話は本題ですが先日漫画家の山田怜司氏のガンダム、というか富野御大に関してトークする動画を視聴したのですが、その中で何故ガンダムというかロボットアニメが日本で発達したのかについて言及する場面がありました。
私の理解で要約すると、基本的に男の子は力というものに憧れるものであり、ほかの国では必然的に最大の暴力装置である軍隊に対しある年齢まで憧れを持ちやすい傾向があります。ところが日本は憲法などの制約で自衛隊を公然と持ち上げることができず、特に昭和期においては尚更その傾向が強かったため、子供たちが憧れる力の象徴としてロボットアニメが入り込み、大きな支持を得たからではないかという見方でした。
上記の見方について私も全く以って同感というか、私自身も「強い」ことからガンダムなどのロボットアニメを子供の頃に追っかけていた気がします。ウルトラマンやドラゴンボールについても同様ですし。さらにロボットの場合はその大きさから拡張的要素、つまりパイロットがもやしでも大暴れできるという要素があり、これが余計に子供心に刺さったというか支持される要因だったのではとも思えます。
ただこれは逆を言えば、自衛隊が子供から憧れる存在になればなるほど日本ではロボットアニメが指示されなくなる可能性も示唆しています。実際、平成期に日本の自衛隊アレルギーは徐々に収まっていきましたが、それに合わせるかの如くロボットアニメやゲームも徐々に人気が盛り下がり、ガンダムシリーズこそ売れ続けていますがバーチャロンとかもう見なくなりました。
そうした観点を含めると、「女の子だって暴れたい」というコンセプトの下でいまだにシリーズが量産されるプリキュアシリーズのように、女性にとっての力の象徴の方が今後も人気が拡大し続けるかもしれません。もしくは中高年向けに「おっさんだって殴りたい」というコンセプトでおっさんが暴れ回る作品とか出たら、コンプラの厳しい今の世の中だと逆に売れるかもしれません。何が言いたいかっていうと、欲望というのは抑えられればられるほど爆発するということで、こうした抑え込まれた欲求を解消するコンセプトほど売れる要素が詰まっているのかもしれないってことです。もはやロボット関係ねぇな(´・ω・)
なるほど、だから最近のガンダムは女の子が主人公なのかと思ったりしてしまいました。
返信削除ロボットアニメについては戦前を知るスタッフがいなくなって余計に軍隊っぽさが失われていったのかなと思います。
初代ヤマトはかなり戦争映画のノリでしたし、ファーストガンダムはまだ戦争の実体験が残っている演出が多くありました。
マジンガーZ以来、ロボットものは子供が大人と対等に戦う巨大化装置という解釈を見たことはありますね。そのロボットものが下火になったのは、ドラゴンボールのようなロボットや巨大化に頼らずとも強くなる作品が生まれてきたからというような気もします。
おっさんが無双するとどうなるかは割とトランプが証明してくれているような気がしなくもありません。
言われてみるとガンダムの直近に作品は女性パイロットが主人公でしたね。あれ、やはりプリキュアのヒットも影響しているような気がします。
削除なんか日本も最近、転生物が中心ですがおっさん主人公の作品が増えてきていると聞きます。これは単に日本の少子高齢化があるのかもと思ってましたが、社会で威厳をなくして存在感が薄まるおっさんたちの心の叫びが反映されてるのかもしれません。
あと蛇足かもしれませんがマーベルの「アントマン」なんかおっさんが逆に小さくなるヒーローで、ロボット物とは真逆のベクトルでこれ詳しく追っかけたら何か見えてくるものがあるような気がしてきました。