最近こんな感じで気になるニュースを取っておいて後から記事書くこと増えていますが、上のニュース見てマジビビりました。見出し見て私は「ほう、ついに静岡が陥落か」とか思って読み始めたら、なんとこのニュースに出てくる統計、2020年ではなく2019年のものでした。もちろん記事自体が古いとかそういうわけじゃなく、引用されている国土交通省の統計発表は2021年3月13日に出たものです。
正直に言って、農業生産物統計の年間データが期末過ぎてから1年3ヶ月してようやく出てくるという事実に対し、驚きを通り越して恐怖を感じます。今回引用した統計は生産量ではなく産出額ですが、それにしたってどうしてここまで発表が遅れるのか、零細企業が多くて加工工程の多いアパレルとかならまだ統計調査に時間食うのも理解できなくもないですが、農業生産物の年間統計なら期末後6ヶ月以内で出すべきものではという気がしてなりません。
比較例を出すと、中国のGDP発表時期は期末後から10日ちょいで大体出てきます(1~3月GDPなら4月10日過ぎ)。この発表ラグについて一部日本人は「こんなに早く出せるわけない」、「絶対不正している」などと言いますが、日本はこれ以上のラグがありながら事後修正の幅が中国より大きいです。
GDPに限らずとも、中国の統計は基本的に日本を遥かに上回っており、大体1ヶ月ちょいもあればすぐ出てきますし、それらを参考に私もいろいろやってたります。逆に中国のスピードに慣れた身からすると、日本の統計はなめているのかと思うくらい遅すぎており、上記の1年3ヶ月というタイムラグに至っては「そんな遅い統計を発表する意味があるのか?」という疑問を持たずにはいられません。
二年前も日本の雇用統計で調査不正が行われていたことが発覚しましたが、真面目に日本の統計はかなりやばい水準にあるという気がしてなりません。少なくとも不正していると言われている中国の方が統計調査に関しては日本よりも力を入れているように思えるのですが、こういうことは外国にいないと気づかないだろうし、危機感を持つ日本人は今後も出てこないでしょう。
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