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2014年9月6日土曜日

中国の天気予報に対する不満

 今日の中国江蘇省は一日中晴れてて乾いた空気でもあり、さわやかな初秋の一日でありました。にもかかわらず先程MSNの天気予報を見たら今日の天気は「雷雨」と書かれてあり、なんやねんと思いつつまたもかと思ったわけです。
 
 あくまで私の肌感覚ですが、中国の天気予報は日本の気象庁と比べて的中率は悪く、全く当たらないというわけではないですが信頼がおけるデータではなくあくまで「参考値」としか見れないところがあります。もっとも中国は日本と比べて山地が少なく、平地ばっかなためにどこで雨雲が発生して降雨となるのか予想が難しいであろうということは多少同情します。
 しかしそれにしたってもうちょっと的中率を上げられないのかと思い、だったら始めから信用せずに自分で天気図を見てこれから予想を立てようというところに行きついたのですが、この時点でちょっと妙な事実に気が付きました。その事実というのも、中国には天気図がないということです。
 
 もしかしたら存在はしているのかもしれませんが、私が確認している限りだと天気図はネット上だとどこも公開しておりません。中国の気象局のホームページに行っても妙なレーダー図とか衛星写真こそ確認できるものの、日本みたいに前線記号や等圧線の書かれた天気図はついぞ確認できませんでした。中国一の検索ツールである百度でも「天気図」や「気圧配置」などというワードで検索してみましたが、どちらも日本のサイトしか検索に引っかからず中国地域のこれらの図はどうやっても見つかりません。
 
 もしかしたらですが、もしかしたら中国には天気図という物がそもそも存在しない、予報士も天気図を見ないでレーダー写真だけで予報を立てているのでは……という疑問がもたげてきました。っていうか天気図作れないんだったらまともに登山すらも出来ないはずなんだけどなぁ。
 恐らく日本人の大半は天気図なんて見ないで生活していると思いますが、なんだかんだ言いつつ予報を立てる際に天気図を見ると参考になるし、気圧配置とかでどれくらい風が吹くのかもわかったりできます。中学校の頃の教師があんまり教えるのが上手くなかったので当時は興味ありませんでしたが、高校時代に地学を学んだ際に再度勉強し直して、現在は予報士が晴れとか雨とかいうのよりもこっちの天気図で予想を立てることの方が多いです。
 
 にもかかわらず、中国ではその天気図を気象局が作成して公開してくれてはいません。もしかしたらプロの予報士すらも天気図を作れもしないしわかりもしていないのであれば、ちょっと自然科学のレベルを真面目に疑います。悪いことは言わないからちゃんと日本みたいにウェブサイトやテレビニュース中にちゃんと公開してくれと心の底から叫びたい次第であります。

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