まず一番自分がいいと感じるのは、ほかならぬスポニチことスポニチアネックスです。どの記事も簡潔で要領よくまとまっており、また一番読みたいインタビューの核心部分を拾ってたり、評論家のコメントも本当にいい内容を選んでくるので、どの記事もハズレがないです。同じような見出しが並んでいたら、迷わずスポニチの記事を読むようにしています。
次にいいと思うのは、阪神応援団のイメージが強いデイリースポーツです。こちらも記事の構成が基本優れていて読みやすく、また阪神以外のチームに関してもきちんと試合のハイライト部分をうまく取り上げてなぜそこがキーになったのかなどを書いてくれているので、読後の満足感が高いです。
このスポニチとデイリーに関しては、単純に記事を書いている記者の質が高いと感じます。細かい点などでも技巧を感じる書き方がされており、また取り上げるニュースの核心部分もハズレがなく、他のスポーツ紙と一線を画している様にすら感じます。
逆に、心底読んでてつまらない、ガッカリ感の強いのはNumberです。なんかどうでもいいニュースを延々くどくど書いている印象があり、読んでてさっぱり内容が入ってこない上、読後感に強い失望感すら覚えます。むしろ、同じ会社が出している文春の野球記事の方が読んでて面白いと感じ、専門誌なのにNumberの連中は何書いてるんだと疑問に感じます。
同じ無駄にくどくどしていて読み応えのなさをはっきり感じるのは、ベースボールキングです。こちらも野球専門紙なのになんかふわふわとした内容が多く、他所からの引用で文字数をひたすら埋めるような仕方なく書いているというような作業感満載な記事が多いです。
このほかはそれほど印象がありませんが、意外性という点ではサンスポことサンケイスポーツが、よくいいネタを拾って記事化しているなと思います。他のメディアと同じニュースでは悪くはないけどそれほどいいとも感じない記事が多いですが、そうではない独自記事は割と内容に富んでおり、しっかり取材して書いてきているという風に見えます。そういう意味では編集部がしっかりしてそうなメディアです。
まぁそれにしても、自分なんかは経済紙出身で記事ネタが被ることはよくありましたが、ネタが被る以前にそれ以外の周辺記事をどう埋めるかが重要視される業界だっただけに、ネタ被りは特段気にすることはありませんでした。
それに対し野球の記事は各社一斉に大谷選手の活躍となおエを報じるのだから、単純に記者の質が問われやすく、その点では結構大変な業界であるように見えます。逆を言えば、腕自慢の記者だったら速報性も求められるだけに、短時間でどれだけいい記事にまとめられるかが要求され、活躍が目立ちやすいともいえますが。
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