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2008年3月10日月曜日

アニメ、漫画のブームについて

 近年、日本のアニメや漫画が世界中でブームを起こしています。実際に私も留学先で各国の人間らと詳しく話をしましたが、なかなか普通の日本人も手を出さないような細かな作品などにも触れており、その噂には間違いはないようです。
 この、日本のアニメブームについて私が初めて情報に触れたのは確か、94年か95年位に、今もやっている「世界まるみえテレビ」にて、アメリカにて日本のヒーロー戦隊の特撮番組(現地ではパワーレンジャー)やアニメの「マッハGOGO」が受けているというニュースでしたが、その後も順調に人気は続いていったようですね。

 ただ各国の状況を見ていると、いくつか違いがあるのではないかと少し感じています。まずドイツやフランスですが、この二カ国については相当なレベルまで日本のアニメ文化が根付いています。実際に両国の友人に私自身が話を聞きましたし、確か98年位にうちにやってきたドイツ人留学生も「カードキャプターさくら」にはまっていました。ですがこれがイギリスになるとちょっと話が違うのかもしれません。
 私は2004年にイギリスのロンドンに一ヶ月ほど滞在しましたが、その際に大規模のビデオショップなども細かく見ましたが、どうも噂されているほど日本のアニメビデオは見当たりませんでした。どうも先ほどの二カ国とは差がある気がします。
 そしてお隣の中国ですが、ここはなにせ人が多いもんだからはまる人ははまって、はまらない人は全くはまってないような気がします。それでも人数が多いもんだからはまる人の集まりもあっちこっちで作られ、ニュースなどは中国でもアニメブームが広がっているというような特集が組みやすいのではないかと思います。なお、恐らく連中が手に取るのはほとんどが海賊版です。

 そんなんでもはや日本のアニメや漫画はオタク文化、サブカルチャーではなく、ポップカルチャーだという声も最近ちらほら聞こえるようになりました。時も時で麻生太郎自民党議員が漫画通だということで人気を浴び、アニメファンを日陰者的なオタクの扱いをするようなマスコミに対して、中には逆批判するような勢いすら感じることがあります。
 しかし、ここで敢えて私は主張しますが、やはり漫画やアニメは人目に隠れて接するべきだと思います。
 そもそも歴史を紐解けば、現在のメインカルチャーである小説などの文芸は、明治の頃には卑しいものとして扱われ、二葉亭四迷などは小説家になると親に言ったらめちゃくちゃ怒られたというほどでした。言うまでもなくこれは現在のアニメの状況に似ているののですが、メインカルチャーになるとある種のデメリットが付きまとってしまいます。そのデメリットというのも、表現の規制です。

 長くなってきたので、続きはまた今度。

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