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2020年7月15日水曜日

現代の大本営発表

日銀決定会合で大規模緩和を継続、黒田総裁「日本経済は底を打った」、年後半に回復へ(産経新聞)

 さすがにこの発言は個人的にどうかと思って、残業続き、っていうかほとんど休みないまま疲れた状態ですがまた家でもキーボード叩いています。
 たとえどんなに厳しい現状でも、現実から直視することを避ける人間には未来がないというのが私の持論です。そうした目線に立つとこの黒田総裁の発言はいくら何でも願望が出過ぎていると思え、如何なものかと思う次第です。

【GoTo】 日本政府「今更やめられないという結論に至った」(痛いニュース)

 同様にこちらのGoToキャンペーンも、これだけ新規感染者が増えているという状況なのに予定通り強行しようとする考えが理解できません。ただでさえ苦しんでいる観光や宿泊関係者が余計に苦しむということはわかってはいるものの、ここで流行を広げたら結局無駄金に終わってしまうだけに、臥薪嘗胆の思いでここは延期すべきだろうと私は思うのですが、どうも政府はそうでもないようです。
 まとめ記事中には見出しにも掲げた「大本営発表」という言葉のほか、現状をインパール作戦とたとえている人もいますが、あながち間違いでもないでしょう。

 なおあまりよそで誰も言いませんがコロナ流行当初と大体4月あたりは、「コロナウイルスは高い湿気に弱いから梅雨に入れば一発解消だ」という声が結構よく聞かれました。もっとも私は武漢で流行しだした1月の時点で、当時の武漢の湿気が非常に高かったことからこうした見方は間違いだし、気温の高い華南でも感染者が出ていたことから夏場も勢力を一定度保つとみていましたが。
 何が言いたいのかというと、結局のところコロナは夏場でも流行が続くことからほぼ一年中感染者が出続けるということです。そのため流行が静まるのは抗体保有者が一定比率に達するか、効果的なワクチンができるかを待つ以外はなく、やはり今後3年くらいは今年のような状況が続くとみるべきでしょう。

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