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2017年6月1日木曜日

奈良の奥地


 上記画像はネットで拾ってきた奈良県の地図ですが、実によく奈良の実態を表してるなと感じ入りました。この地図に書かれている通り、我々が一般にイメージする奈良とは北部のほんの一部だけであって、あとは上記画像の通り「?」と言いたくなるくらいの未開……というにはさすがになんですが、かなり常識を超えるくらいの山深い地域が広がっています。


 続いてこちらは奈良県周辺丸ごとの航空画像ですが、何故ネットで検索せずとも自分のパソコンに最初の画像ともども入っているのが不思議です。この航空画像で見てもわかる通り、吉野郡とかもやばいぐらい青々としています。でも南北朝時代はここに南朝本部があり、今も人が住んでいる場所すらあるというのだからいろいろすごいものです。
 少しまじめな話すると、やはり奈良北部とそれ以外の地域では地域の帰属が変わるというか、南部の方は奈良県というよりは和歌山県に帰属が近いのではないかと思います。和歌山県の熊野地域と連続するような森林群で、もし道州制とか取り入れるならばそのあたりを考慮して奈良北部は京都、南部は和歌山とするのもアリではないかと思います。

4 件のコメント:

  1. 片倉(焼くとタイプ)2017年6月2日 20:11

    日本の平地は山岳地帯によって区切られているので、直線距離では近くても、実際に移動する
    と遠回りになる箇所があちこちありますね。だから同じ都道府県内でも全く交流のない土地も
    あるわけです。
    福島県の太平洋沿岸(通称浜通り)は、東は太平洋、南は広野町、富岡町の高地、西は山岳
    地帯に囲まれています。 唯一北側だけは仙台まで平地が続いています。おそらくこの地形が
    福島原発の建設地になった理由の一つでしょう。 原発になにか問題が起きた時は山岳地帯が
    天然の壁になって、汚染物質をある程度防いでくれる、 そういう目論見があったのでしょう。

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    1.  会社の同僚に福島県出身者がいますが、実家は福島といっても夏場は朝起きたら網戸にびっしり虫がくっついているような田舎にもかかわらず、福島出身だと自己紹介したららよく、「前仙台に旅行行ったよー」と言われるのが苦痛だそうです。そもそもこの同僚、福島県出身者でありながら仙台にはほぼ全く行ったことがないそうで、おっしゃられている通りに同じ県だからと言っても地域同士で交流があるかといったら全然そうでもないですよね。
       福島の原発はさすがに戊辰戦争絡みのいびりで……とはいいませんが、地形と都心部への距離が考慮されて決められたことは間違いないでしょう。福井のもんじゅも同様で、そういう意味ではやはり地方は国になかなか逆らえない現状があるでしょうね。

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    2. 酷道マニア2017年6月3日 0:00

      奈良南部併合先候補の和歌山も、紀北と紀南でずいぶん文化が違いますね。
      紀北のひとは大阪に近いといわれてます。
      ちなみに鉄道で天王寺~和歌山市と和歌山市~田辺市なら、前者の方が早く移動できます。地図上の距離は同じくらいですが

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    3.  紀北と紀南でまた世界が変わるというのは自分も聞いたことがあります。なんでも、和歌山市と田辺氏は以前は陸路よりも海路で移動していたというくらい山林で隔絶されてたそうらしいし。
       こう考えると地図上の境界と文化の境界というのは本当にあいまいですね。ここだけってわけでもないけど、私も千葉県北西部出身者ですが木更津や銚子市などは同じ文化圏という意識はなく、むしろ埼玉や東京の葛飾区の方が仲間意識があります。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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