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2020年12月20日日曜日

菅政権は来年で終わり

ハンパない「間の悪さ」、もうメッキ剥がれた菅内閣(JBpress)

 上のリンクは私の主戦場であるJBpressで舛添要一氏が書いた記事ですが、その内容と時期の良さからランキングでも上位に入っています。真面目にこの舛添氏と元韓国大使の武藤氏がJBpressで記事出すようになってから執筆陣がどんどん豪華になり、JBpressの格も跳ね上がって、私もアクセスランキングでトップ取れなくなっていきました。たまに本気で、「こいつさえいなければ(´・ω・)」と思うときがあります。

 話は本題ですが、上の記事で書いてある通りに世間の批判を受けてGoToキャンペーンを中止した菅内閣ですが、年末年始の移動を控えたこの時期にわざわざ中止するなど混乱に輪をかけた上、自分たちは多人数で会食するなどして無駄に反感を買っています。そのおかげもあって支持率はウナギ下がりで、あっさり支持不支持分岐点を割ってのけて見せました。
 私はこのブログで菅政権発足当初、やろうと思えばすぐできる省庁業務改革とコロナ対策だけやっていれば、経済成長を果たさなくても国民は許してくれるというイージーモードで発足した政権だと評しました。前者はともかくとして後者はご覧の有様だよ的な結果に終わり、恐らくこれから冬が深まるにつれ、あと年末年始で移動が起こるのに合わせて、本格的な混乱が始まってくることでしょう。あと誰も言及してないけど高校や大学入試とかどうすんだろう。

 前述の通り、菅政権はコロナ対策だけ真面目にやっていれば国民からの支持を確実に得られました。しかし無駄に業界団体の権益を優先した結果、業界団体が利益を貪った一方で医療現場をはじめとする多くの分野に多大の負債を負わせたといってもよく、こんなんで支持など得られるわけなぞありません。さらに言えば、何故これほど政権運営が楽な状態からこんな大ミスをできるものだと呆れます。
 それこそGoToの中止意見が各自治体から出た際には、「国に決めさせるな、自治体で決めろ」と一時突き放していました。これは国が中止すると業界団体から批判が来るのを恐れた責任回避以外の何物でもなかったものの、結局止めないとどうしようもなくなったので最終的に決断しましたが、私は今こそあの時のセリフを菅政権に突きつけるべきだと思うのですが、この辺野党とかマスコミはまだ甘いなという気がします。

 あとちょっと本題から外れるけど、去年の三月あたりに中国で工場とか稼働させたら、「中国はコロナ対策と経済の二兎を追っている。でもって失敗するだろう」と散々日本のマスコミは書いていましたが、他国より自国にもっと言ってやった方が良かったのではと皮肉っぽく思っています。この辺の話はJBpressでまた書いてもいいですが、中国相手だったら根拠なく批判したり馬鹿にできるという暗黙の了解がやはり日本のマスメディアにはあるでしょう。

 話を戻すと、舛添氏も書いている通りにこのあまりにもお粗末なバタバタ具合から自民党内でも支持を失いつつあるという意見に私も同感です。元々、長期政権になるのか微妙な立ち位置でありましたが、現状からすると菅政権はそんな長く持たず、もって余命一年未満といったところでしょう。
 どうでもいいですが医者になると青魔法の「しのせんこく」が使えるようになるのかもと、何故か上海地下鉄内で無駄にこの前考え込んだことがあります。「くさいいき」と「ゴブリンパンチ」は誰でも使えるけど。

 再び話を戻すと、そういう背景を踏まえるともう自民党内で後継レースは始まっていると言っても過言じゃないでしょう。恐らく次辺りで河野太郎氏も立候補するでしょうが、順当に行くなら岸田氏、あとある意味菅政権が追い風となっているのが石破氏なので、まだ結果は読めません。ただ早ければ初夏六月くらいには総裁選やるかもしれません。ああでもオリンピックは無理やり開催するだろうから、その辺のスケジュールとの噛み合いで秋までは持つかも。

 それにしてもここまで菅総理が決断力ないとは思っていませんでした。発生した問題の切りかわしは上手かったけれども、何かを決めるっていうのは絶望的だったようです。あのまま総理にあらず官房長官で終わっておけば、そんな見方もされるかもしれません。

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