今週木曜の夜、久々に昆山の潜伏地に戻った夜、ブログの更新もサボっていたので軽いネタを仕上げてこの前買ってきた「シュタインズゲート」というゲームで遊んでいようと思っていたところ、私の携帯が突然鳴り出しました。表示を見ると中国版LINEこと微信に着信が入っており、以前に日本のヤクザ記事を取り挙げた際に日本のヤクザ事情について教えてほしいと連絡を取ってきた中国の記者からでした。連絡の内容はというと彼の知り合いが私に日本社会について聞きたいことがあるとのことなので、「おう、なんでも聞いてくれや( ゚д゚)ウム」と返信した所、グループチャットでその依頼者から下記のような申し出を受けました。
「日本社会のあるテーマについて記事を書いてもらいたい。要点を送るから900字程度、中国語で」
向こうは私が以前に記者をしていたことを知っているのでそれでこういう申し出をしてきたのだと思いますが、いくら記者をしていると言っても中国語で記事を書いたことは今までありませんでした。しかしその辺は私というべきか、「面白いきっかけだ」と思い、これを二つ返事でなんと引き受けてしまいました。でもって締め切りを確認した所、
「じゃあ原稿は今度の土日辺りに出せばいいかな?」
「いや、出稿が土曜の朝だから金曜の夜までにお願い」
金曜の夜って、実質1日だけじゃんΣ(゚д゚;)
ちょっとこの辺で一瞬断ろうかとも思いました。というのも、金曜の夜は飲み会の予定が入っていてとても記事なんか書ける日程じゃなかったからです。しかし、その辺はやっぱ私というべきか、
「金曜の夜は予定があって書けない。なら、今日(木曜)の夜にこれから書いてすぐ送る」
というわけで依頼を受けてから即、私にとって人生初めての中国語記事の執筆に入りました。最も今回の依頼のテーマは運転マナーで、日中両社会の違いを私の視点で自由に書いてもいいというコラム的な記事なので余計な取材とかは必要なく、まだ書きやすいテーマでした。
なもんだからまず記事に盛り込む内容というかトピックを列記し、その後で記事の構成をさらさらと立て、最初に日本語で記事全文を書き上げました。書き上げた日本語文は1350字程度でしたが、中国語にすると同じ内容でも文字数は少なくなる傾向があるので、900字くらいに納めるとしたらこんなもんだろうと考えてこの文字数に仕上げています。
準備万端整えて中国語の記事執筆に入りましたが、中国語でメールを打つのなんかはもうほとんど苦もないのですが、やはりこういう文章は経験が浅くてそこそこ苦労しました。その結果、日本語文章が出来るまでは1時間かかったのに対し、中国語で記事を書き上げるのには2時間、計3時間をかけて依頼の記事を完成させました。もっとも書き上げた翌日に見直すと、「需要」って単語の所は「必須」にすべきだったとか、もっと禁止を表す「別」って単語を有効に使えばよかったなどと反省の残る内容でしたが。
文字数は900字をややオーバーした1000字強でしたが、書き上げた原稿を依頼人に送った所、「こんなに早く仕上げてくれてありがとう」とお礼を言われ、添削を受けた後に使ってもらえるようです。報酬は最初拒否しましたが、自分の労働に対する正当な対価だとして説得されたので受け取ることにしました。
今回の経験は自分にとってなかなか興味深く、中国語で記事を書いてみて気が付くところも非常に多かったです。やはり言語は話す、聞く、読む、書くの四要素だと思え、ややリーディングに特化している私からすればこうした経験は必要とされるものかもしれません。
それともう一つ、今回は依頼から依頼完了までわずか4時間程度で終わりましたが、こういうところを見るにつけやっぱ中国はスピーディーだなぁとつくづく思います。多分日本だったら原稿料をどうするかとかで下手したら一週間くらいかかるだろうけど、私が自己の収益拡大に異常なくらい無頓着な所もありますが話しが早くてやりやすいと感じます。依頼人からは「また今度もよろしく(^ω^)」と言われたけど、第二弾もあるのかな?
キミは頼ましい人間ですわ。評価致します。
返信削除人に頼まれやすい性格はしているんだろうね。いいとみるか、わるいとみるか。
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