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2008年12月23日火曜日

男女が異性に求める理想像のすれ違い

 昨日、一昨日と久々にブログをサボっていました。理由は忘年会が続いて帰宅時間が遅くなり書く暇がなかったのですが、昨日はリンクを結ばせてもらっている「フランスの日々」のSophieさんとゆっくり話す機会があり、非常に有意義な一日を過ごしていました。

 さて本題に戻りますが、今もし仮にお金があるのなら私がやってみたい調査の一つに、「男女は異性に対してどんな理想像を持っているのか?」という調査テーマがあります。何故こんなものを調べたいのかというと、どうも私が見ている限り、男女間で異性にモテる同性像、または好みの異性像というイメージにすれ違いのような隔たりがあるように思えて仕方がないからです。

 この疑問を最初に持ったのは知り合いに勧められて斜め読みしてみた、確か「小悪魔な女の子になる方法」というそこそこ女性に売れた本からでした。この本によると「小悪魔な女の子になって、好きな男の子をめろめろにしちゃえ、キャハッ」ってな感じで小悪魔系ギャルとやらにになる指南が書かれているのですが、その中に書かれている一つの指南に、

「相手のまつげを触りながら話すと、相手の男の子は好感度アップ!」

 という記述があり、なんていうか一見してこんな女は相手にしたくないと私は思いました。普通にまつげなんて触られたら、目をえぐられそうで怖いだろ(;゚Д゚)

 とまぁこんな風に疑問を持って以降、やはり巷で聞いている、言われているいわゆる「モテるイメージ」というのは男女間、ひいては同性間でも大きな隔たりがあり、それが現在のような晩婚少子化を引き起こしているのではないかというわけです。たとえば男性の側に属しますが一般人とはかなりずれている私に言わせると、好みの女性のタイプはやはり地味、素朴、素直の三拍子が揃って浪費癖のない女性で、外見面では化粧の濃い女性など以っての外です。また性格面では素直で優しい性格に越したことはないのですが、いざマウンドに立つと内角をえぐるシュートをガンガン投げ込むような大胆な面もあればなおよいです。実際にシュートが投げれなくともいいから。

 更に言うと、やはり男性陣はネットの掲示板などを見ていると女性に対して純粋さを求める割合が強いと思います。私で言うと先ほどの素直さなどで、逆に言うと最初の小悪魔系は逆に嫌われるタイプのように思えて仕方ありません。にもかかわらず小悪魔系は一つのジャンルとして成立し、先ほどの本も古本屋に並ぶ程度には売れるというから不思議です。

 という具合の内容を昨日にSophieさんに話したら、こうした異性に求めるイメージのずれが起きる原因の一つとして、ファッション系商業界の影響があるのではと指摘がありました。言うまでもなく、化粧品会社は化粧品を使ってもらって売り上げ増やして何ぼです。では使ってもらうにはどうすればいいかといえば単純に、「化粧を多く使えば相手の男性は振り向く」と言うに決まっています。また服のファッションや先ほどの本でも、たとえ男性人の女性に求めるイメージの実態からかけ離れているものであっても、「こうすればモテる」と言って販売促進が行われることは大いに考えられます。もちろんこういった現象が起きるのは女性に限らず、男性の側でも十分に起きていることでしょう……といっても、やっぱり女性の方がこういうプロモーションが強いけどね。

 また、再び男性の側である私の意見を言わせてもらうと、一体どんな男性像を女性が求めているのか、どうも情報が錯綜しすぎてわからない気がします。どうも私が聞いていると、女性が男性に求める条件としてまず年収が一千万あるとか、スポーツをやっているとか、家事をするとかいろいろありますが、中には現実離れしたものもあり一体本当にこんなイメージ像を持っているのか、また何を一番重要視しているのかも判断しづらいです。

 こうした男女間で「モテるとされる同性像」と「求める異性像」に大きな隔たりがあり、言っちゃなんですが互いにちぐはぐなことをやり合って恋愛が生まれず、ひいては社会問題となっている少子化までもが起きているのだと思います。そのすれ違いを起こさせている主犯は先にも言ったとおり、わけのわからないものを流行らせようとするファッション業界の各企業で、こうしたイメージのずれを是正するためにも少子化を解消するためにも、「何をすれば異性にモテるのか」を測る調査というものをやってみたいものです。金のある研究所とかやらないかな。

7 件のコメント:

  1.  先日はどうも。ご一緒させていただいて、本当によかったです。

     男性の場合は、ジャンプの裏に男のすべすべ肌とかいう化粧品みたいなのもありますしね。それとか、トレーニングマシンとか。

     異性に対しての価値観が統一性をもたないのは、バブルがはじけて何が正しいかという指標を示せなくなり、僕たちの世代は考え方が多様性を持っているためだと思います。

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  2. 先日はどうも。いろいろ話し合えて楽しかったですね。女性だけではなく、男性に対するプロモーションも結構ありますよ。車とか時計とか。あと一人前になったら一人暮らしをするものだという固定観念なんかも入るかもしれませんね。これがなかったら都内のアパートが売れ残ってしまうかもしれませんね。

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  3.  お二方とも先日はどうもありがとうございます。

     サカタさんの言われるとおりに、バブル崩壊後の価値観の多様化が確かに影響しているかもしれません。実際、迷走し始めたのはこの頃ですし。それにしても、ジャンプの浦の広告っていっつも変なのばっかですね。

     Sophieさんのほうも、実は友人が一人暮らしがしたいといい始めて、実家にいる分に越したことはないというのですが、やっぱり自立できていないと気にするのですよね。これも不動産業界の陰謀でしょう。

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  4. こればっかりは十人十色としかいえませんなぁ。

    ただ「お金を異性に貢ぐ」という行為に関しては

    男性・・・自分のプライドやメンツを保つため

    女性・・・浪費の激しい子供に「しゃーないなぁ・・」といってお小遣いを渡すような、つまり母親的な動機のため


    というような違いがあるように思います。私の周りに限ってのことかもしれませんが。

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  5.  言ってしまえば、本来十人十色でバラバラであるもののはずなのに、プロモーションが敢えて変な固定観念を植え付けるから問題なのかもしれませんね。

     Rockmanさんの言う「異性にお金を貢ぐ」行為の男女の分類は面白いですね。実際に私(雄)も人におごるのはプライドやメンツが大きく作用している気がします。そう考えると、女の子の方が母親的な動機で大人っぽいですね。

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  6. 独身者が増えて儲かるのはブライダル業でしょう。こうしたメディアが男女の極端な意見を発信しているのを見かける度に、陰謀論が大好きな私はブライダル業界が広告を通じて男女間の対立を煽って金儲けをしているようにしか思えません。

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    1.  実際この手の恋愛市場はバレンタインデーを筆頭に商業的陰謀で動いている面が多いですよね。かつてのスキーブームも恋愛と絡めたことが大きかったですし、マーケティングの基本は「こうすればモテる!」と主張することなのかもしれません。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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