先週の日本旅行時、大学受験時代に世話になった予備校を訪れたところ、もう何年も立っているにもかかわらず自分のことを覚えていてくれた講師がいました。
もっともその講師曰く、自分のような生徒は非常に希少で目立つことから忘れようにも忘れられないそうです。私自身もその点は自覚していたというか、その予備校の日本史の授業においては、
講師「〇〇、これは何だ?」
〇〇「わかりません」
講師「なら次☓☓」
☓☓「わかりません」
講師「花園、答えてやれ」
花園「足高の制です」
などと、毎回こんな感じで授業の進行役になっていました。
その講師と久々に会った際、自分の近況を少し話した上で現在は花園祐と名乗って文筆活動をしていると伝えました。無論この名前はハンドルネームで本名とは違うのですが、私の本名より確実にこちらの花園祐のほうが通りがいいことを考えると、戸籍名は戸籍名であり、真に本名たるはこっちの花園祐ではないかともはや考えています。
この花園祐という名前ですが、つづりに関しては「Hanazono Yuu」または「You」の両方で有りだと勝手に定義しています。というのあるガンダムのゲームで「ユウ・カジマ」という戦慄のブルーなパイロットが登場するのですが、彼の「ユウ」という名前は「You=プレイヤー」ということを暗示する名前として設定されたものであり、そうした意味合いからこのキャラは、プレイヤーの没入感を高めるためゲーム中で一言もしゃべらない寡黙な性格にされています。
どうでもいいですが最近のガンダムのゲームでこのキャラが登場するブルー1号機は「腹パン」が強いということで有名だそうです。実際遊んだことないけどそのゲームは。
話は戻りますが、実際発音の面で見ても「ユウ」と「ユー(You)」は日本語発音ではほぼ区別されず、同じ発音の仕方で十分に通用します。狙っていたわけではありませんが私のハンドルネームも「祐=ユウ」という同じ発音であり、上記のような背景もあることからたまに敢えて「祐=You=ヨウ」という読み方を自分ですることがあります。
この「ヨウ」という音ですが、実はこっちの方には非常に強い思い入れがあります。というのも中学生から高校生時代にかけて使ったペンネームの名前部分には「葉」という字を入れており、その字から自分を一文字で表す号として「葉」一文字を当時使っていました。
この「葉」の字の音はもちろん「ヨウ」なのですが、こうした経緯から割と昔から「ヨウ」という発音が好きで、このブログのタイトルを決める際もまず「ヨウ」という字を入れようと考え、「ヨウ→陽→陰陽思想の平衡思想感的に『陽月(=陰陽)』+『秘話』で『陽月秘話』」と相成りました。
以上から見て分かる通り、「ヨウ」という発音に絡み旧ペンネーム、現ハンドルネーム、ブログタイトルでそれぞれ「葉」、「祐」、「陽」の三つの文字を使っております。これは何も今思いついたわけというものでなくかねてから意識しており、そうしたことから先程も書いたように「ヨウ」の発音には思い入れが強いわけです。
ただ今日ふと考えたところ、「陽」の字を使ってはいるものの、もう片方の概念である「陰」を表す字は現在表立って使っていない事に気が付きました。そう考えると今現在の私は「陽」の側で活動していて、まだ「陰」の概念なり活動を掴めていないのか、今後老成していくことで掴めていけるようになるのだろうかと少し考える羽目となりました。
その上で、もし今後仮に名前や号を変えるとしたら、やはり「陰」にちなむべき字を用いるべきだろうと思います。さしあたって浮かぶのは「祐」ならぬ「夕」で、いつかこっちに名前を変えるかもしれません。思い切って「宵」の字でもいいですが、下の名前は非線対称に限ると思うので、あまりこっちは今現在だと使い勝手よくないと思うので多分ないでしょう。
以上をまとめると、私は自分に関わる物の名前において「ユウ・ヨウ」の発音を贔屓にし、且つ陰陽的なバランスを表す文字をつけたがるというわけです。世間はプラスイメージの「陽」にまつわる名前ばかりつけたがりますが、生あれば死あり、死道を見つめるによって生道はなお輝くというのが私と殺人鬼ジグソウの思想であることから、今後は意識的に「陰」にまつわる名前をつけてこうと思います。
不登校ひきこもり、睡眠薬乱用の荒れた17歳の頃に辿り着いた陽月秘話は、私の知的好奇心と言語能力を育ててくれました。これからも応援しています。
返信削除いつもコメントくれてありがとうございます。今月は忙しくてあんま記事書けてないけど、来月からはまた平常運転に戻る予定です。
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