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2024年8月3日土曜日

ドボポプププププ


 先日、ふとした興味から上の記事で紹介されている「女神転生外伝 新約ラストバイブル2」というゲームを購入しました。このゲームは元々、ガラケー向けに2008年に配信されていたゲームのリメイクで、2022年にSwitchやSteamでも配信されるようになったそうです。
 なんかストーリがかなり陰鬱ながら秀逸であるのと、昔ながらのメガテンっぽいゲームということを聞いて、元々今ほどペルソナシリーズが隆盛する前はメガテンをやりこんでいたこともあり、割引もされていたので興味もあって購入しました。

 それでさっそくゲームを開始してみると、まず最初に主人公の名前を入力することとなります。せっかくだから常人に発音できない妙な名前にしてやろうとまず濁音から入れるとして「ドボ」と入力したところ、なんか続く音が浮かばず、とりあえずスペース埋めてやり直そうかと思って適当にキー入力して「ドボポプププププ」という、この時点で発音がかなり難しい名前になったところ、てっきり「これでよろしいでしょうか?」と確認が入るかと思いきや、入力し切ったらそのまま確定処理されてしまい、主人公の名前が「ドボポプププププ」になってしまいました。
 この結果、旅で会う人々がみんな流暢に「ドボポプププププ」と呼んでくれるカオスな世界観になってしまいましたが、何度か練習するうちに自分も「ドボポプププププ」を発音できるようになりました。とはいえ、破裂音の「プ」を連続で口にするのはやはり困難ではありますが。

 なおゲーム本体については、評判通りオールドクラシックなRPGゲームで、なかなか楽しんでいます。グラフィックとしてはスーパーファミコン、それも初期レベルで、ガラケー向けに配信されていたことから使用するボタンも主に「決定」と「キャンセル」の2種類しかなく、令和のこの時期にこんなシンプルなゲームを遊べるというのもなかなか乙な感じがします。
 シナリオに関しても評判通りで、疫病が蔓延して常に多くの人々が亡くなる中、世界を統一した王は重税を課して生活は苦しくなる一方、そんな中で神の福音を受けた子が2人現れ世界を救うと言われている世界観になっています。

 この2人の福音の子はそのまま主人公の仲間となるのですが、片方は「死の仮面」と呼ばれ周りから恐れられながら実は超ビビりなヘタレで、何かにつけて「危ないから逃げよう」などと口にします。もう一人は味方からは「聖女」と呼ばれる少女ながら、何か問題があれば大体殴って解決しようとするほど血の気が多く、初期装備も「聖女のドス」という仕込み杖でどちらもキャラが濃いです。
 前述の通り世界観としては疫病が蔓延していて暗いものの、仲間二人は非常に濃いキャラでその掛け合いも面白く、暗さが気にならないくらい明るく旅を続けられます。っていうか男2人に女1人で完全にドラクエ2なパーティー構成であり、レトロな画面といい、ドラクエ2を遊んでた頃を思い出します。

 なおヘタレの方の名前は無駄に「mk-2」として、聖女の方はなんかめんどくさくなってデフォルトの「ルナ」のままで遊んでいます。

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