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2020年4月25日土曜日

シュレディンガーの金正恩

 朝から金正恩が検索急上昇ワードだと聞いて検索かけたところ、見出しに掲げた「シュレディンガーの金正恩」という単語を見つけました。誰が言い出したかはわからないけど、非常によくできた印象に残る言葉だという気がします。

 その金正恩ですが、いろいろ報じられている通りに何らかの形で健康上で問題が生じ、政治的に死んだ状態になっている可能性が高いのではないかと私も見ています。こう思う理由はいくつかありますが、年初のイランのスレイマニ司令官殺害事件以降から急に姿を見せなくなり、ミサイルの発射実験も一時期ピタッと止まっていたほか、最近になって妹がクローズアップされるとともに発射実験も再開され始めたことから、やはりスレイマニ司令官殺人事件の前後に何かあったのではないかいう気がしてなりません。

 とはいえ、この報道は消息筋の情報でありきちんと裏付けがなされた情報ではありません。米国のトランプ大統領が、「報告は受けていない」、「死んだとは聞いていない」と発言してはいますが、この発言、特に後者に関しては「死んではいないけど健康上の問題を抱えているぞ(^ω^)」と言っているようにも見えなくもなく、やはり無視できる情報というわけではなさそうです。
 私個人としては、昨年末から公の場に姿を現さなくなったことと、ここ数ヶ月の北朝鮮での金正恩の活動写真が素人でもわかるくらいな露骨な合成写真であることから、政治的には活動できない状態にある可能性が高いとみています。この辺は下の記事に詳しいです。

「金正恩の死」を睨んで動き始めた世界(Jbpress)

 そういう意味では見出しの通り現在の金正恩は、生きている金正恩と、死んだ金正恩が50:50で並存しており、北朝鮮が情報を公開する(観測される)まで続くと言えるでしょう。各国も生存シナリオと死亡シナリオの二本立てで今、今後の対応をシミュレートしていると聞きますし。

 それにしても、「シュレディンガーの猫」という単語は一時期の「レーゾンデートル(存在理由)」といい、やたら日本人に愛されているワードに見えます。個人的には「~の猫」というのがミソで、猫じゃなく「シュレディンガーの犬」、「シュレディンガーのイグアナ」とかだったらここまで普及はしていなかったと思います。

 そもそもなんで猫になったのか、単なる偶然でしょうが、「シュレディンガーの熊」とか「シュレディンガーの中村紀洋」でもよかった気がします。
 後者は、あるボタンを押すと大阪ドーム内にいる中村紀洋が1/2でホームランを打ち、1/2で三振をするという装置があり、このボタンをドームの外で押した場合、大阪ドーム内にはホームランを打つ中村紀洋と、三振をする中村紀洋が50:50で並存する状態となり、この状態はナイター中継を見るまで続く、つまり中村紀洋の打率は.500になるという現象を指します。なんで中村紀洋になったのかは自分でもよくわかりませんが、真っ先に浮かんできたのが彼だったからで、シュレディンガーも恐らく真っ先に浮かんできたのが猫だったのではないかと推測します。

2 件のコメント:

  1. 個人的には金正恩なしでも北朝鮮は崩壊せずに生き残ると思います。

    「苦難の行軍」時代ですらミサイル作ってた国ですから、市場経済を大々的に導入すれば中国やベトナムのように経済成長するでしょう。

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    1.  自分も最初は北朝鮮は崩壊に向かうかなと思っていましたが、最近いろいろ記事を見ていて、なんだかんだ言いつつ金王朝の継承によって続くのだろうという風に思えてきました。
       現実に以前に行った北朝鮮との国境にある丹東では、地元の中国人が北朝鮮人を安価な労働力として使ってかなり裕福に暮らしていたのを見ています。意外と日本も、将来こうなるかもしれませんが。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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