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2012年7月12日木曜日

小沢新党の立ち上げについて

 スルーするのもなんなので、一応軽く触れておくことにします。

小沢新党、49人で発足…第3極の結集目指す(読売新聞)

 先の衆議院での消費税増税法案に反対した小沢一郎が、確かこれで3度目となる新党立ち上げを行いました。なんか党是には増税反対とか抜かしているようですが、かつて社会保障税の導入を主張して連立政権を瓦解させたのはどこのどいつだと言いたくなるような党是です。

 ちょうどいい機会なので書いておくと、小沢一郎が何故こうなんども政党を作っては壊し手を繰り返すのかについて、政党助成金の私物化が理由であると以前から指摘されております。かつて陽月秘話時代にも取り上げたことがありますが、一定数の議員を保有する政党には政党助成金といって国から政治活動資金が支給されます。元々これは汚職の絶えなかった時代にスポンサーなしでも政治活動が行えるようにと作られた制度なのですが、かつて小沢一郎が作って自ら壊した新進党、自由党時代に、振り込まれたはずの政党助成金がどちらもすっかりなくなっていたことがありました。長く書くまでもないのでしれっと書いてしまいますが、どうも小沢一郎は解党する際に返還しなければならないこの政党助成金を、まるまんま自分の口座に着服していたようです。この辺に関しては少し古いですが昔の文芸春秋に公開されている口座収支とともに検証がなされていて、文句のない記事がのっけられております。

 もちろんこんなのは税金の横領で、本人の知らないところで口座が一時プール先に使われていた藤井裕久財務大臣はこの件で途中辞任する羽目になったと言われております。ただこの件があまり大事にならない理由としては、発端が文芸春秋という雑誌メディアであったということと、ほかの政党も多かれ少なかれ似たようなことをしているからだと私は睨んでおります。
 ここまで書いた上で私が何を言いたいのかというと、今回作られた新たな新党も1年か2年したら解党し、また政党助成金も横領されるのではないかということです。そもそもこの政党助成金という制度自体が小沢一郎が作ったような制度ですし、裏技のやり方も知ってて当然です。何か政策がある、目標があるとかじゃなく、政党助成金を着服するためにまた新党を作ったとしか私には思えないというのが今日の意見です。

 またしばらく忙しい、というか家を空けることになるので更新が減ります。次かくのは土曜日かな。

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