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2021年11月9日火曜日

中国のケンタッキーのオーダーの取り方


 上の写真はみんな大好きケンタッキーの店内ですが、友人に「这个在日本也有吗?」と聞いたら「ない」と言われました。なんでいきなり中国語書いているのかというと今日いきなり日本語から中国語の翻訳やらされて色々疲れてるからです。

 話を本題に戻すと、現在の中国でケンタッキーをはじめとするチェーン系飲食店では、店員に直接オーダーすることの方がもはや珍しくなっています。基本はテーブルや壁などに貼られているQRコードを読み取ってアプリを起動した後、そこから注文、決済まで済ませます。テーブルのQRコードはテーブル番号と連動しているため、店員も注文来て品物が用意できたら運ぶだけで、決済はオンラインで既に済んでるためレジすら動かしません。

 でもって上の写真ですが、ケンタッキーの場合はアプリか店内のタッチパネル式注文機械に注文出すと上の表示パネルに書かれてある番号がアプリに表示、若しくは感熱紙で出されます。左の画面が準備中を意味するのですが、自分の番号が右側の「出撃可」に表示されたら、手前のロッカーについているQRコード読み取り機にアプリか感熱紙についているQRコードを読み取らせると自分のが入ったロッカーだけがパカッと開く仕組みになっています。
 これデリバリー業者も同様で、自分が運ぶ品物に連動しているQRコードを読み取らせることで間違いなく自分の運搬対象だけ持って行くことができます。むしろこっちの方が本命な気がします。

 なんでこんなの紹介したのかというと、日本ではこういうのはないと聞いたからです。友人によるとアプリで注文して番号を店頭で言って品物を受け取る店はあるそうですが、上海だとむしろそれがデフォで、その機能がない店の方がもはや少なくなっています。
 何が言いたいのかというと、地味にこういう草の根の現場における技術差は笑えないということです。ロケットとかステルスなどのごく一部の最先端分野の技術以上に、市井に溢れている技術力の差の方が本当の実力差を示すものだと自分は考えており、この辺で日中間の差が先ほどにも書いたように笑えなくなってきていることを示すのが上のケンタッキーの写真だと私は考えています。

4 件のコメント:

  1. このあたりのことでつくづく感じるのは、日本人はシステムに弱いというよりは、今までのやり方を変えることにものすごく抵抗がある民族なのだなということです。
    「これから何をすべきか」よりも「これまで何をしてきたか」を重視することがいかなる場面でも見られます。
    一言で言えば「先祖代々の土地を守り続けることこそ我が使命」みたいな価値観がすごく強く、民族性を感じますね。

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    1.  日本のコンビニなどはレジとPOSシステムの連動を早くに取り入れるなど積極的だったんですが、飲食関連だとこの手の注文、決済周りのシステム改革が明らかに遅いですね。労働集約型の業界だからこそ、この手の改革が非常に重要だと思うのですが。

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  2. 片倉(焼くとタイプ)2021年11月10日 21:22

    日本でも大阪王将や焼肉チェーン店ではタッチパネルでの注文ができ、部分的では
    ありますが、無人注文がようやく実現しました。
    私としてはタッチパネルで注文する方式になった事で、店員から飲み物を勧め
    られる事がなくなったというメリットがあります。
    飲食店としては利益率の高い飲み物をお客に飲んでもらいたいという事情は
    分かります。 私は酒を飲まないので、飲食店の店員からは「ソフトドリンク」
    を勧められます。ですが日本の飲食店が出すソフトドリンクはつまらないです。
    判で押したようにメニューにあるのがコーラやウーロン茶、ジンジャーエール
    ばかりです。 正直言ってどこにでもあるようなジュースばかりです。
    どこにでもあるジュースをわざわざ飲食店で、それも割高な価格で飲むのに
    不満を持っていたので、タッチパネルでの無人注文は私にとって良い事です

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    1.  自分も酒飲めないので飲食店で飲み物頼まずやや気まずい思いすることが多いです。
       タッチパネルだと忙しそうにしている店員のこと気にせずに頼めるので確かに頼みやすいですね。あと注文が気軽にできるので、普段頼まないものも頼むことが多いです。
       ソフトドリンクの種類は確かにもっと増やしてほしい気がします。個人的にはヤクルトとかじゃなくリポビタンDとか置いてほしい(´・ω・)

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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