最近赴任してきた新しい同僚が登山が趣味だと言うので、「埼玉の山は道迷いが多いそうですね」と話しかけたら、「なんで登山してないのにそんなに山に詳しいの?」と言われました。そしたらすかさず別の同僚が、「この人は何にでも詳しい」とフォロー入れてくれました。
・主君のために息子も殺す!甲斐宗運の忠烈無比な生涯(JBpress)
そんなわけで今日出たこの記事ですが甲斐宗運です。熊本の人は地元に甲斐神社などもあって知ってる人も多いですが、そうじゃない人は信長の野望やってないとまず知らないでしょう。逆に、信長の野望やってたら阿蘇家という弱小勢力の中で極端に高いパフォーマンス発揮する人がいて妙に印象に残ってるはずでしょう。
今回この人の評伝書こうと思ったのはいくつか理由があり、まず他にあまり取り上げる人がいなかったからです。執筆前に知識つけようとなにか解説本の類がないか探しましたがそれすら見つからず、完全に郷土の英雄に甘んじていたので、それなら素人の自分が紹介してもありかと思いました。
次に、戦国時代の九州自体があまり取り上げられない傾向にあるため、島津、大友、龍造寺からなる三強のパワーバランスを書く上でも丁度いい位置にいる人物だと思ったからです。本文にも書いていますが、阿蘇こと熊本県はちょうどこの三強に取り囲まれた位置にあり、実際に各豪族はこの三強に時には協力し、時には誘いに乗ったりと激しい外交が繰り広げられていたそうで、そこらへんが面白いと思いました。
最後に、実質的に島津ストッパーの役割を果たしてその九州統一を阻んだという功績も、もっと知られていいかなと思いました。
なお最初は甲斐宗運と阿蘇家の浮沈をテーマに書きましたが、友人から流れが分かりづらいと言われ、自分も反省して甲斐宗運によりテーマを絞って書き直しました。結果的には文章はこれでだいぶ良くなりました。
明日から中国は一週間の連休(その代わり昨日は出勤日)に入るので、また家でプラモ作る日々が始まりそうです。
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