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2019年5月15日水曜日

終身雇用に対する意見の相違

高齢者就業、来年法改正へ=70歳まで、企業に努力義務-政府(時事通信)
トヨタ社長「終身雇用難しい」発言、解雇規制が緩和される時代がやってくるのか(弁護士ドットコム)

 相反する二つの発言というか、政府は終身雇用を守るよう、っていうか70歳まで従業員を雇用するよう叫んでいるのに対し、トヨタや経団連は「もう無理っしょ」というニュースがほぼ同時期に流れました。
 どうでもいいですが「叫ぶ」という単語を見ると「ラムザ」って単語が浮かびます。あのゲーム、経験値を稼ぐために後半になるとラムザはずっとマップの隅で叫び続けて、頭のおかしい人物にしか見えなくなりますが。

 話は戻りますが、政府は未だ古い体制を維持しようとしているのに対し、企業らはそのしがらみから逃れようとしているように見えます。なお私自身は現在の立場もあるでしょうが圧倒的に企業側で、終身雇用という言葉自体排除するべきだとすら考えています。というのも終身雇用は年功序列とセットになってしまうため、有為な人材がなかなか出てきづらくなるのと、無能故に転職しないおっさんが高い給与をもらうようになったり、あと雇用の流動性を低めて「再チャレンジ」を阻害する恐れがあるためです。

 ややふざけた視点でこの問題の根本的解決方法を述べると、一番手っ取り早いのは平均寿命を下げ、大体50代くらいで死ぬような社会にすれば介護問題と合わせて一挙解決となります。
 真面目話で述べると、「ワークライフバランス」ならぬ「エージライフバランス」というような概念についてもっと議論を深めるべきではないかと思います。長生きすることで当人にとっての人生の価値が高まるのかと言うとやや疑問で、闘病リスク、資産リスクなどを考慮すると、かえって長生きしないほうが楽なのではないかと思うことが私にはあります。特に、20代くらいから年金を含めた老後の生活資金をどうしようなどと考える人とかみると、こうやって悩むというだけでもマイナスなようなという気がしてなりません。

『わたし、定時で帰ります。』社会問題をリアルに描くお仕事ドラマの新潮流(コンフィデンス)

 最後に別枠の話ですが、こうした社会情勢を受けてか、上記のドラマが流行っていると聞きます。なにげに中国人の知り合いもこのドラマを中国語字幕版をリアルタイムで見ていて面白いと言っており、意外と日本だけに限らない普遍的なテーマなのかなとも考えるようになっています。まぁ私は見てないんだけど。

 なお関係ないですが昔、銀行の一般職で採用された女の子が入社早々、「やることないんでもう帰っていいですか?」と4時位に言ってのけたというエピソードを聞いたことが有り、上には上がいるというか、このドラマの続編には「私、もう帰ってもいいですか?」で作ったらいいんじゃないかな。

2 件のコメント:

  1. 終身雇用の裏側には年金問題を無かったことにしたい政府による年金需給時期を遅らせる作戦も影にありますよね。

    私定時に帰りますは僕もたまに見てますが、定時に帰る主人公の回りにいる人たちの人物描写が上手くて見ていて面白いと思います。

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    1.  例のドラマは鹿児島版だと、「おいどん、定時に帰るでごわす」になるのかなとなんか想像しています(´・ω・`)

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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