬けとか出してみたら意外と受けるんじゃないだろうか。

2021年7月16日金曜日

空前の元寇ビッグウェーブ


 朝起きてニュース一覧を眺めて上の見出しを見た際、マジで「あれ俺こんな記事書いてたっけ?」と思ってしまいました。ほんと自分でも失礼な奴だと思います。

 リンク先をみてもらえばわかりますが、この記事は私が主戦場としているJBpressに川島博之氏が寄稿した記事です。川島氏とは面識もないしこの記事について聞いたわけじゃないのですが、タイミングといい内容といい、自分が先週まで出してた元寇の連載記事にフォローアップしたものなのではないかと勝手に想像してワクワクしてます(∩´∀`)∩
 仮にそうだとしたら非常にうれしく、「フォローアップありがとう(/・ω・)/」的にお礼を言いたいです。

 ただどちらにしろ、改めて元寇は日本史の中でも特にホットになっているのだなと思えてきます。背景は漫画の「アンゴルモア」のヒット、あとゲームの「ゴーストオブツシマ」などの影響もあるでしょうが、単純に国威高揚しやすい歴史事件であるのと、近年になって新説がどんどん出てきていることが大きいでしょう。そうして盛り上がっているからこそ私自身もヒットすると踏んでネタに選んだわけですが、割とピタリと戦略通りに事を運んで、野球に例えるなら外角低めギリギリに入るフォークボールを上手く救い上げてホームランにしてやった気分です。

 それにしても、JBpressだけで一体どれだけ元寇の記事を量産してんだとか、ちょっと思いました。友人もこの前「JBpressで歴史記事がやけに増えてない(。´・ω・)?」と言ってましたが、実際に歴史記事増やしている張本人である私ですら、他にも歴史記事書く人が増えている気がしてなりません。なんで増えているのかというと「俺がめちゃアクセス稼いどるからや( ・´ー・`)」みたいにどや顔して友人に言いましたが、もしそうだといいなと直接確認することは一切せずに信じ込んでいます。

 一応今のところ私はJBpressでは中国ネタと歴史ネタばかり書いていますが、書こうと思えば基本度のジャンルでも書く自信があります。別の友人からはサブカルネタとかどうかと言われましたが、割とサブカルネタって懐古ネタになりがちな傾向があるため、一応控えて書いてはいません。
 ただ自分としてはもっと幅を広げたいさらに言えばJBpressの記事ジャンルを無駄に広げてやりたい気もするので、なんかあり得ないジャンルについて今度書いてみようかな。アッシマーの兵器としての幅広い応用性とか。

2021年7月15日木曜日

朝令暮改と懐かしきGoToトラベル

 相変わらず暑いし忙しいしでイライラの止まない毎日ですが、そんな中でも真・女神転生Ⅲの攻略を進めています。評判通り面白いゲームで楽しんでやってますが、やっていてこのゲームのキーワードの「コトワリ」こと思想に関して思うことが合うのでそれはまた今度書きます。

 話を本題に映すと、来週にも開催予定の東京五輪がほんとグダグダで見ていて笑えてきます。飲食店への金融封鎖や酒類販売妨害などギャグみたいな政策が提案されてはすぐ撤回され、まさに朝令暮改とはこういうことを言うのだということを目の当たりにしています。まぁこの件は西村大臣はまず間違いなく菅総理の承認を得て発言したのでしょうが、見事にはしごを外されてその点はやや気の毒です。もっとも発言する前に、別の人間に発言させるなど逃げ道を作ってないのが問題ですが。
 なお酒類卸への圧迫に関してはその後補填とばかりに助成金の増額が発表されました。その過程から察するに、政府が供給停止を提示したところ業界団体から猛烈な反発がきて票田に影響しかねなかったから撤回せざるを得なかったのでしょう。酒類業界はよく増税のターゲットになるなど政権に対し従順だからと思って政府もやったのでしょうが、想定をはるかに超す反発を受け融和策を出さざるを得なくなった辺り、落ちたものです。

 同じく業界向けバラマキ政策と言ったら旅行業界向けのGoToトラベルなんてもんが前ありましたが、感染者の増加に伴い3月5日に中断されています。やはり当時を思い起こすと政府関係者の危機感のなさがはっきり出ていて、このGoToトラベルに関しても菅総理を始め「できる限り早期に再開したい」などと言っていました。
 当時この発言を聞いてアホちゃうかと思っていましたが、それ以上に事態の深刻さを理解していない状態に恐怖感を感じました。恐らく政府や省庁は昨年夏に感染者が一時減ったのを見てコロナウイルスは夏場や湿気に弱いと考え、オリンピックの夏ごろには沈静化すると踏んでいたのではと思います。またワクチンも、それこそ現場の苦労を知らずに1ヶ月程度で全国民に打ち終わるとか思ってたんじゃないでしょうか。

 ただ当時の時点でも指摘されていましたが、現在猛威を振るう新型の新型コロナウイルス(最新型?未来型?究極型?)のインド株や英国株が従来よりも感染力が強いという要素を、完全に無視していたのでしょう。その結果がご覧の有様だよ(元ネタめちゃ古い)なのですが、ここまでリスク管理できない人間が上位に上るというというのも、平和ボケにもほどがあるでしょう。
 またGoTo中止以降の政策を見ても、緊急事態宣言を出して市民に外出を控えてもらうよう呼び掛ける、飲食店の営業時間を制限するだけだったようにしか見えません。逆に言えば、それ以外で何か感染対策を日本はやったのか、強化したのかが見えてこず、最も警戒すべきインド株の上陸阻止に関しても、未だ海外からの帰国者の強制隔離がゆるゆるなのを見ると、下手すりゃヒアリ対策より緩いんじゃないかって気がします。

 ちなみにこの前また日本から交代の派遣要員が来ましたが、中国での2週間の隔離を「地獄だった( ;∀;)」と話してました。まぁそれくらい徹底しているからこそなんですが、そこまでやってでも流行を阻止するという熱意は日本には感じられず、むしろ感染対策よりもかつてのGoTo再開への熱意の方がなんか高かった気がします、マジで。

 ワクチンについてもう少し書くと、7月5日の時点で中国は接種回数が13億回に達したそうです。ただ中国は去年の10月から特定職種従事者への接種を初め、3月から一般人への接種を開始しました。そう考えると、いくら日本の人口が中国の10分の1以下だと言っても、日本での接種開始時期は遅きに失したものだったようにしか見えません。
 また中国の場合はワクチンを自国で生産しており、供給量をある程度コントロールできる立場にありました。反対に日本はワクチンを買う立場であり、不効率な供給などもあるでしょうが自前で揃えられないというのが迅速な接種に当たり大きく足を引っ張っているようにも見えます。

 あと他の人が言わないから自分が書きますが、ワクチンの供給が滞ったり足りないという状況にもかかわらず、他の国に日本がワクチンを供与するのは何故なのかという疑問を感じます。無論、経済や発言力の弱い国へ寄付することは美徳でありますが、オリンピックを控え感染者が増大している自国を差し置いてまでやるべきことなのかと言うと、やはり何か違うような気がします。きちんと自国内で流行を抑えきってから、またはワクチンの余剰分をはっきりと計算できる段階になってからやればいいというのに。