最近分不相応にも休日は朝から銭湯に行って朝風呂をするという贅沢を覚え、今日も雨がやんだ事もあってひとつ行ってきました。行ってきたのは家から自転車で20分くらいの銭湯で、朝九時の開店とともに600円の入場料を払ってゆっくり浸かり、帰る前に軽食コーナーにおいてある「スラムダンク」で一番好きな翔陽戦を見てから帰りました。
これだけならスイーツ的に言うと、「ちょっぴり贅沢だけど、ワタシだけのオリジナルで優雅な休日」とまとめきれるのですが、どうものこのところの気温変動の激しさが体にきていたか、帰宅後に昼食を食べると猛烈な眠気に襲われ、昨夜もちゃんと睡眠をとっているにもかかわらず午後一時か五時まで実に四時間も完全に熟睡していてついさっき目を覚ましました。寝覚めもいいんだから気にする必要はないんですけど、どうにも休日を無駄に過ごしているような気がして複雑です。
さてここで話は変わって銭湯についてですが、やっぱり本場と呼べる場所と来たら私が一時期住んでいた京都市内です。京都市は今でも風呂のついていない古い家やアパートが多いため、この時代にあっても市内の各所にこれでもかというくらいに銭湯が乱立し続けております。その銭湯群の中でも際立っていたというか、私が一番通っていたのが今日のお題にもなっている船岡温泉です。
・船岡温泉ホームページ
この船岡温泉は京都市の北西部(紫野)、やや奥まった通りにある銭湯ですが、昔からある銭湯だけあって建物のつくりなどが半端じゃなく年季が入っております。あいにくリンクに貼ったシンプルさも極まっているホームページでは写真が少ないですが、入り口の趣深さは言うに及ばず、脱衣所の欄間などは一見の価値があります。
当時、私が住んでいた下宿というのがまさにこの船岡温泉の真ん前(徒歩一分)にあるということで、料金も安いし、深夜早朝にもやっていることから下宿にも風呂はついているのにわざわざうちの親父と組んでよく一緒に入っていました。当時から高く評価していた銭湯でしたが、インターネットで検索を掛けてみると「日本最強の銭湯」という物々しい異名があちこちで書かれており、改めてすごい場所に出入りしていたんだと気がつかされました。しかもこの船岡温泉の話を各所でしていると、なんと奈良に住んでいる私の親父の従兄弟もここに行った事があることが分かり、その知名度といい実力といい、強豪多い京都市の銭湯業界においても最強といわれる由縁が判ったような気がしました。
ちなみにこの船岡温泉の近く、同じ鞍馬口通りには元銭湯だった店舗を改装した喫茶店もあります。ここもまた赴き深い店舗で金がないにもかかわらず当時はよく通っていました、親父の金で。
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