さて先月、このブログでは9月に書いた「HSK5級、6級の試験対策」という記事がやけに多くのアクセスを稼いでいました。HSK(=漢語水平考試)というのは中国政府が主催する中国語の資格試験なのですが、今月初めの12/1にもこの試験が日本各地で催されたことから私の記事も何かの参考にしようと多くの受験生が見に来てくれたんじゃないかと思います。第一、5級と6級の試験対策について書いているホームページって少ないし。
実はこれまでの人生、歴史科目を除いてテストであまりいいい点数を取ってこなかっただけに、今回こうして曲がりなりにも最上級の語学試験に合格したというのはいい思い出となりました。ただ周りと比べて自分は明らかに語学センスがなく、今回の試験もどちらかといえば試験テクニックを駆使してごまかした感があり、せいぜいこれからの人生はメッキがはげないようにうまくとりつくろわなければという圧迫感も感じます。
ここで少し話を変えますが、9月の試験で6級に無事受かっていたので12月に行われた試験はもちろん受験しなかったのですが、HSK本部からは連日、「試験受けに来ない?」というメールを山のように受け取っていました。
笑い話になるので少しその顛末を書くと、HSKの受験申込期間は受験日のちょうど1ヶ月前なのですが、確か11/1が申込期限だったのでこの日の約一週間くらい前からほぼ毎日、「申込期限まであとわずか!」というメールがまるでスパムメールの様に送られてきました。しかもようやく11/1になりもう来ないだろうと思ったら、
「応募者多数のため申込期限を1日延長して11/2までにしました。まだ申し込んでない人は急げ!」
というメールが届き、まんまスパムメールじゃねぇか、やるな中国などと一人ごちていました。
あとこういった受験者募集メールのほかに、HSK試験の監督官をやらないかというメールも私の所には届いていました。なんでも4級以上の合格者に対して送っているようで、受験会場を増やしているので不足しているからもしよければって具合でこっちも結構な量が送られてきていたわけなのですが、試験管をやるためには一回だけ講習を受けねばならず、しかも講習費はちゃっかり徴収するという仕組みだったので私は無視しました。
HSK本部の名誉のために言っておくと、試験監督官を務めればちゃんと報酬はもらえ、その報酬額は講習費用をちゃんと上回っておりました。
最後にHSK受験者に向けて書くと、私個人としては日本の中国語検定よりもHSK資格の方が実際の能力は測りやすいと考えており、どちらを優先して評価すると言ったら間違いなくHSKです。でもって具体的には4級程度の成績があれば中国で生活するには不自由がなくなり、向こうでの仕事もある程度出来るレベルだと見ているため、中国語学習者はまずは4級取得を一つのベンチマークとして目指すことを強くお勧めします。4級取得に必要な勉強量としては中国留学1年分くらいかなと思うので、多分この記事を読んでくれているであろう留学を予定している友人はぜひ頑張って取得を目指してみてください。
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