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2008年11月3日月曜日

在外投票について

 先ほど夕方のニュースにて何故国政選挙にてネット投票が行われないのかと是非を問う報道がありましたが、このネット投票はもとより以前から私が疑問に感じていたのは在外投票です。
 在外投票というのは呼んで字の如く、長期間海外に滞在している日本人が選挙の際に海外から自分の一票を投じる(大抵は外国内の公館に出す)ことを指しています。グローバル化が進んだ現在に至りほとんどの国ではこの在外投票が一般化しており、特に今日明日に行われるアメリカ大統領選挙ではこの在外投票による票数が勝敗を分ける一つの要素となるまで大きな数となっております。

 それが日本ではどうかというと、一応やろうと思えば出来ます。しかし日本人が在外投票をやる場合は選挙前に現地の公館にてあらかじめ手続きを取っておかねばならず、まぁ言っちゃ何ですがひじょうに面倒くさい手続きです。他国では別にそういった手続きを経なくとも、大使館に自分のパスポートを持っていけばすぐに問題なく投票できるのと比べ、日本の制度は遅れているとしか言いようがありません。
 更に呆れることに日本政府がこの在外投票をする上でこんな手続きを取っている言い訳というのが、
「海外にいる人間は日本国内の選挙戦の情報に不足し、間違った投票をする可能性があるから」
 というものです。

 これだけインターネットが発達した世の中で、こんな言い訳を行うこと自体異常です。さらに以前に私が読んだこの在外投票のコラムでも、
「選挙権は国民の権利であるはずで本来政府にそれを制限する権利はない。また政府はこの国民の権利を守るために最大限の努力を払うべきである」
 と書かれており、私もこの意見に同意しています。

 別にそんなややこしい手続きを取らなくとも、日本人の誰がどこの国にいるのかなんてパスポートによって管理されているので簡単に把握でき、個人の識別でもパスポートがあれば簡単に証明できます。なので単純明快に結論を言うと、もっと日本は投票率を向上させるために努力を払うべきでしょう。

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