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2024年6月4日火曜日

上海の気候について

 ほかに書く話題もあるのですが書こうとすると長くなりそうで、このところ仕事が忙しくなっているので後ろ倒しにし、ならほかに書くことはと思って浮かんできたのが上海の気候です。結論から言うと、東京の気候とほとんど同じですが、夏の暑さと冬の寒さは上海の方が一枚上手ってところです。

 中国と一口で言ってもめちゃ広く、どの都市で見るかでその気候も熱帯から寒帯と千差万別ですが、緯度的に中国のほぼ中間にあって海沿いの上海に限って言えば、気候は東京、というか南関東とそんなに差はありません。東京と比べると西にあるため梅雨が来るのはやや早いですが、実質的に6月が梅雨のシーズンなのでそこまで日が離れるというわけでもありません。
 一方、台風シーズンに関しては上海の方が明らかに来るのが早く、毎年必ず上陸するというわけではないものの、来るとしたら6月から7月にかけてで、9月に最も集中する東京と比べたらそのシーズンはかなり早いです。

 次に気温に関してですが、夏に関して間違いなく上海のが暑いと断言できます。毎年1度くらいは40度超えるし、最低気温も30度を下回らない日がよくあります。最高気温に至っては真夏は35度を切ることの方が珍しく、それでいて海沿いにあって湿度が高いもんだから夏場の不快度は東京の比ではありません。
 なので夏場に日本のニュースで「東京は今すごく暑い(33度)」などと書かれると「なめんなよ(´・ω・)」みたいな気持ちを覚えます。もっともそれ言ったらインドとかに比べると上海はずっとましですが。

 冬場に関しても、東京の気温と比べると上海の方が毎日一段低い気温となることが多いです。元々、寒さに強い体しているためそんなに冬を苦にしない私ですが、それでも日本にいたころと比べると上海の冬の方が寒いと感じることが多く、特に湿度が明らかに冬でも高いので、そういう時は肌に直接寒さが伝わるような感覚があります。
 もっとも、上海で雪が降ることはほとんどなく、ここ数年は市内で積もるのを見たことがないです。数年に1回程度は積もることもありますが。

 このほか春と秋について触れると、かつては日本と比べると両季節の時期が短いと感じていましたが、最近は日本でも夏と冬の時期が延び、春と秋が短縮気味だといういう人が多く、それを踏まえると春と秋の時期の長さで言えば今や東京も上海もあんま変わらないかもしれません。
 なお上海の季節で言えばやはり秋、それも10、11月が最もいいかと思います。何故かというと10月から上海蟹のシーズンとなり、街中でも安価で旬の上海蟹を食べることができ、なおかつ極端に熱くも寒くもないからです。この時期だからと言って上海に観光客がたくさん来るわけではなく(上海蟹が取れる隣の昆山市は集中するが)、混雑に遭うわけでもないので個人的にはお勧めです。

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