本日、ハマコーこと浜田幸一元議員が死去したというニュースが流れました。なんかこの人はいい意味で殺しても死ななそうな人間だっただけに、この突然の訃報はなんかほかの人とは一味違うような感じがします。何はともあれ、ご冥福をお祈りします。
話は変わって今国会における最大の山場こと消費税増税法案議論ですが、自民党を中心とする野党が野田内閣と結んだ三党合意を破棄し、逆に内閣不信任案を突きつけて止めを刺そうかと動いているようです。こうした野党の動きに対して野田内閣はあくまで三党合意を遵守するよう呼びかけていますが、特になにか新条件を出すわけでもないし正当性を訴えるわけでもないので私から見てもあまり説得力はない気がします。仮にこうした呼びかけを野党全体にではなく、やや立場がふらついている公明党に集中して呼びかけるというのであればまだ面白いのですが。
もっとも説得力がないと言いつつも、私個人としては消費税増税に賛成であるためにこのまま参議院でも十てもらいたいのが本音です。ただ自民党の側からすると確かに政局的には今が追い詰める絶好のチャンスであり、また法案成立後に解散することを確約させる譲歩を引き出す上でも重要な局面でしょう。
しかし仮にこのまま何も進展がなく三党合意を破棄し、消費税増税法案が流れたとしたら逆に自民党の立場が悪くなることも有り得ます。もしかしたら私だけかもしれませんがもしそうなった場合、消費税増税を煽っておきながらそれをフイにしたことで次回選挙時に「増税に反対した」、「増税を食い止めた」という宣伝文句がうすら寒くなり、むしろ党利党略を優先し過ぎて停滞を招いたと批判される恐れがあります。そんなわけだから仮に三党合意を無視して参院で否決されても、残り国会会期を考えれば衆議院に戻っても時間切れによって自動成立することは間違いないでしょうが、野田首相は敢えてここで解散に打って出てみると面白いかもしれません。もっともそんな大それたことをする度胸があったのは小泉元首相くらいでしょうが。
ここで少し話をまとめると、今自民党が何よりもほしいのは解散だけです。民主党が不人気で分裂しているので解散に持ち込むだけで漁夫の利が得られるからです。しかし今の自民党は政権を奪回したところで何をするのか、はっきり言ってビジョンも何もなく、下野する前と比べればあまりにも地力が落ちた状態と言わざるを得ません。
じゃあ今度はどこが来るのか、橋本大阪市長が率いる維新の会が来るのかなどという人もいるかもしれませんがこれには私は否定的です。別に維新の会が悪いとかそういうものじゃなく、友人曰く「あそこはスポンサーがいない」ということから、選挙を戦うことが出来ない上にこの前当て逃げした人みたいにやや烏合の衆しか集まっていない節があります。せいぜい橋本市長が国会議員になるだけで終わるでしょう。
まぁこんな感じで、多分次回選挙後も日本は混乱が続くことになるでしょう。そのころには自分も日本にいるかどうかわかりませんが、少しでも良くできるように何かできればとは思います。
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