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2023年1月27日金曜日

ありそうであんまり見ない桶狭間の戦いのイフ

 ゲームの「アイドルマネージャー」で抱えているアイドルが女同士の恋愛に発展した後、破局し、何故かお互いの派閥を率いて相手をいじめ合うという恐ろしい展開に発展しました。たまたま片方がすぐ卒業したので抗争はすぐ終わったけど、かなり奇跡的な展開に本当に恐ろしいゲームだと思いました(;´・ω・)

 話は本題ですがだいぶ前に家康をΖガンダムのシロッコに見立てるという記事を書いて、友人からやたら激賞されました。個人的にも「脇から見ているだけで→脇から天下を狙っているだけで」というセリフの改変は神がかっていたと思っています。
 ふと昨日自転車乗りながらこの記事のことを思い出し、これ以外にも家康にシロッコっぽいセリフを言わせるタイミングないかなと考えていたところ、「そういうことだ。すまないな、ジャミトフ」というセリフが真っ先に浮かんできました。このセリフはシロッコが上司に当たるジャミトフを裏切り殺害するシーンで使われたのですが、家康風にするなら「そういうことだ。すまないな、秀吉」などと豊臣家に対する裏切りシーンで使えると思うよりも、桶狭間のシーンが真っ先に浮かんできました。

 桶狭間の戦いと言えば説明不要ですが、この戦いで家康は今川軍本隊より先行し、前線拠点であった大高城へ兵糧を運び込む作戦を指揮していました。大高城は前線で孤立した拠点で、今川軍が駐留していたものの周りは織田軍に囲まれて兵糧も尽きる有様だったと言います。
 この大高城へ家康は陽動によって織田軍の包囲を崩し、自ら大高城入りして兵糧を運び込んだと言われます。その後、近くの織田軍の砦が後からやってきた今川軍によって攻略され、あとは今川義元率いる本隊を待つだけという中、突如として今川義元が織田信長に討たれたという報がもたらされました。

 この突然の状況転換に対し、家康は当初は大高城に籠ったものの、改めて今川義元が死んだことを伝える使者が来たことを受けて撤退し、今川家の家臣らが逃げ出した、自らの故郷でもある岡崎城に入り、そのまま今川家からの独立を果たします。

 この状況ですが、一見するとドタバタ的な展開に見えつつ、かなり家康にとって都合のいい展開です

 結果的に家康率いる徳川家はこの桶狭間の戦いをきっかけに今川家からの独立を果たし、そのまま織田家との同盟を経て逆に今川家の領土を侵食して飛躍のきっかけを掴んでいます。結果論ではありますが、あの桶狭間の段階で家康が裏切るに足る動機はあるように見えます。

 では仮に裏切るとしたどんな形か。やはり一番大きいのは、信長への内通でしょう。
 信長とは幼少の頃に尾張に誘拐されたこともあって家康は旧知の間柄でした。仮に家康が信長に対し、今川軍の行程を伝え、どんなルートでやってきてどんなタイミングで休憩に入るかなどをリアルタイムで伝えていれば、信長にとっても有利この上ない展開です。

 でもって、織田家にも若干それらしき兆候が見えなくもないです。というのも信長は今川軍が尾張に侵入して次々と砦を落としていくのでその対策にどうするかという軍議で、当初は国境で防衛するという方針を立てながら、夜に急に小姓のみを引き連れ飛び出し、熱田神宮にて諸兵を招集し、そのまま国境を越えていきなり今川軍に決戦を挑んでいます。
 この間の動きは若干不自然に見えますが、あらかじめ間者を待っていて、求めていた情報がもたらされたことで信長は急遽動いたと言ってほぼ間違いないでしょう。もっともその間者は、家康の手下というよりかは、歴史書に現れる簗田某などによるものである可能性が高いでしょうが。

 ぶっちゃけこうして書いておきながら、家康が信長に内通していたという説を私は全く信じちゃいません。ただ状況的にあり得ないことはないと感じる話で、歴史イフ的な話でこんな感じに「桶狭間で家康が実は裏切っていた!?」的な話を見かけないのは、ありそうでない話なんだなぁなどと感じました。
 そういうわけで「家康=シロッコ」説を取るならば、「そういうことだ。すまないな、今川義元」となるわけです。割とでもキャラ的にあってる気はする。

 あと明日からまた仕事だ……(ヽ''ω`)

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