私が中学生の頃、国語の授業でこれまでに何か感動した内容をテーマに作文を書かされたことがありました。この時に私がどんな作文を書いたのかは覚えていないのですが、当時の私の友人が書いた作文の題と書き出しは未だによく覚えています。その内容というのも、以下の通りです。
K君の頭
ある朝、学校に行くとK君の頭がウドカットになっていた。
この話の内容を簡単に解説すると、作文を書いた友人と私とで共通する友人であるK君が日曜日に床屋に行って髪を切ってもらっている間に寝ていると、なんと起きてみたらお笑いコンビのキャイーンのボケ役であるウド鈴木氏と同じ髪型、俗に言うウドカットにリアルにされていたのです。もちろん当時からキャイーンは人気でしたから学校に来るなりK君の突然のイメチェンはあっと言う間に学年中に知れ渡り、噂を聞いて見に行ってみるとマジでウドカットだったので私も爆笑してました。
しかもそのK君、かねてから眼鏡をかけている点などでキャイーンのツッコミ役である天野氏によく似ていると言われていたので、この時ウドカットになった際は「頭はウドで顔は天野」だということで、「一人キャイーン」というあだ名が一時期付けられる事となりました。もちろんK君も望んでウドカットになったわけじゃないので髪を元に伸ばしてからは二度とウドカットになる事はありませんでしたが、あの一時期限定のインパクトは今でも強く印象に残っております。
それはさきほどの作文を書いた友人もそうだったらしくて、事件から一年位後に「お前どうしてあんな内容で作文書いたんだよ」と私が聞いたら、「だって俺、あの髪型に感動したんだもん!」と強く言い返されてしまいました。
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