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2022年11月25日金曜日

昭和のやばすぎた就活事情

【速報】森保監督の支持率、北朝鮮並になってしまうwwwwwww(暇人速報)

 北朝鮮並みという比較がなんかツボにはまります。

 それはさておき本題ですが、先日起きた就活のウェブ試験代行事件に絡んでこれらの試験の無意味さを問う記事をこの前書きましたが、現代のこういうウェブ試験とか、どうでもいい趣味とか聞きまくる面接も大概であるものの、昭和の面接に比べたらだいぶまともになっていることをこの前気が付きました。マジでこの前。

 気づくきっかけとなったのはあるYoutuberの動画でした。名前は失念したのですが昭和の風習や時代性を解説する方で、たまたま見たその回では昭和、具体的には昭和40年代くらいの企業面接を解説していました。その具体的内容はというと、まず初めに家族構成を聞き、政治思想や心情を根掘り葉掘り聞くというものでした。でもって、片親だった場合はその時点で落とされるとも解説されてました。

 最初聞いたときは俄かに信じられず、うちの名古屋に左遷されたことのある親父に「これってホンマなん?」と超軽量飛行機に乗りに行く途中で聞いてみたところ、ホンマやと言われました。たまたまその場にはウルトラライトプレーンノリの知り合いのおじさんもいていろいろ話をさらに聞いたのですが、両親が揃って健在でなければ、理由の如何を問わずその時点で就職で不利になったそうです。また政治思想面でも企業の支持政党と合っていなければ、これまた落とされていたそうです。
 親父によると、当時の就活本には「支持政党は社会党と答えるのが無難」とか書かれてたそうです。

 それどころかって話じゃないですが、面接をうまく通り抜けた後もまだ障害はあったそうです。なんでも、当時は面接後に候補者に対し、企業が興信所を使って素性を調べることが当たり前だったそうです。当然というか前述の家族構成とかごまかしてもばれるし、部落出身者であれば本当にごまかしがきかないというか、劣悪な差別も当時は一般的にされたそうです。
 そんな厳しい条件で果たして有能な人間を雇えるのかよと思ったのですが、当時はまだ人口も多かったので、その辺はどうにかなってたそうです。また企業側としては当時は終身雇用意識がまだ強く、本当の意味で一生を添い遂げる社員を求めていたようです。

 ただこうしたやり方は当然ながら通用しなくなります。具体的にはバブル景気が過熱した90年前後に入り、企業側はともかく数を揃える採用方針に切り替え、このあたりから上記のようなトチ狂っているとしか思えない採用方法が改められていったそうです。
 もっともその後、就職氷河期に入り有能な人材を選ぶというより、ともかく採用者を削る、落とすというやり方が一般化していく過程で、なんかよくわからない心理テスト気味な現代の採用方法になっていったように私は見ていますが。

 以上のような歴史を振り返ると、「人類は一歩一歩、ちゃんと進歩してるんだな」とマジで感じます。っていうかそんな差別まみれの世の中に生まれなくて、内心よかったと思う自分もいます。自分が差別の対象に遭うことよりも、そうした差別を当然視するような人間になっていたのではという点で、軽い恐怖を感じるためです。

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