なんかこのところ疲労がたまってるようなのでささっと書きあげますが、例の加計文書問題について政府や文科省はようやく再調査を決めましたが、何故今頃になって再調査を決めたのかというと私が見るに理由は大きく二つあり、一つ目はしらばっくれようとも世論に抗しきれなかったということ、もう一つは国会のスケジュールからでしょう。国会のスケジュールとは単純に6月末に閉会する予定であることから(延長の話は出ていない)、国会さえ閉会してしまえば議会での追及もできずある程度世論をコントロールできるようになります。また今国会の大きな議題であった天皇退位特別法と共謀罪についてもある程度通貨スケジュールが見えてきたこともあるでしょう。
しかしそれにしてもこの加計文書ですが、安倍政権にとっては本当に耳の痛い問題というか恐らくは噂されている通りに「総理の意向」と「忖度」が働いた結果なのだと思われます。このように思う理由としては既に報じられている種々の根拠もさることなら、安倍首相の動揺っぷりと顔色こそが何よりも物語っています。
あまりこの手の話をするメディアはいませんが基本的に鋭い政治家というのはどんなに苦しい立場であってもそれを顔にはあまり出ません。代表的なのだと中国の前の総書記であった胡錦涛氏と、同じく今の総書記の習近平氏で、二人も笑顔も硬すぎるという弱点こそありますが(胡錦涛が米国のマイクロソフト本社を訪問して帽子被りながら硬すぎる作り笑顔をしていた姿はマジ笑えた)、政策でうまくいかないときや、嫌いな人間が目の前にいるときであっても一切イライラしたような表情は見せず、その点では手ごわい相手だとよく感じました。
日本の政治家で挙げればやはり小泉、福田の元首相二人がまさにこのタイプで、小泉元首相の方はまだうれしい時なんかは黄色満面を恐らくわざと見せることがありまだ感情が見て取れましたが、福田元首相ともどもあからさまにイライラした表情はほとんど見せずこの点ではポーカーフェイスで政治家としては及第点でした。もっとも福田元首相は退任会見で怒っちゃったため、なんとなくそのイメージが強いですが。
これらの政治家に比べ現在の安倍首相ですが残念ながらかなり顔に出るタイプの政治家で、痛いところを突かれるとすぐそのまま顔に出ちゃい、大体逆切れするかのようにイラついて怒るような態度を取ってしまいます。それでもまだ第二期政権が発足した当初は余裕もあってあまりそうした姿は見せず成長したなぁとか思っていましたが、どうも去年あたりから景気もそれほど戻らないのもあってかまたしばしばイライラする表情を見せるようになり、特にこの加計文書問題に関しては「印象論」という言葉を何度も連発するなど、苦しい胸の内を自ら明かしているようにすら見えます。
念のため書いておくと、私自身は安倍政権が今すぐ倒れることは望んでいません。しかし安倍首相が望む2020年の東京五輪まで政権を維持しようというのはさすがに長すぎるし、アッキーナ事件を始めいろいろとしがらみが出始めていることもあることから、個人的には来年か再来年あたりで区切りつけてそろそろ退任すべきではないかとも思っています。既に自民党内でも岸田大臣を始め早く後任に席を空けろという声も出てきており、求心力はこの一、二年でガクンと落ちてきていることには間違いありません。
これはあくまで私の勘ですが、ヒヤリハットの法則ならぬ1つの大きな政界スキャンダルの前にはいくつものヒヤリハットスキャンダルというのがあり、ちょうど今の森友学園や加計文書などがそうしたヒヤリハット例ではないかと思え、もしかしたら年末あたりにどえらい安倍政権のスキャンダルが出てくるのではないかと勝手に予想しています。火元はもちろん文科省で、今回の事件を受け文科省も安倍政権と距離を置くようになったように見えるだけに何かすごいリークとか出てくるのではと、あくまで勘ですがこんなことも覚えています。
どうも安倍総理は答弁するときに早口になる癖があるようです。 個人的には焦っているように
返信削除見えるのでもう少しゆっくりと、堂々としゃべればもっといいのになと思います。
あと職場の休み時間に加計学園の事が話題に出たので、私は「加計問題をマスコミにリーク
したのはアンパンマン似のおじさんの仕業だよ。彼は次の総理になるという野心があるんだ」
と適当な冗談を言っていました
安倍総理の早口は確かに答弁時に目立ちますね。個人的に、今年の答弁で出た「訂正でんでん」は流行語にしてもいいくらい気に入ってますが。
削除アンパンマンに似た政治家と言ったら実質もう一人だけですが、確かにその線は可能性として十分考えられますね。記事中には書きませんでしたが、やはり安倍総理は教育関連に変なこだわりがあるだけにこの辺でほころびが多い気がします。