一泊二日の出張から今日帰ってきたら自分が住んでるサービスアパートメントでカードキーがないとロビーに入れないようになってました。多分、年がら年中ドアの隙間に広告(大抵マッサージ屋)を入れる人間が後を絶たないせいだと思うけど、気軽に外とか出づらくなるし、財布にもう一枚カードを入れないといけないと思うとなんだか億劫な気がします。っていうか今週は今日までの出張を筆頭にやけにイベントが満載で、更新が少なくなるかもしれません。
話は本題に入りますが、学生時代に受けた心理学の授業で今日の表題になっている「外国でストレスを感じない人間」という解説がありました。その授業の孔子じゃなくて講師曰く、人間というのは文化圏の異なる外国に行くとどれだけ対策を施しても、どうしてもストレスというものを多かれ少なかれ受けてしまうそうです。ただ2種類、ある種の人間だけはこの手のストレスを全く受け付けない人種がおり、てっとり早く明かしてしまうとそのうちの一種類は真の意味で国際人と呼べるような完全に先天的な特殊な人間、もう一種類が今回の話の肝ですが、何かしら信仰を持っている宗教家だそうです。
私がこの話を聞いた際に真っ先に思い浮かんだのは、デーブ・スペクターが言う「日本初の外タレ」ことフランシスコ・ザビエルです。何もザビエルに限らずどの時代でも伝道者というのは今の時代のようにインターネットもなければ航海中に客死することも珍しくなかった時代に言葉も何も通じないところへどんどんと赴き、エネルギッシュに活動してます。仏教でも鑑真のような人物もおりますし、そうした歴史的孤児を考慮するだに先ほどの話にはなかなか信じさせられるものがあります。
更に最近は現実に海外に暮らしてて、やっぱり信仰心がある人間というものは外国で強いとよく実感させられることも多いです。私自身は普通の人に比べれば恐らく信仰心が高い方ですが特定の宗教に染まってるわけじゃなく毛の生えた程度ではありますが、身近にキリスト教の洗礼も受けてて毎週日曜に教会に通っている人が身近に複数おり、その人たちを見ていると本当の意味で海外生活を楽しんでいるようにしか見えず、ほかの日本人と決定的なまでに違って、日本に戻ってゆっくり暮らしたいとかいう素振りを見せることが全くありません。もう一つ止めに付け加えると、この手の人間らは語学能力も極めて高い人間が多いです。
先日にまたNHKで見た企業の新卒採用現場特集とやらで、なにやら国際社会に強いとかいう理由で留学帰りの学生をターゲットに募集をかける企業が増えていると報じられていました。またそれとは別の報道で、「これからの時代は"倭僑"となれる人材が必要だ」とかいう「華僑」にかけた記事も見受けましたが、私に言わせるのならば"倭僑"というイメージに合う人間はとっくのとうに日本から出ていてそもそも国内に残っていないのではないかという気がします。むしろそれだったら上で書いてある通り、初めから海外で働かせる気なら宗教を信仰している人材を語学能力を無視してでも取る方が効率的な気がします。
あと最後に蛇足ですが、信仰を持っていれば外国での生活に強いというのであれば悪魔主義者(サタニスト)はどうなのかという疑問がもたげます。とはいうものの国際的なサタニストというのも、なんだか想像しづらいような。
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