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2008年3月28日金曜日

福田発言から一夜明けて

 今日はちょっと風邪気味でやけに今眠いです。今日はこの記事の後にまたもう一本書く予定なのになぁ。

 それで本題のガソリン税問題です。今とっているのが朝日新聞なのでそれしか見ていませんが、社説にて朝日は今回の福田首相の一般財源化発言を肯定的に評価しています。停滞した議論を復活させるいい契機で、今度は民主党の側が答える番だとまとめていましたが、的確な評論だと私も思います。
 しかし肝心の民主党は今日の夕方に小沢代表が記者会見にて今回の提案を拒否し、あくまでガソリン税の完全撤廃を求めると主張しており、早くも暗雲が垂れ込めています。
 その一方で、ガソリン税を含む暫定税率法の中の、ガソリン税をのぞいた資産種痘税の減免措置などの付随した内容については夕方、与野党が協議してひとまずはさっさと通すことを決めたようです。これもなかなか評価できる内容でしょう。

 昨日はこの一般財源化の言及が色々理由はあったにせよ遅すぎたと私は批判しましたが、ひとまずこうして自体が動くようになったという意味では福田首相を評価できそうです。ですが昨日も指摘したように、自民党内部でもこの発言に疑問を呈す議員が数多くいるようで、自分が見た限り、幹事長の伊吹文明氏は中立的で首相に言われればまぁ支持するという立場で、逆に谷垣と古賀は真っ向から反対するようなそぶりを見せています。なんでも今回の発言はこうした自民党役員に無断で、官房長官を排しての異例な記者会見で首相自らが発表するというものだったらしく、発表の最中に谷垣などにも連絡が行って相当連中も慌てたそうです。この後、確か明日か明後日にもまた福田首相は国民に向けて説明する予定があるということから、小泉元首相のやり方を踏襲するのかと思います。

 対する民主党は小沢代表や鳩山氏がやはり完全撤廃でないと協議に応じられないとしながらも、若手議員の間では一般財源化の方が地方財政にも情報の透明性についても望ましいという議員も多く、こちらも一枚岩ではなさそうです。またこれも昨日に言及しましたが、何でもかんでも突っぱねていると民主党への逆批判、早くも朝日新聞がちくりと突いてきているのですが、そういった今度の選挙にも影響しかねない反動が予想されるので、まだまだ動きを注視する必要があるでしょう。

 最後にとりとめもないことをいくつか。
 スポーツ新聞の見出しは大体が「殿、ご乱心か」といったようなものばかり。小新聞とは言え、もう少し頭のよさそうな見出しは考えられないものでしょうかね。
 それと、まぁ取材しても何も出てこなかったとか何もしゃべってくれなかったからかもしれないですけど、自民党のほかの大物議員の反応をどのマスコミも取り上げてくれなかったのは残念です。たとえば一般財源化を推進してきた安倍前首相、そしてそれにくっついていた麻生氏、最初に主張した小泉元首相。まぁ公明党の幹部の反応を取り上げてくれただけでもまだマシか。

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