一時期は毎日のように報じられたナフサ不足油地獄ですが最近トンと耳にしなくなったので状況はどうなっているのか軽く調べたら、どうやらまだ不足状況が続いているようで、特に住宅建築業界で強く影響が残っている模様です。イラン戦争の開戦時、政府を含め日本は原油をどう確保するかが大きな焦点となってその調達に急ぎましたが、原油以上にその派生品のナフサの方が不足するという事態を恐らく誰も予想していなかったでしょう。
ただ今回のナフサ不足を見て思ったこととして、仮に中国が日本に対し建材の輸出を止めたら、正直レアアースなんかよりも社会のダメージがでかいのではないかという気がしてきました。
前述の通りナフサはプラスチックなどの原料として使われ、特にバスタブをはじめとする建材はナフサがないと全く仕事にならないそうです。そして建材が不足すると、たとえ一つの建材といえでも住宅工事が全部ストップすると言われ、たった一つの建材を止めるだけで最大の苦痛を与えられたりします。
で、その建材ですが実のところ日本は中国にかなり依存しています。代表的なのは便器で、TOTOなんかももはや日本国内ではほぼ生産せず、中国で生産したものを日本に持ってきて供給しており、かつての上海ロックダウンの時なんかも調達できず各地で住宅工事を止めていたという報道を見ています。
便器に限らず、聞いてる限りだとかなり多くの建材を日本は中国からの輸入に頼っていると聞きます。実際分かるというか、中国はこれまで不動産ブームで住宅や商業施設の建設がヤバいくらい活発で、建材メーカーの立場に立つなら中国現地で生産する方が原価も抑えられるうえに中国国内にも供給、販売できるのだから、日本で生産なんかしていられる場合じゃないでしょう。
一例を出すと、建材とは違いますがエレベーターは一時期、中国だけで世界の供給量の半分を占めていた時期があったそうで、多分この比率は今もあんま変わらないと思います。
ここで話を戻すと、仮に中国が環境問題とか国内供給を理由に日本への建材輸出を急に止めてきたらどうなるのか。恐らくガチで建設業界は一瞬でストップし、工事も何もかも止まる恐れがあります。誇張抜きで、日本の建設業界を一撃で潰しそうです。その影響はレアアースなんかよりでかくなるのではないかと思え、マジでレアアースなんかよりも大体供給先、または国内生産回帰を政府主導で進めた方がいいのではないかと今日ふと思いました。
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