昨日セリーグの最終日程が終わり、まだプレーオフが残っていますがひとまず今シーズンのプロ野球は終わりました。結論から言うと、今年は非常に面白い一年だったと思います。
というのもまず、セリーグにもプレーオフの導入によって中日と広島の三位争いが非常にもつれ、シーズン終盤まで目が離せませんでした。パリーグも同様で、これまで下位の順位でさまよっていたオリックスが終盤で恐ろしい追い上げを見せて二位に浮上したり、一時はソフトバンク、日ハム、ロッテで争った三位の順位も非常に楽しませてもらいました。
そして、これは私としては多少不本意ですが、まさかまさかの13ゲーム差をひっくり返しての巨人のシーズン優勝。まぁ明らかに阪神の自滅ですが、星野監督は新井を故障させて李スンヨプを復活させるなど、オリンピックで余計なことしかしなかったなぁ。
こうしたチームの順位だけでも楽しめたのですが、それ以上に面白かったのは個人成績です。まず五位のチームでありながら楽天の岩隈投手が最多勝を含めて投手三冠王。実際の投球を見ても直球も変化球も非常によく、これまでのシーズンが嘘のようなすばらしいピッチングだった一年でした。その岩隈投手に防御率でわずかに及ばなかったダルビッシュ投手ですが、このまえのオリックスとのプレーオフの試合ではやばいぐらい良いピッチングでした。ほんと、この人化け物だな。
ただこうしたパリーグの個人成績の一方、右打者でありながら首位打者を獲得した横浜の内川選手の活躍にも舌を巻きました。これまで全然無名の選手でありながらの突然の成長に、同じく横浜で昨日の一本でラミレスを出し抜いたホームラン王、村田選手という強力な打線を擁しておきながら、ありえないくらいに負け越した横浜の今シーズンの成績には閉口します。なんせ五月に大相撲で琴欧州が13連勝した頃、ようやく横浜は13勝目を挙げた体たらくでした。
一部でニュースにもなっていますが、今年の成績の責任を取って横浜のコーチは何人か辞職するらしいですが、今年の成績は間違いなく監督の大矢氏にあるでしょう。一番重要な人間をやめさせないというのは、別に横浜ファンではないですがちょっと……ねぇ。
同じくセリーグタイトルではこっちも下位の順位ながら孤軍奮闘して、昨日に広島のルイスを出し抜いた最優秀防御率投手、石川投手のいるヤクルトは、昨日は見ているだけで涙が出そうな最終試合でした。
今でこそ阪神、広島贔屓の私ですが、小学生の頃はヤクルトファンでよく神宮にも見に行っていました。どうでもいいけど、当時の神宮のトイレはすごい汚かったなぁ。楽天の仙台の球場なんかは昨日の朝日新聞の中での楽天球団社長のインタビューによると、客を呼び込むためにトイレはすごいキレイにしてあるらしいですが、今の神宮はどうなってるんだろう。あと楽天球団は今年も黒字だそうです。
それでヤクルトの昨日の試合の話ですが、かつてのヤクルト黄金期を支えた真中選手がとうとう引退、継いでという訳ではありませんが度会、河端、小野選手も引退で、小野選手に至っては最終打席にて決勝のホームランを放ち、非常に感動的な引退試合でした。
去年に古田選手がいなくなり、これで事実上、90年代野村ヤクルト黄金期の選手はほとんどといっていいほどいなくなってしまいました。この時代の選手としてはブンブン丸の愛称だった池山選手が一番好きで、この人がいなくなった時点で私のヤクルトファン時代は終焉を告げたのですが、今回の真中選手の引退はその時くらいにショックを受けています。古田選手はそんなに好きじゃなかったけど。
真中のインコース打ったあとのちょっと走るとことか、あの濃い顔を僕は一生忘れません。(><)
返信削除真中と言えばあの、「真中大回転ホームラン」でしょ。ニコニコ動画のhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm786220にその映像が残っているけど、ギリギリまで粘って打つこの姿勢が好きでした。
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