前ネットで「隣のシャアは赤い」という言葉を見受けました。だからなんだといわれればそれまでですがなんか妙に印象に残るワードです。声の人は今度の大河ドラマでナレーターやるそうらしいですが。
話は本題に入りますが、先日友人と今後のゲーム事業の先行きについて話をしていて、これまで倒産間際になるやヒット作を生み出して生き延びてきたカプコンですがコーエーテクもに対してアップグレード版商法で提訴するなど迷走しているから今度は駄目だろうとか主張してきました。あと今後の日本のソフトメーカーで言えば、国外はともかく国内は「妖怪ウォッチ」でヒット邁進中のレベルファイブが引っ張っていくだろうともよそうし、自分が子供だった頃に最強のブランド力を誇ったスクウェアエニックスはなぜこうも……なども話題に上がりました。
そうやってとりとめもなく話していると友人が突然、「グローバル化への対抗としてゲームハードメーカーの任天堂とソニーが合併してもいいと思うんだが」ということを口に出しました。私の意見を先に述べると、実現性はともかくとして議論に値する定期だと思います。
ゲームのハードウェアは大別して二種類、テレビに接続する据置きハードと携帯して遊べる携帯ゲーム機に分かれます。前者は任天堂のWiiU、ソニーのプレイステーション4、マイクロソフトのX-Box360の三強となっており、情勢としてはソニーがやや有利でマイクロソフトと拮抗しているのに対し、任天堂は三国志で言えば諸葛亮亡き後の蜀よろしく建て直しの難しい状態となっています。後者の携帯ゲーム機は任天堂のニンテンドー3DSとソニーのPSVitaの実質二強で、どちらも決め手に欠け消極的な理由で決着がつかないような状態です。
以上のようにゲームハード3社の中で現在圧倒的に状況が不利なのは任天堂です。任天堂が不幸なのは現行より一つ前のハード、WiiとニンテンドーDSが社会現象に近いほど好調な売れ行きを示したのに対してその後継機二つはどちらも芳しくない売れ行きに留まっており、ハードの売れ行きを伸ばすようなキラーソフトも今後出てくる見込みは大きくありません。まだ任天堂自社の「ゼルダの伝説」や「スマッシュブラザーズ」といったシリーズもののゲームは期待されては下りますが、任天堂以外のサードパーティ製によるソフトが揃えられないというのはちょっと……といったところです。
一方、ソニーのプレイステーション4もキラーソフトがやや不足している間がありますが、自分でもよくわかりませんが海外市場ではやけに売れています。これは勝手な創造ですが日本市場はともかく、海外市場ではアメリカを始めとした海外のソフトメーカー製ソフトがプレステ4に参入して、それが呼び水になっているのかも知れません。あと国内市場に関しても、人気タイトルを抱える国内メーカーが新作を出してくることも予想され、まだまだ安泰とはいえませんがまだ未来が感じられます。
任天堂が何故ここまで苦戦することとなったのか、ひとえに理由は時代の流れとしかいえないほど難しいのですが、じゃあ今後はどうすればいいのかとなると友人の言のようにソニーと提携するのも検討すべきひとつの手段かと思えます。
この二社は据置き、携帯の両方で競合しているため、仮に提携するとなるとそれぞれでハードを一本化する必要があります。この一本化は据置きならまだしも携帯ではがっちり組み合っていることもあってまず現実的ではなく、それゆえ提携できるかといったらまず不可能といえる理由にも成り得ますが、仮に一本化、もしくは路線を明確に分けた棲み分けができればそれによって得られる効果は小さくはない気がします。
ハードが一本化されることによってソフトウェアメーカーは複数ハードでの同時リリースに向けた開発に忙殺されることもなくなり、また日本一丸となってマイクロソフトにぶつかれることもできます。もっともハードで独占となったらかつてのスーパーファミコンの時のようにハードメーカーのマージンが高く設定されたり流通が限定されたりと、ソフトウェアメーカーが苦しむ可能性もありますが。
この任天堂とソニーの事業合併案ですが、あくまで仮説です。しかし仮説を掘り下げることによって今後のゲーム事業も占えるのではと思える要素もあり、また何か思いつくことがあれば書いていきます。最近こういう引きが我ながら多いなぁ。
アリパパがTVゲーム業界に参入する可能性はあるでしょうか?
返信削除任天堂を買収します?
アリババには地元中国で強みがないから無理だろう。中国はパソコンでゲームする層が多いから、ゲーム機を作ったところでそれほど売れないし、また海外市場でやってくにしろノウハウなども低いからきついだろうな。任天堂は現金たくさん持っているから、買収はまずされないだろう。
削除初代プレイステーションは当初、ソニーと任天堂が共同開発していたcdロム版スーパーファミコンだった
返信削除のは有名な話です。ソニーに主導権を取られるのを嫌った任天堂が、 フィリップスともゲーム機を共同
開発するといって、 ソニーとの提携を事実上反故にしました。
メンツをつぶされたソニーは単独でゲーム市場に参入し、大成功をおさめるわけです。
この時の遺恨が解決していれば合併もあるかもしれません。
ある意味ですれ違った二人ですよね、この二社。ただソニーもゲーム事業はまだよくてもエレキ事業は不調で、任天堂もソフトパワーは強くてもハードは弱いですから、決してメリットのない話ではないと思います。ある意味ここらで決着付けるのもありかもしれません。
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