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2020年12月29日火曜日

石破か河野か

 年末寒波が日本のニュースで話題になっていますが、今上海がちょうど寒波が来つつある頃です。昨日から今日の昼にかけてはこの時期にしては非常に暖かいと感じる天気でしたが、風がものすごい湿気を含んでいて生暖かく、且つ風向きが非常に不安定であったことから、「ああこれヤバイ天気になる」感じがプンプンしていました。案の定というか今日昼過ぎから急激に気温冷え込みだして、この後は布団に潜り込みながらネット見る予定です。
 なお暖房はつけません。それ言ったら上海人の友人に、「中国の石炭節約に協力ありがとう」という妙な皮肉を言われました。

 さてちょっと気が早いかもしれませんが、そろそろ菅総理の次は誰かを検討する頃じゃないかという気がします。はっきり言いますがもはやレームダックもいいところで、本人も何やったところで裏目裏目に出ていることからかなり自信なくしているように見え、むしろ職を投げたしたいとすら思ってんじゃないかと勘繰っています。
 それで次は誰かとなると、意外にここにきて石破茂氏の株が上がってきています。菅総理はそもそも安倍政権でずっと官房長官を務めてきて、現政権は安倍政権の延長だと誰も疑いません。その政権が失敗しているのと、安倍政権に距離を置いてきた石破氏が野党なんかより対立相手として存在感があり、ここにきて反対の立場故に期待感が高まってきている気がします。

 ただ石破氏自身がそもそも自民党内で地盤が弱いのと、本人も年齢からか最近やる気がやや弱まってきているのと、支持がこの後広がり続けるかで確定的とは言えません。ではそのほかの候補となると、比較的年齢が若く、近年は閣僚として存在感を見せるようになった河野太郎氏が対抗馬となるように見えます。本人も総理には恐らくかねてから狙っている節があるのと、石破氏に比べれば前に出ようという気概があるため、恐らく来年の総裁選には確実に出馬してくると見込んでいます。

 一応、前回総裁選に出た岸田文雄氏も候補と言えば候補で、党内からも無難と見られていることから、案外次の総理になる可能性で言えば一番高いかもしれません。ただ宏池会の伝統というべきか、ここぞというところで踏ん張りがきかずガタガタっと崩れやすく、勝負所でミスる癖があるのが目に見えるくらいで、総理になるとしたら自民党内からの妥協としてなるでしょう。逆を言えば、世論の風が大きかった場合は、石破氏が河野氏が来るのではと思います。

2 件のコメント:

  1. 私は今の状況は誰がやっても「火中の栗を拾う」行為だから暫く菅内閣が続くのではないでしょうか。

    もし花園さんの言う通り「石破内閣」が成立したら安倍氏の「もりかけ」問題はより追及されそうです。
    田中角栄の次の三木武夫みたいな感じで。

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    1.  おっしゃる通りに今の時代で総理になるのは火中の栗そのものですね(;´Д`)
       ただ、「火傷してでも総理になりたい(・∀・)」という政治家も結構いる者で、その辺の物好きに当てはまるかで石破内閣の成立可能性が案外高まって来るのではとも見ています。その上で、こちらもおっしゃられている通りに仮に成立した場合、三木内閣の再現となる可能性も高いですね。
       それにしても安倍元総理が田中角栄に例えられる時代が来るとは(;´Д`)

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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