ややローカルなネタですが、検証する価値が密かに高いのではないかと思うネタなので紹介します。
上のまとめ記事にある通り、かつては関西において大阪に次ぐ大都市であった神戸市が近年、悲しくなるほどに凋落を続けています。政令指定都市としては最も人口が減少していますが、こうした傾向はここ数年で始まったのではなく、かれこれ20年くらいこんなペースで進んでいます。
神戸市が凋落する原因となったのは1995年の阪神大震災だと言われています。確かに震災の被害を大きく受け、一つのターニングポイントとなったのは間違いないですが、かといってもすでに30年近く前の出来事であり、今も凋落が続く理由にはなりません。この辺、影響は違うかもしれませんが東日本大震災を受けた仙台市と比較すると歴然な感じがします。
では何故神戸市は凋落し続けたのか。考えられる理由としては上のまとめ記事にもある通り主力であった神戸港、即ち海運業が不振となり、それに付随する形で造船業なども影響を受けたという説があります。この点は確かに一つの原因としては十分に当てはまると思えるのですが、それを言ったらほかのどの産業も自動車を除けば基本日本では衰退しており、北九州の鉄鋼業とか福井県のメガネフレームなども考えると、これだけで神戸市凋落を語るにはやや物足りない気がします。
敢えて私見を述べると、やはり単純に神戸市の行政が悪かったからではないかという気が強くします。というのも神戸市は神戸製鋼など基幹となる大企業もあり、神戸大学など若者を集める有力大学も存在します。また大阪にも通える距離にあるなど好条件が目白押しにもかかわらず、凋落し続けるというのはある意味普通じゃ考えられない気がします。また先の震災に関しても、発生以降は比較的国の予算が復興に振り向けられており、決してマイナスばかりだったわけではないとも思っています。
そもそもなんで神戸市の行政が悪いと私が感じたのかというと、はっきり言えばあのルミナリエです。震災に対する慰霊という名目で作りましたが、正直言ってあれが慰霊とは私には感じないし、なんかセンスがおかしいとすら思っています。ああしたものを堂々と慰霊と言ってしまうあたり、神戸市の職員、政治家らはレベル低いんだなと20年前の時点で思ったのですが、その後の経過を思うとあながち間違いじゃなかったんじゃないかと今は思います。
このほか神戸市の行政がおかしいと感じる点は、先のルミナリエをはじめ、なんか妙に「うちは都会だ!」的なアピールが多いように見える点です。もともと神戸は外国船が寄港することが多い異国情緒あふれる街というイメージだったのですが、なんかこの20年間くらいは神戸に対し「異国情緒」という単語がついているのをほぼ全く見ていない気がします。
せっかく中華街などもあるのだからアジア圏にも「あらゆる外国文化が集まる街」的なアピールしてもよかったのではないかと思うのですが、何故か見ない、というより下手すりゃそうした異国情緒感をわざと隠しているのではないかと感じる節すらあります。
以上を踏まえると、なんとなく街の位置づけに行政が失敗しているように思うのと、そうした失敗を延々と改めずに続けているのが主因となって、落ちぶれていったように見えます。ぶっちゃけ位置づけに関しては、「だ埼玉」や「グンマー」のように、持たざる者アピールしている埼玉やグンマーの方がしっかりしているし実際成功しているようにすら思えます。まぁマッドシティは自らが求める位置づけと、周りに期待される位置づけがずれている感じしますが。
神戸市には 関西空港の誘致の失敗という不運や、大阪に直通できない
返信削除地域がある等不利な地理的条件があります。親戚が神戸市北区に住ん
でいました。北区は 観光客が連想する神戸市「ではない方の」神戸市
であり、 六甲山の北側、有馬温泉の北や西にある場所 と説明しない
とピンとこないような場所です。 正直言って北区に住むぐらいなら
隣町の三田市(大阪まで直通するJR福知山線がある)に住みますね。
ちなみに 知り合いに 新神戸駅ってどんな所、なにか観光場所とか
あるのと聞かれたので「 山□組(名指しするとまずいので二番目の
文字は伏字として四角を入力しています)の大物幹部の邸宅が近く
にあるらしいから気を付けた方がいいよ」とアドバイスしました。
大学の後輩が神戸市西区出身で「俺は半分岡山人」と名乗るほど岡山LOVEを見せつけてきて、神戸って区によってかなり変わるんだなと当時思いました。
削除その後輩がやたら兵庫県警も持ち上げてて、その理由というのも「年中常にヤクザと闘ってるから」というものでした。