このゲームに関してはたくさんよそでもレビューされているので取り立てて書くことはないのですが、一言だけ言えば、高校生キャラがセーラー服を着ているのがかえって新鮮でした。最近はブレザー制服のところが多いのと、なんか依然と比べ薄い色の制服が増えているように見え、セーラー服の濃紺が背景の上ですごい際立っているような印象を受けました。何となく、現代日本のファッションは色が薄くなってきている気がします
話を本題にもっていきますが、GWに入る直前の先週まで退職代行屋で注文がひっきりなしに来るというニュースがよく出ていました。恐らくGW明けにはさらに増えると思いますが、最近ではこうした代行屋が「リピート割り」を設けるくらい繁盛するなど、入社してすぐに早期退職する若者が増えているようです。
まぁここで早期退職という言葉を使うべきか、若干違和感を覚えますが。
こうした若者の早期退職を見て私が思ったこととしては、「最近は若者も賢くなったもんだ」という感想でした。私自身も中国に流れるくらい就職に苦労したというのもありますが、基本的に日本の雇用、特に就活環境は企業側、求職者側の双方にとって誰も得しないおかしな慣習がまかり通ってて、お互い損しあっているような状況だとかねてから見ています。
早期退職を決断した若者の動機についていくつかニュースで見ましたが、当初約束していた待遇でなかったというほか、希望する部署に配属されなかったといういわゆる「配属ガチャ」を口にする人も少なくないようです。
好きな仕事を選べないからやめるというと若干贅沢なようにも見えますが、私自身は希望部署に配属されなかった時点ですぐやめる決断するのは正しい気がします。やはり日系企業においては部署によって仕事内容が大きく異なり、メーカーでも開発部門と品質部門では大きく違うし、同様に文系でも企画部門と営業部門では全然異なり、その後のキャリアアップも大きく変わってきます。
そもそも入社前の面接時点で特定の職種に関して募集する、職種別採用をしていない時点でおかしいのでしょう。また先ほどの待遇にも係わってきますが、日系企業は採用において情報を出し惜しみする傾向が強く、きちんと説明しないから入社した人間が「話が違う」と感じるのも当然と言え、はっきり言えば企業側の説明努力不足がこのようなミスマッチを生んでいる主原因だと考えています。
この点、中国の場合は職種別採用がはっきりしていてその辺のミスマッチは少ないです。
それこそ就職氷河期であれば望まぬ部門であろうともほかに雇用先がないため我慢して働く人も多かったでしょう。またそれ以前の時代であれば、マジで不祥事とか起こしても会社は雇用者を雇い続けて社員を守る意識も高くありましたが、失われた十年でそうした社員を守ろうとする企業倫理は日系企業からはなくなり、社員が忠誠を尽くしたところで今の時代に会社から返ってくるものはありません。そんな時代背景において、会社のいいように労働者がホイホイいうことを聞くと思ったら大間違いでしょう。
そうした視点で見ると、若年労働者側は意識を改めつつあるのに対し、日系企業側がその辺の意識を改革できずにいるのが今の状況じゃないかと思います。
ついでに書くと、ほかに同じこと言っている人はいませんが大体2021年ごろから、ブラック企業という単語の出るニュースをほぼほぼ見なくなりました。やはりコロナの影響、特に時短営業やリモートワークの普及を受けて、勤務時間が膨大なブラック企業は営業が成り立たなくなり、この数年でかなり減ってきているのではないかと思います。
雇用状況的にも現在人手不足な状態が続いているだけに、このままのペースが続いたらブラック企業はますます減って、日本の労働環境はどんどん良くなっていく気すらします。もっとも関係機関においては手を抜かず、ブラック企業の撲滅摘発に今後も力を入れ続けるべきでしょうが。
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