昨日は合計で十三時間も寝たので今日は家の近くにある上海動物園へ行ってきました。三連休の中日ということもあり大賑わいで、入場ゲート前では長蛇の列が出来ていたものの田舎者が割り込みしてきやがったので「ぶっ殺すぞワレ」といおうかと思いましたが大人になって我慢しました。
上の写真は見ての通りペンギンですが、今日はやや蒸し暑いこともあってか水の中を泳いでばかりで普段なかなか見られない姿が見られて面白かったです。特に水中での動きは本当に鳥が飛んでいるようにしか見えず、ああだからペンギンは鳥類なのかと妙に納得感を覚えました。
また今年は申年ということもあってサルの展示コーナーが充実していて特別説明パネルなども設けられていました。面白かったこととしてはニホンザル(中国語では「紅面猿」)が隣の檻にいる別の猿と格子越しに口喧嘩しているのを見た中国人客が、「日本の猿と中国の猿が喧嘩してるよ」と笑ってみていましたが、まぁ確かに笑えるワンシーンです。
ちなみに名古屋に左遷されたうちの親父は以前に上海動物園へ行った後、「日本の猿が檻に入れられているのを見て助けてあげたくなった……」などと妙な同胞意識を持ち帰ってきたことがあります。
他にはパンダ見たり虎見たり、モウコノウマという中国の動物園にしかいない動物見たりとかして過ごしましたが、軽食コーナーを歩いていると何故か猫がおり、口でチチチと鳴らして呼んで右手を差し出したところ、「ミニャーン」と鳴いて近寄ってきましたが、私が何も持っていないのを見るや右前脚で「バシッ」と手を払い、プイッとしてそのまま去っていきました。
(見え辛いですが後ろにも二匹がじゃれ合ってます)
その後、野牛が放されている柵で囲まれたコーナーを見ていたら何故かその一角に子猫三匹がおり、しばらくしたら先程邂逅した成猫もやってきて、どうやら親子のようでした。動物園の中とは言え、野良猫はみんなたくましく生きているんだなと感じ入りつつ、気候が変わってきたせいか頭痛を覚えながらふらふらして帰りました。
……気候というより、昨日寝過ぎたせいかもしれないけど。
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