私は現在上海近郊に住んでいるのですが、昨日は中心部に行き「京橋のキムタク」と自称する上海人の友人と会ってきました。
待ち合わせは上海氏地下鉄駅の水城路で、昼前に合流した私たちはまずは近くのDVD屋に行きました。この水城路を含む上海市西部は日本領事館を初めとして各国の外交使節がたくさんあることから外国人居住者も比較的多い地域で、特に日本人については留学生などもこの辺りによく住んでいるとのことです。そのため駅から出てしばらく歩くだけですぐに何軒もの日本食レストランを発見することが出来、以前に来た際にはイタリアンレストランのサイゼリヤまであったのには驚かされました。
ちなみにそのような日本料理屋ですが、調理を行う人間ならともかく給仕は大体どこも中国人スタッフです。中には留学生らしき日本人もアルバイトしていますが、値段の設定や宣伝などを見ているとどうも端から中国人客を相手にせず日本人客だけをターゲットにして商売しているような印象を覚えるのですが、それで商売が成り立ってしまうのかもしれません。
今回、我々は興味本位でDVD屋にどんなもんがあるのかを調査するために訪れました。中国でDVDというと基本的にどれも違法コピー版で、むしろどこに行けば正規版が買えるのかというくらいに偽者で溢れ返ってます。もちろんこんなのに手は出さないとして、では一体どういうものが流通しているのかをちょっと見に行こうかということで来たわけなのですが、看板文字まで日本語で「DVDの販売してます」と書いてあるだけあり訪れた店は本当にあるわあるわで、よくこんなものまでコピーしたなというものまでありました。特に友人が強い反応しを示したのは、この一枚です。
こんなDVD、日本にあったことすら知らないぞ私は。
そうやって一通り眺めた後はちょっと移動して同じく地下鉄で新天地駅へと向かい、スープがメインの飲茶屋でしたの写真のような昼食を取りました。
別に昼食内容まで公開せずともと思ったのですが、友人が写真撮っとけと言ったので挙げときます。
そんな具合で昼食後、この日のメインとして取ってあったユニクロへと赴きました。すでに日本でも大々的に報じられていますし去年は新入社員の三割が中国人だったというだけあり、ユニクロは現在中国各地に店舗の展開を行っております。特にここ上海においては一店どころの騒ぎじゃなくちょっとしたデパートなりビルなりに入ると結構簡単に見つけることが出来ます。
それぞれ店の外観と内部の写真ですが、この日は土曜ということもあって人が多くにぎやかでした。耳をそばだてるとやっぱりあちこちで日本語も聞こえ、さらにはゲームの「モンスターハンター」とのコラボレーションTシャツが売られているのも発見しました。友人いわくユニクロはブランド品としては値段も安く、最低限品質は保証されるから買いやすいとのことなのですが、日本にいると品質なんて保証されてて当たり前ですからあまり気にならなかったものの中国だと値段は確かに安いもののすぐに型が崩れたろ破れたりする衣類も珍しくありません。私も吸盤で壁に貼り付けるタオル掛けを買ってきたら買ったその日にプラスチック部が破損するという痛い目を見ましたが、こういった最低限の保証がいるのであれば多少値段が張るのも仕方ないと思うようになって来ました。
で、結局このユニクロでは「モンスターハンター」のTシャツを買おうかどうか悩んだものの結局買わず、運動時に着るようなTシャツを一枚買ってそのまま近くの今度はGAPの店に行きました。
こちらは写真がありませんが半額セールのためにユニクロ以上に人で込んでおり、シャツ一枚を購入しようとレジに並んだもののなかなか列が進まずに苦労をしました。その行列に並んでいる最中に近くのレジを見て見ると、なにやら子供服ばかり大量に買い込んでいる親子連れがいて友人としげしげと見ていたのですが、まだ精算の途中であったものの購入金額がすでに3500元(約45,500円)を超えていました。子供服だけでこれだけの金額を購入するのも驚きですが、それ以上に子供へとかける中国の親の情熱を垣間見た気がします。
こうしてショッピングを終えると、その後友人の案内で「田子坊」という観光地へと行きました。
この田子坊はレトロな建物を残した一角で、細く複雑な路地が入り組んでいる中で観光客向けにいろいろな店がレストランなりお土産屋をやっている場所ですが、路地自体は悪くないものの友人も言ってましたが売っているみやげ物が中国ではどこにでも売っているようなものばかりでオリジナリティがなく、まだまだ観光地としては中途半端な場所だと私も感じました。
ただここで唯一面白かったというかなんというか、突然後ろから「すいませんミユキさん」と流暢な日本語が聞こえたので振り返って見たら、欧米人らしき男性が別の日本人女性を呼んでました。私も友人も、「日本ならともかく、何で上海であんな人が日本語を……」とどうにも決まりの悪い印象を覚えました。
そうこうしてその後また何軒か服飾店を見て周って一緒に夕食を取ってその日は別れたのですが、別れる直前に友人が、「君、夜一人じゃ寂しいでしょ」といって、路上で物売っているおっさんからこれを買うように勧められました。
値段は25元(300円)だったから別にいいけど、おっさんも変な顔してたなぁ。
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