何故かよく行くプラモ屋に、また古い車種のキットが置いてあったので衝動買いしました。でもってパーツ数も少なくすぐ作れそうなので作ったのが、この「トヨタ・セリカXX」のプラモです。
ライト閉じ
ライト開き
なんでこのキットを買ったのかというと、上記の様にリトラクタブルライトの開閉が操作できるからと書かれてあったからです。最も、自分の組立が悪かったせいか全部閉じにすると少し開きづらくなったため、やや薄目空けるみたいな感じで少し目を開けた状態にとどめていますが。
このキットを今回選んだ理由はもう一つ、古い車種(1980年代初頭)なだけあって車体が角ばっているのが魅力的だったからです。なんかこの前にどっかの自動車メディアも記事出していましたが、当時の技術力ではボディの板金をきれいな曲面に仕上げることができなかったため、ボディは必然的に角ばった表面にせざるを得なかったそうです。ただ板金同士の組み合わせ方を工夫するなどして、なるべく全体としては曲面に見えるようにする工夫が行われていました。
時代が下った現在においては、対衝突安全性への考慮からもボディは可能な限り曲面となるように仕上げられています。しかしその結果、全体として丸っこいフォルムの車ばかりとなり、かえって四角い角形なイメージする車は絶滅危惧種となってしまいました。
私自身はコンパクトカーが好きで丸っこいデザインは嫌いなわけではないものの、あまりにも丸っこい車ばかりな現代において、かえってこうした角形なデザインがそのレア度からも魅力的に映り、一時期は角形な車をやたら探していました。
なおその際、ソ連人民の敵であるうちの親父からは「四角いのがええんやったら日産のキューブがあるやんけ」と言われました。確かにあれは四角かったが、「違う、そうじゃない」という言葉が出そうになりました。
まぁキューブはキューブで、非シンメトリカルですごくいいデザインだと現在においても高く評価しています。平たいせいで高速乗るとフロントガラスでやたら虫潰すけど。
話をこのセリカXXに戻すと、ウィキペディアによると北米での「フェアレディZ」の成功を見て、セリカをベースにフロントノーズの長いスポーツカーとして開発されたそうです。ただこの車自体はベース車の「セリカ」の系譜というより、北米での名前に使われた「スープラ」の系譜に入るかもしれません。プラモ屋が今回入荷していたのも、新しいスープラが出たからその影響を考えて入荷したのではないかとも見ています。
なおこのタミヤのキットは恐らく古い金型をリファインしたものだと思いますが、説明書の日付は2020年となっており、タミヤ自体も新スープラの発売に合わせてこちらのセリカXXを再版したのかもしれません。
現代からするともはや旧車というよりクラシックカーに近いくらい古い車ですが、上記の角ばったデザインのほか、サイドミラーの位置とかに時代を感じさせられます。このごついくらいの角張りは一目見てかなり目を引き、インテリアとしてはかなり悪くなく、上の写真の様に財布やスマホ、腕時計などのお出かけセットを置いている小机の天板に配置するほど気に入っています。まぁただ単に他にプラモ置くところがもはやないというのもありますが。
それにしても昨日今日と上海は暖かく、このプラモ組立ての最中もちょっと前までと違って寒さに震えることもなく作れました。前回なんか寒さで指震えながら組み立ててたし……。
明日からまた仕事がやばいくらい忙しくなり残業もがっつり入る見込みなだけに、今日このプラモ組立てが自分の生きてた中で最後の楽しい思い出になるかもしれません(´;ω;`)ウッ…
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