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2022年6月19日日曜日

90年代日系スポーツカーで人気のない奴

 このところ日本にいるビン・ラディン似の親父や友人と野球の話題でたまに話しますが、今年セリーグはヤクルトが反則なくらい強く、今日もアラフォーの青木・石川コンビで連勝決めました。マジでどこを見ても穴がなく、本当にここぞというところでホームラン打つ村上選手に、やばい満塁を悉く0封する田口選手といい、近年稀に見る完成度なチームに見えます。
 やっぱ見ていてすごいと思うのは、点差がほとんどない接戦にもつれ込むとほぼ確実に勝利を拾っている点で、勝負強さというか高津監督の指揮が単純に優れているのかと思わせられます。ヤクルトは野村監督門下では古田氏や宮本氏が監督候補と長らく言われてきましたが、まさか高津監督がこれほどの指揮力を持つとは誰も思わなかったでしょう。

 話は本題に入りますが、例のビン・ラディン似の親父床の前電話した際、前に作ったスープラのプラモの話題に触れました。このスープラは前の記事にも書きましたが今現在中古価格がプレミアム化しており、状態が良ければ1000万円は下らず、5000万円の値がついたものすらあると言われています。この人気急騰の背景は映画「ワイルドスピード」のおかげといわれていますが、それ以前にこの映画に出るほどのポテンシャルがあったことに尽きるでしょう。

 このスープラに限らず、90年代の日系スポーツカーの多くが今プレミアかしており、ランエボ、インプレッサ、GT-Rを始め、まだ価格が高騰する前の15年くらい前に中古車かっときゃよかったと思うくらい値段が上がっています。
 この時代のスポーツカーがなんでこんな人気なのかというと、一つは年数が経って自動車関税がなくなる米国市場が先の「ワイルドスピード」で人気が高まってきているのが最大の背景ですが、このほかにも「頭文字D」の影響も間違いなく大きいでしょう。主役者の「ハチロク」ことAE86スプリンタートレノに至ってはもはや伝説めいた車となっているほか、それ以外の主役車ももれなくプレミア化しています。

 またこの時代の車の特徴として多くが90年代初頭のバブル期に開発されており、割ととんがったデザインなのと車両価格がまだ低く、当時実際に運転していたユーザーが多いことも人気の背景とみています。

 ただ、大量のプレミア車が出る一方、この時代のスポーツカーでありながら全く人気のない車も少なくありません。いくつか挙げると、「FTO」とか「GTO」など、三菱系のスポーツカーはランエボ以外はほぼ全滅みたいな感じです。何気に、当時の大学自動車部ご用達といわれた「ミラージュサイボーグ」なんか自分は好みなんだけど、この車の中古価格が高騰しているなんて噂どころか、存在自体が世の中で語られることはありません。「ギャランVR-4」に至っては言うに及ばずです。

 同じく見ていて不人気だと感じるのが、トヨタの「スターレット」です。サイボーグ同様に自分好みのハッチバック車ですが、やはりハッチバックゆえか人気が出ているとは聞きません。乗ってた人は割とみんないい車だったと好調なのですが。

 あと、人気がないわけじゃないけど一段劣ると感じるのが、「S14シルビア」です。ひとつ前のS13が爆発的に売れたのに対し、販売当時も人気がなかったこの車ですが、なんか今中古車価格見てもいまいちさえません。一方、最後のシルビアことS15はFRという駆動方式もあって、今後プレミア化するという予測も出ており、中古車価格もなんか段々上がってきているアゲアゲムードを感じます。

 このほかマツダ車で見ると、こっちも現状最後のロータリーこと「RX-8」が、神の領域にまで入りつつある「RX-7」とは対照的にそんな中古車価格は高騰していないように見えます。ぶっちゃけ「RX-8」に関してはスポーツカーとして売り出した割にはややパワーが弱いスペックに見え、レースでもそんな活躍しておらず、この辺が印象悪くしている気がします。
 またデザインも、知り合いなんか「ゴキブリみたい」と酷評してましたが、自分も当時のマツダみたく中途半端な印象があり、はっきり言って好きじゃありません。単純に車両としての魅力に欠けるていることが今の中古車価格に反映されているように見えます。まぁ今気が付いたんだけど、出たのは90年代じゃなく2003年でしたが。

 あと今回調べてちょっと意外だったのが、「シビック」のEG6とEK9がどちらも、R-32とかにまではいかないまでも結構いい中古車価格になっています。EK9の方は割と前から人気だとは聞いていましたが、さっき書いたようにハッチバックはやや人気が落ちやすい中でやはり検討しているように見えます。
 同じくそのハッチバックで尚且つ年代もかなり古くなっているEG6に至っては、弾数も減っているはいえ中古車サイトで見たら200万円以上がゴロゴロあり、正直驚きました。まぁすっきりしたデザインなのは私も前から好きだったりしますが。

 一方、自分が一番好みのダイハツ「ストーリア」に至ってはもはや市場にもあまり出てこなくなり、尚且つ価格も昔と同じく低水準です。自分と同じ感覚の持主は少ないと思うし、人気の出る車じゃないってのもわかってますが、マジで日本に残っていたらこの車買いたかった。

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