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2019年10月3日木曜日

GDB型インプレッサ


 連休三日目。やることはないわけではなく次のJBpressの記事とか書かなきゃいけないけど、昨日から今朝にかけてはずっと上のGDB型インプレッサのプラモ作ってました。


真横

 今回作ったのは2001年WRC優勝モデル(タミヤ)で、初代のGC型から二代目にモデルチェンジしたばかりのGDB型インプレッサです。初代モデルはほとんど外見が変わらなかったのに対し(2ドアの22B型を除く)、二代目インプレッサはこのGDB型からしょっちゅう変わり、その変化の過程は「丸目→涙目→鷹目」と言われ、ヘッドライトが次々変わるなどフェイスリフトの激しいモデルでした。

真上 

 なんでそんなにフェイスリフトが激しかったのかと言うと、このGDB型の評判が悪かったからだと思います。実際に出た当初は、「出目金」とか「ボスボロット」と呼ばれ、精悍な顔つきだった初代からの変化の激しさに批判が少なくありませんでした。
 また熟成された初代と比べ、二代目にモデルチェンジしたばかりという事もあって市販版を買ったドライバーからは初代との感覚の違いもあって酷評されるなど、WRCで優勝するなど実力は十分ながら色んな要素から不遇なモデルとなりました。

 なおこのキットではフロントにアップライトと呼ばれる追加のランプがついていますが、ごてごてしたのが嫌いなので今回自分はつけませんでした。また最も特徴的な丸目ランプは本来は普通の金属色したランプですが、このキットではラリー仕様ということで黒目になってます。

リア 

 タミヤ製とあってパーツの寸法はきちんと合ってて組立自体は非常に楽でしたが、ラリー車であることからシールことデカールの量が多い上に、サイドドアのスバルの流星エンブレムに至ってはクソでかくて貼るのに非常に苦労しました。右サイドに至っては角度が少しずれたものの、修正してたら破れることが目に見えたのでそのままにしています。
 なおデカールは既にかなり派手ですが実際にはもっといっぱい用意されており、これ以上貼ると派手すぎると思って一部省略しています。ピレリのロゴは外せないと思って全部つけたけど。


 ガチでプロ入っている同僚に写真送ったら、「塗装したの?」と聞かれましたが、塗装は一切していません。他のモデルと違ってインプはベース色がメタリックブルーではっきりしており、プラ素材できちんと反映できるので、このラリー仕様キットのようにたくさんデカールあるとそれだけで見栄えがすごく良くなるのは素人に優しいです。


 私の中でスポーツカーの最高なデザインは先代のGC型インプレッサと、マッシブデザインの究極系とも言えるR34型GTR(あと三菱FTOとストーリアX4)ですが、それだけにこのGDB型については当初、先代が好きだった分その落差からなんじゃこりゃと思ったデザインでした。
 ただうちの名古屋に左遷された親父は、「戦闘機っぽい見た目で悪くない」と当初から評しており、何いってんだかと当時私は思ってましたが、なんか年取ってから改めて見直すと、「戦闘機っぽい見た目で悪くない」と私も思うようになり、数年くらい前からこのGDB型のプラモを作りたいと熱望していました。

 GC型は以前に作ったことがありましたがその頃は技術的にまだ未熟であったことからデカールが破けたり、ガラスパーツに接着剤後がついたりしてあんまいい出来ではなかったです。それだけにGDB型を作る時はもっと技術を積んでからと自分に言い聞かせており、先月に割とよく商品が入れ替えられる店頭でこれを目撃した、「時は今……」と明智光秀っぽく呟いて購入しました。ってか115元(1,725円)で、古いモデルにしては高いなと思いましたが。
 もうちょっときれいに作れたかもなと思う箇所もありましたが、先程のガチプロな同僚(サンバーを日常的に赤帽仕様に塗り上げる)からも仕上げがいいと褒められ、かなり高い満足感を今得ています。にしてもやっぱインプはいいと思う、この時期までは。

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