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2021年1月19日火曜日

逆転評価記事の裏側

悪者じゃなかったの?歴史的評価が大逆転した2人(JBpress)

 ということで毎度ながらのヤンマガ風自分の記事紹介ですが、今回の記事は当たりましたヤフコメを見ると既に1000件を突破しており、またJBpress内のランキングも昼過ぎには一時1位に入っていました。地味に関連リンクが付けられた他のJBpressの歴史記事のアクセス数も引き上げており、今回はJBpressのPV数にかなり貢献できたと自負しています。
 何気に最近出した自分の歴史記事はあまりアクセス数が奮わず、「今まで当たった記事は運が良かっただけだったのかな(ヽ''ω`)」などとやや自信を無くしていた矢先だったのですが、今日はそれこそ画面を切り替えるごとに伸びてゆくヤフコメ件数などを見て、「見たか!俺の実力ヽ( ゚Д゚)ノ」みたいにやたらとテンション上げていました。

 そんなテンションアゲアゲなこの記事ですが、提出したのは実は年末で、書いたのは3週間くらい前です。なんでそんな大分前に出したのかというと、年末年始はバタバタするだろうから早めに記事出しておいた方が編集部としてもやりやすいのかなと考えたのと、自分も年末年始にあまり記事書くなど仕事したくないという理由からです。
 そうした判断から、それこそ二年くらい前から構想を温めていてすぐさまかけるこの記事ネタを選びました。何故二年もネタを温めていたのかというと、評価が逆転した歴史人物として石田三成と田沼意次はすぐピックアップしたのですが、マイナスからプラスじゃなく、プラスからマイナスに逆転した人物も誰か一人いるだろうと考えたものの、適切だと思う人物がなかなか見つからなかったからです。

 それでも半年くらい前に、ちょっと前の記事に書いたように山本五十六がちょうどそれに当たるかなとようやく思い当たったことからここで放出とばかりに年末に書きだしたところ、先の二名について書いたところであっさり文字数を使い切ってしまい、この二人でまとまってるしもういいやと割り切って出すことにしました。
 ちなみにこの記事を書くに当たって最初に見直したのはこの動画でした。

 記事内容自体は特に何か工夫なり仕掛けをしたわけではなく、自分なりに評価逆転の経緯を簡潔に書くように努めました。結果的には山本五十六を省いた分だけしっかりかけ、またあまりディープになり過ぎないよう書いたことが読み手にいい作用をもたらし、比較的好評な結果を得るに至ったと考えています。
 ネタ的に歴史マニアをそこそこ刺激しやすい話の切り口だったことからか、ヤフコメを見ると吉良上野介や大久保利通、平清盛など、もっと評価を見直すべき人物としていろいろな人物が挙げられるなどして盛り上がっています。一部コメントでも、「ここに寄せられているコメントを見ているのが楽しい」と書いている人がいますが、私自身も同感で、いい歴史討論ネタを上手く提供できたと思えます。

 なおコメントの中で、「今回この記事に挙げられている二人とも官僚で、官僚はその所属する政権の浮沈によって評価が左右されやすい」という内容が書かれているものがあり、この指摘は大変見事なものだと自分も感じ入りました。実際その通りで、官僚というのは自身の功績や能力以上に、所属する政権によって良い悪いの評価が付けられやすいところがあり、分析などでは確かに難しい点があります。
 私自身も以前にこのブログで、「仮に石田三成が豊臣家を裏切り徳川家についたならば、日本史上最高の施政家として名を残しただろう」という評論をしたことがありますが、これもまさに所属した政権に左右される傾向がみられる一端と言えるでしょう。

 これ以外にあんま書くことはないけど、割と久々に自分の記事でスマッシュヒットを、しかも歴史記事で出せたので非常に満足しています。恐らく今年は中国ネタについては、去年もそうでしたが仕事が忙しくてあまり書けなくなる可能性があり、さらに歴史ネタが増えるのではないかと自分で予想しています。
 その歴史ネタですが、やはりそろそろ本格的に書いてみたいと思っているのが現代史で、昭和と平成にかけてのネタをちょっと意識的に書いてみようかと検討しています。ついさっきも「90年代後半の日本金融史は下手なドラマより面白いんだぞ!(# ゚Д゚)」などとわけわかんないことを同僚に吠えていましたし。

2 件のコメント:

  1. 例えどんな人間がトップになっても歴史的に逆転評価はされそうにない人、と聞いて中国の歴史上の人物で思い浮かぶのは秦檜と汪兆銘ですかね。

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    1.  秦檜は日本では肯定的評価もなされるので、ひょっとしたらワンチャンあるかもと自分は見ています。一方、墓まで爆破された汪兆銘は今の共産党政権の間は絶対に再評価はないでしょうし、今後もどうかと言われるとおっしゃる通り厳しいのかなと思います。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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