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2023年4月3日月曜日

朝日新聞の国交省OBによる人事介入報道について

 今朝地下鉄駅のエレベータに乗り込む際、やたら動きがスローな若い女性が前にいてトロくさいなと思った時、トロくさいとは全身からトロのにおいを出す様を言うのかなどとまた妙なことを考えていました。


  それで本題ですが上のリンク先の朝日新聞の記事について、見事なスクープだと初動から感じていました。このところ政治、社会系のスクープは文春にやられっぱなしでしたが、この1年間は朝日新聞がモノにすることが多く、地味に報道の実力が上がってきているように感じます。

 記事内容については直接読んでもらった方が早いのですが、簡単に言えば国交省OBが中央省庁の権威をちらつかせて自分を空港施設の副社長にするよう要求していたようです。いわゆるスネ夫案件ですがこの報道について本人は否定するも、今日の別メディアのインタビューで既に辞意を示しています。

 なくなることはないでしょうが、かつてと比べると官僚の天下り案件の報道はすっかり鳴りを潜めています。それでも国交省は許認可権限が強いだけに未だにこういうゆすりみたいなことをやる連中がいるんだなと今回感じましたが、自らの経営手腕を理由に自己推薦するならともかく、出身省庁の威光をかざすあたり、大した人物ではないのでしょう。それだけに朝日の報道で要求されていた人事が白紙化されたことは社会にとってもよかったような気がします。

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