・アパート大家の山本一郎が見た、安物件に集うコロナ下の人生模様(JBpress)
こういう文章を自分も書けるようになりたい。にしてもヤフコメにあった「サブリミナル的に長島昭久が」出てくるというツッコミは的確だと思う。
・首相、感染抑止「明かり見える」 コロナ対策を評価(共同通信)
でもって本題ですが何が明かりだよこの野郎と、見出し的に自分は思いました。それこそ豊田真由子がここにいたら「このハゲー!」っていうレベルでしょう。目下のところ日本国内で感染者数は増え続けており、重症者数の伸びは止まったという一部報道を見ますが、数字的に多分、治療対応可能な限界数に到達しているだけではないかという疑念を持っています。ちょうどこれはという閾値付近で止まることが多いし。
ただそう言ったこと真偽以上に呆れたのが上記の菅首相の空気を読まない発言です。今この状態でなにが明るい材料なのかを具体的に言及せず、また他の国より死亡率が低いなどとと述べ、比較上でマシであれば先日のようにたらいまわしにされた挙句妊娠していた子供が亡くなってもいいと思えるのかと聞いてみたくらいです。やはり去年と比べると、たらいまわし、搬送先を探している最中に死亡下という報道が増えている印象を感じ、明らかに状況が悪化しているようにしか見えません。
第一、比較するなら悪い国じゃなく、中国や台湾、ニュージーランドとかと張り合うべきでしょう。言ってしまえば「自分よりテストの点数が低い奴いがいる」と言っているに近い発言だと思います。
繁忙期が終わったけれども今頃になって疲れがどっときているので一気にまとめますが、日本のコロナ対策を見ていて非常に致命的だと感じる点として、基本的に何か起こってから対応するという受け身であるということと、一番遠くて1ヶ月先しか見ていない短期的視野が問題たと思います。
現在夏だからということで重傷者はまだこれだけに止まっていると私は考えており、恐らく今冬にはそれこそ最初の頃の武漢みたいな状況、具体的には死亡しても家族が見送ることができないという光景が日本中で起こるのでは想定しています。ついでに死亡者数も劇的に増加するという気もします。
だからこそ現在すべき対策としては一にも二にも病床数の確保で、ある程度採算度外視で酸素吸入器などの最低限の治療設備を唱えた仮設病床を作っておくべきなんじゃないかと思います。中国も武漢でレンチン的に病院を作っていましたが、ああした対策が冬に備えて今必要だと思えてなりません。
さらに言えば、この状況が来年に改善される見込みはかなり薄くなってきています。既にワクチンの効果も持って1年程度とされ、3回目の接種が推奨され始めるなど、人類はコロナを撲滅できない可能性が出てきています。となれば今後もこうした状況が続くだけに、来年、再来年以降どうするかという対策も求められ、だったらなおさら作っても無駄にならないんだから病床を増やす価値があると思うのですが、そういう話は誰もしない辺りが日本が怖いなとマジで思います。
恐らくですが、今の政権は次の解散総選挙しか見ておらず、来年以降のコロナ対策はやや度外視しているように見えます。この辺、日本人の一番悪い癖というか、「最も起ってほしくない事態は起こらないことを前提に話を進める」という癖が出始めているように見え、最悪の事態を想定しつつも何も対策を採らなくなっているようにも感じます。そういうわけで、今冬どうなるかがいろいろ不安です。
日本にいないし帰国も延びたからいいけどさ。
コロナ以前の状態に戻るのは少なくともあと3年以上必要かな、と思います。上手くいって西浦先生の記事に出てるような「数年から5年程度のタイムスパンで、子どもの病気へと変わっていく」かもしれないです。
返信削除https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86584?imp=0
西浦氏の記事は自分も読んでましたが、最近現代はいい記事をよく載せるなと舌を巻いています。
削除真面目な話、コロナには数年スパンの戦略が必要なのに、記事中にも書いている通り政府関係者はガチで1ヶ月程度の期間でしかものを考えてないように見えます。俗にいう、戦力の逐次投入も既にやらかしてますし。ここまで思慮が浅いとは当初自分も思いませんでした。