本題とは関係ないけど上の記事見て、漢楚戦争の末期に劉邦が項羽の首を取った者に賞金を懸けたところ、項羽の死体にみんな群がり手足などがバラバラにされた上で献上され、賞金は分割化されたというエピソードを思い出しました。
それで話は本題ですが、先日の深圳における日本人小学生への襲撃事件に続いてなのか、上海市のスーパーで通り魔事件が起きたようです。事件の起きたエリアは松江区で、ここは上海市中心部から外れたエリアで、製造業の工場などが上海市内の中でもかなり集中しているエリアです。東京で言えば、日野市に近い気がします。
とはいえ腐っても上海市で、周辺住民の所得は中国でもトップクラスであり、また直轄市とあって政府の管理が厳しいというか治安維持も力が入れられている場所なのですが、それでも通り魔事件は防げるわけがないでしょう。もっともそれを言えば、先日の深圳だって中国では進んだ地域だったし。
中国の治安とかについてはこの際言及しませんが、多分この手の取り魔事件は今後どんどん増えるだろうし、またその対策について中国政府はミスを犯すことになると予想しています。具体的には社会におけるヘイトの高まりについて効果的な対策を打ち出さず、報道を覆い隠す方式で放置して、この手の通り魔的犯罪を助長することになると思います。
すでに日本でも報じられていますが深圳での日本人小学生の事件は中国では一切報じていないというわけではないものの、明確に報道規制がされており、検索などかけても本来存在するニュース記事などが出ないようにされています。六月の蘇州での事件は当初こそ報道規制がかけられていましたが、その後は亡くなられた中国人女性を称える報道が出たことで規制はなくなりオープンとなりましたが、深圳の事件はこのままなかったことに中国政府が使用としているとみていいでしょう。
ただこの手の事件はやはり、報道する価値は高いと私は思います。というのも報じて犯人に対し社会的批判をすることで、模倣犯の発生を防ぐ効果が生まれると思うからです。逆に報じなければ、特にその捜査内容や処罰などを隠したままでいれば、この手の通り魔を計画する予備軍がより調子づくことになるとすら思います。
今回の上海市の通り魔事件ですが、完全とは言わないまでも軽い報道規制がかけられているように私には見えます。というのも事件内容が通常のニュース記事で出されたり、アナウンサーが元寇読んだりするというわけじゃなく、「松江区で通り魔事件が起きた。被害者は何人で犯人は逮捕済み」的な役所の公告形式で報じられているものしかさっき見当たらなかったからです。言ってしまえばこれはメディアに対し「発表内容以外の余計なことは報じるな」という圧力にも見え、政府はあんまり広げてほしくないように見えます。
とはいえこれだけ連続して通り魔事件が起きてて、偶然の一言で片づけられるわけがないでしょう。個々人によって差があるとはいえ、やはりこのところの中国の不景気が遠因しているように見え、特に今後はこれまで拡大される一方だった社会保障の縮小にも中国は手を付けなければならないのだから、社会不安はさらに高まり、この手の事件もsらに増えていくと予想されます。にもかかわらずヘイトに対する対応を間違え、中国政府は隠蔽する手段を今後もとり続けてどんどんこの手の事件を増やしていくようにすら思えます。
最後に、私自身は成人男性とあって今回の事件を受けてそこまで治安というか身の危険を感じているわけじゃないですが、何となくこの1ヶ月間、自分が抱えるストレス量が急に増えているような気がしています。もちろんみんな連休前で有休をとる中で立場的に有給が取れず殿させられている(昨日オフィスで独りぼっちだった( ;∀;))こととかありますが、ひょっとすると社会全体のギスギス感が地味に自分の心理にも影響しているのかもしれません。っていうか、2010年くらいの3.11前の日本の空気に近くなってきているし。
もっともこのところのストレスの最大原因はノーパソの不具合に端を発するのは間違いないです。自分でも思うけどほんとメンタルよわよわ(ヽ''ω`)
ともかく、仮にそうだとすると中国も自分にとって住みづらくなってきているのかもしれません。まぁそれを言ったらストレスフリーな環境なんてないんだし、文句ばっか言わず現況を変える努力をすべきなのだから、もうちょい色々粘ってはみるつもりですが。
メッチャ遺憾に思いますが、テロによる被害を最大限に避けたく。
返信削除こういうのはどれだけ対策してても、巻き込まれるときは巻き込まれるからなぁ。自宅が一番とは言いつつ、最近日本では強盗も多いし。
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