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2018年8月13日月曜日

第一でないと

外資系は社員ファースト キャリアも働き方も自分次第(日経スタイル)

 上の記事を見て皆さんはどう思うでしょうか。記事のコメントを見ると、「そのかわり外資系はいらないと判断されたらすぐ切られるのでどっちもどっち」などと書かれてあり、実際に私も「もうお前明日から来なくていいよ」と言われるのを見たことがあります。
 けどそんなことぶっちゃけどうでもいいです。私が一番気に入らなくて腹立つのは「○○ファースト」って言葉を使ってるです。てめぇそれでいいのか日経よ、って具合でマジ思います。

 多分自分以外で意識している人はまずいないでしょうが、この「○○ファースト」は小池百合子都知事が就任前後から使い始めた「都民ファースト」に端を発しているように気がします。なお小池都知事の最初期の指導者である小沢一郎は「国民の生活が第一」を政党名に使っており、何かしらこの時期からも連携あったのかなとも少し見ています。なおこの政党名は「俺の生活が第一」と揶揄されましたがまさにその通りでしょう。
 話は戻りますが小池都知事が「都民ファースト」という言葉を使っていこう、やたらとあちこちで「学生ファースト」、「選手ファースト」、「地方ファースト」などと流用されており、心なしか問題興した団体ほど使っているような気もしますが、密かに流行語と化しています。池上彰氏も、「自分ファースト」という言葉を使っていますし。

 この言葉の何が気に入らないのかというと、そもそも日本語に同じ意味を示す「○○第一」という言葉があるからです。「安全第一」はもとより「経済第一」、「売上第一」、「競技第一」などと昔から優先対象を言い表す際に何度も使われてきた言葉です。にもかかわらず「○○ファースト」という中途半端な外来語の使い方で、「トゥギャザーする」みたいなルー語のような軽快感もなく、こうも簡単に「第一」を「ファースト」に置き換えていいのか、やはり第一が第一でないとと強く主張したいです。
 そもそも「○○ファースト」といったら私の中では「ソルジャー・ファースト」という綴りしかなく、優先対象を引き合いに出す言葉にするのは納得がいきません。何でもかんでも外来語を否定するつもりはなく私自身も崩した言葉を使いますが、この「〇〇ファースト」だけは先ほども言ったように日大をはじめ問題を起こした団体ほど繰り返して使う傾向があり、尚且つ文字の並びからしてぎこちなく、この言葉を使う連中は何か真意を隠して使うような気配すら覚えます。

 そのように見れば最初の記事も、外資系社員のいい面だけ取り上げて悪い面については一切目を瞑るような記事です。外資系には退職金もなければ社員旅行もなく、何より新卒育成なんか全くしない点もあり、必ずしも社員ファーストとは言い切れない点も多く、私に言わせれば普通の日本人は日系企業の方が多分幸せでしょう。逆に日系企業が肌に合わないっていう人には外資系の方が絶対的にいいと言い切れますが。

 ちなみに外資系の職場見ていて思うこととしては、怒鳴り声を一度も聞いたことがありません。個人的には怒号鳴り響く職場ほど日本語で言えば「アットホームな職場」とされるだけに、やっぱ外資系はこの点で違うなとか思います。

2 件のコメント:

  1. 片倉(焼くとタイプ)2018年8月19日 8:05

    パテントマスター・宮寺達也氏が仕事でルー語を使ってはいけないと言っていました。
    (https://tmiyadera.com/blog/333.html) どうでもいいことならともかく、仕事など
    重要な事に関してはあいまいな言葉を使ってはいけませんね。 本文中にもあるとおり
    英語(ルー語)は何かを誤魔化したい時に使用される(可能性が高い)言語なのですから

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    1. 「なお、元メーカーは2016年度3月期の決算がバッドコンディションだ。私もアラームしている。そこで、ハートをデビルにしてエールをセンドしたい。」

       記事読みましたが見事なルー語の使い方で、文章がうまい人だと感じます。
       書かれていることには私も同感で、カタカナ語を使うと言葉の重みが軽くなり、冗談にはいいのですが重要な仕事内容で使うのは避けるべきでしょう。目標というか対象がぶれる可能性がありますし。
       なお自分の好きなルー語は「飛んでイントゥザファイヤーな夏の虫」です。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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